ふーん

レッシュ「我らは、ここまで教えを請いにきたのです。無礼な行いは我らを、拒絶するからです。無礼をお許しください。」
フィドネー「確かに愚かで無礼な輩だが、汝らの求めに答えよう。」
チェルシー「我らは、金龍を探しているのです。そして、我らは、ここにくる途中に邪悪なドロウエルフの手先きたる消滅教団の輩の気球をことごとく撃ち落としてきたのです。」
フィドネー「金龍は、今この時点で直下にある下界には、もう3匹しかいない。」
レッシュ「最近、見かけたことはありませんか?」
フィドネー 「最近、ここまで来たことはない。」
トーエン「トロンヘムから職場放棄した金龍は、今どこにいますかね。」
フィドネー 「それは、北方に向かったことしか知らぬ。放棄したのではない。放棄するよう仕向けのは人間の責任だ。彼は、もう人間の相手はしたくないようだが。」
トーエン「そうです。相方がすでに無き者にされていますしー。」
フィドネー 「それは愚かな人間にも、その結果の責任はある。」
レッシュ「何故にここまで人間を嫌うのですか?」
フィドネー 「下界の我らの住まいたる銀樫の森の周辺にあった人間の街が一つ消滅している。そのことを、まずはご存知かな?そう、蜘蛛に襲われてだが。」
トーエン「それは、エルフ達の抗争では?」
フィドネー 「いやいや廃虚にしてしまったのは人間達同士の抗争ではないか。そそのかしたのはドロウエルフの手先きかもしれぬ。さりとて、その奸計によって動いたのは、人間なり。」
トーエン「唆した奴が悪いのか。唆された奴が悪いのか?ほとんどの場合、両方悪いわけです。」
フィドネー 「そう責任はないとはいえぬ。我らは、何度も人間を導こうと努力はした。しかし、その結果がこの惨状だ。もう愛想が尽きた。我らたるこの氏族は、愚かで汚染された種族には関わらぬと決めたのだ。そして、この島に移住したのだ。」
レッシュ「下界とは離れてしまったと。」
フィドネー 「この島も許容できる人数というものがある。草木にも水にも限度というものがある。」
レッシュ「定員オーバーということですね。言えないでしょうけど。」
フィドネー 「一部のエルフは、次なる地へとすでに去ろうとしておる。ゆくゆくは、ほとんどがこの島を離れるつもりだ。」
トーエン「それって、『移住してもらいます。』とか、言いながらミンチにして餌か食料する奴だろう。」
映画『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)
ハリイ・ハリスンの小説『人間がいっぱい』
後、丸パクリの松本なんとかの短編漫画にも同じような内容のものがある。
フィドネー 「変なものの読みすぎです。」
レッシュ「それって棄民政策ですよね。」
フィドネー 「そういうことを短絡的に考える。だから人間は嫌いなのだ。」
トーエン「それって完全に死亡パターンじゃないですか〜。歯車がぐるぐる回っている所にいきなり放り込まれるんでしょう。」
フィドネー 「妄想が膨らむのは結構だが、不愉快な思いをする者のことを考えた方がよいぞ。我らは、そのようなモノは摂取することはない。」
トーエン「摂取することはなくても牛に食わせるとかするんじゃ〜ないんですか〜。いい肥料になりそうとか言いそうですよ。養魚場がオープンできるぜーみたいな〜。とか」
フィドネー 「そういうことを短絡的に考える。だから人間は嫌いなのだ。」
レッシュ「鰻の餌にするとか〜。洪水後の上海蟹がうまかったとか〜。言い出すだよねー。」
フィドネー 「愚かな者が考えそうなことだ。」
トーエン「半分の民衆は、この島に残ると。」
フィドネー「それは段階的に進めるまでのこと。物には順序というものがある。リソースには限りがあるということだ。」
チェルシー「その中には、人間はいるのでしょうか?」
フィドネー「いません。」と吐き捨てるように答える。
チェルシー「では、銀色の兵士の方々は?」
フィドネー「あれは、作り物にすぎない。使役するためだけの存在にすぎない。」
トーエン「どう見ても、消滅教団に勝てませんせど。」
レッシュ「下界から狙っていますよ。」
トーエン「下には、マラクラという儀式に失敗した下半身が蜘蛛というドロウエルフがいます。」
チェルシー「邪悪なドロウのマラクラとレアスという者の支持によって、この島を消滅教団の信者がこの島を狙っているのです。遠征せよと命を受けて、この地に迫っているのです。彼らは、気球に乗って来たところ、ついでに我らが撃ち落としておきました。我らは彼らと敵対関係にありますゆえ。」
トーエン「レアスはなんと、二つ名を持っています。『麗しのレアス』っていうです。」
フィドネー「ふーーーん。」
だから、どうしたという感じです。

