住民「あんがい遅いなー。」
住民「あんないい加減なこと言ってよかったのか~。」
住民「結果はなにがしか出る。」
住民「よきかな~。よきかな~。」
休憩を取りつつ進んでいく冒険者たち
二日後
11月1日
山脈の麓の谷間に入っていくとその一面の構造物で埋め尽くされています。
四角い構造物の隙間には、動くものの姿はなく。
静寂そのもの。
どうやら廃墟のようです。
今まで見たことがない形状の建物が続いている。
レンガか、石積みのような感じではある。
構造物の隙間は、石畳の回廊のようにも見える。
レッシュ「ほとんどの場所で魔法がなにがしかかかっているな。それとも残留しているような感じだな。」
広い通りには、樽の上に花が咲いているような奇妙な石造が通りの両側に整然と並んでいます。
その像は、人間よりも大きい。
樽の下からは根っこや蔦が生えてはみ出ているような形状でもある。
トーエン「金龍がいねぇ~な~。」
冒険者たちは、廃墟に分け入ることにする。
空飛ぶ魔法の絨毯は、上空から見下ろしながら、ふよふよと進む。
チェルシー「このあたりに最近、人間が来たという形跡は皆無だ。」
トーエン「なんで~こんな怪しいところに入る理由があるのだ~。それはない。金龍だけ探してさっさと帰りたい。」
黒い雲が垂れ込めてくる。
レッシュ「雨かな~。上に行くか下に行くか~。」
チェルシー「中に降りようよ。」
トーエン「黒雲ぐらいどうってことないしー。進んでみよう。」
エリー「危機管理能力より好奇心が勝るか~。」
トーエン「あさるのは~ちょっとー。神聖な土地なんだしー。」
チェルシー「我々を誘っている。」
廃墟の一番奥には、黒い立方体のような大きな構造物が見える。
チェルシー「黒光りするガースー?いや艶消しブラックの立方体だ~。」
トーエン「墓地であったんじゃ~ないか~。」
近くまで寄ってみる冒険者。
石造りの土台の上に立方体の構造物が乗っているような感じではある。
土台部分には中へと続く回廊が一つあることに気がつく。
レッシュ「落とし穴がそこここにあるぞ。」
空飛ぶ魔法の絨毯でそのまま、ふよふよと進んでいく冒険者たち。
回廊の奥には、大きな広間があり、かなり天井は高い
中央部の舞台の上には、大きな樽の上には花が咲いている。
床全体には巨大な蔦や根が幾重にも重なっている物が取り巻いているような外観となっている。
蔦や根は、かなり劣化しているが朽ちている感じのようにも見える。
レッシュ「魔法はそれなりにかかっているが、修繕関係の魔法だな。」
チェルシー「あちらこちらに冒険者の亡骸があるなー。かなりの古さって~。明らかに怪しいぞー。」
レッシュ「この枯れた蔦や根は絶対に罠ですね。枯れたとは確定できないし。」

