ここで終わりのはずだった

楯の秘密の小部屋から、一人よびつける。
豪腕のギテオン が出てくる。
レアス(・_・)
ギテオン「なんなら~一撃でしとめましょうか?妥協は禁物です。」
トーエン「即死させると問題があるだろー。こいつを永劫幽閉したほうがいいかと。」
ギテオン「片づけたほうがいいと思うが。」
トーエン「死体があって復活されると困るし。塵にされても復活する場合があるし~。それで
は困るのだよ。」
ギテオン「殺したら、アビスに転生するかもね。」
トーエン「それじゃ~まずいのでは?」
ギテオン「そうすれば、魂虫しかない。すべては終わりだ。そこから進化することは難しいと
思うが。」
トーエン「食われてしまってーそれで終わりになるかね。すんごい強くなったら~どうしよう
。」
ギテオン「そんなにすんごい強くなることはないとは思うが。ご馳走様ってことで終わりでは?
レアス「やめて~。(悲鳴)」
エリー「こいつら~人間なの~。(悲鳴)」
トーエン「今までの行いで評価下がったとか~。ランクがさがったとか~。」
ギテオン「そんな簡単にさがらんでしょう。」
レアス「あ~~~。イア・イア・オルハイドラ・ウグ・ウグ・イア・イア・オルハイドラ・ク
フアヤク・ブルグトム・ブグトラグルン・ブルグトム・アイ・アイ・オルハイドラ。」と小声
でぶつぶつ呪文を唱えはじめる。
トーエン(-_-メ)ときて、残りの剣でずんばらりんと切り捨てる。
トーエン「ギテオン手伝え~。」
レッシュ「無抵抗には、教義に反する。」
チェルシー ドスドスと剣をつきたてる。
レアス「イア・イア・オルハイドラ・ウグ・ウグ・イア・イア・オルハイドラ・クフアヤク・
ブルグトム・ブグトラグルン・ブルグトム・アイ・アイ・オルハイドラ。」
首から鮮血が吹き出す。辺りには、鮮血が広がる。
トーエン「レアス討ち取ったり~。」
返り血をあびて、血だらけのトーエン。
レッシュ「死体をこのまま放置は、まずいかと~。復活させる依代となるのは~なんとかしな
いと。」
トーエン「消滅させることはできないの?」
ギテオン「誰が?」
レッシュ「この遺体をあっちの世界で幽閉して保管するとか~。」
チェルシー「手段は、選びません。」
ギテオン「もう嫌な仕事ばっかり~。」としぶしぶ遺体を引きづり、楯の秘密の小部屋に入っ
ていくハウンドアルコン。
レッシュ「これで候補者は君一人になったな。」
トーエン「とりあえずトレードゲートあたりの都市に行ったところまで確認してくれるかな。
エリー「さっさと~ここから出ましょうよ。」
トーエンを残して,他のメンバーが楯の秘密の小部屋に消えていく。
トーエンゆっくり腰を下ろして、ひと息つく。
周囲は、鮮血が飛び散ったまま。
疲れ切ったトーエン。うとうとしているが寝てはいけない。
*すべての選択肢が凍結状態となった
**しかし、邪悪なアイテムばかりが冒険者達の手元に存在している。
*** END クレジットが出てきて、ずべて終わりのはずだったが~。プレイヤーはそれを認めなかった(T-T)

