抹消済み

トーエン「原形質の塊を創造したものはだれか?」
王「それは、使役するためにカサカサが作り出したと言われている。」
トーエン「あれが旧支配者の成れの果てだったのか~。なるほど。その封印を破壊したのでー。一気に枯れたと。工業排水だと思っていたのだが~。原因は俺だったのか~。悪いことをしたな~。カサカサには。」
チェルシー「カサカサは工業廃水からは逃げていたし。劣化している。創造したのは、古のカサカサってことでしょう。」
トーエン「劣化したカサカサだけに知識もあまりないカサカサまで落ちぶれてしまったということか。」
レッシュ「文明は失われてしまったと。そして、蛮族に駆逐されてしまったとか。」
チェルシー「我らの力では何もできないってことか~。今の編成では無理だな。」
トーエン「この図書館に地下都市メンゾベランザンの在りかとか、そういう文献はありませんか?長いこと調べているんですが~。誰も行き方を教えてくれなくて~。」
王「ドロウ達の根拠地と伝えられている。その程度しかわからない。」
トーエン「見つけて破壊しても、それは偽物でしたとか~。とかになりそう。」
チェルシー「いや~破壊してもすぐに違う場所に新たな拠点が形成されて、新メンゾベランザンっていいだすとか~。」
レッシュ「ニューメンゾベランザンとか、ネオ・メンゾベランザンとか~。」
トーエン「種族を一つ滅ぼすというのは無理があるので~。」
王「それは簡単だな。メンゾベランザンよりも有名な場所がある。」
チェルシー「それは?」
王「アビスの蜘蛛の巣の階層。ドロウの女神がいるところなんか~。どうじゃ~。殲滅するなら~そこまでいかないと~。まずは、アビスの風の王の居城まで、出向いて、謁見しないとねぇ~。特別な直通の回廊を教えてもらうのだ。そこを使わせてもらう許可を得る。とても大変なことだと思うがのー。」
チェルシー「それはしんどい。」
レッシュ「行くのはよいのだが~。帰ってこれるのー。」
王「帰ってこれるという保証はない。勇壮果敢な冒険者たちがその道に挑戦したが~その事実しかしらぬ。。」
トーエン「どうやって女神を倒すのですか~。」
王「戦って勝利するしかない。」
トーエン「相手は女神なんですよね。」
王「その通りだ。」
トーエン「武器次第でやれなくもないか~。いや~無理だ~。戦ってもだめだ~。」
ごにょごにょ作戦会議と休息をとりつつ
トーエン「死の「銀」宝珠について何か情報ないか?」
王「邪悪な宝珠の三個のうちの一つ。他に「金」があった。金と銀は、複製品。本来のオリジナルの宝珠は「忘却」という名前がついていた。関連する精霊の宝石とか、魔法道具がすべて揃った時、すごいことが起きると言われている。秘密の儀式も必要だ。信者の心情や行動から推測すると幽閉されている神の解放ではないかと思われる。その神については調べてはならぬ。」
トーエン「その儀式の方法は?」
王「その方法は伝わってはいない。部外者は知らないほういいものはある。記録はされていない。」
トーエン「その精霊の宝石についてなにか記録はありませんか。」
王「チリジリバラバラになっている。その所在はわからない。」

 

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質疑応答

トーエン「とういことは、王国は関係していないようだ。ついうっかり破壊してしまったが、なんとかしないといけないようだ。」
チェルシー「世界の根幹に関わる神殿と言い出したのは、トロンヘム王国の廃墟をうろうろしていた得体の知れない僧侶だよ。不死身の体をやろうか?とか。」
トーエン「世界の根幹を支える神殿の記述とか、なにか残っていますか?」
王「それはわからない。」
トーエン「その界隈で移住してきたフォイグンたちが生産活動を開始して、気候が激変して温暖化して活動を開始したとか。」
レッシュ「それって、氷河はここにはないし。やはり向こうだな。」
王「黄衣の王とその眷属を排除することは、とても難しい。封印するのが精一杯である。封印を破壊され温かいところに現れたならば、元に戻すことは大変難しい。人の世の中に災いをもたらすのは、魔石であったり道具はいろいろある。しかし、それを扱うのは人なり。道具は道具。邪神になりたいとか、という面倒な輩もいるが、それはそれだ。あれは帰すのが大変だ。封印するかしない。」
トーエン「その封印ってどんなんでした?」
王「水分を抜いて、氷で固める。それをまったく関係のない場所に遺棄する。」
トーエン「我らが知りたいのは、その封印した場所の近所にあった神殿についてなんだがー。よくわからんのでー。継続案件は、すべてフォイグンたちに任せようと思う。黙ていればわからんてー。」
レッシュ「それって、本体をたおせればなんとかなるのか?」
チェルシー「もう一回北にいくのは、大変ですってー。」
トーエン「あっちはあっちで、頑張ってもらおう。これから冬だしー。」
レッシュ「トロンヘム王国の図書館に原形質の塊のことの記録あるってー。どういうこと?」
トーエン「戦士と僧侶の押し問答があったよなー。カエルをなんとかしてくれと。」
チェルシー「それをなんとかしたのが僧侶だった。それは最近の話だが。」
トーエン「そうそうカエルのような魔界生物を使役している輩はどんな奴ですかね。」
王「スラードは、忘却の次元世界にいるといわれているが混沌の塊のような生き物だ。使役するのは概ね心のねじ曲がった悪の魔法使いが召喚して現れるものだ。王国から破門や追放された魔法使いは何人かはいる。そのような輩ぐらいか。記録は抹消済み。」
レッシュ「トロンヘム王国を守護するものがいなくなった今、やりたい放題ということか~。」
トーエン「竜の守護がなくなったときに想定される敵対勢力はなに?」
王「邪悪な魔法使いオスタネスの一団、とか混沌のニフトとか。生きていればの話だが~。ノール、トロール、オーガにバグベアのエリスヌルの信者とか禍をもたらす輩だ。」

