だらだらと

最下層の謁見の間まで進み、実体化する。
本棚に囲まれた朽ち果てた玉座の間は、何も変化がなく以前のままである。
亡霊の出現を待っているトーエン。
そろりそろりと出現する王の亡霊。
王「よっこらしょー。なにかな~。」
トーエン「せっかく亡霊なんですから~。若い容姿になるとか~。あるじゃ~ないですか~。」
王「そんなのー。若い容姿ででてきたら~面白くないだろー。威厳はないしー。そもそもだれだーになるだろー。」
トーエン「縦穴が全部閉じてしまったのですが~。これは元からあったカラクリてすか?」
王「ここを破壊しようとか、ものを盗もうとするよからぬ輩が入ってきたときには、壁が動いて押しつぶすカラクリになっておるのだ。」
トーエン「元に戻るのですか?」
王「すべてが閉じてしまった後にしばらくすると元に戻るようなカラクリになっておる。」
トーエン「便利だな。」
王「通路を巡回している守衛を倒すと壁が動きだすようになっておるのだ。」
トーエン「その守衛に私はどうしたらいいんですか?組合員だとか言えばいいのですか?」
王「よこしまなことをしない限りは、そもそも守衛は出てこない。」
トーエン「こんちわ~とは言っておけばいいと。」
王「今守衛は、白骨戦士かなにかであろー。」
トーエン「え~~~。ゴーレムにすればー強くていいのー。」
王「ゴーレムは、破壊された後の再生が簡単にはいかない。白骨戦士はリサイクルが簡単でいいのだ。」
トーエン「トロンヘムの守護する龍が倒れされて,津波で襲われたのですが、心当たりはありませんか?」
王は答えてくれない。
トーエン「この町は、なんでこんなにと歪なのですか?なぜなのですか?神や神殿を徹底的に排除していますよね。」
王「魔法と執政を行うための町を作った。そして、神や祭壇は、ゲルスの町を作った。わけたのである。」
トーエン「変わりに黄銅龍が住んでいたということか~。」
王「そう。龍がこの町を守っているのだ。」と言い切る。
トーエン「その龍は死にました。」
王「何を言っているのか理解できない。」
トーエン「所詮は残留思念か。もし、その龍が身罷った後はどうしたらいいんですか?」
王「何を言っているのか理解できない。」
トーエン「龍の卵はどこで手に入るのですか?」
王「売っているものではないのでわからぬ。」
トーエン「この町の排水はどうなっているのですか?」
王「そんなものは何もない。」
トーエン「水があふれてきたら、バケツでかき出すとか。そういうこと?」
王「魔法で精霊を召還して、一仕事やってもらえれば、済む話ではないかな。」
トーエン「魔術師全員いなくなったんだが~。」
王「魔法使い全員で行えば、すぐに片付くのだが。」
トーエン「この町を作った人の名前はだれなんてすかね。」
王「それはハロルドである余のことである。」
トーエン「黄銅龍はなぜにこの町をまもってくれることになったのですか?肉がうまいからじゃ~ないですよね。」
王「北の邪悪な一団と魔王を倒すためにがんばれと言われてからの腐れ縁というか。余はがんばったのだ。他にも勇者はいたが、この場所にとどまることはなかったのだ。蛮族は北にもどり、ドワーフやエルフは故郷に戻った。われらは、龍の神託のもとに行動したわけだ。そして、その対価として龍はしばらくは面倒をみて、守護してくれるということになったのだ。」
トーエン「他に龍がいたという記録はありませんか?」
王「中央部のマクドネル山脈には何匹かすんでいるという伝承はあったと思うが。そうそう、人間の姿に身を変えて、町をぷらぷらしている龍の化身は何人かいるようだが。よくわからぬ。それ以外には人里と離れて、世捨て人のようなドワーフまがいの変なやつが山奥に一人いるという話も聞いたな。そいつはかなりは邪悪だったな。」
トーエン「いやいや。邪悪なやつではなくてって、善なる竜のことですよ。」
王「龍は人の世界から出て行っているという話ではなかったかと思う。セレスチャアルとかいう山の頂のさらに上に移住したという話を聞いたことがある。」
トーエン「どこです?」
王「地上の上には,雲の上に島があってさらにその上じゃないかな。」
トーエン「巨人が住んでいるところですよね。」
王「いやいや。ハイエルフの住む島もあるのだ。そこには女神がいるという伝承もある。」
トーエン「さらにその上に龍がいるのですか?」
王「雲の上の領域には、いろいろな奴もいるわけだ。エルフを守るためにいる龍もそれなりにいると思うがね。」
トーエン「そんな役に立たない奴じゃ~なくってー。」
王「だから~そこに出向いて教えを請うとか~。いろいろあるでしょう。」
トーエン「魔法の空飛ぶ絨毯でいけるような高さですかね。」
王「エルフの空飛ぶ島には行けるのではないかな。」
トーエン「その島は、どうやったら見つけることはできるのですか?」
王「空を生業にしている人たちに聞くことが必要であろう。偏屈もののノームが探したほうがいいだろう。」
トーエン「ノームか~。じゃ~じっちゃん。またくるよ。」
と魔法の指輪を使ってもとにもどることにする。
知りえたことを説明するトーエン。