|

無礼者

エルフ父「教えたら、また余計な人間が来るではないか。」
レッシュ「そんなことでは、延々堂々巡りの繰り返しですぞ。根本原因であるドロウエルフを倒さない限り無理ですよ。そのほうこの子供が大きくなった時に安心できる世界になりますよ。」
エルフ父「我らは、人間たちにすべてをまかせたのだ。」
トーエン「人間のだれに?
エルフ父「人間はすべての地上を任せられているですは~ないか~。」
レッシュ「次から次へとくるドロウエルフの殲滅しないことには、なにも変わらないのでは?」
エルフ父「我らは、ここも引き払う予定なのだ。」
トーエン「それ以外の種族も元気ですよ。地下世界で戦っているドワーフとオーク鬼やらオーガ鬼とか元気ですよ。地上にはゴブリンもいっぱいいますしー。ドワーフは鉱山掘ってますしー。オーク鬼は軍団作ってますしー。エルフは森を占拠していますしー。我らが森に入るだけで追い返れますしー。エルフはわがまま放題やってますよ。
『お前たちは邪悪だ~。』と言ってトレントをけしかけてきょすよ。」
エルフ父「わが一族は、地上を引き払ったのだ~。」
トーエン「わが一族と言われても~。もっと地上全体のことを。」
レッシュ「この子にも逃げる人生をおくらせるのですか~。」
エルフ父「ふむ。そんなことはしないよー。」
レッシュ「このままでは、まったく解決にはならないですよ。この問題を解決できる方がいるならー。あわせていただきたい。」
エルフ父「そんなことでは、結論はでないと思うぞ。大きなウリエッタは小さなアレサの集合である。」
出典: 「宇宙のステルヴィア 22話 それぞれのみち」より
http://dabensya.sakura.ne.jp/meimonku/monku85.htm#8507
レッシュ「話し合うことに意味があると思います。」
エルフ父「話は堂々巡りだな。無限の円環にはまるのか?」
夕暮れを過ぎたあたりなのに、突然家の外が明るくなる。
トーエン「どうしたんですー。」
エルフ父「女神がお見えになったのだ。あ~~~~~。」
トーエン「女神?」
冒険者が篭城する家を取り囲む銀の兵士達は、二手に別れる。
それは映画「モーゼの十戒」の海を割ったときのように
その間をしずしずと進む自ら光を放つエルフの女性が登場します。
その背後には色々と老人達を従えています。
とにかく眩しいので、素顔ははっきりと見ることはできません。
後光にオーラも発しているので、よくわかりません。
風も吹かないのに、長い髪の毛が棚引いていて、なんだかおかしい。
食事をとるために閉めていた扉がいきなり、誰も触っていないのにいきなり開く。
ドカドカと前衛の兵士が、突入してしてくる。
入り口の両脇に直立不動で整列する兵士。
しずしずと進んでくる女性。扉の直前まで進むが、家にははいってくることはない。
フィドネー 「話がしたいとは何用じゃ。」
夜だというのにこの家の中はとても明るい。
レッシュ「話するまで〜長かった〜。」
(無礼な輩だ〜。)
トーエン「やっと話ができる人が出てきましたね。」
冒険者は、とりあえず自己紹介をすることにする。