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火は使えない

レッシュ「でしょうね。」
トーエン「これ幽霊じゃなくってー残留思念っぽいので亡くなった後のことは、まったくわかっていないというか。知らないことは答えてくれないぞ。そうそう金龍がどこにいるとかー知り合いはいませんか?どこかで寝ているとか。」
王「それはドワーフ族に聞いたほうがいい。山ノ下の王国のドワーフたちだ。」
トーエン「誰を訪ねればいいのですかー。」
王「それはわからん。」
トーエン「知り合いいないの?」
王「それはわからんし。友達少ないからーな。」
レッシュ「黄衣の王とその眷属の情報がほしい。」
王「ふむふむ。それか、決して火を使って責め立ててはいけない。ならんぞ。」
チェルシー「なんですってー。」
王「火を使うとどんどん小さくなる。それで勘違いするんじゃー。うまくいっているとな。」
レッシュ「知っているんですね。」
王「原形質の塊は、熱を加えると 火で責め立てるとどんどん小さくなる。干上がったりすると身の危険を感じて最後には柱のような枝が上へと成長し始める。その先端にタンポポの種子のように塊ができる。最後の最後にそれが爆発して、干上がって朽ち果てしまう。
それで、勝利したと勘違いをしてしまうのだ。問題はその後、飛び散った微細な種が苗床の栄養が確保できたとき、突然発芽し、もう猛烈に繁殖を始める。ゆえに火は使わないほうがいい。」
チェルシー「凍らすほうはどうなんですかね。」
王「火をつかわずに固めてどこかに封印するのが一番よい方法というわけだ。」
レッシュ「固めるテンプルでー。」
王「地獄の業火とか、太陽の直火とかであれば違うのであろうが。普通の火であれば、今ほど説明したようなことになってしまい、被害は拡大する一方ということになる。勝利の宴のあとしばらくして、気がついたら町全部が原形質の塊になっていたり、原形質の塊人間なってしまって振り出し戻る以上の最悪な事態に陥ってしまうということだ。」
チェルシー「それは怖いなー。」
王「それは昔あったんだー。経験がないと言えぬ事象である。」
トーエン「昔あったということかー。」
レッシュ「それってここであったということなんですかー。」
王「バカな魔法使いがねー。一人いたんですよ。ニフトという奴がおってだなー。奴は結局取り込まてしまった。
人型の半分原形質の塊みたいな体になってしまったわけだ。」
トーエン「ってことは次フォイグンに合う頃には人型の原形質の塊になっているかもってことかー。」
レッシュ「それって、どうやって倒したんですか?」
王「それはだなー。まずは氷漬けにして、動きをとめて運んだのだ。山の中に捨ててきた。」
レッシュ「それって、火山とかマグマの煮えたぎる火口とか?」
王「話まったく聞いてないではないか。火は爆発するから使えない。だから、氷河の流れる山の中に穴を掘り捨ててきた。」
レッシュ「それって、倒すことは難しいということですね。」
トーエン「ってことは、僧侶がいなかったということでー。」
王「トロンヘム王国は、そういうところだ。」
チェルシー「黄衣の王とその眷属を封印するには、氷の神とかそういうのがいると?」
レッシュ「それって、封印した場所というのは、北じゃ~ないでしょうね。」
王「ここから、北だった。それしかないだろー。」
トーエン「話がいきなりつながってきたぞ。封印した場所の近くに祠とか祭壇とかありませんでした。」
王「それはわからない。」と答える。