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謁見

魔術師組合会館の廃墟の大きな水たまりまでほてほてやってくる冒険者。
池の水が盛り上がり、周囲にあふれだしており、周りは水浸しである。
レッシュ「どうやら~。穴が小さくなっているようだ。」
エリー「逃げ場を失った水が吹き出していると。」
レッシュ「前は6mぐらいあったよなー。これは魔法だなー。」
トーエン「穴が閉じると困るよねー。」
レッシュ「解除呪文か?しかし、小さくなる魔法ではないな。」
周囲を見回すとあちらこちらから水が沸きだしている。
冒険者は、空飛ぶ魔法の絨毯で飛び上がり、上空から観察することにする。
縦穴からわらわらと半魚人や蛙がぞろぞろと出てくる。30匹
地上に出てくるといっぷくしている。
その間もどんどん穴の大きさは小さくなっていく。
鈍い音がばきばきとし始めます。
まじまじと凝視するレッシュ。したっぱの半魚人のふりをしている蛙の化け物が一匹いることにきがつく。
トーエン「空飛ぶ魔法の絨毯で突撃してくれ~。俺が剣で突き刺すから~どうか?」
エリー「え~~~。返還呪文でしょう。」
トーエン「召還した奴をなんとか~しないとー。」
レッシュ「わかんねーよー。」
ぶつぶつ呪文を唱えている。
いきなり半魚人一匹いなくなる。
他の半魚人は、錯乱しはじめる。
あたふたしている蛙人間たち。
空の高みからおりてきて、錯乱している半魚人や蛙人間をばっさばっさと切り捨てるトーエン。
チェルシーは空の高みから弓にて援護射撃を行う。
トーエンは歯向かうものたちは投げ切にする。
その様子を真実を見通す眼力で観察するレッシュ。
 地下へと続く縦穴は,水を噴出しつつゆっくりと閉じていく。
そして,最後には完全に閉じてしまう。
そのころには、トーエンは周辺にいる半漁人すべてを切りすすてしまう。
トーエン いきなりアストラル世界に遷移して、地下へと降りていく。
本棚や壁が歯車やら稼動して,通路や穴を塞いだという事実を確認する。
いったん 仲間のところにもどって、状況を説明するトーエン。
チェルシー「初代トロンヘム王に状況を聞いてきてよ。」
トーエン また、すごすごと魔法の指輪を使って、地下へと降りていく。

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国破れて山河あり。

6月11日
トーエン「悪い奴がいるならー。倒しにいかないとー。」
レッシュ「え~~。」
トーエン「ゲスの民の応援なんか~なくとも、蛙の化け物ぐらい。俺たちで倒せるさ。」
チェルシー「へ~~~。そうなんだ~。」
トーエン「じゃ~倒しに行こう。」
チェルシー「ま~見に行きましょう。まずは偵察に~。」
トーエン「そうだな~。ガルブレイスの門から~いこう。」
ガルブレイスの掘っ建て小屋まで出向く。
トーエン「俺たちは、無料か?」
ガルブレイス「もう~。すきにして~。」
あきれるガルブレイス。
トーエン「そうだ~。ガルブレイス。君は、魔術師組合長になる気はないか?」
ガルブレイス「ない。」
トーエン「今なら~すぐになれるぞ。構成員は、君一人だ。」
ガルブレイス「うれしくない~。」
トーエン「そこから、大きくしていけば、よいではないか~。」
エリー「マイナスじゃ~ないんだしー。ゼロでもない。1からスタートなんだから~。」
グダグダ話をしているとガルブレイスは、怒りだす。
ガルブレイス「早くいって~。」
ガルブレイスは、立入禁止のなぐり書きの立て札を準備している。
駆け出しの冒険者たちは、ぶつぶつ文句を言い出す。
トーエン「入れてもいいぞー。俺たちが守る。」
チェルシー「え~~~。」
レッシュ「いや~それは~。」
ガルブレイス「巻き添えくらうしー。とっぱちり食らうからいっちゃ~だめだー。」
トーエン「突然空中に出現する巨大なハンマーだけよけてくれれば平気だ。」
駆け出しの冒険者(@_@)
トーエン「しゃがめば大丈夫だ。」
駆け出しの冒険者を必死にとめるガルブレイス。
ずんずん進んでいくトーエンたち。
ガルブレイスの門をくぐり抜けて、旧市街地へと入っていく。
トーエン「どこだ~。赤い蛙~。」
あっと言う間に雑草はえまくりの六月である。
水たまりがちらほらある程度である。
トーエン「国破れて山河あり。」

