横穴

水面の色がかわるぐらいに蛆虫が増えているようだ。
トーエン「湖面に虫がうようよいるー。」
ランタンの油を水面にぶちまけて、己の腕を湖面につっこみばしゃばしゃやる。
トーエン「あつまってこい。」
レッシュ 火をつけても、トーエンの腕に何匹か食いつくだけでまったく状況を打開するわけではない。
水面の上にひろがる油がもえるだけで水中には何も影響がない。
トーエン「網ですくおう。」
レッシュ「そんな網なんか~ないよー。」
ごにょごにょ相談しているトーエンたち。
臭いし疲れたので撤退することにする冒険者。
沐浴をしつつ、汚れと匂いを落としつつうまい食事をとりつつ作戦をねる。
日は変わって、翌日となり
再び、魔術師組合会館跡地の縦穴に周辺に進む冒険者トーエンたち
棒切れを集める
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
棒切れが蛇となり、次から次へと湖面に消えていく。
しばらくするもあまり状況はかわらない。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
棒切れが蛇となり次から次へと湖面に消えていく。
64匹の蛇が入っていくが1時間後 あまり状況はかわらない。
レッシュ 装備を脱ぎ、縦穴へと降りていく。
ぶつぶつ呪文を唱えている。
水中に光り輝く文字が二回発する
周りにいた蛆虫は、ことごとくかき消えていく。
レッシュ 浮き上がってくる。
レッシュ「浄化はうまくいったようだな。」
縦穴の底のガレキがなくなるまで、往復するトーエン。。
トーエン 三回往復すると、熱ぽっくなってきたな。体がだるいと感じます。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
チェルシー「ふくらはぎと首筋に出来物が~。」
情け容赦なく出来物をナイフで削り取るトーエン。
肉片の下から、蛆虫がでてくる。
二匹ほど発見するも、その後は見当たらない。
縦穴には蛆虫はいなくなったが、横穴の奥にはまだいるようだ。

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指輪

トーエンたちは、城門の入り口付近は、駆け出しの冒険者に任せて、奥へと突き進むことにする。
再び、空飛ぶ魔法の絨毯に乗り込み、城壁を飛び越えて奥へと向かうことにする。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。邪悪防御の呪文らしい。
トーエン 大型の武器はおいて、短剣1本を携えて、水をたたえる縦穴に突入していく
トーエン「口の中がドブのようだ~。」
それは、腐敗しているものが混ざっているので、それは最悪です。
18m ほど降りていく。
ほとんど視界はない。
金属製品がごちゃごちゃと散乱している縦穴の底のようだ。
かたっぱしからかき集めて、袋に放り込み ある程度とたまるとロープを引き上げてもらって、
かき集めたものごとを地上に引き上げてもらう。
ガレキの山とあまりかわらない。
レッシュ「引き上げ業者だな。」
再び、縦穴の底へと降りていくトーエン。
あたりには異臭が漂います。
チェルシー しかなく、聖水でつけおき洗いをしようとするも、一瞬して不浄なる水になってしまう。
無視して、ガラクタを放り込むからまったく綺麗にならない。
縦穴の底のガレキがなくなるまで、往復するトーエン。
そうすると出てくる横穴の入り口。
トーエン 三回往復すると、熱ぽっくなってきたな。体がだるいと感じます。
それは風邪です。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
トーエンの熱は下がる。
レッシュ「これで~いけるだろー。」
チェルシー「首筋に出来物が~。」
情け容赦なく出来物をナイフで削り取るトーエン。
肉片の下から、蛆虫がでてくる。
レッシュ「体には後何匹か取りついているようだぞ。」
トーエン 血だらけになりつつもナイフで削り取る
しかし、魔法の指輪の効果ですぐに全快する。