|

教えない

トーエン あきれる。
トーエン「時間はある。食事でもしながら~会話でもしようか~。」
まかないのおばちゃんは、暖かい料理を出してくる。
チェルシー「毒はないよ。美味しいよ。」
エルフの親子は料理には、何も手を出さない。
冒険者たちは、ばくばく食事をする。
エルフの親子のお腹はグーーーっと鳴る。
エルフの親子は、室内にある水がめから水をすくって飲むぐらいは勝手にしている。
レッシュ「ライムは、あったなー。」
*ダイス判定はうまくはいかない。
トーエン「そうだ~焼き菓子とかケーキとか~。」
おばちゃん「卵なしとか~無理~。」
トーエン「なんとか~なりませんか~。偉い奴をつれてくるだけでーいいんだが~。」
レッシュ「命ノ保証はしよう。」
トーエン「こういう時は、女性だ。おかーさん。呼んできてくれませんか~。」
わかりましたと言って、家から出ていくエルフの嫁。
日は、大きく傾き、夕暮れになっていく。
暗くなってきたので、突然 レッシュぶつぶつ呪文を唱える。
窓から視線が通る場所に、光の呪文をかける。この呪文は絶え間ない光の呪文ではない。
近場の石ころにかけると、銀の兵士の甲冑に光が反射して、周囲はかなり明るくなる。
しかし、効果時間がきれると真っ暗になってしまうのは、当然である。
トーエン「なんで~ここまで人間を嫌っているのですか~。」
レッシュ「我らは話をしたいだけなんですがねー。」
チェルシー「消滅教団に狙われているということでー。ここまできたんですがね~。」
エルフ父「地上は、われらは引き払った。ここもまもなく引き払うことになるであろー。」
レッシュ「なぜに?」
エルフ父「人間がどんどん増えているから。」
トーエン「ここには進出してきていないでしょう。」
エルフ父「人間の進出する速度は速い。君たちはきたということは、大挙して襲来することは時間の問題だ。」
トーエン「でしょうね。途中で消滅教団の気球をよつほど見かけましたし。撃ち落としましたけどね。その背後にあるものは、ドロウエルフのようですが。」
エルフ父「もう人間にはかかわりたくはないのだー。」
トーエン「貴方たちがかかわらないのといけないのは、人間ではなくドロウエルフなのです。」
エルフ父「そういうことはー人間に任せて、われらは~。」
トーエン「いやいやしばらくしばらく~。仮にもエルフじゃ~ないかー。」
エルフ父「我らは、すでに地上を離れたのだ。」
レッシュ「ここにもドロウエルフは迫ってきているきですから~。危ないのでは?」
エルフ父「そう。ならば~この地も引き払うしかあるまい。」
レッシュ「引き払ったら、その先にきますよ。いつまでも逃げるのですか?この子が大きくなるまでー。ずーっと逃げるのですか?」
エルフ父「我らは、我らの安住の地に向かうのだ。」
レッシュ「そんなところはあるのですか?見つかるのですか?あるのですか?」
エルフ父「それ以上は、教えるわけにはいかぬ。」