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一人逃げ去った僧侶が高見から見ている。
翌日 12/5
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える
質問は三つ
レッシュ「今現在、黄色の衣の王の眷属を封印する方法はあるのか?」
「イエス」
レッシュ「その方法は、善の神に由来するものなのか?」
「ノー」
レッシュ「その方法は、我らに接触した神に由来するものなのか?
「イエス」
トーエン「それってかなり限られるぞ。」
レッシュ「嵐の王もいたしー。エルフの女神もいたしー。邪神もいるしー。」
トーエン「焚き火をして質問するか~。」
チェルシー「キャンプファイヤー」
トーエン「原始の火とか水とか氷だときびしいなー。」
木片を積み上げて、焚き火を始める。
ぶつぶつ呟くトーエン なにもおきない。
時間だけが流れていく。
しっている神々の名前を叫ぶもなにもおきない。
悪態をつくトーエン。
トーエン 笛をとりだし ピーーーーっとふく。
トーエン「旅にでたという人は、近くにはいないらしい。」
しっている神々の名前を叫ぶもなにもおきない。
悪態をつくトーエン。
トーエン「ふわっと神々がやってくるわけは、ないかー。文献とかないかー」
レッシュ「ないよー。南方の魔法帝国なんてのもありましたが。」
チェルシー「竜の守護する鎖国した国がありましたねー。」
トーエン「金竜ではなかったよね。」
エリー「青龍だったかも。」
トーエン「皇帝だか。話がまったく通らない奴しかいなかった。粘菌たちは、フォイグンの将軍たちに任せてしまえばいいのだ。」
エリー「念願のマイホームを建設して、領地経営に進出するとか。」
トーエン「精霊教団のレアスと和解して、魔界への扉をいきなり開けるか?風の王は、生きている間は保障するかゆーとるし。ここにいる奴が全員死ぬまで保障するという条件を書き換えての話だが。」
チェルシー「そういう問題?」
トーエン「トーエン村で畑を開墾とか。いやいや綺麗になったことだし、旧市街地の地下図書館の様子でも確認してみるか。」

この時点では、トロンヘム王国の旧市街地は、地上部分の水は、ほとんどなくなっている。
地下の冠水は、水が抜けていないのでそのままである。
それ以上のことはまったく確認していないので把握できてはいない。
レッシュ「水は抜けていないか。」
トーエン「粘菌がなくなったので、不浄なものはなくなったが、草苔の類もすべて無くなってしまった。土か砂しかないわー。」
竪穴を降りて、地下の最下層まで降りるとあるべき扉はなく、壁になっている。
この時点竪穴は、水で満たされているが、あまりよどんではいない。
トーエン「・・・・」
スラード襲来の時に排除するために通路を壁で押しつぶすカラクリが発動したことを忘れている冒険者であった。
トーエン「魔法の指輪の力で、奥を確認してくるはー。」と一人霞になって壁の中に消えていく。
壁の中には、通路は皆無である。
中央の奥の小部屋しかないような感じである。
その部屋には、中央に朽ちかけた玉座がある
精巧な作りであるがゆえに、ここは水には浸かっていない。
その小部屋に潜入し、実体化するトーエン。
いろいろやるもなにも反応がなく困惑する。
しかたなく一旦地上に後退して、仲間を魔法の盾の中に放り込み。
再度 地下図書館の一番奥の小部屋に戻ることにする。
チェルシー、レッシュにも手伝ってもらって、祈祷とかいろいろしてみる。
ぶつぶつ文句を言いながら、爺の幽霊が玉座にしがみつくように実体化する。
王「よっこいせ~。とな。なんじゃーまったく。」
レッシュ「いらっしゃーい。通路の開け方を教えてください。」
王「害虫がきたら閉まるのじゃ。」
レッシュ「駆除しましたよ。」
王「そんなに簡単に開かない。開けるには数年かかる。時間がくれば、通路は開く。餌なしで数年生存する奇妙な輩もおるでのう。」
*ダイオウグソクムシとか、動く死体のことを指していると思われる。
王「薄いシートモンスターなんてのもいたこともあったしなー。なんじゃー。」
トーエン「黄衣の王とその眷属の文献はありますか?」
レッシュ「トロンヘム王国がカエルやら粘菌みたいな奴に狙われたりとかいろいろとあったのですがー。ご存じありませんか?」
王「何のことやらさっぱりわからん。」
レッシュ「トロンヘム王国が崩壊寸前までいった狙われる原因ってことなんですよ。」
王「そんなことは、さっぱりわからん。」