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商品

静かになった時点で、旧魔術師組合会館の縦穴に光の呪文をかけた石ころを放り込むも汚水がひどいのであッという間に見えなくなる。
トーエン「若者がいるんだしー。人海戦術で水をかきだしたら~なんとかなるんじゃ~ないかな。」
背後では、駆け出しの冒険者たちは、グリーンスライムを排除したしたから、金貨とか拾って喜んでいる。
チェルシー「もっといっぱいあるよー。」
トーエン「トロンヘムの町を奪回するんだー。」
と勢いよく叫ぶが、若者にはまったく響かないのであーる。
駆け出しの冒険者は、そう言われてポカーンとしている。
若者「めんどくせなー。」
トーエン「貴方たちは、いったい何しにきたの?」
若者「入場料払ってきたんだけどー。」
レッシュ「入場料?」
チェルシー「だれから~。」
若者「『ここに宝物があるかもしれない がんばれ冒険者。』って看板がでていてさー。入場料金貨5枚を払ってここに入ってきたのだ。入場する為にしょぼくれた魔法使いに金払ってきたのだ。」
「そうだ。そうだ。」という声があがる。
レッシュ トーエン のこのこと入り口の城門までもどってみると
テントとなぐり書きの看板がある。「来れ!冒険者」と書いてある。
のんびりお茶をしているガルブレイスが一人いる。
レッシュ 背後からいきなり平手打ちをする。
レッシュ「何をしているんだー。」
ガルブレイス「生きるって大変なんだよー。」
レッシュ「火事場泥棒に許可を与えない。おかしいよー。」
ガルブレイス「働いているだろー。いいじゃ~ないか~。」
トーエン「今のまんまだと。魔法の品物がとられてしまうけどー。いいのー。」
ガルブレイス「そりゃ~しょうがないんじゃ~ないのー。油揚げぶら下げないとー。人もこないよー。」
トーエン「たしかにー。未来に向けて、地下迷宮にしてしまうのもーいいかもしれない。」
ガルブレイス「冒険者から税金を集めて還元しているのだ。それなりの利益がないとーやっていけないのだ。」
レッシュ「人がやってくることはいいことではないか~。」
ガルブレイス「旅人がやってくる。それは~消費者である。消費は美徳である。」
トーエンたちがガルブレイスと話し込んでいると
その隣には、ホットドックやパンを販売する屋台ができています。
肉の焼くいい香りがしてきます。
チェルシー「滅んだトロンヘムを探索するパックツアー商品の販売とかはじめた方がいいのではー。」

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ぐるぐる

上空の空飛ぶ魔法の絨毯の上で話し込む冒険者たち
トーエン「知性が皆無。」
チェルシー「植物?」
トーエン「武器はおいて、両手に松明だな。」
レッシュ「ゆっくり燃えるか。この秘薬で~。」
トーエン「それはとっておけー。俺に紐を結わえてくれ~。その端はおまえがもて~。」
レッシュ「いや~ぬかるんでるぐらいなら~。足場を確保したら~降り立つって燃やしながら~進んでいいんじゃないかー。」
城門の入り口から道を作るように松明で燃やしながら、道を作るトーエン。
紐の端をつかみ、上空からのなにかあったら、紐を引き上げるように待機しているレッシュ。
空飛ぶ魔法の絨毯を操るチェルシー。
少しづつ作業をしていると、水の塊が飛来して、トーエンの付近に落ちて水しぶきをあげる。
その数は、目暗うちで適当に飛んでくる感じある。
水の弾丸を避ける為に、一体その作業を辞めることにする。
トーエンの体を絨毯の真下にしばりつけ、肉の楯として、旧魔術師組合会館の近く60fぐらいまで挑戦することにする。
水の投擲は、近づけば、それなりに正確になってくる。
肉の楯に水しぶきをあげる。
トーエンの体はずぶ濡れになる。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えている。
汚水のたまった旧魔術師組合会館の縦穴にいきなり渦巻きができる。なにかぐるぐる回っている
レッシュの呪文の効果である。
結界呪文を発動させて、上下にいろいろと動かしている。
水の弾丸は飛んでこなくなる。
水中の悲鳴があったとしても何も聞こえてこない。
チェルシー「目標沈黙。」
レッシュ「迎撃終了。」
チェルシー「一旦撤収ですなー。」
トーエンは宙づりのままである。
再び、トーエンは松明を掲げて、グリーンスライムの焼却除去作業をつづける。
時間をかけて、とりあえず足場を確保してから、三人でなんとか除去作業をつづけることにする。
チェルシー「なんとか~応援をたのめないかねー。」
レッシュ「ガルブレイスに?」
トーエン「うーーん。あと、汚水の浄化はできないのかねー。」
レッシュ「呪文だとー無理だな。」
トーエン「ならばー。大地の精霊におでましねがってだなー。水路を作ってもらって汚水を流そう。」
チェルシー「え~~。」
チェルシー 指輪を取り出しなにやらすると、周囲の大地が盛り上がり、人の形をなす。
かたには、緑色の粘液がべったり張りついている。
チェルシー 大地の精霊に懇願する。
精霊「ここ低いから、水路を作っても水は逆流するから意味はないのではないか?」
トーエン「近くにもっと深い穴を作って、そこに水を逃がすしかないのでは。」
精霊「大きな穴の水が多すぎるので、それがうまくいくはわからぬ。津波によって海側の堤防や城壁が消失している。ゆえに海側の水はひかない。」
レッシュ「まずは、トロンヘムの奪回を優先して、精霊には帰ってもらって、入り口から掃討作戦ですな。」
精霊「なんだ~そりゃ~。」
レッシュ「綺麗にすれば、応援もたのめるだろー。」
とりあえず、四人がかりで、足場を確保して、野営地ぐらいの土地を綺麗に確保できたぐらいに後ろから若い駆け出しの冒険者がぞろぞろと入り口から入ってくる。
トーエン「なかなかいい度胸だな。」
チェルシー「松明で焼き払ってくれればー。前にすすめる。」
と言われて、手に手に松明をもって、焼き進む駆け出しの若者たち。
二十人の若者がぞろぞろとやってくる。