|

食事

裏口から逃げようとするエルフの親子
裏口の前に先回りして、立ちはだかるトーエン。
ヘイストの魔法の指輪を使って、倍速く動き回る。
エルフ親子の悲鳴が響き渡る。
トーエン「私が絶対に勝つので、戦うのはやめないか~。話がしたいだけなんだ~。痛いし。」
*そもそも まったく戦っていない。
立て続けに悲鳴がする。
家の外ではまったく要領をえない冒険者たち。
周囲には、銀の兵士がわらわらと集まってくる。
その兵士達は「人間はここにくるな〜。」「人間は出て行け〜。」と書いたプラカードを掲げています。
トーエン「私が絶対に勝つので、戦うのはやめないか~。」
おびえるエルフの子供
トーエン「大丈夫 すげぇ~痛いだけだから~。」
失血してふらふらになっていく。空威張りである。
トーエン エルフ父を捕まえ、入り口の扉をあけて、エルフ父をたてにする。
扉をあけるとレッシュ、チェルシー、と鉢合わせになる。
エルフ父 びっくりである。
トーエン「入らないの?」
チェルシー「大丈夫だった?」
レッシュ「説得できのかな。」
チェルシー、レッシュ、エリーが入っていく。
銀の兵士は突入をせずに、様子を見ている。
トーエン「突入しないと考えたが、図星だな。」
レッシュ「このまま籠城すれば~えらいやつが出てくるんじゃ~ないか。」
チェルシー「我々は、交渉できる相手を探している。
トーエン「さ~決断の時だ~。子供と嫁は預かった。交渉できる奴をつれてこい。」
悩むエルフ父。
*ダイス判定はうまくはいかない。
トーエン「おばちゃん~。なんかくいもん。」
エルフ父「俺はいいから~。妻と子供解放してくれ~。」
トーエン「いやいやいや。話ができる偉い人をつれてきてくれ~くれれば、いいだけだから~。」
レッシュ「じゃ~釜で食事でも~。オートミールで腹を満たしますか~。」
チェルシー「美味しくない~。」
レッシュ「おばちゃんの料理か~。」
トーエン「ビーガン?俺たちの食い物くえるのか?」
ビーガン(植物性食品のみを食べる)
ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)
エシカル・ビーガン(食品だけでなく、レザーや毛皮などの動物製品も使用しない)
ダイエタリー・ビーガン(衣料品などにはこだわらないが、動物性食品を口にしない)
フルータリアン(果物など収穫により植物を殺さないものを食べる)
エルフ父「野菜と乳製品は食べるが~。肉は食べないよ。」
まかないのおばちゃんに食事を準備するように指示する。
レッシュは、入り口から家の外を観察している。
*この時点で入り口の扉は開けたままである。閉めるという宣言は皆無だ。
周囲は、銀色の兵士でほぼ封鎖されている。その数はどんどん増えている。

|

説得

外周の通りから山側の地域に牧場の牛や羊が放牧している光景を確認することができる。
牧童がいないかと見て回るが、牧羊犬5匹と子供一人を発見する。
レッシュ 上空から声をかける。
牧羊犬は寄ってたかって吠えている。
子供は驚き、走って逃げていく。
あきらめてしまうレッシュ。
チェルシー「犬を懐柔することはできないのか?」
レッシュ「明日になればできる。」
トーエン「それは、できないってことだろ。」
だらだらと話し込んでいると、銀の兵士が外周通りからやってくるのが見えます。
チェルシー「どこにでもいますねー。」
*島を守るために随所に配備されているので、起動すればやってきます。
レッシュ「子供を追いかけるか?尾行するか?」
高度をあげて、空の高みから空飛ぶ魔法の絨毯で尾行することにする。
斜面の牧草地から、外周の通りあたりまでくると、ぱらぱらと住居が散在していることに気がつく冒険者たち。
子供は慌てて、そのうちの一つの住居に入っていく。
トーエン そのあとをつけて、絨毯ごと突入しようとする。
エリー 「もうむくゃくちゃ~だ。」
絨毯 いきなり水平に飛んでいたのを扉を通過するために突然 地面に対して垂直になる。
わかっていてやっているトーエンはしがみ付くが、エリー、チェルシー、レッシュは地面に転がり落ちる。
エリー、チェルシー、レッシュは何事もなかったかのように立ち上がり、泥を払いすたすたと家に入っていこうとする。
いきなり扉がしまって、入っていない。
*絨毯の高度は地上すれすれまで下りてきているので、ダメージは皆無だ。
家の中には、エルフの両親と子供がいて、驚き固まっている。
両親の陰に子供は隠れる。
エルフの父親は手近にある棒を持ち出してくる。
トーエン「私が勝つので、戦いはやめませんか?」
エルフ父「でてけ~。」
トーエン「私が勝つので、戦いはやめませんか?」
エルフ父「でてけ~。」
トーエン 剣をいきなり抜く
エルフ父の顔がこわばる。
トーエン 自分の脇腹をスパッと切る。血が噴き出る。
周囲は血が噴き出した結果、血だらけになる。とても痛い。顔がゆがむトーエン。
エルフ 「何するんだ~。」
トーエン「リジェイネーションリングであっという間に直っていくんですよー。」
とても痛く、失血してふらふらになっていく。空威張りである。
すぐには傷が閉まるわけではないので、だらだらと血が出続けている。
じわじわと傷が閉じていく。
トーエン「私が勝つので、戦いはやめないか?」
エルフ父「でてけ~。」
トーエン さらに左腕を切り落とす
鮮血がほとばしり、左腕が床に落ち、転がる。。
血だらけになる。とても痛い。顔がゆがむトーエン。
とても痛く、失血してふらふらになっていく。空威張りである。
すぐには傷が閉まるわけではないので、だらだらと血が出続けている。
エルフ父 驚愕
エルフ母と子供の悲鳴が響く。
トーエン 落ちた腕を拾い上げ、慌ててくっつけようとする。
傷口がうねうねして、そのうちくっつくまで時間はかかる。その間激痛が走っている。
失血してふらふらにしている。空威張りである。
顔色は血の気があまりない。青白いのである。
くっつくと腕をいきなり振り回す。
トーエン「私が絶対に勝つので、戦うのはやめないか~。」