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排除

黒ずくめの服装の噂の僧侶が音もなく寄ってくる。
トーエン「ちょうど会いたかったんですよー。こんにちわ。」
レッシュ「禍々しいまぶしい具合に魔法で輝ているようにも見えるが~。」
僧侶「カエルどもは退治したぞ。信じないのか?」
トーエン「呪いをより強い呪いで上書きしてどうする!」
僧侶「カエルはすべて、退治したぞ。」
チェルシー「それは、約束した勇者さんに報告したほうがいいよ。我らは通りすがりものなので。」
トーエン「信じる神は、なんですか?」
僧侶「黄色の衣の王である。」
トーエン「今まで出てきていない。アイミックスのご子息とか。」
チェルシー「それは、敵対する善神だ。」
トーエン「え~~~。知らない。」
僧侶「これから認められる神だ。絶賛布教中だ。どうかねー。」
チェルシー「我らはいろいろと勧誘されているんだわー。」
レッシュ「空中浮遊する僧侶とか。」
トーエン「風の王とか、四大元素とか、鎖に縛られし神とかではないと。」
僧侶「古い神ではない。」
トーエン「思い当たるのは、一人いますが~。不死を目指す者たちとか~。その関係者とか。」
僧侶「魔道の王とか、ひたすら食らう者ではない。」
トーエン「大飯食らいなんだ~。」
僧侶「そういう意味でそれじゃ~ない。我らは、皆が飢えに困らない世界にようと考えているわけです。」
レッシュ「生きている。すでに死んでいるわけではないようだ。」
トーエン「そもそも貴方は人間じゃ~ないでしょう。」
僧侶「絶句。」
チェルシー「それって、不死身の体を手に入れていたから~なんですか~。」
僧侶「面倒だなー。」
音をたてずに後退する僧侶。
僧侶の足跡は、なく濡れている。
トーエン「面倒だな。」
僧侶「主は、あなた方に世話になったと言ってましたので~。それだけは伝えましたよ。」
トーエン「ちょっと待った~。」
僧侶「世界の安定を保つことを司る碑文がありまして、それを破壊していただきありがとうございました。っと言ってました。」
トーエン「それって邪悪でしたよね。それってつい最近壊した奴でしょう。」
僧侶「それは、私ではわかりません。主は、感謝しているとも。引き続き何卒御贔屓のほど~。」
トーエン「風の王に送った貢物を横取りした奴とは別?」
僧侶「何のことやらさっぱりわかりません。」
トーエン「でも~前からいたでしょう。出てこれなかったのが出てきたと。」
僧侶「そうとうもいいますなー。」
レッシュ「俺たちのせいならばー。尻ぬぐいはしないとねー。」
僧侶「ちゃんと~いいましたよー。」
チェルシー「そういうことは、早く言ってください。」
僧侶「今先ほど神託があったものですから~。」
トーエン「じゃ~再度封印しにいくと伝言してくれ~。」
僧侶「それを言われても困ります。カエルも取り込んだことですしー。」
チェルシー「え~退治してないしー。」
僧侶「すべてを取り込み、みんなが一緒になるのが我らの心情です。みんなが一緒になってハッピーに。」
レッシュ「また、敵を増やしてしまった。」
トーエン「じゃ~まずは、先にメンゾベランザンを攻めないか?」
僧侶「それではまず一緒になりましょう。」
トーエン「お前はそもそもなんだ。」
僧侶は頭巾をとると、原形質の塊が取ったすぐからだらだらと垂れてくる。
僧侶「我ら一つにして全てなり。」
トーエン「あれもこれも分離体か?倒すことに意味を感じない。」