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助言

地下神殿の水たまりの中に突然四人が出現する。
腰まで水に漬かる冒険者達
トーエン「死ぬかと思ったぜー。」
エリー「口先だけで切り抜けるけどー。問題は山積み。」
レッシュ「無茶するなー。これで指名手配だぜー。目的果たしたのか~(;^_^A」
傍らには、見たことのある僧侶がぷか~。と浮いている。
捕まえて
トーエン「大丈夫か?レアス。」
レッシュ「傷は深いようです。」
レアス うめき声。意識は朦朧としている。
エリー「寒いよ~。」
朦朧としてんるレアスの身ぐるみを全部はがして、すっぽんぽんにしてしまう。
トーエン「一つ聞きたいことがある。二つ名が「麗しの」って恥ずかしくないか?」
チェルシー「いきなり~それ?」
エリー「今聞くことですか?」
トーエン「どうしても聞きたかったのだ。」
レアス「なんのことやら~さっぱり~。君はだれなんだ?」
トーエン「通りすがりの正義の冒険者です。」
エリー「図々しいにも程がある。」
レアス「雰囲気は、同属なんだが~。」
レッシュ「それは秘密です。」
トーエン「正義の為ならば、悪魔にでもなろうという信条です。」
レッシュ「目的の為には手段をえらばず。手段の為には目的をえらばず。」
エリー「なんか~それは間違っているっぽい。」
レアス「虐殺者だな。」
トーエン「レアス。鎖に縛られた神は、縛ったままが自然だと思う。」
レアス「なんのことやら~さっぱり~。」
トーエン「知っていることは、洗いざらい話をしてもらおうか。本来の炎の王子だったはずだ
が~。何故、水の王女を呼び出しているのだ。第二卿にそそのかされたのか?」
レアス「順に四人をよびだせと言われたのだが。」
トーエン「誰に?」
レアス「サボテンのような風貌の男だな。最近見ていないが~。」
トーエン「あ~第一卿ねぇ~。行方不明になっいるという。」
エリー(;^_^A
レアス「あのよくしてくれた~。エライ人が~。(;^_^A なんで、どうして~。」
トーエン「四人と言っているわりには、五人目を呼び出そうとしていたでしょう。」
レアス「王女が次はこっちの呪文にしてくれ~と言われたので仕方なく~。言われるままに呪文をかえたのだが~。」
トーエン「困ったな。そういう時は助言をもとめよう。」

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逃げ出す

オルハイドラ「話が違うではないか。」
トーエン「第二卿なんかを信じるからだ。こいつは、嘘つきの裏切り者だ~。こいつは破滅を夢見る者の裏切り者だ。元は炎の王子についていたのだぞ。信用するな~。」
あきれた玄武は、ちゃぷちゃぷしながら去っています。
トーエン「第二卿は、破滅を夢見る者の何かけて、裁判にかけねばならぬ。連れ帰らねばならぬ。」
オルハイドラ「ならば問う。宝珠はどうしたの?」
第二卿「それは、奴が持っている。」
オルハイドラ 軟体の吸盤のある足を何本もくねらせて、じわりじわりと進んでくる。
傍らを先にすすんでくる 第二卿。
トーエン「宝珠は、来るべき時に備えて、私めが持っております。」
オルハイドラ「ほ~~~。」
第二卿(;^_^A
オルハイドラ「では~行こうか。勝利の道を。」
トーエン「未だ、その時ではないかと。」
オルハイドラ「では~行こう。」
トーエン「その前に第二卿を裁判にかけねばなりませぬ。それでなければ、今お裁きを!」
第二卿「わわわわ~私は、裏切るなんて、いっさいしておりません。すべては、計画の為に~。(;^_^A」
トーエン「第二卿の潔白が証明されるまで、計画の一時中止が必要かと。」
オルハイドラ「宝珠があるならば、道を開こう。」
トーエン「ならば、第二卿を裁くのが先です。その後でなら 」
第二卿「わわわわ~私は、裏切ってなんぞはおりません。部外者のことを信じるのですか?」
オルハイドラ「ならば、真実を確認する為に、宝珠を見せてはくれぬか。」
トーエン 懐より、銀の宝珠を差し出す。
オルハイドラ「確かに嘘ではない。銀の宝珠だ。」
いきなり、オルハイドラは、見ないで第二卿目掛けて巨大なグレイブが振り下ろす。
真っ二つされる。
第二卿の絶叫が響く。
火の巨人 絶句
トーエン「よし帰ろう。」
オルハイドラ「では、道をひらこう。」
トーエン 倍速の指輪をはめ、走って仲間三人を引っ掴んで、精霊石を握りしめる。
冒険者達は、その場から消えてなくなる。