|

拒否

冒険者は、空飛ぶ魔法の絨毯で外周を反時計回りで移動することにする。
外周の飛び出した岬周辺に小さな建物が集まっている集落を確認する。
外周の道は石畳みである。
ふよふよと空の高みから降りていく。
金属の鍋か楽器を叩く音が旧あちらこちらからしてきます。
しばらくすると通りのあちらこちらから、わさわさと兵士が現れて、冒険者を取り囲むように集まってきます。
重たいフルプレートの甲冑を着用し、肌を全く出していません。
その兵士達は「人間はここにくるな〜。」「人間は出て行け〜。」と書いたプラカードを掲げています。
街路に降りることなく、集落を頭上から見て回ることにする。
とある住居に近寄ってみると、香ばしい香りがしている。
トーエン「これはレンバスの香りじゃないかな~。」
*原形はシンダール語のlenn-mbassで「旅行用食糧(journey-bread)」の意。単に行糧や薄焼き菓子とも呼ばれる、エルフの携行保存食。
その住居の窓は、木の扉で閉められている。
住居は、ほとんどが平屋である。
白く塗られた壁に薄く加工された石を積み上げた屋根である。
* イタリア・プーリア州の気候・トゥルッリの住居をイメージしてください。
トーエン どんどん叩く。
*乗り遅れたバスの登場口の扉を叩く老婆のごとく。連打する。
何か声は聞こえるが
チェルシー「エルフ語がわかるものは、いないか~。」
トーエン「神って、みんな同じだろー。なんとかなるだろー。」
レッシュ「そんなの~無理だって。」
トーエン「そんなこと言わないで~出てきてくださいよ。」
チェルシー「尋ねたいことがあるだけなんですー。」
トーエン「だいたい共通語が話せないっておかしいだろー。まったくー。わざとわからない言葉で話すんじゃ~ないー。」
「人間はでていけー。」という言葉がします。
レッシュ「ってことはー。言葉はわかるけどー。無視しているということだなー。」
トーエン「さすが、世捨て人だな。長でてこいや~。」
急に湿気を含んだ霧が周囲に垂れ込めてきます。
水気をたっぷり含んだ魔法の霧であることがわかります。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えてると、冒険者の周囲だけ霧がはれます。
*高度が高いこの地域では、雨雲より高い為、湿度は魔法で飲料水や植物のために制御している。
** 湿度により、通常の鉄器の腐食は進むことは当然であり、一種の防御手段として利用している。
平屋の建物の屋根には、露をつき、それは屋根を伝って雨樋から瓶と流れていきます。
*降雨が皆無のこの地域の飲料水確保の方法なわけです。
トーエン「なんの呪文?」
チェルシー「実際は、結露している感じですよね。」
トーエン「攻撃呪文じゃ~ないよね。水の巨人を呼び出すとか~。そんなもんじゃ~ないのー。」
*妄想爆発です。
トーエン「人間は出て行け~といいつつ先制攻撃はないじゃ~ないのか。」
返事はない。
トーエン「攻撃したら~反撃しますよ。」
レッシュ「代表者はでてこないのか~。」
プラカードから剣に持ち替えた兵士がわたわたと集まってきます。
レッシュ「だめだ~。」
トーエン「そろそろ話を聞いてくださーい。」
レッシュ「ここには代表者がいないのかも~しれません。」
冒険者は、仕方なく上昇し、この集落を離れて、外周にそって特異な構造物がないかと空飛ぶ魔法の絨毯で探してみることにする。