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出発

冒険者たちは、ゲレオールと被災民を残して、再び城壁の中へと進むべく。
冒険者たちは、空とぶ魔法の絨毯に乗って、城壁を飛び越えようとする。
彼らには、昨日とはまったく違う風景が見える。
ぬかるんでいた地面はまったくの明るい緑色のぬらぬらするものが覆っているような状態である。
粘液が覆っているようにも見える。
ふつーにグリーンスライムである。
レッシュ「藻が大量に繫殖したわけじゃ~なくて。」
トーエン「ややこしいな~。」
チェルシー「先ほどまであった半漁人の腕が煙を上げてもうなくなっている。」
レッシュ「火をつけた松明を投げ込んでみるか?」
いきなり松明を投げつけれる。
その松明の炎は周りを燃やすが、水分が多いのか燃え広がっていくわけではない。
生えていたはずの樹木がどんどん減っていくような感じです。
トーエン「魔術師組合会館の地下書庫ぐらいはなんとかしないとねー。」
その場所は、水をたたえている大きな縦穴がある。
空飛ぶ魔法の絨毯で城壁を飛び越えてすすみ、いきなり取り出した樽から綺麗な水(たぶん浄化したはずの聖水)を500リットルほど緑色のぬらぬらしたものに投入する。
ドボドボドボ~。
何も変化はない。
幕間
「魔法都市が一夜にして壊滅したようだ。」
「水没したという話もある。」
「半魚人が闊歩しているとか~。」
「魑魅魍魎が跋扈しているとか~。」
「こんな美味しい話、駆け出しの冒険者がいかんでーどうする。」
「さ~出発だ~。」