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接触

トーエン「共通語話せる人よんできて~。」
住民「忙しいのに面倒だなー。」
わたわたしている住人
一人が呼ばれてどたどたやってくる。
住民「何ようかな。忙しいのだがー。」
トーエン「ドローエルフの不仲な住人がいるそうで。ゴーレムに魚を取りにいかせた雇用主にちょっと苦情をいいにきました。」
住民「ドロー?なんだそれ~。」
トーエン「見た目同じような感じで悪い奴ですよ。」
まったく理解できない住民は、怪訝な顔をしている。
トーエン「メンゾベランザンに住んでいる貴方たちのような人たちですよ。」
まったく理解できない住民は、怪訝な顔をしている。
トーエン「貴方はエルフの何?」
住民「エルフって何?」
トーエン「貴方たちは、自分たちのことをなんと呼んでいるのですか?」
住民「俺たちはフォイグンを呼んでいる。」
トーエン「知らんな~。」
住民「俺たちはお前たちを知らない。エルフなんて知らないしー。」
トーエン「それって種族名ですか?氏族の名ですか?部族名ですか?」
住民「それってなんだ?さっぱりわからん。我々を指す言葉でフォイグンという言葉がある。」
トーエン「村の長は?どこにいる。」
住民「ここは、魚を取引するための場所にすぎない。」
住民「それは、山の向こうにいる。」
とさらに北の方角を指さす。
住民「あの黒い峰々の向こう側だ~。」
トーエン「遠い~。何日かかるんだ~。」
住民「四日ぐらいだな。」
*移動方法について何も会話していないのであーる。
レッシュ「一日ちょいでつくねー。」
トーエン「ゲートとかないの?」
住民「何それ?」
レッシュ「この魚をそこにもっていくの?」
住民「そうだが~。」
トーエン「魔方陣があってだな~。それに入ると、向こうの町に行けるようなものだー。」
住民「そんな便利なものがあるならー。俺たちを連れて行ってくれよー。」
チェルシー「そうそう金龍のことを聞かないと~。」
住民「なんか~。たまに飛んでいるぞ。」
住民「そうそう。黒い山脈のほうに飛んで行ったぞ。」
レッシュ「場所が違うのか~。」
トーエン 必死に通訳している。
住民「手前だってー。」
レッシュ「どうせ同じ方角なんだしー。ちょっと脇道それても~いいんでないー。そうそう。この巨大なゴーレムは、ここで作ったんですか?」
住民「いや~。そんなのできないよー。」
レッシュ「じゃ~どうしたんですか?」
住民「高名な魔法使い様にお金を積んで、作ってもらったらしい。」
レッシュ「じゃ~それってフォイグンの人たちなんですか?」
住民「いや~我らではない。人間の魔法使いに用立ててもらったそうだ。」
トーエン「こんなすんごいものを作れる魔法使いいたか?」
住民「これでも~本物じゃ~なくて、レプリカって聞いたけど。本物はもっとすごいんじゃ~ないのー。」
トーエン「この大きさだし。それはそれでなかなかのものですよ。」
住民「オリジナルは、爆発四散したという噂だしー。」
冒険者たちは、びっくり仰天する。
住民「いや~何体かは、あったという話だしー。」
チェルシー「古の古代文明の遺物ってやつか~。」
住民「これはかなり酷使しているしー。すでにかなりボロボロだぞ。」
トーエン「じゃ~購入したのは、村長(むらおさ)?」
住民「いや~もっと偉いよ。一番偉いお方だ。王だ。」
トーエン「じゃ~そこまで行きますか~。ついでに金龍でも探して~。金龍はどこで見た。」
住民「あの黒い峰々の麓の渓谷だ」
トーエン「じゃ~へんな者とか出ないのか?」
住民「あのあたりは、神聖な土地。我らは立ち入らぬ。」
トーエン「立ち入るとなんかおきるとか~。」
住民「金龍もでるような場所にほいほい行かないよ。」
トーエン「そこでやっちゃ~いけない風習があるとか~。」
住民「だから~行かないんだってー。」
トーエン「入るとどうなるの?俺たちが今からいくと言うとどうなるの?」
住民「聞かなかったことにします。」
住民「引き留めても無視するでしょう。」
住民「もういい加減いいかな。仕事は山積みだしー。急いでしないとー。魚の価値が下がる。」
住民「バッグベアーに支払いもしないといけないしー。」
トーエン「じゃ~魔法の絨毯で出発するとしますかー。」
村人総出で魚を運び、血抜きをして内臓を取り、てきぱきと加工処理をしている。
あるものは、バッグベアーと報酬の対価について話し込んでいる。
荷馬車はいくつかあるようだ。大した道路はないが、轍はある。
空飛ぶ魔法の絨毯を取り出し、乗り込みふよふよと飛んでいく冒険者たち。