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食事

トーエン「今日の一皿は、鮭のムニエル。ローズマリーを添えてとか~。じっくりことこと煮込んだシチューに香草をそえてとか。」
エルフ「臭いのいや~。」
おばちゃん「だれが作るんだい。」
トーエン「子牛のフォンからとったデミグラスソースをかけたポークチョップ。」
おばちゃん「だれが作るんだい。材料ないよー。」
エルフ「戯れ言につきあう時間はもうない。」
トーエン「じゃ~その料理は俺が食べます。じっくりことこと煮込んだシチューぐらいは飲んで行ってください。」
エルフ「いやいやそんなことを言っているあいだにー。周りには、君たちの話をききつけて、物欲しそうな人たちがごまんといるではないかー。」
トーエン「難民は燕麦の粥でもくっとけー。」
あちらこちらから難民のため息がこだまする。
そそくさと出て行くエルフ。
残っているのは、難民たち。
トーエン「奥さんによろしくー。」
チェルシー「喧嘩はほどほどにー。」
と声をかけるも聞こえているのは不明である。
トーエン「奥さんこないかなー。」
白い服装の一団が大きな鍋をもってやってきます。
チェルシー「どこかで見たことがあるぞ。」
筵の旗になにごとかなぐり書きしている。
「クレイトンの神は、あなた方に寄り添う。」とかかれている。
*神の名は、クレイトン・エイブラムスとする。
鍋をおき、難民相手に粥と布教のチラシを配りはじめる。
トーエンの美味しい話と匂いだけの難民は、当然列をつくなり殺到する。
いきなり順番抜かしをして、
トーエン「燕麦粥はいらんからー。チラシをくれ~。」
宣教師「貴方も神を信じましょう。」
トーエン「神はいる。何人もあってるしー。」
宣教師「神はいます。」
トーエン「そりゃ~いるってー。何もおかしいことではない。しかし、めっちゃわがままだがー。邪神もいるしー。」
宣教師「異教徒はむこうにいってー。邪魔~。」
トーエン「異教徒じゃ~ないですよー。神様の名前はなんなのー。本当のところはー。」
宣教師「人類の幸福教団。」
トーエン「もっとー怪しい。」
宣教師「光の教団とも言われています。皆さんがハッピーになる。食事を配っています。」
トーエン「それも聞いたなー。」
レッシュ「なにか混ぜ物をしているやつだな。」
トーエン「おまえら~邪悪だから~。かえれ~。」
チェルシー「その行いは、営利目的だろー。わかっているんだぞー。」
トーエン「一刀両断されたくなければー。この地からされ~。」
蜘蛛の子散らすようにいなくなる白衣の者たち。
難民はブーイングがわきあがる。
トーエンは、説明するも意を介さない。
レッシュは、窯を用意して、粥をくばりはじめる。
チェルシー「危ない薬の入っていない粥がここにあります。マイドゥの神を信じてください。信じればすくわれるのです。」
トーエン「腹一杯になるまでー。食え~。はくまでくえ~。」
トーエン「賄いおばちゃんの塩をだして~。それから考えよう。」
6月10日
旧市街地隣接のバラックの居留地にいる冒険者たち
新トロンヘム王国にて
トーエン「トロンヘムに、義理はないしー。不遇だったしー。アズゥの嫁におしつけるのがいい。」
レッシュ「この界隈に住んでいたよなー。」
トーエン「アズゥせ、トロンヘムにいるという噂をながそー。」
しかし、商人はいない。
トーエン「旧市街地の実情は、とっても復活する感じがしない。旧市街地を復活させても、また津波を起こされたりするとねぇ~。」
これからのことをぶつぶつ話をしながら、夕飯を食らう冒険者。
幕間
「かの地は、交通の要衝。迂回して北の土地をどうするのか?」
「今となっては、廃墟。汚染地域や寒村ばかり。北方への壁があるのみ。」
「西方の脅威はとりあえずは、納まっております。」
「壁はとりあえずは安泰のうちはよいかと。」
「ならば一旦放棄し、次なる策を考えることが必要かと。」
「税を引き上げるか。」
「今民衆を敵に回すことは、よくはないでしょう。」
「ならば、どうする。」
「周辺からの支援をとりつけるのが必要かと。」
「交渉材料となるものがないぞ。」
「ましてや、資金とてない。」