|

苦情

9月20日
冒険者は、
チームかたつむりの飛空艇に別れをつげて、空飛ぶ魔法の絨毯でエルフの飛島に向かうことにする。
空飛ぶ島はかなり大きい森の中には、若干建物がちらほらある。
おりていく。
周囲は30km程度の島が浮いている。
外周部分には小道が続いており、一周している。
建物は、まだ高度があるので、いまだにゴミようにしか見えない。
島の外周は、砂地や岩場です。
島のほとんどが森林です。
中心部が一つの大きな山です。
その突き抜けた山地は、ほぼ岩肌が露出し、木々が生い茂っているわけではない。
トーエン「邪悪な装備は、全部片付けたよな。」と念押しの確認する。
仲間は、沈黙によって答えることもなくガヤガヤしている。
レッシュ「ローブもガントレットも、宝珠もやばい〜。」
冒険者たちは、空の高みでうだうだ話しこんでいる。
目星をつけて、空飛ぶ魔法の絨毯で降りて行くことにする。
人家の集落だと思って降りて行くも、全く人家はなく。
単なる岩肌だけが続く地域だったことに愕然とする。
その場所は、岩山の斜面です。
チェルシー「見晴らしがいいねぇ〜。」
なんて、話をしていると
周囲から、わさわさと兵士が現れて、冒険者を取り囲むように集まってきます。
兵士は板金を折り曲げて作る重たいフルプレートの甲冑を着用し、肌を全く出していません。
トーエン「こりゃ〜都合はいい。手間が省けたぜー。」
その兵士達は「人間はここにくるな〜。」「人間は出て行け〜。」と書いたプラカードを掲げています。
トーエン「あなた達は、高等なので、そんな下等な奴のように振る舞うことはフツーしない。」
と言い切る。
今の時点で兵士は、7人。
レッシュ「こいつら〜全部魔法だ。」
チェルシー「魔法のプラカード?」
トーエン「動く鎧か?」
レッシュ「何食べれるのか?」
*マンガの読みすぎです。
トーエン「戦う意思がないなら〜。憲法9条に乗っ取って話しあうぞ。」
(面倒くさいな〜。)
チェルシー「一緒に酒を飲み交わさないとー。いけなくなっちゃう。」
(面倒くさいな〜。)
レッシュ「そう言って、相手に話をさせないでひたすら話すとか。」
エリー 「面倒くさいな〜。」
トーエン「敵意はありません。ちょっと話がしたいだけです。」
にじり寄ってくるプラカードを持った兵士たち。
言葉を発することはない。
じわじわと対峙する冒険者達の背後に回り込もうとする兵士たち。
レッシュ「ニュートラルの存在らしいぞ。」
トーエン「え~~~~。ひょっとして動力甲冑ってやつか~。」
レッシュ「生きてないねー。ゴーレムとかと同じようだ。」
チェルシー「それでは会話ができませんね。」
ずりずり後退する冒険者。
仕方なく空飛ぶ魔法の絨毯のり、その場を空の高みに逃げることにする冒険者たち。
トーエン「まったねー。」