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無視

トーエン「余計なことをしないで、待っていよう。」
バッグベアー「気がつくの遅い。」
バッグベアー「会話しないほうがいい。馬鹿がうつる。」
冒険者達は、ゴーレムの肩から釣りをする。
10月25日
遥か彼方に陸地が見えるように思える。
チェルシー「島が見えたぞー。」
トーエン「干していた魚をしまわないとー。」
レッシュ「ハンモックをしまわないとー。」
バッグベアー「面倒な輩がやっと出て行く~。俺たちは自由だ~。」
バッグベアー「まだ~四日ほどかかる。こいつは遅いからなー。」
島の高みには、漆黒の峰々が続いているのも時間がたてば、見えてきます。
トーエン「なんか~くれ~。」
バッグベアー「バラムツならあるよー。」と渋々切り出す。
トーエン「それ~下痢するから~だめー。」
渋々 4匹わたす。
調理をしはじめる賄い家政婦のおばちゃん。
バッグベアーは頭からがぶりと食っている。
食事の方法でバッグベアーと口論になる冒険者。
バッグベアー「生のほうがうまいのにー。わからん奴らだ。」
注意!魚のカルパッチョ(日本発祥)なので西洋料理ではない。
ひたすら釣りをしているレッシュ。
釣果はしょぼい
10月29日
バッグベアーは、海岸線にそって、西に向かうことにする
トーエン「上陸しないのかよー。」
バッグベアー「しないよー。」
しばらくすると建物が50戸程度が散在する集落が見えてくる。
浜辺に上陸して、網を引き上げて、魚を引き渡す作業をすすめるバッグベアーたち。
建物がわらわらと出てくる住民は、
白髪のエルフのような顔だち、浅黒い皮膚である。
毛皮を着込んでいるか、白っぽい服装の人たちがわらわらと出てくる。
すべて男性のようです。
魚をあつめて、捌いて保存食の為の加工作業を必死にしているようです。
その作業を観察しているバッグベアーたち。
レッシュ「報酬は、だれからもらうの?」
バッグベアー「用心しないと、報酬を略奪するつもりか~。信用できないんだ~。」
警戒するバッグベアー。
冒険者は、世話になったバッグベアーを放置して、地元民のところに向かう。
必死に作業をしている地元民
冒険者達は、話をかけるもガン無視される。

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16日後の網を 下ろした
10/18
トーエン「魚より海獣だろー。そっちのほうがうまいぞ。」
バッグベアー「海のど真ん中に海獣なんかいないぞ。」
トーエン「じゃ~海獣のいるところにいこうぜ。」
絶句するバッグベアー。あまりの無理難題の連続にあきれる。
トーエン「目指すなら~シロナガスクジラだろー。」
チェルシー「耐寒の魔法の指輪があるから、平気なはずだー。」
バッグベアー「づるいー。」
大海原をもくもくと進んでいく。
霧がひどくて先はなにも見えない。
天気はどんどん荒れ模様である。
トーエン「何日かかるのー。」
バッグベアー「この調子で、まだ一週間ほどかかるよ。」
魚が備蓄が尽きそうなところに魚を食わせろとトーエンがいいだし、一悶着。
バッグベアー「魚獲るなといっただろー。まったくー。」
トーエン「鯨が一匹とれれば、一月は平気だ。」
バッグベアー「現状認識が皆無でわがままな奴は、話にならん。空気でもくってろー。」
トーエン「ミンクグジラぐらい摘んでひょいってできるガタイじゃないですか~。」
*ミンククジラは成獣ではオスで平均体長6.9メートル、メスで7.4メートル、成獣の体重は平均して7トンから8トン程度。
バッグベアー「それは妄想だな。だいだい ひょいっとって大きさじゃないし。よってこないし。だいたいこいつは遅い。」
バッグベアー「霧まぎれて、馬鹿な人間の小舟がかかることはあるが~。」
レッシュ「血を垂らす生魚がいれば、わんさか鮫がやってきますよ。」
バッグベアー「あんなのー。面倒で美味しいのか?」
トーエン「調理法によります。」
チェルシー「指を少々切って、そのまま腕をいれれば~勝手に網に入りますよー。」
バッグベアー「腕ごとその体全部もっていかるわ~。その発想がおかしい。」
トーエン「獲ったその日に食ってしまえば最高!」
バッグベアー「俺たちが食うんじゃ~ないと何度もいっとろうが~。馬鹿はそっちだ。」
バッグベアー「こっちはビジネスをしているのだ。」
トーエン「三日以内に処置しないとー。臭くなるんだ。」
バッグベアー「そんな場所と工数があるというのか?ないね。」
レッシュ「いやいや。半日だってー。すぐに食わないと。」
トーエン「早期に処置をすれば、なかなか腐らないので保存食にもってこいです。どこかの山中に鮫を食う風習があって、まーそういうことです。」
バッグベアー「時間の無駄だ。」
バッグベアー「網を下ろしているから、とりあえず目的地に向かってそのまま前進だ。」