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人民の王

6/8
朝になる。
被災民相手に炊き出しに汗する冒険者たち。
チェルシー「呪文の書の干すぐらいの作業をしますか?」
有志を募って、みんなで人海戦術で手分けして作業をすることにする。
トーエン「報酬をはらいますよ。」
被災民「貨幣よりも食料だ。ソーセージがいいな。」
トーエン「じゃーガルブレイス負かせた。」
ガル「わかったよー。じゃーチェルシーに書物を入手した報酬として金貨30枚を渡すから、買い取ったということにしょう。」
トーエン「それは無理だ。安すぎる。10冊が30枚なわけがないだろう。寝言を言うな。」
ガル「金貨300枚ならいいだろー。」
レッシュ「体で払ってもらおう。」
ガル「その手にはのらないぞ。散々こき使うのはわかっているんだぞー。」
被災民のさめた目線。(-_-)
トーエン「1レベル魔法の巻物が金貨300枚ぐらいしか記憶がある。」
ガル「体で払うって話なら~マイナスだよ。今まで散々こき使っておいて。ぶつぶつ。」
トーエン「売る相手はいくらでも~あるんだぞー。」
不毛な会話がえんえん続く。
ガルブレイスのトーエンの評価は地に落ちている。
トーエンの態度に怒るガルブレイス。
ガルブレイス「困っている時に足元をみる態度が許せない。もうゲレオールについていこうかな。」
裸の王様は不満たらたらである。
トーエン「王様は、どうしますか?」
王様「ここをとにかく離れたい。」
王様は、召使がひろってきた襤褸布を羽織っている程度である。
王様「聞いていた服が気がついたら灰になっていたのだ。」
トーエン「・・・・・・」
レッシュ「行くあてはあるのですか?」
王様「とにかくココを離れたい。ここは、死臭しかしない。」
トーエン「あなたの国ですけどー。」
王様「もう無理だ。」
トーエン「王がまっさきに国を捨ててどうするんだ。」
被災民のさめた目線。(-_-)
王様を無視して、作業にいそしむゲレオール。
ぼろかす怒るレッシュ。
王様「どこの冒険者かよくわからん奴にボロカス怒られないといかんのだー。もう疲れた。どっかにいこう。」
レッシュ「ゲレオール、ここに城を建てないか。」
王様「今日は、天気がいいから~ここから出て行こう。」
とほほな召使。
トーエン「こんなに馬鹿だったかな。もっと聡明だったはずだがー。」
レッシュ「こんなにはひどくなかったように思うがー。」
王様を観察するも本物に間違いはない。
トーエン「王国の所有権は明確にしてくださいよ。ちゃんとゲレオールと会話してくださいよ。まったくー。後から揉めたくありませんからね。」
王様「ゲレオール。任せたぞ。私は去る。」
と召使をつれて、その場を去ることにする王様。
トーエン「これで君は、この国の王だ。」
チェルシー「トロンヘムという名を変えてもいいぞ。」
トーエン「王よ。ご支持を。」
ケレオール「そうか~。」急ににやにやしはじめる。
チェルシー さめた目線。(-_-)
被災民「王様!王様!王様!」とたたえる声が沸きあがる。
トーエン「王は即位された。承認したのは、この民衆達です。」
レッシュ「戴冠するにも冠がないねー。」
子供が編んでくれた花の輪を取り出す。
レッシュ「貴方が王様です。」
とかぶせてあげる。喜ぶゲレオール。
トーエン「王よ。トロンヘム奪回に尽力しますが、その暁にはマイドゥの神殿を建設していただきたい。そして、神聖トロンヘム王国にしてください。」
ゲレオール「よかろう。」
トーエン「では、神聖トロンヘム王国のために。」
レッシュ「現世利益最優先。」
小声でごにょごょ
王様「任せただけだ。去っただけだ。すぐに体制を立て直さないと。」
召使「王は、王なり。」
召使「退位とは、一言も発言にはなっておりませぬゆえに。」
王様「いかにも~。」

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商人

がらがらと大きな音をたてて、荷馬車が何台もやってくる。
周辺にいきなり露天を組み立て始める。
「タイソー安いかもしれない。」
という看板をいきなり掲げる。商品を並べ始める。
店員「銅貨1枚でなんでも買える。」と連呼し始める。
「配給もらうにはコップや容器がいるよねー。いまならなんとー。銅貨1枚ですー。」
トーエン「そういう火事場の商売は、感心しないね。商品はどうんだけーあるのか?」
店員「荷馬車いっぱいはある。」
トーエン「全部うったら~いくらだ。」
店員「商品は金貨20枚かな。」
トーエン「金貨15枚でうらんか~。」
店員「売った。しかし、馬車はつけないよ。」
トーエン「じゃ~焚き出しの横においてくれ~。」
代金を受けとった商人はさくさくと仕事をしている。
トーエン「器のない人は大丈夫だ~。マイドゥのおぼしめしだー。器も~あるよー。」
夜は更けていく
そそくさと寝ようとするレッシュ。
トーエンに諭されて@重症の被災民に治癒呪文をかけるレッシュ
ゲレオールは草臥れて倒れるように寝ている。
早く床につく冒険者
一応交代で警備をすることにする
幕間
「かれこれ音信不通となり一月の地域があるらしい。」
「通商が途絶えたとな。」
「何事かの天変地異とか。」
「我等の布教の機会が到来した。」
「困っている方々に神の福音と祝福が必要だ。」
「神の存在を示すとがきた。」
「神は今ここにいると。」

