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黒ずくめの服装の噂の僧侶が音もなく寄ってくる。
トーエン「ちょうど会いたかったんですよー。こんにちわ。」
レッシュ「禍々しいまぶしい具合に魔法で輝ているようにも見えるが~。」
僧侶「カエルどもは退治したぞ。信じないのか?」
トーエン「呪いをより強い呪いで上書きしてどうする!」
僧侶「カエルはすべて、退治したぞ。」
チェルシー「それは、約束した勇者さんに報告したほうがいいよ。我らは通りすがりものなので。」
トーエン「信じる神は、なんですか?」
僧侶「黄色の衣の王である。」
トーエン「今まで出てきていない。アイミックスのご子息とか。」
チェルシー「それは、敵対する善神だ。」
トーエン「え~~~。知らない。」
僧侶「これから認められる神だ。絶賛布教中だ。どうかねー。」
チェルシー「我らはいろいろと勧誘されているんだわー。」
レッシュ「空中浮遊する僧侶とか。」
トーエン「風の王とか、四大元素とか、鎖に縛られし神とかではないと。」
僧侶「古い神ではない。」
トーエン「思い当たるのは、一人いますが~。不死を目指す者たちとか~。その関係者とか。」
僧侶「魔道の王とか、ひたすら食らう者ではない。」
トーエン「大飯食らいなんだ~。」
僧侶「そういう意味でそれじゃ~ない。我らは、皆が飢えに困らない世界にようと考えているわけです。」
レッシュ「生きている。すでに死んでいるわけではないようだ。」
トーエン「そもそも貴方は人間じゃ~ないでしょう。」
僧侶「絶句。」
チェルシー「それって、不死身の体を手に入れていたから~なんですか~。」
僧侶「面倒だなー。」
音をたてずに後退する僧侶。
僧侶の足跡は、なく濡れている。
トーエン「面倒だな。」
僧侶「主は、あなた方に世話になったと言ってましたので~。それだけは伝えましたよ。」
トーエン「ちょっと待った~。」
僧侶「世界の安定を保つことを司る碑文がありまして、それを破壊していただきありがとうございました。っと言ってました。」
トーエン「それって邪悪でしたよね。それってつい最近壊した奴でしょう。」
僧侶「それは、私ではわかりません。主は、感謝しているとも。引き続き何卒御贔屓のほど~。」
トーエン「風の王に送った貢物を横取りした奴とは別?」
僧侶「何のことやらさっぱりわかりません。」
トーエン「でも~前からいたでしょう。出てこれなかったのが出てきたと。」
僧侶「そうとうもいいますなー。」
レッシュ「俺たちのせいならばー。尻ぬぐいはしないとねー。」
僧侶「ちゃんと~いいましたよー。」
チェルシー「そういうことは、早く言ってください。」
僧侶「今先ほど神託があったものですから~。」
トーエン「じゃ~再度封印しにいくと伝言してくれ~。」
僧侶「それを言われても困ります。カエルも取り込んだことですしー。」
チェルシー「え~退治してないしー。」
僧侶「すべてを取り込み、みんなが一緒になるのが我らの心情です。みんなが一緒になってハッピーに。」
レッシュ「また、敵を増やしてしまった。」
トーエン「じゃ~まずは、先にメンゾベランザンを攻めないか?」
僧侶「それではまず一緒になりましょう。」
トーエン「お前はそもそもなんだ。」
僧侶は頭巾をとると、原形質の塊が取ったすぐからだらだらと垂れてくる。
僧侶「我ら一つにして全てなり。」
トーエン「あれもこれも分離体か?倒すことに意味を感じない。」