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突破

じたばたしているがゴーレムはもくもくと進んでいく。
荒波とかお構いなしなので時間だけが過ぎていく。
トーエン 何度か結界の魔方陣に挑戦するも上下左右すべて失敗する
トーエン 楔で打ちつけて穴をあけようとするもすぐにばれる
バッグベアー「いい加減しろ~出ていて~。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えてる
バッグベアー「呪文唱えているばればれだ~。だから~人間は信用できないんだ~。」
食い物のかけらを投げつてくる。
打ち返すレッュ。
残飯がバッグベアーに命中する。
エリー 空飛ぶ魔法の絨毯でゴーレムで並走している。
石つぶてと投げ合う
うまくいくことを確認すると今度は宝珠に向かって石をなげるトーエン。
仕方なく楯を出してきて、宝珠たげは守ろうとする
ぶつぶつ文句を言うバッグベアーたち。
操舵室でものばかりが飛びかう。
レッシュ「結界がないことになれば、話もうまくいく。」
罵詈雑言言っているバッグベアー。
トーエン「宝珠は爆発するから危険なんだって~。」
バッグベアー「爆発したら~大変なんだから~。やめろー。」
レッシュ「爆発しても困らないし。」
バッグベアー「ひどいー。この状況でも乗っ取ろうとしている。最低だ。」
翌日レッシュ ぶつぶつ文句唱えている。二回
突然 結界が消えてしまう。
チェルシー「ようやく腹を割って話ができなますなー。」
防壁の効果が消滅する。
レッシュ「君たちを守るものがなくなった。」
トーエン「氷の島に住む住人とはなんだ。」
バッグベアー「それは異世界からやってきた奴らだ。」
レッシュ「危険だ~。」
バッグベアー「白髪の一団だよ。人間やエルフのようだが浅黒い皮膚で白髪だが。信仰が違う。」
トーエン「ドロウのようでドロウではない。」
バッグベアー「神は、樽に花がついている。」
チェルシー「まったくわからん。」
バッグベアー「蛸頭から逃げてきたとか。それが入植してきたらしい。」
レッシュ「ドロウとは仲が悪そうだな。」
バッグベアー「その仲介業者が間にいるんだ。」
チェルシー「金龍についてきかないと~。」
バッグベアー「飛んでいるのは見たことがあるよ。ここまで来たのは今回はじめてなんだ。」
トーエン「じゃ~そのまま会いに行こうぜ。金龍をさがして。これで手をふれば気がついてくれるよ。」

