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火は使えない

レッシュ「でしょうね。」
トーエン「これ幽霊じゃなくってー残留思念っぽいので亡くなった後のことは、まったくわかっていないというか。知らないことは答えてくれないぞ。そうそう金龍がどこにいるとかー知り合いはいませんか?どこかで寝ているとか。」
王「それはドワーフ族に聞いたほうがいい。山ノ下の王国のドワーフたちだ。」
トーエン「誰を訪ねればいいのですかー。」
王「それはわからん。」
トーエン「知り合いいないの?」
王「それはわからんし。友達少ないからーな。」
レッシュ「黄衣の王とその眷属の情報がほしい。」
王「ふむふむ。それか、決して火を使って責め立ててはいけない。ならんぞ。」
チェルシー「なんですってー。」
王「火を使うとどんどん小さくなる。それで勘違いするんじゃー。うまくいっているとな。」
レッシュ「知っているんですね。」
王「原形質の塊は、熱を加えると 火で責め立てるとどんどん小さくなる。干上がったりすると身の危険を感じて最後には柱のような枝が上へと成長し始める。その先端にタンポポの種子のように塊ができる。最後の最後にそれが爆発して、干上がって朽ち果てしまう。
それで、勝利したと勘違いをしてしまうのだ。問題はその後、飛び散った微細な種が苗床の栄養が確保できたとき、突然発芽し、もう猛烈に繁殖を始める。ゆえに火は使わないほうがいい。」
チェルシー「凍らすほうはどうなんですかね。」
王「火をつかわずに固めてどこかに封印するのが一番よい方法というわけだ。」
レッシュ「固めるテンプルでー。」
王「地獄の業火とか、太陽の直火とかであれば違うのであろうが。普通の火であれば、今ほど説明したようなことになってしまい、被害は拡大する一方ということになる。勝利の宴のあとしばらくして、気がついたら町全部が原形質の塊になっていたり、原形質の塊人間なってしまって振り出し戻る以上の最悪な事態に陥ってしまうということだ。」
チェルシー「それは怖いなー。」
王「それは昔あったんだー。経験がないと言えぬ事象である。」
トーエン「昔あったということかー。」
レッシュ「それってここであったということなんですかー。」
王「バカな魔法使いがねー。一人いたんですよ。ニフトという奴がおってだなー。奴は結局取り込まてしまった。
人型の半分原形質の塊みたいな体になってしまったわけだ。」
トーエン「ってことは次フォイグンに合う頃には人型の原形質の塊になっているかもってことかー。」
レッシュ「それって、どうやって倒したんですか?」
王「それはだなー。まずは氷漬けにして、動きをとめて運んだのだ。山の中に捨ててきた。」
レッシュ「それって、火山とかマグマの煮えたぎる火口とか?」
王「話まったく聞いてないではないか。火は爆発するから使えない。だから、氷河の流れる山の中に穴を掘り捨ててきた。」
レッシュ「それって、倒すことは難しいということですね。」
トーエン「ってことは、僧侶がいなかったということでー。」
王「トロンヘム王国は、そういうところだ。」
チェルシー「黄衣の王とその眷属を封印するには、氷の神とかそういうのがいると?」
レッシュ「それって、封印した場所というのは、北じゃ~ないでしょうね。」
王「ここから、北だった。それしかないだろー。」
トーエン「話がいきなりつながってきたぞ。封印した場所の近くに祠とか祭壇とかありませんでした。」
王「それはわからない。」と答える。

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