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優男のエルフ

日付はかわる。
やさぐれたエルフの男がひとりやってきます。
トーエン「そういえばー。どこかの王女に追いかけられている優男のエルフがいたよなー。」
エルフ いきなり吹き出す。
トーエン「おまえか~。懐かしい~。」
エルフ「なんで~ここは廃墟になってるの?」
チェルシー「混沌の輩がこの町を襲ったのです。」
トーエン「そこにいるアホが、この町の守護龍を倒したのでー。ここぞばかりに混沌の輩が攻め込み、さらに津波でざっぷりやられたのでー。このありさまです。始原の水の精霊一派だと思われます。」
レッシュ「そうそう邪悪な蛙もいろいろいます。」
トーエン「貴方は、我等にかかわるとーろくなことがないのですが~いいんですか?」
エルフ「うーん。そういや~さんざんこき使われて、トロンヘムの戦乱の時に難民キャンプで焚き出しとかさんざん仕事てんこもりにされた記憶がある。」
トーエン「え~~。そんなことしてないよー。」
チェルシー「貴方が難民のために身を粉にして、がんばっただけでー。私は何もしてないよー。」
トーエン「貴方~なんだかんだー。王族じゃ~ないですか~。」
エルフ「ちがうよー。流浪の旅人だしー。」
トーエン「嫁はどちらにー。もう寿命ですか?」
エルフ「どこかにーいるんじゃ~ないかなー。」と目が泳いでいる。
チェルシー「そうそうアズゥだ~。思い出した。」
エルフ「そうそう。かわいそうなエルフです。」
トーエン「残念な性格だしなー。」
いやな顔をするエルフ。
レッシュ「なんか~してましたよねー。」
エルフ「一応顧問を一瞬してましたけどー。」
レッシュ「一瞬かよー。」
トーエン「嫁がどうとか~。ここじゃ~ありませんでしったけー。」
エルフ「知らない。知らないよ。じゃ~。」
トーエン「待てまて~い。」
エルフ「ここは、ガルブレイスくんがいるから~。」
トーエン「ちょうど都合よく王様代理が来てくれたから~。政治をしてください。」
エルフ「それは~人間がやるべき話であってー。我がやるべきことではない。」
トーエン「もうここまでどっぷり漬かっているんだから~。エルフの故郷には戻れないでしょう。あきらめた方がいいですよ。俺みたいにトレントにポイっとやられてしまいますよ。俺は、トレントに通してもらったことない。」
エルフ「それは、貴公が、邪悪だからだよ。あははははは。」
トーエン「邪悪じゃ~ないですよー。邪悪のもので身を固めていますがー。中身は、普通ですよ。」
エルフ「その服装見るからに邪悪ではないかー。人は外見で判断されるのだよ。かえた方がよいと思うがー。」
トーエン「容姿を変える魔法で悪くすればーなんとかなりますよ。」
エルフ「その発想は、とてもおかしい。」
トーエン「ここに来たのは、何かあってのことではないのか?」
エルフ「それは、気のせいだ。たまたま通り掛かっただけのこと。じゃ~。」
トーエン「通り掛かっただけでー元のところにもどるのっておかしいじゃ~ないですか~。」
エルフ「通り掛かったけど、通りすぎるだけだー。おかしいことはあるまい。」
トーエン「今から蛙と戦わないといけないのに、こんな大事な戦力がやってきたのにー。はいそうですか~とリリースするわけないじゃ~ないですかー。」
レッシュ「協力を要請する。」
トーエン「異世界からやってきた蛙がやってきて、卵うみまくって大変なんですよ。」
エルフ「何か報酬は?」
レッシュ「燕麦の粥1年分食べ放題の権利はどうかー。」
エルフ「いらない。」
トーエン「じゃ~賄いおばちゃんの美味しい食事三食。さらにことこと煮込んだシチュー。」
賄いおばちゃんに煮込んだシチューを鍋をもってこさせる。かぐわしい匂いがただよう。
おばちゃん「牛肉、根菜、赤ワインやトマトをベースに香味野菜をことこと煮込んでいます。
味は深くて重厚です。牛肉は、トロトロで、芋もとろとろです。」