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消去

トーエン「笛で全部吹き飛ばされたら困るじゃ~ないですか。」
アイミックス「ここで吹いても音がするだけ。意味はない。」
トーエン「レアスが逝ってしまったのでー我が輩で妥協しませんか?」
火の巨人「こそっと笛を渡せ。」
そそくさと浮いているレアスを拾い上げようとする第二卿。
アイミックス「早くしてほしいな。王女が他にいろいろと呼びつける前に~。」
トーエン「王女といっても~とんでもない長生きなんでしょうけど~。」
火の巨人「そりゃ~世界ができる前からいるからなー。」
エリー「婆ぁ~じゃん。」
トーエン「あんたも爺いじゃ~ないですか~。」
アイミックス「定命のものが~。(-_-メ)早くせぬと五人目がやってくるぞ。」
トーエン「え~何がくるの?」
レアスは、巨大な亀の甲羅のうえに乗り、ひと息ついている。
ピューーーっと水を吐いている。
実は、ドラゴンタートルです。
トーエン「水の王女の復活には間に合いませんでした。共に戦いましょう。炎の王子よ。レアスを取り戻しましょう。今なら半覚醒状態だから、やれるかも。」
火の巨人「早く笛を渡せ。」
レッシュ「それを何に使うのか言ってくれいとー。」
チェルシー「我等の身の安全は?」
火の巨人「補償しよう。」
トーエン「その補償がほしいです。」
火の巨人(-_-メ)
トーエン「心臓をくれるとか~。裏切らない補償がほしいです。」
巨大な蛸の足がうねうねと水中より何本も這い上がってきます。
亀の甲羅にレアスが立ち上がり、ぶつぶつ呪文を唱えはじめる。
第二卿も同じように詠唱をはじめる。
いきなり北風というか、寒い風が吹きはじめる。
トーエン「これが、レアスの価値だったのか?」
エリー「寒い~。」
アイミックス「やばいな。五人目がくるやもしれぬ。」
トーエン「なんですかー。」
チェルシー「氷の女王とか~。」
アイミックス「つらい~。」
火の巨人「寒いぞ~。」
ゆっくり上体を水面の上に姿を現すオルハイドラ。
長い黒髪もうねうねと風とはまったく違う動きをしている。
意志を持つもののようにのたうっている。
トーエン「心臓をくれるならば、笛を譲ろう。」
トーエンを摘み上げるアイミックス。
アイミックス「時間がもうない早くわたせ~ぇ~。」
飛び上がろうとするアイミックス。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱えはじめる。
突如、アイミックスは消えてしまう。
さらにレアスも消えてしまう。
落ちてくるトーエン。
火の巨人「どうなってしまうだ~。」
第二卿「鍵がいなくなってしまった。」
火の巨人の心が折れそうになっている。
第二卿「なんてことをしてくれたんだー。(-_-メ)レアスを返せ。」
トーエン「返してほしいんだ。(^o^)」