近くの勇者の王の前にも黒づくめの僧侶が表れて
僧侶「約束守ったからさ~。信者になってよ~。」と迫っています。
勇者は悲鳴を上げて、逃げ回っている。
チェルシー「なんと~チームワークがいいというか~。」
僧侶「カエルは倒したけどー。同化したけどね。」
トーエン 焚き火をして、必死に神頼みしてみる。
何もおきない。
トーエン「すいません。いつごろだとー。いいですかね。」
火の精霊が一瞬現れて消える。
トーエン「しょうがないな~。善の神でもいないか~。」
あたふたしてみるが、何もおきない。
チェルシー「じゃ~コスースきたれ~。」
何もおきない。
レッシュ「魔法がないー。準備してないー。」
僧侶ずりずり下がっていく。
逃げ回っている勇者 悲鳴。
レッシュ「かなり~遠いな~。」
僧侶「下々がカエルをなんとか~してくれ~という願いがあったから~我らはきたのだ。我らはその報酬としての対価を求めているのだ。」
トーエン「悪いんだが~。ここから出て行ってくれないか~。」
僧侶「われらは、ちゃんと仕事はしているよー。約束を守らないのは人間だ。逃げ回っているしー。なんだかなー。」
チェルシー「勇者はバカなだけでー。悪い奴じゃ~ないしー。」
僧侶「抵抗は、無意味だ。我と同化しろ。同化すれば、幸せになるぞ。不死の体をやろう。」
チェルシー「頑張って逃げてもらおう。逃げて、ゴルビービレッジの護衛って仕事もあるぞ。」
トーエン「ゴルビービレッジに向かっても困る。」
レッシュ ぶつぶつと呪文を唱える。
僧侶が一体が消える。
トーエン「勇者よ。感謝しろ。」
涙ぐんで礼を述べる勇者。
トーエン「あの旧市街のでかいのを先生お願いします。空からお願いします。」
空飛ぶ魔法の絨毯に乗り込み。
レッシュ 上空からぶつぶつ呪文を唱える。
一瞬にして、城壁の中は綺麗になってしまう。
普通の廃墟になってしまう。
トーエン「帰ってくるルートがなんなのか?碑文があるのか? 何もわかっていないのだ。」
レッシュ「明日 マイドゥの神に質問だ。」
さっさと休息をとることにする。

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苦悩

11月19日
トロンヘム王国跡地に向かう冒険者。
さらに15日後 もう城壁しかない。
難民の数もちらほらとしか見かけない。
勇者の自称王様はやつれて、見る影もない。
トーエン「よう。王様久しぶり~。」
チェルシー「元気だったかい。」
勇者「もう誰もいないよー。あははははは。もう誰もいないしー。どっかいこうかなー。」
トーエン「一生懸命やって、竜を倒して手に入れた町を捨ててどうする。」
勇者「国民なんか~いないのにー。やっていけるかよー。」
トーエン「国民がいないのは、君のせいだよ。」
レッシュ「それが君の人望ってもんだ。」
チェルシー「トロンヘム王国が大変なことになっていると小耳に挟んだだんだが~どう?」
勇者「最近、へんな僧侶がちらほらやってきている。それは、顔を見せないというか~。
目出し帽とか頭巾をかぶっているとか。死にそうな奴に施しを与えている。
仲間への勧誘をしている感じだな。不死身の体をあげようって言い方だったな。飢えとは無縁になるぞってね。
だから~俺は言ったんだ~。カエルを退治してから~来いってね。そうしたら~信じるとね。」
チェルシー「さすが~。」
勇者「そうしたら~帰っていったのさー。城壁の中の旧市街地跡は、カエルでいっぱいだよ。」
チェルシー「減らしても、あの増殖力ですからね。川は流れているからねー。」
勇者「最近静かだよ。ゲロゲロは聞こえていない。」

丸木橋をわたってのこのこと入っていく。
封鎖された扉をそろりと開けてみる。
ゲル状の粘液が、みっちり埋まっている。
トーエン「この粘液は、北の島で見かけた奴と似たようなもので~工場の王が戦っているとかって噂の奴じゃ~ねぇ~。無理だ。」
と勢いよく扉を閉める。
レッシュ「火で燃やすとか~。」
トーエン「無理だ~。」
レッシュ「すべて、石棺で封じ込めるとか~。」
チェルシー「どうやって~。そんな巨大な石棺なんて~どうするのー。」

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取引

農家はあるのだが、交渉は、まったく同じ展開になってしまう。
小麦粉5袋と金貨1枚を交換することになる。
そのような農家が4軒あり、結果的に25袋の小麦を手に入れることになる。
250kgとなる。×1.7の量にパンはなるが。
振り出しの農家にもどる。
農家さん「一日では変化は、わかんないー。」
トーエン「そうじゃ~なくて~。ジャガイモはないの?」
農家さん「いやいやだから~運べるの?荷馬車もってないしー。」まったく同じことを質問される。
見えなくしているだけで、まったく信用されていない。
トーエン「僕たち冒険者だもん。」
農家さん「背嚢にいっぱいになるだけでー納得しろよー。この業突張り~。」
まったく相手にしてくれません。そりゃ~いきなりやってきた胡散臭い冒険者が金はある売ってくれ
と言われてもまったく信用がありません。
レッシュ「いやいや~。お金払うといってるじゃ~ないですか~。」
トーエン「いま対岸にゴルビービレッジというところがありましてねぇ~。ここにトロンヘム王国から
の難民が流れてこんできてましてね。食い物がないからとなんとかしてくれと懇願されてましてねぇ~。
今、畑を開墾している時間がないのでー。その分食つなぐ間の食糧を買いに来ただけなんです。
そのゴルビービレッジまで食料を売りに来てくれたら助かる。」
農家さん「街道は、治安が悪いし、追剝ぎとか盗賊がうろうろしているから~いやだ~。」
チェルシー「じゃ~買い付けにきた業者と取引をしてほしい。」
農家さん「いや~今イノシシが増えていてねぇ~。こまっているんだ。」
トーエン「ええ~。イノシシが増えているならば、捕まえて食べればいいじゃん。」
農家さん「荷馬車に突っ込んできたりと大変なんだ。さらに鹿もじゃんじゃか増えているんだ。」
トーエン「じゃ~狩猟していっても大丈夫ですか?」
農家さん「まったくかまいません。お好きにどうぞ。足をもってきたら~手当で銅貨1枚あげるよ。」
トーエン「じゃ~身のほうは、食べても問題ないと。」
農家さん「べつに~。ええよ。」
レッシュ「皮に土がついているから~重たい~気を付けないと。」
トーエン「裁くのは、外でやらないともめるなー。まーとりあえずー狩猟だな。四人で全員だ~。」
農家さん「はーー。」
夕方までの6時間を狩りに出かけることにする。
17頭のイノシシを収穫ふごふごを言っている。
魔法で眠らせて縛り上げて、魔法の盾の秘密の小部屋の倉庫に放り込む
さっくり抹殺して、ぶら下げてがんがんチヌキしています。