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駆け出しの冒険者

ガレキの中でキャンプしようとする、周囲には駆け出しの冒険者がかなりの大怪我だったり、かなりの損耗している状況である。
レッシュ「がんばれ~。」と声をかける。
駆け出しの冒険者達は、昼間は旧市街地で宝探しをやりつつ、ゾンビや半魚人相手に戦ったようだ。
トーエン 暇なので、手当たり次第に切りまくってみる。
トーエン「つまんなかった。」といいながら、帰ってくる。
駆け出しの冒険者はかなりの損耗である。
駆け出しの冒険者は、かなりの大怪我だったりする。
レッシュ 仕方なく手当てをする。
レッシュ「感染しているのでー。もう入っちゃ~いけない。」
トーエン レッシュに言われるままに外科手術をする。
駆け出しの冒険者は施術されると悲鳴をあげる。
ことの経緯を説明する。寄生虫が入り込んでいるということを実物を交えて説明する。
駆け出しの冒険者「気持ち~わるいー。」
レッシュ「水辺には、それがうじゃ~うじゃ~いるんだー。」
チェルシー「高位の僧侶がいないとー。手当ては無理だしー。蛙になるよ。」
レッシュ「次からは、施術料金をいただくからねー。」
駆け出しの冒険者 涙目。

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亡霊

ガルブレイス「まっすぐ近道すると罠があるから、それを遠回りして行くこと。それだけだ。」
勝手にその場を立ち去るガルブレイス。
トーエンとレッシュは、再びを汚水で満たされた縦穴をおりていくことにする。。
最下層の横穴に扉がある。
壁面には、魔法の光を放つ、ランタンが壁面の天井近くにあり、にぶい光を放っている。
扉をあけて奥へとすすんでいく。
レッシュ「壁面にすべてに魔法がかかっているなんだか、よくわからんよー。それだけでまぶしいくらいだ。」
壁面には、特別な飾りなどは皆無である。
壁面には、縦の切れ込みが入っているのが若干わかる程度である。
トーエン「さすがの魔術師組合。魔法検知の呪文で攪乱するつもりだなー。」
チェルシー「深読みしすぎですよー。ふつーの松明があるぐらいの通路でー。」
通路を確認しつつ、先へとすすんでいく。
扉をあけて住んでいくと円形の区画で壁面はすべて書架となっており、台座の上にはぼろぼろの木製の玉座が設置されている区画となる。
書架には、石版がぎっちりと納まっている。
壁面には、魔法の光を放つ、ランタンが壁面の天井近くにあり、にぶい光を放っている。
冒険者がその区画に入ると
玉座には、おぼろげながら光をはなつ、王の亡霊が沸き上がるように現れる。
先王「よっこらしょー。なんじゃのー。」
先王の亡霊は、席について物思いにふけっているように見える。
チェルシー「貴方が初代の魔術師組合長ですしょうか?」
先王「あ~~なんだってー。わたしゃ~王様だ。汝の問いに一つだけ答えよう。」
レッシュ「一つだけ~。なんとかなりませんか~。」
先王「今日は一つだけ答えよう。それ以上は明日じゃ~。」
チェルシー「この場所が水没しているのです。その水を抜き取る方法を教えていただきたい。」
先王「この場所が水没とな。ここは、水没とかしとらん。そんなことは知らない。」
トーエン「知らないことは知らないと答えるようだー。まいったなー。」