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洗濯

バッグベアー「え~~~~。」
バッグベアー「人間は信用できない。」
トーエン「結局、他の種族だと思っているだろー。バッグベアーじゃ~ない。と思っているだろー。」
バッグベアー「それを言うと、人間の虐殺ぷりのほうがひどいぞ。みんな虐殺するしー。国がちがうだけでよく殲滅したり、奴隷にしたり、それはひどいじゃ~ないか~。」
トーエン「否定はしない。」
バッグベアー「ほら~。だから~信用ができないんだよー。」
トーエン「ゴブリンはじゃんじゃん増えているし、駆け出しの冒険者は概ねゴブリン退治と相場がきまっている。ゴブリンの亜種なら~そさらしくしろー。」
バッグベアー「論点をずらしてくる戦略のようだ。」
トーエン「畑からぬすむしー。それはひどい。」
バッグベアー「それは神がそこにおいといてくれたものだ。土地を奪い、痩せた土地に追いやって、彼らにはそれしか生活できないように仕向けておいて、その言いぐさはひどいな。」
トーエン「よの理というものがあってだねー。畑からものを盗む。と畑が耕すものがいなくなる。そうなると食べるものがなくなる。」
バッグベアー「あれは、神が我等のためにそこにおいておいたものだ。」
トーエン「いやいや。あれは畑を作った人のものだ。」
言っていることをまったく理解できないバッグベアーである。
バッグベアー「人間は野菜をつくることなぞはてきないはずだ。野菜を生むなんてきいたことがないぞ。カサカサでもあるまいしー。」
トーエン「一生懸命人間が世話をしている。努力をしているのー。」
バッグベアー「ほら、人間が作ったなんて大嘘じゃないか~。意味がわからん。」
トーエン「人間が農作業をしているということだ。そうだちょうどいいものがある。これで農作業をしよう。」
バッグベアー「能書きはいいから、さささっとおりてくれ~。」
バッグベアー「やはり、これを略奪するつもりだ。」
トーエン「貴方たちがなにをするのか?わからないから、農作業をしようと言っているのです。」
バッグベアー「人間は信用できない。」
バッグベアー「我等は魚をとっているだけだ。」
トーエン「ここから、魚を根こそぎとっていったら人間が飢えて死ぬじゃないか~。」
バッグベアー「そんなことをするのは人間だけだよ。」
バッグベアー「底引き網じゃ~ないしー。根こそぎなんてしないよー。漁は人間のいないところまで行ってからやるから、いいじゃん。」
それでも納得しないトーエン。
ぐぢぐぢしている。
レッシュ「それなら~いい。」
バッグベアー「話のわかるバッグベアーなんだ。勝手にどかどか入ってくるし。」
トーエン「じゃ~見届けるため、そこまでついていく。乗っていく。」
絶句するバッグベアーたち。
トーエン「だって~獲らないって信用できないもーん。」
バッグベアー「16日もいるの!」
チェルシー「大丈夫おかいまなく。」
バッグベアー「息苦しいですけどー。」
トーエン「そりゃ~火たいてー換気ができてないから~だよ。」
バッグベアー「そうか~。納得。」
チェルシー「だから~扉をあけよう。」
まったく違うところの小窓があく。
新鮮な空気が入ってくる。
意地でもあけないようだ。
ぽりぽりビーフジャアキーを食らうバッグベアーたち。
レッシュ 洗濯物を干しだす。
椅子とテーブルをだし ティータイムをはじめるトーエンたち。
違う扉をあけて、釣りでもして時間つぶしをもくろむバッグベアー。
しかし、海面までの長さがありすぎてまったくうまくいかない。
すぐにもどってくる。