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召還

水の精霊「じゃ~仕事は終わったのでかえります。」
トーエン「もっといろいろやってくれるんじゃ~ないの?」
水の精霊「高々指輪の精霊がなんでもできわけないじゃ~ないですか。」
とそそくさと消えていく。
岩礁の周囲には、大きな越前水母がどんどん集まってきています。
一人だけ一心不乱に祈り、詠唱をしているようです。
触手があるへんてこな巨大魚が宙に浮いてうろうろ徘徊しています。
トーエン「こんにちわ~。レアスさんですか?」
レアス「あ~~~。イア・イア・オルハイドラ・ウグ・ウグ・イア・イア・オルハイドラ・クフアヤク・ブルグトム・ブグトラグルン・ブルグトム・アイ・アイ・オルハイドラ。」
トーエン 「五月蠅い!」有無を言わさず背後より忍び寄り、いきなりグーで殴る。
殴られても、詠唱を続ける。
レアス「あ~~~。イア・イア・オルハイドラ・ウグ・ウグ・イア・イア・オルハイドラ・クフアヤク・ブルグトム・ブグトラグルン・ブルグトム・アイ・アイ・オルハイドラ。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える
辺りは静かになる。
アイミックス「沈黙の呪文か。果たして意味はあるかな。」
トーエン 口をパクパクしているレアスを掴み、水面目掛けて放り投げる。
ドボーン。
プカーンと浮いている。
水辺の水面のが大きく立ち上がる。
巨大な槍を抱えた、上半身が黒髪の女性下半身が巨大タコという怪物が姿を現す。
アイミックス「あ~。とうとう来てしまった。」
第二卿 四本の触手を叩いてよろこぶ
*元素邪霊の王子にも序列が存在するのである。
トーエン  仕方なく、魔法がかかっている剣を地面に突き刺して、すたすた歩いていく。
トーエン「第二卿 やり方がきたないぞ。」
第二卿「やった~。(^o^)」
トーエン「そもそも、レアスをどこにやった。」
第二卿 「それはこっちが言いたいセリフだよ。」触手はぷかぷか水面に浮いている奴を指す。
トーエン「え~まじー。やっちゃった~。」
アイミックス「いったいどうなっておるのだ。話が違うぞ。」
巨人達は地面を叩きはじめています。どーんどーん。
トーエン「レアスを止めようとしたら~、レアスががんばりすぎちゃったんですよ。」
エリー「間に合わなかったの間違いでは?」
アイミックス「骨折り損の草臥儲けにもならぬわ~。何か報酬がほしいな。」
トーエン「え~。それって何?」
アイミックス「この前見せびらかしていた笛があるだろー。」
トーエン「銀の角笛のこと?」
アイミックス「そうそう。」
トーエン「何に使うかもわからないものをはいそうですか!と渡すわけにはいきません。」きっぱり~と言い切る。
アイミックス「渡せば、ちゃんと帰してあげよう。(▼ヘ▼)」
トーエン「精霊石もくれなかったしー。」
アイミックス「持っていないものを渡すわけにはいかぬ。それは当然のこと。それを渡せと言っておるではないかー。」
トーエン「ガチでやれば~。」
アイミックス「やだ~。その前に戦う理由がない。渡せば、速やかに戻してあげよう。(▼ヘ▼)」
トーエン「戻るだけだと~意味がないのでー。」
アイミックス「いいがにしてあげるしー。」
トーエン 浜辺に近寄る
トーエン 「水の王女よ!鎖に縛られし神を介抱したら、何をするのですか?」
オルハイドラ「それは、あまり考えてはいなかったな。」
トーエン「世界を水浸しにするとか?」
オルハイドラ「それが意味があるならば、するやもしれぬ。」
トーエン(;^_^A
トーエン「第二卿よ。やんちゃ~し過ぎでは?」
第二卿「そうかな。君らのほうが無茶し過ぎだろう。我として、非常に助かったが。」
トーエン「君は裏切っているではないか。同じ陣営だったはずだろー。」
第二卿(-_-メ;)
トーエン「アイツがあんなことを言ってますぜ。いいんですか?」
アイミックス「所詮は、水の幹部だったということだ。しょうがないか。さりとて驚きも失望もしない。」
火の巨人「今のうちにこそっと笛を渡せ。」

