斥候

透明になって、チェルシーはすり抜けて市内を見に出かけていく。
町中にの人通りは皆無。建物は整然と並んでいるが、兵士しかいない。
兵士は隊列をくんで、行進の練習をしているのが見える。
他は何もない。
工場は稼働して、煙突は煙がもくもくと吐き出している。
風がピューーーーーとふいている。
酒呑んでいる兵士がうろうろしていると逮捕されるのが見える。
まれに荷馬車がたまに走りすぎていく。
冒険者は、宿舎に軟禁状態である。
建物の中にはいると、暖かく暖房がきている。
幹部は、まったく違う普通の食事をしているのが見える。
庶民の生活とは別世界の境遇であることがわかる。
特権階級はでっぷりしていて、待遇が違うようだ。
チェルシーは、その市内の見聞をして、観察をして戻ってくる。
大通りは、ただ広いだけで人通りは皆無
巨大な工場区画と大通りを挟んでの雑然としている小さな町工場が広がっている。
煙突が大小が林立している。どこからも煙がもくもくと出ている。
住居区画や畑や家畜小屋という明快なものは、まったくないことに気が付く。
巨大な工場には、窓はほとんどないという状況。
灰色ばかりの壁が続いている。
都市部周辺は、荒地ばかりという状況。この時期では枯れた草と苔程度しか見かけることはできない。
カサカサという草の群生地は、見る影もなく腐っている。
高層の工場の上層部分には、特権階級の住居部分があって、まったく違う調度品や生活をしていることを
合成ラーメンではなく天然の食材をふんだんに使った料理がふるまっている。
支配階級は、どこにいるかと探し回るチェルシー。
軟禁状態の冒険者は、
レッシュ 腕立て伏せをしている。終わったら、腹筋を必死に鍛えている。
トーエン「ベントラー ベントラー あいちゃ~ん あいちゃ~ん。ほんだららった へんだららった どんがらがった ♪ふん ♪ふん。」
と祈りを捧げている。
トーエン「半熟英雄あぁ世界よ半熟なれ。半熟ヒーローは最高!」
暖炉に向かってブツブツとつぶやいている。
暖炉の火は急に小さくなったり、まったく違う色の青い火が燃え上がったり、暖炉の中が混沌が渦巻いています。
「幽閉されているので、返事をすることができません。」
トーエン「えーーー。誰に。」
「娘ぇ~にぃ。。。(ドゲシ罵声悲鳴)プーープーー。」
という声がして、会話が途切れてしまう。
トーエン「神々の事情には、ちょっと疎いんで~。」
今までの炎とは、まったく違う青い炎が赤い炎を駆逐して、前に出てきます。
「幽閉してやったわー。あっハハハハハ。」
トーエン「それって、娘ちゃうってー。呼んだんだからなんかいえー。」
「助けて~(悲鳴)」
トーエン「アイミックスさん?」
「う~ん....アイミックスだよー。」
レッシュ「これは怪しい。なんか変だぞ。言動がらしくない。」
火がしゅーーーんと消えてしまう。
青い炎がめらめらと燃え上がる。
トーエン「どうも。はじめまして~。」
青い炎「きら~い。邪悪はきらーい。混沌はきらーい。」
トーエン「いえいえ。まだ~中立なんですけどー。」
青い炎「善だもーん。他はきらーい。」
トーエン「そんなら~くんなや~。(`へ´)」
青い炎「ひやかしーひやかしー。」
トーエン「今回はご縁がなかったということでー。」
暖炉は普通にもどっていく。
*参考 アドベンチャータイム#69
しばらくすると透明なチェルシーがもどってくる。
見聞してきたことを説明する。
コモンで堂々と会話している。フォイグンの民には理解できないと思ってだらだらと説明している。