|

清算

9月19日
見えてくる島
必死に着替えて制裁をつくろうトーエンたち。
宝珠、指輪やガントレットをしまい込むとぼろい服と楯と剣のみ
あたふた着替えるチェルシー、レッシュ
小型航空機のチャーター料金を清算する。
幕間
「人間達がこちらに向かっている。」
「ノームたちは、約束を守ったようだが。」
「その意図は?」
「わからぬ。」
「邪悪な気配を感じる。」
「光の昇天も始めようというこの時期。」
「延期ですかな。」
「様子見かと。」
「助けてくれという請願者か?」
「義務を全うせぬわがまま達か?」
「面倒な輩かと。」
「評判はよろしくありませんな~。」
「人間たちの堕落はひどいですなー。」
「我等は放棄した。腐った蜜柑がひろがる前に。」
「一般市民との接触は、熟慮が必要だ。」
「銀の兵士を随所に配置を。」

|

行い

チェルシー「俺たちは神様と話ができる。」
ノーム「たぶん大丈夫だ~。がんばるぞー。」
なんとかやる気が沸いてくる。
かなり焦っているトーエン。
トーエン「なんか~。知ってルー。」
ノーム「俺たちゃ~。エルフを運んでここいらを四往復しているんだよ。ちょー大変だった。地上のあの界わいの森はもぬけのからだよ。」
トーエン「その理由は?」
ノーム「そんなのー怖くてきけないよー。人間が増えすぎだ~。とは言っていたな。」
9月16日
気球がいくつかゴンドラをぶら下げて飛んでいるものを発見する。
レッシュ「とっても邪悪な輩だ。」
トーエン「トップバリスタの出動だ。あの気球を全部たたき落としてくれ~。」
船長と当然言い合いになる。
船長ノーマン「なんで~そんなことをしないといけないんだ~。危ないだろー。憲法9条をもっていればー。よけてくれるだろー。」
トーエン「ズババババンと打ちおとして~。」
船長ノーマン「バリスタは巻き上げるのチョー大変なんだぞー。」
先行していた逃げる気球は、ばらばらに逃げていく。
金にものをいわせてむちゃをねじ込むトーエン。
次から次へと打ち落とししていく。
その落ちていく輩は、逆三角形に目のマークや渦巻きのマークをしている
魔法を使って、なんとか捕虜を確保するも
トーエン「消滅教団?元素精霊の長老ども?あいつらか~。縛られし神とか~。」
チェルシー「邪悪だ~。」
黙秘する縛られた捕虜
トーエン 取り出す死の銀宝珠
まがまがしい妖気があたりにひろがる。
トーエン「たぶん、目的は同じじゃ~ないかね。」
捕虜「かえせ~。」
捕虜をそれがほしくて、身をよじる。
トーエン「これは、俺のものだ。」
捕虜は「盗んだだろー。」
トーエン「あったから、持ってきただけだー。これはー便利だぞー。アイミックスにもあえるしなー。」
ノームの表情が豊かです。驚き、恐れ、驚愕
トーエン「アイミックスは、そんなに悪い奴ではなかったぞ。それよりやばいのは氷の邪神だ。水のオルハイドラと氷のクライナックスはだめだ~。あの中では一番ましだったと思う。ところでーエルフのところへ何をしにでかけるの?」
明らかな動揺。
トーエン「エルフのところになにを取りにいくの?」
汗をかいている。
トーエン「俺と同じ目的ならば、阻止しなければならない。」
捕虜「俺は行けと言われただけだ~。」
トーエン「破滅を夢見る者は、だれだ~。」
捕虜「それはレアスだ。」
チェルシー「その名は聞いたことがある。」
捕虜「半分人間半分蜘蛛のようなマラクラというやつだ。」
トーエン「あんなに必死に排除したのにー。また現れたの~。」
捕虜「下半身は、巨大な蜘蛛で足が8本あったよ。」
トーエン「進化の過程であっちにいったか。転生というか儀式に失敗した輩だ。」
捕虜「行くだけでよいと言われていたのだ。」
トーエン「偵察か~。」
レッシュ「数が多いが~。」
チェルシー「損失を考慮してのことかー。」
トーエン「麗しのレアスか~。なんかいたなー。」
捕虜「え~~~。」
トーエン「レアスに『麗しのレアス』ってその容姿で恥ずかしくないのー。って言った記憶があるなー。しょうがない。手紙を書くから届けてくれ~。」
「マラクラさんへ 今回も邪魔します。トーエン」と書いた書状をしたためる。
「麗しのレアスへんへ『麗しのレアス』はやり格好わるいと思う。トーエン」と書いた書状をしたためる。
二つ手紙を捕虜のポケットに入れて、縛ったまま飛空艇の飛行甲板からそのまま突き落とす。
仰天するノームたち。
トーエン「これは善なる行いだ。」
と言い切る。
ドライダーは、ドロウ・エルフの頭部と上半身に、大蜘蛛の下半身と脚をつけたような、奇怪な姿をしている。
ドライダーは、ドラウの崇める暗黒の女神ロルスによって作り出される。ある種の呪いの結果ともいえる