チェルシー「昔のことしか知らないのかな。蛙の連中について、質問をする?倒し方とか?」
レッシュ「それにしよう。」
チェルシー「異世界から召還された巨大な二足歩行をする蛙。その額には金属のプレートをつけている。かなりの邪悪な生き物の名前とその性質、退治方法を教授いただきたい。」
先王「混沌の申し子スラードと言われている奴のことだな。忘却界を根城にしておる。すべてを混沌の為に働いている。
赤いスラードが兵士、青いスラードは病気をまき散らす。緑のスラードは、魔法を使い。灰色は、緑が長生きしたもの
死は、灰色の上位のスラード。死のスラードが修行したものが白のスラード。白で長生きしたものが黒となる。」
レッシュ「一番偉いのはなんですか~。」
先王「スラードの王だな。」
トーエン「トノサマガエルだな。」
先王「スラードと戦っている輩がいる。ゲスの民だったかのー。もうどうでも~ええわー。」
(オープンゲーミングライセンスの適用外事項である為の緊急修正とする。)
レッシュ「対立しているという種族のことですか~。」
先王「かなりの倶利伽羅悶々だったかのー。」
チェルシー「そうそう卵についてです。」
先王「巨大な卵があってだなー。」
チェルシー「なんですとー。」
先王「違った。スラードは卵から生まれる。産卵場所である根拠地は、忘却界の奥深くにある場所と言われてだな~。その場所は、王様スラードが集まる場所と言われておる。とても手出しができるような場所ではない。面倒なのは、スラードは雌雄同体というか、単性生殖でなー。卵を産みつけられて、どんどん増えるのだ。」
チェルシー「それは、とても困っています。」
レッシュ「蛆のようなものは、どうなんですか?」
先王「蛆のようなものは、小さな卵から生まれたものだ。他の生物に寄生し、宿主をのっとり、最後は宿主を中から食い散らかして出てくる。その間は概ね3け月かな。」
チェルシー「その蛆を寄せつけない方法はないのですか~。」
先王「青スラードは、蛆ではなくて、病気を移す。スラードに変身する病気なのだ。これも三カ月かかる。後は、緑スラードは、面倒だな。」
トーエン「感染している輩を見つける方法はありませんか?」
先王「魔法、邪悪の検知ぐらいしかないな。」
レッシュ「駆除方法は?」
先王「感染度合いによるな~。病気であれば、魔法で治療することもできる。蛆や卵については、呪い除去あるいは、魔法除去で破壊することができる。」
チェルシー「外科手術じゃなくてもーなんとかなるってことでー。」
先王「赤と青のスラードは、通常の武器でも攻撃はできる。」
トーエン「あれ~。攻撃何もきかなかったのがいるー。なんでー。」
レッシュ「そうだねー。」
先王「知らない。」
トーエン「ならば~魔法の防御やら、なにか持っているとか。じつは赤のふりをしているとか~。違う要素があるということだな。」
チェルシー「これは成果だな。」
先王「そうそう、一部は魔法が効きにくいとか効かないという奴もいるので注意が必要だぞ。」
トーエン「それか~。」
先生「以上だ。」
と消えてしまう亡霊。
しぶしぶ後退、旧市街地の外まで後退することにする冒険者
途中暇つぶしに半魚人やゾンビを腹立ちまぎれに切りまくるトーエン。
ガルブレイスを観察するレッシュ
どうみても、やさぐれているけど本人であることを確認した。