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水の精霊世界

場所は変わって、巨大な天井のある地底湖にある島の順番に現れる冒険者に巨人達
最後に炎の王子が現れる。
エリー「さむい~。」
平らな島の周囲は、波がたけっている水面が広がっています。
レッシュ 水面の側までいってみるが、かなり深そうである。
トーエン(水中に入ってほしそうなー目でアイミックスを見る。)
アイミックス「無理だな。」
トーエン(水中に入ってほしそうなー目で火の巨人を見る。)
他を見ている巨人達。人間にはまったく興味なし。
アイミックス「どうするのかな?人間よ。」
トーエン「名乗りをあげたら、向こうからやってくるとか。」
レッシュ「そゃ~すごいを名乗りをあげてもらえれば~。」
トーエン「水の精霊と同じ陣営なんでしょ。」
アイミックス「教団が違うな。」
トーエン「やろうとしていることは同じですよね。復活させようとしていることは同じですよね。」
アイミックス「水はやだなー。」
レッシュ「ここまで来ておいてー。(;^_^A」
アイミックス「余は、なんとでも~なるのだが~。」
火の巨人「それは~ずるいー。我等を置き去りにするつもりだな。」
火の巨人「それは~あんまりだー。」
トーエン「さては~。(;^_^A」
アイミックス「余は、この程度なら~。空中にて飛び上がることができる。それだけだが。」
火の巨人「そんな~ひどい。」
レッシュ「どうするんですか~。」
アイミックス(-_-)
レッシュ「じゃ~王子の背にみんなを乗せてくれるんですか?」
火の巨人「慈悲深い~。お~~~~。」
アイミックス「こんな重たいのイヤだよ。」と小さくつぶやく。
レッシュ「じゃ~なんで連れてきたんだよー。」
アイミックス「こんなところだって一言も聞いてないしー。」
チェルシー「いやいやいや~。水の精霊世界に行くって わかっていたじゃ~ないですか。」
レッシュ「自らついてきてるじゃん。」
アイミックス「余はいいのだが~。他までは、面倒をみれぬ。」
レッシュ「じゃ~なんで連れてきたんだよ。」
アイミックス「こんな奴らじゃ~ねぇ~。なんとか~なんぬのか~。」
火の巨人「ひどい~。こんな奴って言った~。(-_-メ)」
トーエン「そんな、なんとか~。言われてもねぇ~。」
火の巨人「かえろうぜ~。」
トーエン「帰ることができるんですか?」
火の巨人「君らが案内したんだから~。帰ることもできるのではないのか?」
トーエン「えっ?帰れないんですか?」
火の巨人(;^_^A
アイミックス「余はいいのだが~。」
火の巨人「ずるい~。」
トーエン「そうだ~。水の精霊を呼び出せばいいんだ~。」
小島の水辺まで移動して、
トーエン「いでよ~。水の精霊よ!」
指輪がキラキラ輝く。
水辺の水面のが大きく立ち上がる。
高さは、
水の精霊「なんですか~。」
トーエン「水の王子だか、王女はそばにいないかな?」
水の精霊「そこんところはわからないが、なんかいろいろと集まってはきているし、ごそごそと話こんでいる存在はいることは確かだ。」
チェルシー「向こうっていうとどの辺り?」
水の精霊「向こうにある岩礁の辺りですね。」
トーエン「じゃ~そこまで運んでほしいんだけどー。」
水の精霊「お安いごようでさ~。」
火の巨人「いやだなー。」
トーエン「板の上にのるとかしろよ~。」
火の巨人「そんな板切れもない~。」
トーエン「靴が濡れるぐらいがまんしろよー。」
アイミックス「では~余は飛んでいくので~おかまいなくー。」
水の精霊が大きな波となって、冒険者達をその上に乗せて、水面を進んでいく。
ビビル火の巨人。
アイミックスは冒険者達の動きを見つつ、追いかけて中空を飛んで行く。
250mぐらい向こうの岩礁の間にできた浜に冒険者を運んで、ひと息つく水の精霊。
無理やり火の巨人三人も運ばされる。

|

火から水へ

火の精霊ノードに遷移する。
サラマンダー「あらようきたねー?」
トーエン「レアスくんはきた?」
サラマンダー「いんや~。人間は一人もきていない。」
トーエン「当然だ。奴は。レアスくんはこない。」
サラマンダー「え~~~~。絶句(;゚ω゚)ェ......」椅子から崩れ落ちる。
驚いているサラマンダーを無視して、すたすたと歩いていく冒険者達。
すたすたと歩いていく。
レッシュ(;^_^A 汗がとまらない。
エリー(レッシュ なんでも15kgは痩せたようだが、違いがわからない。)
透明の玉座にふんぞりかえる人形の炎。
トーエン「王子!大変だ~。」
アイミックス「なにか~な~。」
トーエン「第二卿が裏切ったぞ。知っているとは思うが。」
アイミックス「その話は、初耳だな。」
トーエン「レアスは、ここにはこない。」
アイミックス「なにー。」
トーエン「第二卿が水の領域に逃げた。彼等は、火の教団を駆逐しようとしています。それがこの証拠。」
と銀の角笛を差し出す。
アイミックス「では行こうか。」角笛見てにやりと笑う。
トーエン「いきますか。」。
副官「護衛の巨人達を!」
トーエン「第二卿を亡き者にすれば、レアスの気が変わるかもしれません。」
カードゲームに勤しんでいた巨人達がぞろぞろと現れる。明らかに不機嫌そうである。
トーエン「大丈夫ですか?水の精霊界に行って?当然、二重三重に策を設けてはいると思いますが。」
すたすたと歩いていく。
どーん、どーん、どーん 足音がすごい火の巨人。
副官「いきたくない~。寒いとこはいや~。」
アイミックス「好きにしろ~。」
すたすたと歩いていく。
現在の編成 冒険者が4人、炎の巨人が3人、炎の王子
冒険者達は、迷路をすたすたと歩いていく。
行き止まりには、青い四角いタイルが埋め込まれており、周囲を魔方陣が取り巻いている場所を発見する。
そのタイルの上に立つ冒険者達。
いきなり消えてしまう。順番にタイルの上にたつ巨人達。