|

雷雲

雷雲襲来
もくもくと湧き上がる黒雲
積乱雲ではなく回転もしていない。
時々走る稲光は目のようにも見える
トーエン「雷帝さん。久しぶり。」
とまったく動じない。
びびる船長ノーマン。
黒雲は、徐々に人形になっていく。
右手には、おおきな一直線に伸びる稲妻が槍のように輝いている。
ペコペコしているトーエンたち。
びびる船長ノーマンは、固まっている。
なにも動くことはできない。
ノーム「雷直撃だとこの船でももたないよー。真っ二つに折れるかも。」
レッシュ「もろいな。」
ノーム「頑丈に見えるかもしれないが、中身はほとんど気体をいれる入れ物だし。」
トーエン「まだ死にたくないですー。エルフの島にいきたいんでー。横通ってもいいでしょうか?」
雷帝「ふむ。勝手にすればよいー。」
あまり、興味を示していない。
トーエン「急いでいきますんでー。」
と挨拶をして、硬直しているノームの船員を急かせて、なんとかその場を去るように急がせるのであった。
トーエン「ところでー金龍を見ませんでしたか?」
雷帝「ここにあらず!北のほうだな。」
嫌な顔をしている船長ノーマン。
トーエン「たくさんいるのですか?」
雷帝「いや。もう数は多いわけではない。」
トーエン「トロンヘムにいた金龍ですか?それとも一般的な話?」
雷帝「モータルの細かい話はよくわからん。そうそうエルフを怒らすことはするな。モータルは先々のことを考えず行動する。後々面倒なことはするとエルフと違って時間がないからな。まずは考えよ。」
レッシュ「あのーもちょっと分かりやすく話をしてほしいです。」
雷帝「エルフは地上を離れようとしておるからな。」
レッシュ「なぜです?」
雷帝「そんなことはしらぬ!」
絶句する一同。
いやでいやでしょうがないノームたち。
トーエン「たぶん、人間とかかわるのがいやになったとか~。じゃないかな。」
と仲間うちでだらだらと相談していると積乱雲の塊は去っていく。
ノーム「よかった~。」
チェルシー「この船に雷は落ちないから、先へすすもう。」と無責任にいいはなつ。
口からでまかせである。
レッシュ「雷帝が去ったから大丈夫だ~。」
ドヨーンとしていたノームの雰囲気は持ち直した。
トーエン「当たらないから~進め!進め!」

|

より以前の記事一覧