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反逆

チェルシー「忠誠心の高いのがきましたなー。」
トーエン「常に食事がまともにできる階級は、食事程度では動じないか。食べ物作戦は終了かな。」
11月5日
トーエン「綺麗な水も必要だな。」
市民が5人子供をつれて、どかどかとやってくる。
やり方を秘密にしたいレッシュとぐだぐだ話こんでいる。
親を遠ざけてぶつぶつ呪文を唱える。
トーエン「できるだけ樽をもってきてくれ~。」
誰に話をしているのか?よくわかりません。
警備兵は、まったく動こうとしません。
トーエン「ここの水は汚い。綺麗な水をいれる容器が必要なのだ。」
警備兵「ドラム缶ぐらいしかない。」しかし、錆がてんこ盛りである。
と持ってきたものに散々悪態をつく冒険者。
トーエン「今日の食料をここに集めてくれ~。」
警備兵 しぶしぶ皿にもった料理を12皿だしてくる。
レッシュがぶつぶつ呪文を唱える。料理の色が微妙にかわる。
警備兵が観察している。
その料理を子供たちは、元気に全部食べてしまう。
警備兵「お前らの食事を全部たべてしまったぞ。ったくー。」
トーエン「おうちにもどって、大きな鍋をもってきなさい。」
子供「むり~。」
トーエン「明日くる子供たちに薬を渡したいから、鍋をもってくるように伝えてくれ~。」
11月6日朝
また、5人子供たちがやってくる。
彼ら、水筒を持っている程度である。
革袋の水筒です。
トーエン ぶつぶつ文句を言う。
11月8日
最初にきていた警備兵は、死刑になったという噂を聞くことになる冒険者。
身の回りの世話をしている係から、そんな話を聞く。
世話係「巻き込まないでくれよなー。」
トーエン「どうやら~この国と手を結ぶことはないなー。」
レッシュ「上層部は全員抹殺だなー。」
食事を何も変わらない美味しくないものなので、まったく手をつけない。
屈強な警備兵は4レベル戦士であることが判明する。
チェルシー「撤退する。種だけまいてー。金龍もいないしー。」
トーエン「これだけ厳しくないとー。異世界を旅してまわることなんかできないんじゃ~ないかな。」
トーエン「殺された人たちは、全員?」
世話係「反逆罪ってことでー。家族ごと全員処刑されたらしいぞ。」
トーエン「じゃ~死刑だな。」
レッシュ「勲章ついている奴を全部処分ですかねー。」
トーエン「次の会議はいつかな。工場長に聞いてきてくれ。」
警備兵「それはわからん。ここから動くなという指示だ。」
トーエン「では勝手にいくぞ。」
警備兵「はて?」
トーエン 仕方なくだらだらしている。

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兵士

トーエン「あばれちゃうぞ。」
民衆の目の前でうまそうに食らう。
チェルシー「おばちゃんのオートミールうまいねー。」
おばちゃん「いつもは、そんなことは言わないのに。」
トーエン「ハーブを使って香りのいいものを作ってよー。」
香りにつられて、警備兵が三人やってきます。
トーエン「あんなものを食っていると病気になるぞー。」
警備兵「これは子供たちに持っていけないか。容器はあるのでー。」
チェルシー「こっそり持って帰っていいぞ。」
タッパを抱えた警備兵がひとり、どこかに行ってしまう。
トーエン「君たちには食べさせたい人はいないのかい。」
警備兵は、ごにょごにょしている。
警備兵は顔があっちを向いているが手が動いている。
入れ代わり立ち代わり塀の中で警備兵が交代している。
警備兵内部で騒動があったようで、外周の紐をはずして、もっと大がかりな塀を造作しはじめる。
さらにバリケードを増やし始める。
トーエン「一度味わった無添加のうまみを忘れることはできないからな。(にやり)」
警備兵に料理をタッパにつめて、彼らはどんどんその場所を離れていく。
できあがった外周を取り囲む高い塀によって完全見えないような状況となる。
今までの警備兵と入れ代わりに屈強なまったく違う容姿の警備兵に入れ代わることになる。
屈強な警備兵は、料理にはまったく手をつけない。
制服にはまったく違う紋章がついていることに気がつく。