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グダグダ

レッシュ「門前払いをくらった町だったか。」
トーエン「じゃ~留守番は俺でいい。皆で行ってきてくれ~。あの鉄瓶を預ける。」
ギテオン「それって~伝説のうまいビールが飲める鉄瓶じゃ~ないか。」
トーエン一人を残して、楯の中の秘密の小部屋から、出発していく冒険者達とハウンドアルコン達。
トーエンは、現世へのクサビとして、この世界に残ってもらって、冒険者達は、異世界へと旅立つのであった
。トーエンは、一人 イセリアル界の亜空間にちょっとずれて、瞑想することにする。
すたすたと歩いていく一団。
ハウンドアルコンの口添えで換金や取引は、なんとかうまくいく。
必要なものそれなりに揃えることができる。
ハウンドアルコンは、非常用の食料を揃えたりしている。
レッシュ「そうそう魔法の袋が必要だな。」
商人「貪り食らう袋なら~安くしときますよー。」
エリー「それってー呪いだよー。(T-T)」
商人「つまんねぇ~な~。」
エリー「お金に余裕にあるとー。神殿にちゃんと寄進しないとー。いいんですか?」
商人「備品の鑑定料金は、ちゃんとー払ってくださいよ。」
エリー「金貨の山がある。これじゃ~運べないよ。」
金貨「金貨三万六千ですよー。鑑定料金ですよー。」
チェルシー「現金がないー。売却するもの決めて、鑑定料金をひねり出さないと~。」
とあたふたあたふたしている。
レッシュ「紫の法衣はちゃんとー残しておかないとー。」
商人「それは~邪悪なのでー買い取りはあきまへん。」
レッシュ「さっきからずーーっと兵糧玉を買っているけど~。水の精霊世界だと~食事がしにくいから?」
ギテオン「そんな調理できる安全な場所なんか確保できないって思っている。」
イオロス「暖かい食事は、無理だろうね。」
レッシュ「一ついくら?」
アクラ「金貨1枚」
レッシュ「保存はきくんですよね。」
アイテル「濡れると腐るよ。」
オルトス「密閉できる鉄の缶に入れるんだよ。」
エリー「一つづつ、サランラップにくるめばいいんですよ。」
*そんな便利なものはありません。
ギテオン「革袋の大きな浮きをくださーい。」
レッシュ「買って意味あるの?」
アイテル「行ってみなけりゃ~わからないー。」
エリー「精霊に変身する飲み薬を買えるだけ買うことにしましょう。」
商人「金貨8400枚かな。」
レッシュ「お金が千枚ぐらいしか~残らない~。」
チェルシー「いいから。いいから。」
レッシュ「さっさとー戻ろう。」
ハウンドアルコンの案内でさっさと戻ってくる。
プールのある広間で必死に体操していると楯からぞろぞろと出てくる一行。
ごの時点で、ハウンドアルコン達とは分かれているというか、一緒に出てこない。
エリー「ずるいー。」
プールの広間の周囲を探索するも、僧侶の生活していた居室で大したものはない。
チェルシー「がっかりー。」
エリー「食べることのできる乾燥肉だー。」
レッシュ「ビーフジャーキーだ。(^o^)」
エリー「干し芋だ~。」
トーエン「先を急ごう。とりあえず、火の領域を経由して行こう。」
エリー「水の領域はそのまま直接いけそうなのニー。」
トーエン「行けなかった時が怖いのでー。確実なところから。」
と下へ下へ降りていく。
下の階層への水の供給は停止している。
しかし、水は溜まっているが、排出されないのでそのままである。
腰まで水につかりながら、冒険者達は、進んでいく。
トーエン「火の領域に行ったら~乾く乾く~。」
じゃぶじゃぶと進んでいく。
魔方陣にいきなり入る冒険者達。

