« 呼びつけて追い返す | トップページ | イベントサークルKAC 活動停止 »

茶飲み話

レッシュ「何しに来たの?」
チェルシー「怒られに来ただけとか。世界の真相を見せてもらっているとか。」
黒塗り馬車に乗り込みそそくさと走り去っていく。
トーエン「あそこにエルダーカサカサっぽいなにかをはめ込めば解決するとか。」
大きな帽子の爺さん「あの種族は、もういない。残っているものではその役目をまっとうできない。」
トーエン「原形質はなんか理由があって、反逆したんでしょう。」
大きな帽子の爺さん「今のままでは、この世界は腐ってしまう。」
チェルシー「原形質を氷漬けにできませんかね。」
大きな帽子の爺さん「原形質の種を受け付けられた者たちをすべてこの世界の外に移住させるしかない。」
レッシュ「極北の土地にすべてを固めておくことは無理なんですかい。」
大きな帽子の爺さん「彼らは今の居留地では、食料は増産するのはとてもきびしい。入手や買い付けにあっちこっちうろつく。奴らは自覚が皆無な分。潜在的な被害はさらに拡大する。」
チェルシー「彼らを隔離しないといけないと。」
大きな帽子の爺さん「ならば、移住という名目を与えて、出て行ってもらったほうが被害は拡大しない。」
チェルシー「どこに移住するんですか?」
大きな帽子の爺さん「ここではないところだ。」
トーエン「彼らに除霊の魔法を全部かけていけばなんとかなるんじゃないの?」
大きな帽子の爺さん「それは誰がするのか?」
トーエン「彼が。」
大きな帽子の爺さん「彼らは軍人しかいない。呪文を使えるものは皆無だ。」
レッシュ「軍人は扱いやすい。一か所にあつめてしまえば。」
大きな帽子の爺さん「だから、それを誰が行うのか?」
レッシュ「将軍が命令をして。毎日魔法をかけて駆除すれば10年あければ7000人は駆除できる。」
大きな帽子の爺さん「それって、君たちがすべてを解決するということかな。」
レッシュ「え~。解決できる奴があそこには皆無なんですか?」
大きな帽子の爺さん「ことの本質を分かっているものは皆無だ。対策とて打てぬ。」
トーエン「原形質を除霊した場合、原形質が本来いた世界にもどるわけで、ここからは消失するわけですよね。エルダーカサカサが消滅しているので、それでも戻ってくるということですか?全部返せばそれで終わるということですか?」
大きな帽子の爺さん「そうだな。できるのであれば、時間はかかるが。」
レッシュ「見逃しがないか?探すことが大変だな。」
大きな帽子の爺さん「そうそう。それが時間がかかる仕事だね。戦った盆地界隈を虱潰しに調べないといけない。それが非常に骨が折れる作業になるということだ。」
トーエン「それは彼らにやってもらえばいいじゃ~ないですか?」
大きな帽子の爺さん「彼らはそれを見つける術はないぞ。魔法をまったく使えないわけだし。技術者はいけるけど。他はおらん。」
トーエン「そもそも焼き尽くすから悪い。」
大きな帽子の爺さん「あいつらがやってしまった。」
トーエン「先に教えてあげないと。」
チェルシー「氷漬けにしないとーってね。」
大きな帽子の爺さん「奴らは我らの管轄外だ。」
爺さん「外なる世界からの移住者は、我らの常識は通用せぬ。」
トーエン「ほかの世界からやって来てますしね。10年の間に10人除霊ができる僧侶を育成すれば、意外と大丈夫だと思いますよ。」
レッシュ「戦いに参加したその汚染されている兵士って、どの程度なんですかね。」
爺さん「五百人程度であろう。」
トーエン「1年間程度で除霊は終わるんじゃないかな。その間立ち入り禁止にしておけばいいわけで。」
レッシュ「虱つぶしに探さないといけない。」
トーエン「十年後の発芽した時に除霊をかければいいだけのこと。そのころ彼らも一丸となってまとまって戦うだろう。」
爺さん「果たしてそうだろうか?」
トーエン「原形質は十年間眠っているってことでしょう。」
大きな帽子の爺さん「ふむ。そのはずだが。」
レッシュ「結界を作り、一か所に固めてしまってから除霊すれば、効率はいいか。」
大きな帽子の爺さん「なかなか建設的な意見をありがとう。がっばてくれたまえ。定命の者たちよ。」
チェルシー「我らの指示に従うように説得することはできますか?」
爺さん「あれだけ、高圧的に話をしたから、彼らはそそくさと移住するのではないかな。」
大きな帽子の爺さん「わかっていればの話だな。」
トーエン「そうであれば、勝手にどこかの世界で十年後に発芽するだけのことということか。」
爺さん「ここにいても、災いが拡散するだけだからね。」
レッシュ「そうなると残されたものは放置されたままになるということか。」
爺さん「彼らが退去した後の十年後に発芽したとして、食料がなければ、それほど繁殖はしないとは思うが、食料を求めて彷徨うか、原形質同士で共食いをはじめるやもしれぬ。また気候や環境が変われば、状況もかわるやもしれぬ。」
チェルシー「暖かくなってしまうかも。」
爺さん「その時は、君たちがなんとかしてくれるんじゃ~ないかな。」
トーエン「そんな十年も先のことはやってられないのでー。」
チェルシー「我々生きているかもわからないのでー。」
寝ている爺「期待しているぞ~。」
大きな帽子の爺さん「我らの茶飲み話に付き合ってくれてありがとう。何か望みはないか?そうだな。できることがあれば、叶えてあげよう。」

|

« 呼びつけて追い返す | トップページ | イベントサークルKAC 活動停止 »

episode-4」カテゴリの記事