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配給

トーエン「疾病治療に続いて、治癒呪文をかけたほうがいいんでないかい。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
子供は元気になる。
トーエン「貴方たちに毒を消せるものはないのですか?貴方たちの神は奇跡を起こすことはできないのですか?そういう僧侶はいないのですか?」
工場長「僧侶って何?どういうものなのだ?」
トーエン「司祭とか僧侶とかいないんだー。」
チェルシー「濾過装置を作ってもらわないとー。無理~。子供たちの為に空気や水を綺麗にするものが必要なんです。」
工場長「言葉が皆目わからん。」
士官「なんでそんなことをするのか~。」
フォイグンたちは口論を始める。
「時間の無駄だな。」
「労働者は使い捨てだ。何の意味があるのか?」
「この者たちは、我等の邪魔でしかない。」
「工程遅延は問題ですな。」
「使えない労働者を処分する方法の副作用について、なんかいろいろとごねているとしかおもえん。」
「納期は厳守です。」
「この会議は、そもそも時間の浪費だ。」
「もう食事の時間だ~。」
「お腹すいたー。」
レッシュ「混乱しろー。」
トーエン「この工場をこのまま稼働させると子供たちがばたばたと死ぬことになりますが。異教徒と言って手を結ばずにいるか~。我々と手を結ぶのか。」
少佐「そいつを一人くれ~。どうせ奴隷だろ。」
トーエン「違います。仲間です。利害が一致している人です。」
工場長「言っている意味が理解できぬ。」
トーエン「子供たちを彼に預けるといいでしょ。時間はかかりますが~。マイドゥという神が助けてくれるようになりますね。そうそうマイドゥの神殿を建てましょう。信者がふえれば、神官になるものもできるでしょう。そうすれば、毒素を浄化することができます。」
レッシュ「布教活動だ~。」
工場長「神ってなんだ~。布教活動なんだ~。」
少佐「我等は洗脳して、奴隷にして売り飛ばすという計画であろー。」
士官「やはり~よそ者を中にいれてはいけなかったのです。」
トーエン「神というのはーですねー。アイミックスとか、名前を言ってはいけない鎖に縛られた奴とかそういう人たちですねー。」
工場長「神は我等は認めない。」
トーエン「現実として、子供は治癒しましたよ。」
士官「それは、貴殿の力であって。神ではない。」
少佐「その通りだ。神の力ではない。」
レッシュ「私の力は神の力なのです。」
口論を始めるフォイグンたち
「我等には理解できない言葉ばかりだ。」
「この会議は、そもそも時間の浪費だ。」
「もうみんな神ってことでいいんじゃない。」
「もう食事の時間だ~。」
「人と神は同じで、強いか弱いかぐらいでもういいじゃん。」
「お腹すいたー。」
「そうか~。我等は神ってことでいいですー。もう不毛な議論はやめよう。」
レッシュ「患者を用意していただければ、三分で直します。話がまとまるまで待ちます。」
工場長「宿は提供しよう。食事もつけよう。子供らを直してくれ。」
トーエン「そんなジャガリコを加水して、チーズを増せたような食事はいりません。」
工場長「我々にはこれ以上のことは無理だ。」
フォイグンの長老達は急いで退出する。
案内されるままに宿泊先へと移動する冒険者たち。
かなりの高さの鋼鉄の塀で囲まれた四角いプレハブのような建物に案内される。
架設の避難住宅のような簡素な建物である。寝泊まりできるような簡易的な建物である。
かなり寒く、申し訳程度の暖炉がある。
鍋にたっぷりと原型をとどめないまでに真っ黒な煮込み料理が出てくる。
あまりいい香りではない。
士官「たんと食べてくだされ~。」
外をみると入り口の門には、紐を貼って、市民立ち入り禁止の表示がされていることに気がつく。
トーエン「子供たちの為に食事を配られせてください。」
塀をすべて取り囲むようにさらに外周には等間隔で棒をたてて、さらに紐を張り回して「市民立ち入り禁止」の札を随所にさげている。
民衆が遠巻きに観察している。
トーエン からの鍋を取り出しがんがん叩いて、食事の配給ですよー。と叫ぶ。
わらわらと兵士が集まってくる。
紐内側で釜を取り出し、料理を始める冒険者たちは匂いで民衆を集めようとする。
しかし、その紐を貼っている傍らにどこかで見たことがある樽を満載にした荷馬車がとまり、何事かを叫ぶ。
民衆は列をなして、荷馬車に並ぶ
民衆は札を握りしめている。
札と交換で魚の塩漬けを何匹かもらっている。
レッシュの鍋に手を伸ばそうとすると兵士が割ってはいるような状況である。