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配給

チェルシー「戦士は戦うのが、本願なのです。戦士が助けるもんじゃ~ない。」
ゲレオール「掘っ建て小屋をずーっと作っているんだー。それがなにがわるいー。」
レッシュ「キケンなところに、掘っ建て小屋を作ってどうするんだ。」
ゲレオール「皆を守る為にここにいるのだー。」
被災民からは,その通りだー。の声が沸き上がる。
チェルシー「元から絶たないと~。建ちにいかないとー。」
ゲレオール「跳ね橋をおとしたし、半魚人を水際で防いでいるのでー。それで手一杯なんだ。」
レッシュ「200フィートクラスの巨人を倒せるぐらいにならないとー。」
ゲレオール「無理だー。」
チェルシー「いやいや3m程度のカエルだしー。」
トーエン「できるできる。大丈夫~。元気があればーなんでもできるー。だから~旧市街地を奪回しないとー。」
ゲレオール「現状維持が精一杯なのだ。」
トーエン「旧市街地にある知識の書庫を奪回しないとー。それが亡くなれば、彼らはカエルだロー。ってことなんだ。」
ゲレオールは、まったく理解できていないようだ。
レッシュ「君がそんなに汗水働く必要はない。他にまかせればいいのだ。」
チェルシー「戦士は戦力としてほしいですね。」
ゲレオール「そういうことは、王様がやるべき仕事でしょう。俺がやるべき仕事じゃない。」
絶句する王様
王様はぼろぼろの服をまとい、王冠もなく威厳は皆無だ。
レッシュ「もう亡国の王だよー。何もできない。」
チェルシー「王はその前に病み上がりだ。」
トーエン「最低限、絶対的に確保しないといけない文献はあの中にあるのでしょうか?」
ガルブレイス「取り返す作業労力、時間、使えるかもわからんずぶぬれの書物、もうあきらめたほうがいいかもしれぬ。」
トーエン「一度失われたものは帰ってくるわけではないのですよ。」
ガルブレイス「英知は、先人たるエルフたちに教えを請うたほうがよいかもしれぬ。そこいらあたりにぷらぷらしているエルフは一人ぐらいはいるだろー。」
トーエン「いやな予感しかしないー。」
ガルブレイス「それなりのところにエルフの居留地もあったはずだしー。」
レッシュ「城壁の中には魔物が跋扈している現状でどうします。奪回するのか。遷都するのか。」
ガルブレイス「旧市街地は一旦破棄ですかなー。」
王「悩ましいところではあるがー。遷都か。」
*レッシュの呪文で、水の塊にあったマジックアイテムは、池のそこに落下した。
議論を放置して、夜に旧市街地に潜入を試みる冒険者。
絶え間ないライトを呪文をかけた剣をもって突入していく。
夜の旧市街地には、人間サイズのカエルもどきがたくさんいる。
どうやら、人間、半魚人からカエルもどきに変移した者たちが大量にゲロゲロ言っている。
トーエン「そんな姿で生きるのは不憫だろー。いっそ始末してくれるわー。」
ばっさばっさと切り捨ててる。
レッシュ「助けても無駄だー。葬ってくれよー。」
ハンマーでぶちのめしていく。
逃げまどうカエルもどき
レッシュは、魔道書10冊を手に入れた。
冒険者は、意気揚々とガルブレイスのもとにもどってくる。
ガルブレイス「濡れてるしー。がっかり~である。」
トーエン「かわかせー。勇者なら~救ってこい。王様から檜の棒をもらっていっこい。」
王様「もってないぞー。」
ゲレオール「疲れてーへろへろだよ。」
トーエン「ゲレオールはなんでーこんなことをしているだー。なんの対価もなしに。」
ゲレオール「そんな俗物的ことは考えたこともない。」
民衆の評価は高い。どよめく民衆。
レッシュ 「これは~マイドゥの神の力ですー。」美味しいオートミールを配る。
トーエン 隠れて上等なステーキをばくばく食べている。
チェルシー「ヘレじゃん。」
オートミールのたきだしに被災民の行列がながながとできる。