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地下へ

ガルブレイス「チョンマゲ結ったゲスフォルゲンとか、髭を生やしたゲスニクトとか~。ひたすら蛙と戦っているやからだがな。」
トーエン「退治方法を教えてくれるとか~。」
ガルブレイス「蛙がいると教えると、血気盛んに襲来するという。混沌の輩~。返し方はしらん。」
チェルシー「え~~~。」
ガルブレイス「それしか、知らん。」
レッシュ「だれかが召還したから~来たんだろー。元凶をなんとかすればー。なるんじゃ~ないかな。心当たりないんですか~。」
トーエン「なんで~混沌の輩が、ことあるごとに軍勢がやってくるんですか?」
ガルブレイス「それは、今まで延々戦ってきたからだ。」
チェルシー「アボレス破滅を夢見るものって?」
トーエン「不死を目指す11人目に命を狙われているとー。」
ガルブレイス「その11人目は、ベクナの舎弟で破門された一人だろー。」
レッシュ「蛙をまずは、退治しないとな。蛙はそこにいる。」
トーエン「蛙を倒せば、トロンヘムの復興が可能になる。そうすれば、籠城もできるようになる。」
レッシュ「蛙を探すのが先決だな。」
ガルブレイス「11人目は、ベクナと同じようなことをしている。ゆえに対立しているのは明らか。ベクナの友人は、対立して当然だろう。」
トーエン「その原因は、守護龍ですよ。」
ガルブレイス「でも、もういない。」
トーエン「奴はどこにー。」
ガルブレイス「そんなのー知らない。」
トーエン「解決策を龍を聞けばいいのだ。ゲレオールに龍の死体の在り処を聞き出してだなー。」
ガルブレイス「津波に飲まれて、何も残っておらんわー。」
レッシュ「死体がないとなにもでいん。」
トーエン「骨とかあればー。」
ガルブレイス「旧市街地は、ガレキの山。龍の死体は忽然消滅したという噂だぞ。」
レッシュ「蛙の捜索をつづけよう。」
トーエン「そうそう、前々から言おうと思っていた。俺は勇者じゃない。ふつーのチンピラとかごろつきに近い。だから~勝手な期待はするな。」
ガルブレイス「ふむ。ダンジョンの入るとか言って、入り口まで行って、いきなり引き返すなんてー、そうはーいない。」
トーエン「そうそう、気が変わったんですよ。中身を知っている人を思いだしたんですよ。中の地図を描いてもらって、それから行こうかなと。」
ガルブレイス げらげら笑い始める。「そんなのー思いださなくていいよー。」
トーエン「石版とか磨いていたでしょー。」
ガルブレイス「ずるいやつだー。」
トーエン「当然描けるでしょう。」
ガルブレイス「描けるが~。図書館だから~罠はないよ。」
トーエン「蛙を倒してこいよー。ってこと。宝もないのにー。この地図に蛙のマークがないじゃないか。」
ガルブレイス「そんなのー知らないよ。」
トーエン「石版しかないのですか。」
ガルブレイス「図書館以外には、解説する王の残留思念がいるぐらいかな。最初のぼろぼろの玉座がある。」
トーエン「どんだけー教えてくれるの?」
ガルブレイス「口伝でだらだらと説明するだけだ。」
レッシュ「いろいろとヒントがもらえるかもしれない。」
トーエン「甲冑をつくろう。全身革スーツをつくろう。」
レッシュ「できるのかー。」
さんざん議論するけどー結論がいまいちである。
トーエン「ガルブレイスさん。魔術師でがんばるつもりありますか?謝礼ははずむよー。」
ガルブレイス「臭いのはいや~。」
トーエン「汚水がたまっている縦穴に電撃をがんがん打ち込んでほしいのだが。」
レッシュ「楽な仕事です。」
トーエン「一発やってみて、蛆がうようよ浮いてくるようならば、さらに何発かやってほしい。効果がなければ、その次はなしであきらめる。一つはいくらかな。」
ガルブレイス「とりあえず金貨30枚でいいよ。」
レッシュ「よろしくお願いします。」
トーエン「なんでーこんなにアニサキスもどきにこんなに苦しまないといけないのだー。まったくー。」
旧市街地に入っていく冒険者とガルブレイス。
手筈どおりに縦穴の汚水めがけて、電撃を飛ばすことになる。
ガルブレイス「そんなに深くにまで効果があったのかはよくわからん。」
白いものがプカプカ浮いてくる。
トーエン 片腕をいきなり汚水に突っ込みぱちゃぱちゃしてみる。
レッシュ「最下層は、また別なのかもしれない。」
仕方なく、縦穴の水面の下へと下へとおりていくが、何もいなかったようだ。
しばらくするとトーエンは、水面下からあがってくる。
トーエン「真っ暗だし~。何もなかっただがー。探索は、俺よりチェルシーのほうが適任だろーに。」
チェルシー「こんなに体をはっているんですから~。いかないとー。」
言われて、率先して水に飛び込むチェルシー。
その後に続いて、再度トーエンも飛び込んでいく。
汚れた水で満たされた縦穴の最下層までおりていく。
視界はそれほどないものの、蛆のようなものを発見することはなかった。
チェルシー「とりあえずは、大丈夫そうです。」
それを確認するとトーエン いきなり浮上して、水面に顔をだす。
トーエン「じゃ~行こうか。行かないですむと思っていたのか。」
しぶしぶ同行すると答える。
トーエン「ガルブレイスはどうする。水中で息できる装備はあるのか?」
ガルブレイス「無理だ~。」
その場で図面を書き上げてくれる。