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治療

トーエン「先程動かしていた巨大なゴーレムのたぐいはコスースのところのコピーですかね。コスースの神殿のオリジナルのモノはぶち壊してしまいましたよ。」
工場長「コスースって何?」
トーエン「炎の神ですね。」
工場長「そんなのーいたんですねー。」
トーエン「あの巨大なゴーレムの原型ですよ。あの技術はどこから~きたのですか?。」
工場長「あれ~は、西方から~伝えられたものだ。買ったものだ~。」
とかなりシドロモドロである。
トーエン「あの原型は、コスースによって伝えられたものです。」
工場長「我等は、製造法を購入したのだー。」
トーエン「バッグベアーに貸しあたえたのはしょぼかったが、先程ものはなかなかの精巧なものを作られているんですよね。」
工場長「あ~あれ~。まーいろいろと補強はしているからねー。」
士官(外装をはりつけただけじゃ~ないですか~。)
レッシュ「ここは工場であって、本拠地ではないですよね。」
必死に通訳するトーエン。
工場長「われらは、ここにしかいないが~。言っていることがよくわからんなー。我等はここに移住してきのだ。」
チェルシー「異世界からやってきたとか。」
トーエン「前にいた世界があかんようになって、次なる世界を目指そうってことでー。こっちに来たとかそういう奴だな。ここは寒すぎませんか?」
工場長「ここは、鉱物資源は豊富だし、なかなかいい場所だ。寒いと虫や病気は少ない。」
トーエン「しかし~植物は育たない。」
工場長「よく枯れるのは仕方がないことだ。」
レッシュ「食料はどうしているんですか~。」
工場長「金属製品との交換貿易だ。」
トーエン「あの煙はどうあってもださないわけにはいきませんか~。」
工場長「うーむ。それは無理だな。金属加工をしているしー。」
トーエン「知人に同じようなことをしている鉄のエルフの鍛冶屋がいましてねー。廃液垂れ流しとか、煙をひどいと作物が育たない大地が拡大するんですよー。」
工場長「しょうがないんじゃ~ないかなー。」
トーエン「植物を育てていないからいいってことですねー。」
工場長「そんな苦情ははじめてだしー。」
士官「そんなことあったんだー。」
トーエン「あんなことをしていると~植物は育たなくなりますよ。実際、山々の向こうでは死んだ大地がひろがっているのです。」
工場長「住めなくなってしまえば、また他の場所に移住すればいい。」
トーエン 「農地が無縁とか~。土地に縛られていない奴は~。」とあきれるー。
工場長「この世界がだめになったら他に移ればいい。」
トーエン「まてまてえ~い。この世界の人間になにをいうか~。」
工場長「嫌われしまったら~他にいくしかない。余計なことでもめる前に最善の行動だ。」
レッシュ「濾過装置とかつくらないんですか~。」
工場長「なんだ~それ。」
士官「余計なものはコストの上昇をまねく。」
工場長「最近、子供がよく死ぬんだが~。原因は不明だ。」
士官「悪魔の仕業です。」
トーエン「そうだ。今寝込んでいる瀕死の子供はいませんか?」
工場長「それはそれなりにいる。」
トーエン「一人つれてきてもらえませんか?」
しばらくすると一人をゲホゲホ言っているこどもが連れられてくる。
観察している工場長ほか。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
みるみる鉛色に顔がよくなり、元気になる子供。
驚く両親、工場長ほか