農家さんもびっくりだ~。
チェルシー「本職ですから~。」
農家さん「じゃ~手当の銅貨17枚だ。」
トーエン「金貨より、物納で小麦か芋のほうがいいんですが~。」
農家さん「じゃ~おまげ10kgの一袋もってけ~。」
ほてほてと歩いて農家から離れて、帰還の段取りをする。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。

ゴルビー村の庵地下の祭壇に出現する。
小芝居をうって、さもかえってきたかのにふるまう冒険者。
必死に汗を流す難民たち。
掘っ立て小屋をみんなで建設中です。
チェルシー「皆さんおつかれ~さま。」
広場に確保した食料を積み上げる。
血ぬきして、内臓を取り除いただけのイノシシが17頭は、まだ作業途中。
肉は340kgの生肉が確保できたとする。小麦粉260kg
手分けて、イノシシの解体精肉と保存食のための作業が続く。
トーエン「春までは、この村であなたたちは面倒を見てくれます。春以降この村に住む場合は、
改宗してここの神を崇めてもらうことになります。その時点で改宗しないで出ていくか決めるようにしてください。
そんなに悪いもんじゃない。あえて告げ口とかしないように。」

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相談

トーエン、長老たちと相談する。
トーエン「彼らは、ほとんどが農民のようだ。農地としては、どうなんですかね。」
長老「開墾すれば、まーなんとかならんことはない。」
戦乱で荒れて、放置された土地は、固く耕さないといけないということになります。
トーエン「つぎの収穫まで、面倒みるまでの食料の備蓄はどうか?」
長老「とても厳しい。」
レッシュ「狩猟かー。」
トーエン「農業も漁業も狩猟もある程度はすでにしているようなー。」
長老「あるものと言えば、耕作放棄の荒れ地ぐらいか。森はある。水が厳しいか。」
半島部分の問題は事あるごとに水である。
レッシュ「開墾すれば、農地は切り開くことはできると。」
チェルシー「晩秋なわけでー、今から開墾して備える?」
トーエン「それだと、一冬越さないといけない。」
レッシュ「ジャガイモを植えれば、初夏までにはなんとかなるが。」
トーエン「畑がないし、そもそも種芋がないぞ。どうすんだー。」
レッシュ「簡単に畑を開墾できるんじゃないかな。」
トーエン「結界の呪文で荒れ地を開墾すればって、考えているでしょう。そんなに簡単にいかないって回転できないじゃん。
いやいや俺たちの体力で頑張れば~ま~そこそこ行けんじゃねーかな。種芋とかどう。」
長老「種芋はあるにはあるが~。」
寒冷地では、春に植えて秋収穫ぐらいです。
トーエン「今から開墾すれば、まだ間に合うによな。」
レッシュ「9月に植えた奴は、春に収穫できたようーな。」
長老「それは、場所によるってー。」
トーエン「ってことはー。開墾すれば、農業できるんじゃ~ないかな。」
レッシュ「一番の問題は、食料問題ということか~。自給自足してもらうのが一番なんだがー。短期的になんとかしないと。」
長老「周辺は、草地ではあるが~。」
トーエン「農業の水って飲料水の井戸で足りるものなのか~。」
長老「無理だってー。」
トーエン「河川がないとー無理だ。」
レッシュ「川はないよなー。小川じゃ~足りないってー。今いるのは時間と人か~。」
チェルシー「この冬を乗り越せるだけの食料が必要だ。」
トーエン「こいつらの面倒をみるのか?見捨てるのか?の二択だ。」
レッシュ「買い出しにいくという手もある。」
長老「なんとかしないと~いけないのは40人分だからねぇー。20人分はなんとか~できるとして~。追加20人は厳しい。」
レッシュ「半年は持つんですか?」
長老「切れ詰めれば、春先まではもつかな~。」
レッシュ「それまでに食料がくれば何とかなると。」
長老「商人が行き来も、今はなくなってしまったから~なんともわからんのだよ。」
トーエン「ってことは、穀倉地帯のところに在庫がたんまりあるはずだ。そうだ。買いに行こう。」
長老「対岸は、疎遠になってしまったからよくわからない。」
チェルシー「その先には魔法使いの塔があったところだ。彼は、いい友人だ。」
トーエン「そう。珍しくね。しかし、その周辺には食料がたんまりある場所ではない。そこいらで農場を探してみるというのも手かもしれない。」
レッシュ「対岸には、町はないが、集落とか農家さんがいるかもしれない。」
トーエン「東の漁師町は、いろいろと壊滅しているしー。」
残された難民たちには家をたてろ、荒地を畑に開墾しろと。さもないと食料はないぞ。
と無茶ぶりする冒険者。
トーエン「ちょっと食料を買ってきますわー。」
長老「・・・・土壁?」
レッシュ「木を組んで、隙間を土でうめて壁をつくるしかない。」