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信用

バッグベアー「人間は卑怯で、理不尽な奴ばっかりだー。」
トーエン「そうそう、さっさと雇い主を教えろ。そうすれば楽になる。面倒な会話も終わる。アイミックスや死せる王ぐらいだった。まーしょうがないか〜。になる。」
バッグベアー「その〜北方の島にある漆黒の山々があって、樽形の胴体...。」
トーエン「ひょっとして、12人目の男か。神にならんとする老人か?」
レッシュ「これは放置でいいのー。」
チェルシー「ルールを守ってくれればいいんではないのー。」
レッシュ「このゴーレムは使い道がないしー。」
バッグベアー「ひょっとして、これを奪取しようとしているのでは~あるまいか~。」
バッグベアー「人間は信用できない。」
バッグベアー「樽形の胴体に星というか、花がそこから生えているような彫像がいろいろと並んでいるところだ。そこには偉大なる首領様が治める土地があってですねー。」
トーエン「完全に怪しいじゃ~ないか~。」
バッグベアー「だから~そこの出入り業者から仕事をもらってですねー。そこの居留地むけの食料なんですよ。」
​トーエン「その首領様は神を目指しているのか?」
バッグベアー「そんな話は聞いたことはない。君らの知っているこの地域より外の世界だ。」
トーエン「めちゃくちゃ悪の組織っぽいんだが~大丈夫?」
バッグベアー「そんなことを言われても~ねぇ~。こっちからあんたらは我等を排除せんとする略奪者にしかみえないのにー。」
トーエン「この巨大ゴーレムは、ほかにどんだけあるの?」
バッグベアー「これは借り物だしー。仕事ともに貸与されたものなんだよー。そもそも作れないし無理。」
レッシュ「なんで~ここにいるのー。」
バッグベアー「他にもいろいろと頼まれものがあってねー。いろいろと仕入れていくんだよ。」
トーエン「頼まれものって。」
バッグベアー「野菜とか、ほうれん草とか~」
チェルシー「採れないもんなー。」しみじみ
トーエン「なんで~そんなところに居留地があって住んでいる?。」
バッグベアー「何かが採れるようだ。それしか知らない。油とか宝石とか」
トーエン「貿易しているという話はきかないし。」
レッシュ「我等が貿易ルートを確立すると一攫千金とか~。(ぐふぐふ)」
バッグベアー「極悪人にしか見えない。」
チェルシー「交渉相手によりますなー。」
トーエン「見逃すと貴方たちがなにをするかわからん。」
バッグベアー「勝手に押し入って能書きえんえんたれるの~簡便してほしいなー。さっさと出ていってくれ~。」
レッシュ「そこらじゅうかっさらってきたじゃ~ないか~。」
バッグベアー「人の土地に勝手に侵略しといてー。新大陸発見と言い出す輩と同じだ。己以外はすべて好きに
してよいと神が言ったという妄想をもっているだけの輩だよ。我等は悪の組織ではない。」
トーエン「とめろと言われるまで好き放題やって、人間をぽいぽい捨てていたからだ。だから~放置できなくて困っているんだ。」
バッグベアー「見解の相違だな。」
トーエン「これがこの辺で活動している夜盗のゴブリンだったら~切り捨てて終わりなんだよー。」
バッグベアー「我等の生存権を全否定だもんなー。」
バッグベアー「そもそも~われらはゴブリンではない。話のわかるバッグベアーなんだしー。」
トーエン「人間をぽいぽい捨てておいて~。第一扉がまだ開いていないし。」
バッグベアー「見解の相違だな。」
バッグベアー「海なんだしー。大丈夫だよ。」
トーエン「漁民さんが攻撃していたわけだしー。」
バッグベアー「当事者でもなんでもないのに、勝手に割り込んでくる了見がすごい。まったくおおきなお世話だ。」
バッグベアー「ま~気をつけるよ。」
トーエン「バッグベアー信用できない。」