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信用

案内されたトーエンは勝手にドレスコードがあると思って、パンツ一枚ではなく、ちゃんとした服を着用する。
下っぱ「なんだ~。服はあるんだー。」
その後をぞろぞろと民衆がめずらしそうについてくる。
それは単なる野次馬です。
兵士は民衆を追い立てていたりする。
兵士「勤労しないといけないモノは持ち場にもどるようにー。点数さげるぞー。」
レッシュ「人間がめずらしいのか?しかしー。栄養状態はよくないのかねー。」
メタボな奴は、まったく見えない。
住民は、かなり貧粗な感じであるといえるような状況である。
迎賓館の中で待っている人たちは、ほとんどは灰色の服装である。
一部には胸のところに小さな四角いものがいろいろとついている。
略章というものです。
トーエン「それってなんですか?」
士官「略章だが~。」
トーエン「(?_?)とっても~正式な場所だぞー。こまったな。」
チェルシー「ちゃらんぽらんではだめってことですよー。」
レッシュ「ここが一番エライ人がいるわけじゃ~ないってことかー。勲章を授与する人が別にいるだろうし。」
トーエン「標準語で話はできませんか~。」
士官「なんだ~それ?」
ひたすら通訳しないといけないことにげんなりするトーエン。
工場長「それで~何ようかな。」
工場長は、降りてきたようだが、略章はなにもない。
大きなテーブルを囲んでいるが話をしているのは、どうやら声の感じから工場長らしい。
工場長の回りには、恰幅のよいおっさんが列席しているが、直接会話することはない。
やにやらごにょごにょ話をしているのが、聞き取れる会話をしているのは概ね工場長ということらしい。
トーエン「魔神を復活するために琥珀を集めていたのですが~。その途中でドローエルフにからまれて~。撃退したら~今度は命を狙われるらようになり~。何度も奴らの企みを阻止したこともあり~。現在敵対状態にあります。」
工場長他 いきなり手を叩き始めるが、腰あたりで変な叩き方である。
トーエン(変な叩き方で信用度ががっつり下がる。)
工場長「つづけてー。つづけて~。」

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迎賓館へ

トーエン「俺たちはドローエルフを四匹倒している。」
工場長「ほー。」
トーエン「奴らがきていた服がある。」
工場長「ほー。」
一部ではどよめきがおきる。
レッシュ「話を聞かせてくれないか~。お互い実のある話ができるだろー。」
トーエン「消極的な同盟を結ばないか~。」
工場長「野蛮人の話がわるんだが~。ほかの奴の言っていることはらくわからん。野蛮人の奴隷か?」
トーエン「奴隷という非人道的な文化は持ちあわせてはいない。利害関係が一致するモノだ。違う言い方をすると導かれし者たちだ。」
工場長「テンデンバラバラでよくわからんなー。何しにきたのー。」
トーエン「ドローエルフと敵対する人たちがいると聞いて、消極的な同盟を結びにきたのですー。」
工場長「たかだか数人と同盟を結んでも意味がないだろー。」
トーエン「戦ってみますか?がちんこで~。」
工場長「超弩級のゴーレムで踏みつけるけどー。」
トーエン「ここでやってもかまいませんが~。近隣に被害も甚大ですのでー。もう少し広いところで~。」
とトーエンまったく動じません。
工場長「超弩級は、まだ何体もあるぞ。」
トーエン「三体だしてきても問題ありませんよ。勝ったら信用してくれるんですか~。」
工場長「なんで~そんなに自信があるんだ~。」
集まっている聴衆に向かって
トーエン「は~い。あぶないよー。」
といきなり人払いをする。
トーエン「奈落への入り口をこじあけるよー。」
ドンドンと籠手で地面を叩く。
地鳴りとともに、大きくゆれる。
地割れが走る。地面がぱっくり開く~。
阿鼻叫喚の民衆
工場長(@_@)
トーエン「奈落へおちろー。」
しばらくすると地割れはもとにもどる。
工場長「話をしようか~。」
トーエン「あはははは。ところで~標準語ははなせないのか?」
工場長「なんだ~そりゃ~。うまいのー。」
トーエン「翻訳大変なんですけどー。」
チェルシー「翻訳こんにゃくがほしいー。」
トーエン「標準語が話せないと食料調達とか交易大変ですよ。」
工場長「交易で困ってないしー。今のところ何も問題はない。」
通訳の雇用とか、ぼられていることにまったく気がついていないし、必要経費程度の認識である。
それなりの調度品のある建物 迎賓館といえるかは、微妙なところに冒険者は連れて行かれる。
お茶とお菓子ぐらいは出してくれる。
工場長「あの技はどうしてもほしいなー。」
部下「そうですー。ほしいです。手に入れたら昇格間違いなしですよー。」
下っぱ「技師長が機械の調整で仕事が増えたと怒っています。」
下っぱ「あっちこっちで配管がずれたと、作業スケジュールが遅延していると悲鳴がしています。」