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天敵

もどって説明する。
トーエン「横穴が地下牢だ。ー。」
チェルシー「うーむ。典型的な魔法使いの塔の地下だなー。」
レッシュ「水をなんとかしないとー。みんなでいけないなー。」
レッシュ トーエンの皮膚にすくう蛆虫を一匹切除する。
トーエン「塔の地下に地下牢があるっておかしくないか?塔を守る為の地下牢なり迷宮であるわけで、そこにわざわざいかないといけないというのはおかしい。」
レッシュ「良識で考えるとそいうこともかもしれん。」
チェルシー「そこって倉庫とか図書館とか。」
トーエン「禁止書目録があるとか。」
一旦、後退して、ガルブレイスのもとへ。
トーエン「そうそう、今までのやり方は、とても痛い。傷が癒える魔法の指輪があるけどー。痛いことには変わらない。」
ガルブレイス「その通り~。今まで気がつかなかったことのほうがおかしいー。」
トーエン「でも、宝はほしい~。」
ガルブレイス「なんだかなー。単なる鈍感な極悪人ではなかったということが~。それともまだ鈍感なせこいだけの男なのか?」
チェルシー「もう辞めようか~。」
トーエン ガルブレイスに現在の魔術師ギルドの廃墟で一番重要なものを聞き出す。
ガルブレイス「それは地下の図書館にある魔法の知識がまとめられた書物だ。」
トーエン 縦穴最下層の模様をだらだらと説明する。
ガルブレイス「最下層すべてが図書館だよ。」
トーエン「入ると書架がびっちりあるとか~。」
ガルブレイス「巻物とか紙じゃない。全部石版だよ。持ち出すと落盤するから無理だよ。」
チェルシー「劣化はしないか~。」
トーエン「何が書かれているんですか?」
ガルブレイス「魔法と百科事典が書かれているのだ。」
トーエン「大事なものかもしれませんが~。換金できる代物でありませんね。いらないねー。」
チェルシー「国王は、とりあえずゲレオール人民王だしー。」
ガルブレイス「資金は、もってないなー。うーむ。」
茶をすするガルブレイス
トーエン「これからどうする。」
ガルブレイス「え~。つおい怪物を全部退治していってくれよぉー。」」
トーエン「怪奇カエル人間が、後3匹いるなー。仲間というかカエル人間をどんどん増やす厄介な奴だな。」
ガルブレイス「なんとか~してくれよ~。」
トーエン「あいつ強いですよ。噛まれたらうつるし~。とってもキケンです。」
ガルブレイス「なんとか~してくれよ~。それとも助っ人よぶ?」
トーエン「助っ人?」
ガルブレイス「天敵とか。」
レッシュ「天敵?蛇とか鰐とか。」

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横穴

水面の色がかわるぐらいに蛆虫が増えているようだ。
トーエン「湖面に虫がうようよいるー。」
ランタンの油を水面にぶちまけて、己の腕を湖面につっこみばしゃばしゃやる。
トーエン「あつまってこい。」
レッシュ 火をつけても、トーエンの腕に何匹か食いつくだけでまったく状況を打開するわけではない。
水面の上にひろがる油がもえるだけで水中には何も影響がない。
トーエン「網ですくおう。」
レッシュ「そんな網なんか~ないよー。」
ごにょごにょ相談しているトーエンたち。
臭いし疲れたので撤退することにする冒険者。
沐浴をしつつ、汚れと匂いを落としつつうまい食事をとりつつ作戦をねる。
日は変わって、翌日となり
再び、魔術師組合会館跡地の縦穴に周辺に進む冒険者トーエンたち
棒切れを集める
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
棒切れが蛇となり、次から次へと湖面に消えていく。
しばらくするもあまり状況はかわらない。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
棒切れが蛇となり次から次へと湖面に消えていく。
64匹の蛇が入っていくが1時間後 あまり状況はかわらない。
レッシュ 装備を脱ぎ、縦穴へと降りていく。
ぶつぶつ呪文を唱えている。
水中に光り輝く文字が二回発する
周りにいた蛆虫は、ことごとくかき消えていく。
レッシュ 浮き上がってくる。
レッシュ「浄化はうまくいったようだな。」
縦穴の底のガレキがなくなるまで、往復するトーエン。。
トーエン 三回往復すると、熱ぽっくなってきたな。体がだるいと感じます。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
チェルシー「ふくらはぎと首筋に出来物が~。」
情け容赦なく出来物をナイフで削り取るトーエン。
肉片の下から、蛆虫がでてくる。
二匹ほど発見するも、その後は見当たらない。
縦穴には蛆虫はいなくなったが、横穴の奥にはまだいるようだ。

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