決まるとさっさと空飛ぶ魔法の絨毯で飛び出していく。
飛び出して10日 海上をすっ飛ばしていく。
草地に散在する農家を発見する。
突入するレッシュ。
レッシュ「ちょっとーいいですか~。食料を買いたいのです。金貨があります。」
農家さんは、買う人があまりこないので困っているようだ。
トーエン「では買おう。」
レッシュ「余っていくるものは買い取ろう。」
チェルシー「今 町を作っているんだー。」
レッシュ「人が集まっているところがあって、そこまで運んでもらうことはできないだろうか?」
農家さん「売るから、自分で持っていてくれよ。」
トーエン「今まで買い付けにきていた人は、まったくこなくなったということか。」
チェルシー「ってことは、荷馬車でここまで買い付けに来いという指示をするのがいい。」
レッシュ「ここまで金をもって荷馬車で買い付けにくれば、売ってくれますかね。」
農家さん「ええけど。」
レッシュ「あるだけ~ください。」
農家さん「ええけど。どうやって運ぶの?」
トーエン「僕たちは冒険者。魔法があります。なんとでもなります。」
農家さん「じゃ~麦10キロの袋よっつでいいかい。」
トーエン「売ろうと思っている分全部もらおう。」
絶句する農家さん。
トーエン「納屋にしまってある分もらえる分はどうかね。」
チェルシー「金ならある。」チャリンチャリン
農家さん「本物だろーなー。土塊を金塊する魔法が絡んだ詐欺もあったからね。」
トーエン「ふむ。ならば1/4を売ってくれ。その代金が本物か?不安ならば、それでまずは~様子をみたいということなんじゃ~ないのか?」
農家さん「だから~君らが運べるだけ準備しよう。10キロの袋五つでいいかな。」
レッシュ「運ぶ方法はあるのでー。」
魔法なんかまったく信用していないという感じで、まったく聞いていない。
トーエン 出された袋をぬをかぶせて、ぽいぽい魔法の盾に放り込む。
トーエン「じゃ~じゃ~ん。まだ運べます。」
農家さん「(@_@) 代金は、金貨1枚かな。」
レッシュ「金貨が本物であるのか?まずは確認をしてください。」
農家さん「君たちが帰った後、土塊にならないか?観察したいのだ。」
トーエン「じゃ~わかりました。他あたります。」
近隣をぷらぷらして、ほかの農家を探すことにする冒険者たち。