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パンツ

11月4日
煙突が立ち並び、煙をもくもくと吐き出している。
空気は淀み、咳き込む冒険者。灰色の建物ばかりがある。
大勢の人たちが忙しく動き回っているが見えます。
町中に上空から、それもど真ん中に空飛ぶ魔法の絨毯でいきなり舞い降りて通行人に話しかける。
トーエンはパンツ一枚である。に毛皮という姿である。
港で見かけたような作業服姿の一般市民達。
なんで、みんな同じ服装なんだ。まったくもって理解できんぞと思いつつ。
白髪のエルフっぽい容姿に浅黒い肌にヘルメットを被っている。
大きな鉄板の入った厚底の靴を履いている。
トーエン「この辺に長老がいるって聞いてきたんですけど。」
共通語で話しかけるも、全く理解されない。
しかし、珍しさだけで市民が集まってきます。
そりゃ~パンツ一枚であるトーエン。
トーエン 今度は、混沌語に変えて
トーエン「へい兄弟、長老はどこだい。」
「異教徒に教える理由はない。」と混沌語で返事がある。
という声がする。
レッシュ「神聖語で話をしてみるとか~。」
「邪教だ~。」
と騒ぎ始める。
トーエン「異教といえば~そうかもしれないしー。そうでないかもしれない。そんなことはさておき。長老はどこだい。」
「わけがわからない。素性の知れない人間に教えることはない。」
わらわらと集まってくる。手に手に棒きれをもって集まってくる。
チェルシー「なんで~原始的なんだ~。」
トーエン「ま~待ちなさい。俺のほうが強いから~。辞めておきなさい。」
どこからともなく、ピーピーという音がする。
トーエン「そうだな~。工場長とか現場監督にあわせろ。」
一週間前ほどに見かけた巨大なゴーレムの一体が地響きと振動とともに現れます。
逃げ出す市民。
トーエン「ふむふむ。これはなかなかちゃんと作り込まれていますなー。」
洋上で遭遇したものの土塊そのものというよりかは、外装は鉄板で補強されており、フルプレイトアーマーを着込んだような外観となっています。身長は57m程度。
遥か高みのほうから蚊の鳴くような声で
「異教徒はおまえらか~。なんのようだ。」
という声がする。
トーエン「長老に会いたいです。」
工場長「工場長は私だが~なに?」
トーエン「このあたりに金龍がいるらしいんですが~。みませんでしたか?」
工場長「山の向こうにはいたらしいが。こっちにはこないよ。」
トーエン「いなかったから、ここまで来たのだが~。」
工場長「こっちにはこないよ。来たら、打ち落とすから。」
トーエン「相手金龍ですよー。」
工場長「金龍のこちらの被害も甚大での~。何人も死傷者が出ているのでな。」
トーエン「はーん。大地を汚しているから怒りをかったんじゃ~ないかとー。」
工場長「なんだ~そりゃ~。」
トーエン「ちなみにここで何を作っているんですか~。」
工場長「いろいろ~。」
トーエン「何の為に何を作っているんですか~。」
工場長「我等に敵対するものを葬る為のモノをつくっているのだ~。」
トーエン「何と敵対しているんですか?」
工場長「それはイリシッド!触手うねうねしている奴だ。」
トーエン「その単語は聞き覚えがある。」
チェルシー「ドローエルフの友人かなにかですよー。」
トーエン「敵の敵は味方ということでー。仲良くしませんか~。」
工場長「パンツ一枚で寒くないのか~。とても怪しい奴。」
ここ最近、防寒具や甲冑なしで生活しているトーエンは、パンツ一枚である。
工場長「絶対に頭がおかしい。そんなの関係ねぇ~とかいいださないよな。」
「こじまよしお」という名前ではないようだ。
トーエン「これは戦う男の正装です。」
工場長「実にあやしい。野蛮人に間違いない。」
トーエン「違います。あえて脱ぐのです。」
チェルシー「敵意はないという証明ですよ。」
工場長「実にあやしい。野蛮人に間違いない。」