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ラスト直前の配置

Toee_r1

こんな感じです

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買い物に出かけようとしているが

僧侶「水よ~いでよ~。」
とか言っている。
霞のまま、その区画を一端通り抜けて人がいない場所まで出て、楯の秘密の小部屋の人達とちょっと話しこむ
。不意打ちの段取りをする。
その手筈で人員を配置する。
お取りのレッシュは、広間の表にある観音開きの大きな扉をいきなり、勢いよく押し開く。
レッシュ「ガサ入れだ~。神妙に縛を受けよ!」
僧侶「なにやつだ~。」
とレッシュを注目すると、背後からアルコンとトーエンにいきなり奇襲されて、
ボコボコに殴りつけられてやられてしまう僧侶達。
トーエン「第二卿はどこだ?」
ハウンドアルコンは、情け容赦なく悲鳴をあげる僧侶を殴り続ける。
僧侶「首領様は、精霊世界に旅立ちました。さらなる高みへ駆け上がるのです。」
トーエン「じゃ~何をしているの?」
僧侶「首領様は、すべてを水没させろとの仰せです。」
トーエン「他は?」
僧侶「一人の部下をつれていかれました。」
トーエン「なに~。」
レッシュ「それは~レアスじゃないか?」
トーエン「そいつは、どこに行った?。」
僧侶「同行して、精霊世界に旅立ちました。」
トーエン「へーそうなんだー。」
僧侶「我等の王女を召還するとか~。」
チェルシー(全員を抹殺してから、身ぐるみを剥ぐしかないかー。)
すでに5人の僧侶は、を呼吸していません。
ギテオン「他はすでに処分している。後戦利品としては、水中でも呼吸ができる魔法の指輪かなー。」
僧侶(悲鳴)
ボコって音がして即死。
イオロス「もう得るものはあるまい。」
チェルシー「寒さに耐性のある魔法の道具がほしいな。」
ギテオン「ならば~その手の町に出向いて買い物をしたほうがよかろう。」
アイテル「トレードゲートの町で買い物がよかろう。」
オルトス「アウトランズへ。ここよりは居心地はいいか。」
トーエン「この後どうするの?」
オルトス「行くべき場所がわかっているならばー。準備をしよう。」
イオロス「ここまで関わっているのであるから~。やるべきことはしないとー。」
ギテオン「生きて帰れればそれでよい。」
トーエン「それはわかりません。」
オルトス「え~~~。(T-T)」
アクラ「死ぬつもりで戦っているのではありません。」
オルトス「そうそう、生きて帰ってきたではないか~。」
トーエン「火の精霊世界からは、帰ってきました。しかし~今度は水です。どうなるのか?はわかりません。
オルトス「だったら~戻ってくることができるのではないのか?」
イオロス「我等は、世界を良き方にする為にがんばっているのです。」
トーエン「しかしー。違うところに行ってしまうかもしれないのですよ。」
ギテオン「我等は死なぬ!それだけだ~。」
トーエン「多分大丈夫でしょう。」
オルトス「じゃ~きっちり~準備をしないとー。」
アクラ「ところで~軍資金はあるんだよね。我等はそこまでは~面倒をみれぬ。」
レッシュ「万単位で金貨はあるはず。多分。」
イオロス「お金は、使えばなくなる。」
アクラ「しかし、残るには、ここは不適当だろー。水が止まれば、敵はうごくぞ。」
イオロス「敵のど真ん中にいるよりも、神殿の外まで一端退避しかほうがよいのでは?」
トーエン「出たら~ここまで、また来ないといけないじゃ~ないですか?」
アクラ「しかし~護るのであれば、外のほうがよいのではないか?」
アイテル「外であれば、いかようにも逃げることはできる。」
イオロス「ここは、邪悪が強すぎる。」
トーエン「何を調達しないといけないのか?」
チェルシー「体温を奪われないようにする為のフリース、ヒートテックの下着とか。」
エリー「湯たんぽもあると便利ですー。」
トーエン「マフラーとかいいんじゃ~ねぇ~。」
アイテル「相手をしてくれそうな町は、トレードゲートの町ぐらいしかないと思うのだが。」

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