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見慣れぬ顔

レッシュ「みたことない顔だな。」
長老「最近、流れこんできている南からの民です。我らも困っているのです。勝手に住み着いてしまってー。」
レッシュ「トロンヘム王国あたりからやってきたのかな。」
長老「あんまり会話もなくてー。雨露をしのげる程度の掘っ立て小屋をつくって周辺に住んでいるのです。」
助けてとは言わないまでも、困っているで、トーエンとレッシュを見ている。
長老「金も価値あるモノをもっているわけでもないしー。」
チェルシー「話をしないとーらちが明かない。」
レッシュ「それって、村長や長老がやるべき事のはずだがー。」
渋い顔をする長老。
長老「我らは、今はそこまで余裕はないのですよ。主よ。我はどうしたらよいのですか。」
トーエン「いやいや。まず間違いがある。貴方たちの主は、『原始の炎にして、はじまりの火』であることは忘れていけない。
われらは、広い意味での友人。ちょっとした代弁者にすぎない。過去、謁見したことがあるぐらいだ。部下ではないし、下部でもない。
導かれし者たち程度ってことだな。ある程度利害が一致した者たちってところか。」
長老「もう少し、ご支援をいただけないものでしょうか?これだけの人口増加には食料がまったく足りないのです。」
レッシュ「くれくれだけでは~。自分で努力することはないんかー。」
難民の子供が器をもってまぎれてやってくる。
エリーやら配給を配っているのに忙しい。
レッシュ「さーおたべー。」
とどんどん魔法の窯からオートミールを柄杓ですくって、どんどん配る。
オートミールは、まったく減るわけではない。
レッシュ「食べるんだったら、話をしようかー。どこからきたのかな。」
子供の親たちが話をする。
「以前、トロンヘム王国ってところがあったんですがー。そのあたりなんです。今はなくなちゃってー。」
チェルシー「ここまできた経緯とか経路とか聞いてみようかー。」
「トロンヘム王国から一月かけて歩いてきたのだ。津波のあと、旧市街は壊滅した。その周辺で漁業と農業をしていたが、
土地もだめになり海はどす黒くなり、半魚人やカエルばかりが増えてなにも漁ができなくなってしまった。
地元ではない異教の僧侶がやってきた。改宗すれば、食事には困らない。安定した生活を保障しようと言ってきたのだ。」
トーエン「そういや~。食料配っている怪しい宗教の一団がいたよなー。かかわらなかったがー。」
「入信すると食事と生活の安定を保障すると言われたんだがー。そう幸せになるとも言われた。
かかわった奴らが、ぶつぶつ言い出して怖くなったのだ。
雰囲気がいやというかー。喜怒哀楽がないというか~表情がなくなった。そうそう不死身の体を信仰の力で得ることができるとも言っていたな。
それはなんだかよくわからんので逃げてきた。」
「いやーそれって結局的に動く死体になったらいやだしー。死なないけどね。」
チェルシー「それって、すでに死んでいるから死なないだけでー。もう最悪~。」
トーエン「結構えらいことになってるなー。」
レッシュ「いこう。」
トーエン「約束はまもらないとー。働く意欲はあるかー。」
「栄養が足りてないんでー。結構しんどいんですけどー。」
レッシュ「はーい。たーんとおたべー。」
「これって今だけなんでしょう。」
トーエン「働くならば、保障しよう。だから働く意欲はあるのか?」
「食事が保障されて、体力が続けば。」
トーエン「名前と元の職業を明らかにするように。登録されたものは面倒をみよう。」
偽りなく登録する難民たち。
たぶん、嘘偽りなくという感じである。
ほとんどが農民であることも判明する。

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必死

火「扉をあけて、こっちにこないか~。
トーエン「世界を存続させるために無理やり生かされるとか~いやなのでー。
なにもできない状態で生きてると言われてもいやなのでー。」
レッシュ「じゃ~人魚の肉でも食うか~。」
火「勝手な妄想だな。こちらは何も言っていないのにー。」
トーエン「36レベルになると出る杭は打ちに何者かがやってくるとか~。」
チェルシー「諸悪の方々は、ほんとに勤勉でいろいろとやっくるしー。レアスとか マラクラとか~。」
トーエン「なんか~頑張りすぎー。困ったなー。ベクナは300年は動かないし。死せる王はどっかいったしー。」
チェルシー「前回トロンヘム王国のピンチを無視して、大変なことになってしまったのでー。現在進行形の今の状況では行っておかないとね。」
トーエン「とりあえずー様子を見に行くことはしよう。」
チェルシー「確認しないとね。見極めは必要かと。」
料理を必死につくっているおばちゃん。
給仕係はエリー。必死に運ぶ。
そりゃ~素材がいいから。運ぶしりからなくなっていく。
日頃の貧相な食事からすれば、まったくの別世界の料理ですから
当然といえば、当然です。
フォイグンの民を20人、この集落に押し付けていくための取引材料ですから、
まー当然といえば、当然のことでしょうか。
長老「家は、建てていただけるんですよね。」
トーエン「あ!いったかも。」
レッシュ「すぐ。できる。できる。」
トーエン「みんなでがんばろー。」
大勢で楽しく食事をしていると、近隣の避難民まで
混じろうとしている。
エリーからは有象無象の民衆に難民が混じってきても区別することはできない。
次から次へと料理をくばるのでいっぱいいっぱいである。
さらに20~30人がそれとなく混じろうと入ってくる。
やせ細っており、栄養はまったく足りていない感じだ。
その行動はかなり必至だ。

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