|

絶叫

突然、扉の外に現れるトーエン。
今迄の経緯を説明する。
トーエン「レッシュ。ハンマー貸して〜」
ハンマーとクサビをレッシュとチェルシーから借用して、いきなり消えると。
再び、巨大ゴーレムの中に出現するトーエン。
バッグベアーが槍を持って突っ込んでくる。
トーエン ひらりひらりと受け流しをする。
バッグベアーは槍を持ったまま、壁面に激突しているのが三人
突っ込んでくるのを諦めて、魔法陣の中に逃げ込むバッグベアー。
この魔法陣は、幽体金縛りの魔法陣と人間侵入不可という二重の防御壁を形成している。
バッグベアー「もう急ごう。我らは急がないといけない。こんなところにうじうじしているわけにはいかぬ。」
トーエン「いやいや。もうちょっとマットけー。」
バッグベアー「こんなに譲歩しているのに。まだまてと。」
いきなり消えるトーエン。
エリーを空飛ぶ魔法の絨毯に残して、チェルシーとレッシュを魔法の盾の秘密の場所に放り込み
再び、巨大ゴーレムの中に出現するトーエン。
さらにチェルシーとレッシュも出てくる。
チェルシー「紅茶冷えてしまいましたよ。」
トーエン 「あ〜しんどかった。」
レッシュ ぶつぶつと呪文を唱える。
効果は現れない。
困惑するバッグベアーたち。
チェルシー「漁場を荒らした罪と大きいぞ。」
バッグベアー「我らは、人を助けるから待てと言われてちゃんとしたではないか。」
レッシュ「そんな話、全く知らないし、聞いてもいない。」
絶句するバッグベアーたち。
バッグベアー「やはり〜人間は卑怯だ。信用でできない。」
トーエン「扉が開いていない。よって冒険者の名にかけて言ったことは、全て履行されない。」
絶句するバッグベアーたち。
バッグベアー「やはり〜人間は卑怯だ。理不尽だ。納得いかない。単なる強盗だ。」
チェルシー「何か、約束していたの?」
トーエン「扉が開いたらねってことでいろいろとね。しかし、扉が開いていない。ゆえに約束は反故だ。」
バッグベアー「勝手に入って来といて、無理難題言いまくる。酷い奴だ。」
バッグベアー「単なる略奪者だ。」
レッシュ「正義の名にかけて、人間に不利益を及ぼすことを無視することは我らにはできない。」
トーエン「あなた達がここで漁をしている地域が悪いのだ。ここがあなた方の漁場なわけがないでしょう。」
バッグベアー「それは人間のおごりだ。既得権益を主張することは意味不明。」
トーエン「ここで住んでいる人間が、魚をとっているわけだから〜。あなた達は、もっと向うの北方で漁をすべきなのだ。」
バッグベアー「その指図する根拠が意味不明だ。傲慢だな。」
トーエン 「北方の島あたりだと十分浅いだろー。」
バッグベアーは、もう会話にうんざりという感じ。
バッグベアー「じゃ〜行くから〜出て言ってくれよ〜。」
トーエン「いや。行く途中が問題なんだよー。」
盗人に追い銭状態で、すでにくたびれているバッグベアー達。
バッグベアー「じゃ〜網を引き上げるから〜文句はないだろー。」
チェルシー「魚をここでとっても、鮮度が落ちちゃう。」
トーエン 「腐っちゃうのに、一体何日かかると思ってるのー。」
*バッグベアーは、俺たちの食事が〜と思っていますが、話がこじれるので何も言いません。
バッグベアーは自分たちの言葉で散々愚痴ったり、悪態をついていますが、人間にはわかりません。
チェルシー「クレームは雇い主にいうものです。」ときっぱりと言い切る。
何か絶叫しているバッグベアー達。