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不浄なもの

チェルシー「調子どう?」
精霊「毒がいっぱい~。不浄なものばかりだ。」
チェルシー「いつから~そんな状態なのー。」
精霊「毒の雨がふるんだよー。もうここには誰もいない。」
レッシュ「酸性雨!」
チェルシー「このあたりは毒の雨にやられてしまったのかい。」
精霊「ここには何も育たないよ。」
トーエン「どこから、その毒は流れてくるかわかるかい。」
精霊「山の背後の向こう側(現在地のさらに北側)から流れてくる。」
トーエン「黒エルフの刀鍛冶が一人いたなー。」
レッシュ「やつなら~やりかねない。どこ言っても問題起こすし。廃液垂れ流しだしな。」
トーエン「いるかもしれない。いくしかない。」
先へと急ぐことにする冒険者たち。
立ち込める黒い雲ばかりのどよーんとした天候。
山々が連なる山地を空飛ぶ魔法の絨毯に乗って飛び越えようとする。

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悪臭

トーエン「長老に読んでもらえばいいのだ。」
といいながら、建物の外に出て、空飛ぶ魔法の絨毯に乗って、空の高みに移動する。
黒い立方体の周囲を見回ってみる。
何も窓はない。
トーエン 仕方なく、魔法の指輪を使って、壁抜けをする。
粉砕した石像のある広間に出てくる。
あきらめて、もどってくる。
黒い立方体に鏨で叩いてみるが、傷はつかない。
廃墟の外周まで後退して、野営することにする冒険者。
幕間
「神は去った。」
「神に見放された。」
「今まで神を感じることができたのにー。今はいない。」
「神に見放された。」
「神がいなくなった。」
11月2日
ひゅーーーーーっと風はふく。
死体を前に考えているレッシュ
レッシュ「灰では~無理か~。」
チェルシー「粘菌だけでも~退治できないか~。」
トーエン「神頼みということでー。」
ひゅーーーーーっと風はふく。
たき火が萌えているだけでー。
チェルシー「遺跡を再度探索してみる?」
ぐだぐだ話し込んでいる。
トーエン「食べ残しとか、なんかないかな~。」
再び、遺跡の中にわけいる冒険者達
トーエン 干した魚で釣り糸につけて、放り投げてみる。
手応えがあったので引き上げてみると黒いねばねばしているものがへばりついている。
トーエン 松明の火を押しつける。煙があがる。
うねうねしている黒い塊は、干した魚から落ちて、石畳の隙間から下へと落ちていこうとする。
トーエン 松明の火を押しつける。煙があがる。
トーエン「ふむふむ。この石畳みの下には、空間がありそうだ。」
突然霞になって隙間に消えていく。
隙間から下には、隙間に黒いものがみっちり詰まっているな。
黒いものの中へと入っていくが、終わりが見えないので、そそくさと撤退する。
突然もどって実体化するトーエン。
チェルシー「これはきりがないな。」
トーエン「倒せないなー。もう無理だなー。そうそう長老とかのところを目指そう。」
山々が連なる山地を空飛ぶ魔法の絨毯に乗って飛び越える。
かなりかなり寒いのだが、魔法の指輪とか、防寒具で無視して飛び越える。
枯れた草地が一面にひろがっている場所となります。
このあたりには樹木はなく、背の低い草があったようですが、枯れて、腐り落ちた草だったものがひろがっている。
レッシュ「この枯れた花はどこかで見かけたことがあるぞ。」
チェルシー「鉢植えの花だったような。」
レッシュ「カサカサ!」
トーエン「カサカサが言っていた。新天地をもとめて移動しているんだと。」
レッシュ「これこそは、カサカサの故郷とか~。」
トーエン「死んだカサカサなんだから~。呪文で聞き出すことができる!」
ぶつぶつ呪文を唱えてる
レッシュ「人間じゃ~ないからー。無理だー。返事がない。どうやら、ただの死体のようだ。」
トーエン「こんなことになった原因ってあるのかねー。」
レッシュ「腐っているしー。臭いし~。もう無理だってー。」
トーエン「このような状態だと最近ということだな。悪化する前にカサカサの一部は逃げ出したということになる。」
レッシュ「大雨がふったとか。」
チェルシー「ここは死にかけている土地ですなー。」
精霊召還の魔法の指輪を取り出す。念じる。
泥々の土地が盛り上がる。地の精霊というよりは泥の塊のようである。
異臭が立ち込める。

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