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呼びつけて追い返す

街道を黒塗りの馬車ががらがらと音を立てて疾走してきます。
その馬車から、御者の案内によって一人の詰襟の制服をきた巨漢の男が下りてきます。
制服はパンパンではち切れんばかりに膨らみ、顔もまるまるとしています。
かなりの刈り上げた髪型はかなりの独特な風貌をさらに強調しています。
詰襟制服「お招きに預かり、恐縮です。」
巨漢の自重に膝が耐えられないような感じで、ふうふうゆうてます。
トーエン「多分ですが、原形質との闘いは?」
レッシュ「将軍様?」
今まで寝ていた老人がそのまま、いきなり喋りだす。
爆睡老人「部下の育成がまったくなっていないぞ。世界は後十年で腐り落ちるぞ。このままでは。」
声だけは怒っているが、老人はテーブルに突っ伏したままである。
詰襟制服の男は、いきなり固まっている。
トーエン「ならば、エルダーカサカサを復活させてみてはどうですか?」
大きな帽子の爺さん「それは無理だ。失われたものは復活はできない。」
トーエン「断片があれば、なんとかなるのでは?」
爺さん「それは定命の者だけだ。浅はかな知識だな。不死者には無理な話だ。」
トーエン「エルダーカサカサって不死者なんですか?」
爺さん「不死者の最後の残証だ。」
レッシュ「もう滅びた?」
大きな帽子の爺さん「弁明はあるかな。」
トーエン「この人、将軍様であっているんですか?まったく違う人だったり、なんかしちゃったりして。」
爺さん「フォイグンの民では、真なる最高指導者だったかな。替え玉ではない。」
トーエン「すいません。お酒とか貰っちゃって・・・・。」
詰襟制服「はて、なんのことやら。」
チェルシー「戻っていないのかもしれない。」
トーエン「どうです。原形質との戦いは?」
詰襟制服「それは部下が対応している事案であって余ではない。」
レッシュ「いっしょに部下と前線に赴いたのでは?」
詰襟制服「はて、なんのことやら。」
トーエン「巨大なコロッサスを操って戦っていたのではないのですか?」
詰襟制服「それは、下っ端だ。指揮官は前線には出ぬ。」
チェルシー「え~~~。どこにいたんです。」
レッシュ「戦いに前線に赴いたのは、まったく別人?」
詰襟制服「影武者、替え玉はそれなりにいる。」
爺さん「誰も信用しとらんのは、寂しいのー。」
大きな帽子の爺さん「さっさと移住しろ。そのほうが懸命じゃな。」
困ってしまう詰襟制服の男。
爺さん「もういい帰れ。」
そそくさと出ていく詰襟制服。

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