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相談

トーエン、長老たちと相談する。
トーエン「彼らは、ほとんどが農民のようだ。農地としては、どうなんですかね。」
長老「開墾すれば、まーなんとかならんことはない。」
戦乱で荒れて、放置された土地は、固く耕さないといけないということになります。
トーエン「つぎの収穫まで、面倒みるまでの食料の備蓄はどうか?」
長老「とても厳しい。」
レッシュ「狩猟かー。」
トーエン「農業も漁業も狩猟もある程度はすでにしているようなー。」
長老「あるものと言えば、耕作放棄の荒れ地ぐらいか。森はある。水が厳しいか。」
半島部分の問題は事あるごとに水である。
レッシュ「開墾すれば、農地は切り開くことはできると。」
チェルシー「晩秋なわけでー、今から開墾して備える?」
トーエン「それだと、一冬越さないといけない。」
レッシュ「ジャガイモを植えれば、初夏までにはなんとかなるが。」
トーエン「畑がないし、そもそも種芋がないぞ。どうすんだー。」
レッシュ「簡単に畑を開墾できるんじゃないかな。」
トーエン「結界の呪文で荒れ地を開墾すればって、考えているでしょう。そんなに簡単にいかないって回転できないじゃん。
いやいや俺たちの体力で頑張れば~ま~そこそこ行けんじゃねーかな。種芋とかどう。」
長老「種芋はあるにはあるが~。」
寒冷地では、春に植えて秋収穫ぐらいです。
トーエン「今から開墾すれば、まだ間に合うによな。」
レッシュ「9月に植えた奴は、春に収穫できたようーな。」
長老「それは、場所によるってー。」
トーエン「ってことはー。開墾すれば、農業できるんじゃ~ないかな。」
レッシュ「一番の問題は、食料問題ということか~。自給自足してもらうのが一番なんだがー。短期的になんとかしないと。」
長老「周辺は、草地ではあるが~。」
トーエン「農業の水って飲料水の井戸で足りるものなのか~。」
長老「無理だってー。」
トーエン「河川がないとー無理だ。」
レッシュ「川はないよなー。小川じゃ~足りないってー。今いるのは時間と人か~。」
チェルシー「この冬を乗り越せるだけの食料が必要だ。」
トーエン「こいつらの面倒をみるのか?見捨てるのか?の二択だ。」
レッシュ「買い出しにいくという手もある。」
長老「なんとかしないと~いけないのは40人分だからねぇー。20人分はなんとか~できるとして~。追加20人は厳しい。」
レッシュ「半年は持つんですか?」
長老「切れ詰めれば、春先まではもつかな~。」
レッシュ「それまでに食料がくれば何とかなると。」
長老「商人が行き来も、今はなくなってしまったから~なんともわからんのだよ。」
トーエン「ってことは、穀倉地帯のところに在庫がたんまりあるはずだ。そうだ。買いに行こう。」
長老「対岸は、疎遠になってしまったからよくわからない。」
チェルシー「その先には魔法使いの塔があったところだ。彼は、いい友人だ。」
トーエン「そう。珍しくね。しかし、その周辺には食料がたんまりある場所ではない。そこいらで農場を探してみるというのも手かもしれない。」
レッシュ「対岸には、町はないが、集落とか農家さんがいるかもしれない。」
トーエン「東の漁師町は、いろいろと壊滅しているしー。」
残された難民たちには家をたてろ、荒地を畑に開墾しろと。さもないと食料はないぞ。
と無茶ぶりする冒険者。
トーエン「ちょっと食料を買ってきますわー。」
長老「・・・・土壁?」
レッシュ「木を組んで、隙間を土でうめて壁をつくるしかない。」

決まるとさっさと空飛ぶ魔法の絨毯で飛び出していく。
飛び出して10日 海上をすっ飛ばしていく。
草地に散在する農家を発見する。
突入するレッシュ。
レッシュ「ちょっとーいいですか~。食料を買いたいのです。金貨があります。」
農家さんは、買う人があまりこないので困っているようだ。
トーエン「では買おう。」
レッシュ「余っていくるものは買い取ろう。」
チェルシー「今 町を作っているんだー。」
レッシュ「人が集まっているところがあって、そこまで運んでもらうことはできないだろうか?」
農家さん「売るから、自分で持っていてくれよ。」
トーエン「今まで買い付けにきていた人は、まったくこなくなったということか。」
チェルシー「ってことは、荷馬車でここまで買い付けに来いという指示をするのがいい。」
レッシュ「ここまで金をもって荷馬車で買い付けにくれば、売ってくれますかね。」
農家さん「ええけど。」
レッシュ「あるだけ~ください。」
農家さん「ええけど。どうやって運ぶの?」
トーエン「僕たちは冒険者。魔法があります。なんとでもなります。」
農家さん「じゃ~麦10キロの袋よっつでいいかい。」
トーエン「売ろうと思っている分全部もらおう。」
絶句する農家さん。
トーエン「納屋にしまってある分もらえる分はどうかね。」
チェルシー「金ならある。」チャリンチャリン
農家さん「本物だろーなー。土塊を金塊する魔法が絡んだ詐欺もあったからね。」
トーエン「ふむ。ならば1/4を売ってくれ。その代金が本物か?不安ならば、それでまずは~様子をみたいということなんじゃ~ないのか?」
農家さん「だから~君らが運べるだけ準備しよう。10キロの袋五つでいいかな。」
レッシュ「運ぶ方法はあるのでー。」
魔法なんかまったく信用していないという感じで、まったく聞いていない。
トーエン 出された袋をぬをかぶせて、ぽいぽい魔法の盾に放り込む。
トーエン「じゃ~じゃ~ん。まだ運べます。」
農家さん「(@_@) 代金は、金貨1枚かな。」
レッシュ「金貨が本物であるのか?まずは確認をしてください。」
農家さん「君たちが帰った後、土塊にならないか?観察したいのだ。」
トーエン「じゃ~わかりました。他あたります。」
近隣をぷらぷらして、ほかの農家を探すことにする冒険者たち。

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