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向こうのバッグベアー「了承されているからいいんでないのー。」
トーエン「人間は信用してはいけない。ふむ。ここは操舵室ですよね。ふたつの宝珠は、どこにあります。」
向こうのバッグベアーが多すぎてよく見えない。
トーエン「その氷の島にはなにが住んでいる。」
向こうのバッグベアー「我らの知人が住んで居る。食い物がたりないからと言われて売りにいくのだ。」
トーエン「あえて、種族名隠しているよね。聞きたいところの本質はそこなのだ。」
向うのバッグベアーは、内輪で相談している。
向こうのバッグベアー「そうそう、ドローではない。」
トーエン「アイミックスじゃ〜なくて、氷の精霊王を崇拝しているとか。」
向こうのバッグベアー「なんじゃ〜そりゃ〜。」
トーエン「寒冷地にわざわざ住んでいるという輩はなに?」
向こうのバッグベアー「樽形の胴体に星というか、花がそこから生えているようなものだよ。触手が色々と生えてるいる。その鉢植えの向うだよ。」
トーエン「エルハイドラ、アボレスの破滅を夢見ルもの。扉を開けないし、誰に売るかも教えられん。よしわかった。」
トーエン「どうしても開けないというだな。これは最終警告だ。」
返事はない。
トーエン 操舵室の内側から扉に向かって蹴りを入れる。
扉「痛い!痛い!痛い!」と喚く。
トーエン「効果ありだな。」
ガシガシ蹴り入れる。
扉「痛い!痛い!痛い!」と喚く。
トーエン「永遠に蹴り続けるから、開けたほうがいいぞ。」
扉「そんなの〜むり。」
ガシガシ蹴り入れる。
扉「痛い!痛い!痛い!」と喚く。
トーエン「この扉ごときが〜。開けろー。」
ガシガシ蹴り入れる。
扉「痛い!痛い!痛い!」と喚く。
トーエン「そのうち曲がって開かなくなるぞ。」
扉「そんな〜口答えするしかできないのにー。無理〜。」
トーエンがうだうだしている間に、取り残されていたバッグベアー
は、向うのバッグベアーの集団に合流してしまう。
トーエン「扉がダメなら〜。隣の壁をブチ抜けばいい。岩ぐらい崩せる。」
ガシガシと籠手で殴りつける。
ちょっと疲れたの
扉「痛い!痛い!痛い!」と喚く。
いきなり消えてしまうトーエン。

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信用

トーエン 扉の小窓をあける
扉ののぞき窓をあいて トーエンの瞳が見える。
トーエン「しばらく止まっているのでー。漁民をたすけといてー。」
言われて、空飛ぶ魔法の絨毯に乗るチェルシー、レッシュは、自在に飛び、下に降りていく。
チェルシーは網に飛び移り、なんとか捕まっている漁民たちを助けようとこころみる。
止まっているので開口部からなんとか出てくる漁民たち。
ゴーレムの頭の中では、
トーエン「今までの漁民はなんとかなるとして、これからも歩いていくの?」
向こうのバッグベアー「ま~そうだが~。」
トーエン「この先に町があるでしょう。そこも同じ感じで進んでいくの?」
向こうのバッグベアー「上陸なんか~しないよ。」
トーエン「上陸しなくても~漁民はあっちこっちにいるじゃん。」
向こうのバッグベアー「勝手に入ってくるのまでー。面倒見れないよ。」
トーエン「え~~~。それって無理な話だ。」
向こうのバッグベアー「え~~。もう人間住んでないだろー。漁民なんか~。無理だろ。」
トーエン「この先に町が一つある。周辺には漁民はいる。」
向こうのバッグベアー「一個しかないだろー。」
トーエン「この先に町があるってーことは大勢の人がいるってことでー。」
*この発言はおかしい 万人単位の都会は時代設定としておかしい。ゆえに修正する。
向こうのバッグベアー「浅瀬を通過すれば、巻き込む要素は多分にある。我らは深みにはまって水没することは避けないといけない。」
トーエン「これもコスースの関係?」
向こうのバッグベアー「コスースの巨大ゴーレムの偽物だよ。かなりいい感じに出来上がっているがね。」
トーエン「ガンガルとか、ザイックとか~。そっち?だから~扉あけろー。」
向こうのバッグベアー「も~。与太話はいいから~。勝手にでていけー。我らは、網をあげて、北に向かうから~。」
トーエン「北に何しに行くの?」
向こうのバッグベアー「人間がいない海域で網を下ろして、漁するんだよ。」
トーエン「そんなにいっぱい獲ってどうするの?」
向こうのバッグベアー「そりゃ~売るに決まっているだろー。氷の島に。」
トーエン「そんなところに人が住んでいるの?氷の島なんて聞いたことがないなー。」
向こうのバッグベアー「ま~前金で契約金をとりあえずもらっているからなー。」
トーエン「こんなに頼んでいるのに扉を開けないんだな。」
向こうのバッグベアー「人間は信用できない。」

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より以前の記事一覧