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キャンプ

被災民のキャンプ地「勇者のバラック」に向かう。
トーエン「なんで~ここがー『勇者のバラック』って言うですか~。」
ゲレオール「それは、俺がいるからさー。」と異様に白い歯をみせ、ニカっと笑う。
虫歯はない。
チェルシー「もしや~貴方が竜神将?」
トーエン「名前はなんだっけー。」
ゲレオール「ゲレオールですけどー。あ~すいません。昨日も相手したじゃ~ないですか~。憶えてくださいよ。」
トーエン「そうじゃ~なくって。だれにそそのかされて龍を倒した。」
ゲレオール「それは、ルガランだよ。」
レッシュ「そうきたかー。」
ゲレオール「さらには、ターポートとオールダムにも同じことを言われた。」
レッシュ「地上の協力者とは、そのことなんだっけー。」
チェルシー「アボレス破滅を夢見るものってなにかしりませんか?」
ゲレオール「なんのことやら~さっぱりーわかりません。」
ガルブレイス「消滅教団の幹部なんじゃ~ないのー。そういう称号では?」
トーエン「消滅教団は、なんでー消滅しないんだろーねー。あんな教義がそもそも矛盾しているというのにー。現世利益最優先だよ。来世はない。あいつらしつこい。」
レッシュ「活動の内容がどんどん大きくなってきているねー。元から絶たないとだめなのかねー。どうしたらーいいんだ。」
トーエン「大幹部を抹殺したりー。いろいろあったのにー。しかし教団自体を抹殺したわけじゃ~ないからなー。」
レッシュ「トロンヘムをなんとか~せんといかんなー。」
トーエン「龍は二匹いただろー。」
ゲレオール「なんなのー知らないよー。」
トーエン「おまえ戦っただろー。」
ゲレオール「一匹しか戦ってないよー。」
レッシュ「おまけでついていたはずだぞー。」
トーエン「おまえが龍を倒すから、こんなことになったんだぞー。わかっているのカー。まったくー。」
ゲレオール「そんなことをいきなり言われてもーわかんないよー。」
トーエン「守護していた龍を倒すからこんなことになるんじゃ~ないかー。」
えんえん説教する冒険者
しかし、被災民たちは、怒り始める。
勇者を苛めるのはよくないと喚きだす。
住民を無視を決め込むトーエン。
トーエン「そうだーあの池に放り込もう。竜神将?なら~あのカエルを倒してこいよー。それぐらいできるだろー。連れて行ってやるからさー。ひと暴れしてこい。」
ゲレオール「準備してないよー。」
トーエン「明日までまってやるからー。」
ゲレオール「疲れていてへろへろだよ。」
トーエン「城壁の中の旧市街地にだれも行ってないじゃん。俺たちだけだろー。」
ゲレオール「あんなところ行く必要はない。被災民、けが人もまだたくさんいる。彼らをなんとかしないといけない。まだやることはいくらでもある。どうするんだよー。まったく。」
被災民からは,その通りだー。の声が沸き上がる。

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後退

レッシュ「壊してもいいかね。」
水の塊が高速で回転して、巻物や書物をまき散らしている。
チェルシー「キケンだからねー。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
ぼん
水の塊がいきなり落下して、砕けちる。
光の塊は霧散してしまう。
カエルもどきは、大きくゲロゲロ言っている。
かなり怒っているようだ。
レッシュ「ハ~ハッハッハッ。悪の栄えたためしなしー。」
トーエン 空飛ぶ魔法の絨毯に仲間全員のせて城壁を飛び越えていく。
大穴の周囲には取り囲むようにカエルもどきが4匹と、幽体の魔法使いが6人ぶつぶつ呪文を唱えている。
水をかぶっても何も問題なく鎮座している。
レッシュが廃墟に降り立ち、ぶつぶつ詠唱しながら、近づいていく。
悲鳴をあげて消え去る魔法使いの幽霊。
カエルもどきが一体消え去る。
驚く かえるもどきは、水の中に飛び込んでしまう。
レッシュ「うーむ。」
トーエン「一旦後退?様子を観察する?」
レッシュ「毛ばりを水たまりにたらす?」
ガルブレイス「カエルじゃ~ないしー。」
チェルシー「様子を観ますかねー。」
軽食をとりつつ、ガレキに隠れて様子を伺うことにする冒険者。
周囲には、のたうちまわりもがき苦しむね半魚人がちらほらいます。
体色は、徐々に赤く変移しています。
チェルシー すかさずかけより、止めを刺す。
口は、大きく裂けていき、半魚人ではない姿に変移していく途中のようだ。
半魚人は倒れてしまった。生命の鼓動は感じられない。
わたわたと手分けをして、もがき苦しむ半魚人を手当たり次第に抹殺する冒険者。
冒険者には疲労に襲われるも、気合で作業をすすめる。
周囲には半魚人はいなくなる。
トーエン「しんどいけどー。不毛だけどー。成果は成果だ。」
日は傾き、周囲は静かになった時点で、城壁の向こう側に撤退する冒険者。

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