近くの勇者の王の前にも黒づくめの僧侶が表れて
僧侶「約束守ったからさ~。信者になってよ~。」と迫っています。
勇者は悲鳴を上げて、逃げ回っている。
チェルシー「なんと~チームワークがいいというか~。」
僧侶「カエルは倒したけどー。同化したけどね。」
トーエン 焚き火をして、必死に神頼みしてみる。
何もおきない。
トーエン「すいません。いつごろだとー。いいですかね。」
火の精霊が一瞬現れて消える。
トーエン「しょうがないな~。善の神でもいないか~。」
あたふたしてみるが、何もおきない。
チェルシー「じゃ~コスースきたれ~。」
何もおきない。
レッシュ「魔法がないー。準備してないー。」
僧侶ずりずり下がっていく。
逃げ回っている勇者 悲鳴。
レッシュ「かなり~遠いな~。」
僧侶「下々がカエルをなんとか~してくれ~という願いがあったから~我らはきたのだ。我らはその報酬としての対価を求めているのだ。」
トーエン「悪いんだが~。ここから出て行ってくれないか~。」
僧侶「われらは、ちゃんと仕事はしているよー。約束を守らないのは人間だ。逃げ回っているしー。なんだかなー。」
チェルシー「勇者はバカなだけでー。悪い奴じゃ~ないしー。」
僧侶「抵抗は、無意味だ。我と同化しろ。同化すれば、幸せになるぞ。不死の体をやろう。」
チェルシー「頑張って逃げてもらおう。逃げて、ゴルビービレッジの護衛って仕事もあるぞ。」
トーエン「ゴルビービレッジに向かっても困る。」
レッシュ ぶつぶつと呪文を唱える。
僧侶が一体が消える。
トーエン「勇者よ。感謝しろ。」
涙ぐんで礼を述べる勇者。
トーエン「あの旧市街のでかいのを先生お願いします。空からお願いします。」
空飛ぶ魔法の絨毯に乗り込み。
レッシュ 上空からぶつぶつ呪文を唱える。
一瞬にして、城壁の中は綺麗になってしまう。
普通の廃墟になってしまう。
トーエン「帰ってくるルートがなんなのか?碑文があるのか? 何もわかっていないのだ。」
レッシュ「明日 マイドゥの神に質問だ。」
さっさと休息をとることにする。

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苦悩

11月19日
トロンヘム王国跡地に向かう冒険者。
さらに15日後 もう城壁しかない。
難民の数もちらほらとしか見かけない。
勇者の自称王様はやつれて、見る影もない。
トーエン「よう。王様久しぶり~。」
チェルシー「元気だったかい。」
勇者「もう誰もいないよー。あははははは。もう誰もいないしー。どっかいこうかなー。」
トーエン「一生懸命やって、竜を倒して手に入れた町を捨ててどうする。」
勇者「国民なんか~いないのにー。やっていけるかよー。」
トーエン「国民がいないのは、君のせいだよ。」
レッシュ「それが君の人望ってもんだ。」
チェルシー「トロンヘム王国が大変なことになっていると小耳に挟んだだんだが~どう?」
勇者「最近、へんな僧侶がちらほらやってきている。それは、顔を見せないというか~。
目出し帽とか頭巾をかぶっているとか。死にそうな奴に施しを与えている。
仲間への勧誘をしている感じだな。不死身の体をあげようって言い方だったな。飢えとは無縁になるぞってね。
だから~俺は言ったんだ~。カエルを退治してから~来いってね。そうしたら~信じるとね。」
チェルシー「さすが~。」
勇者「そうしたら~帰っていったのさー。城壁の中の旧市街地跡は、カエルでいっぱいだよ。」
チェルシー「減らしても、あの増殖力ですからね。川は流れているからねー。」
勇者「最近静かだよ。ゲロゲロは聞こえていない。」

丸木橋をわたってのこのこと入っていく。
封鎖された扉をそろりと開けてみる。
ゲル状の粘液が、みっちり埋まっている。
トーエン「この粘液は、北の島で見かけた奴と似たようなもので~工場の王が戦っているとかって噂の奴じゃ~ねぇ~。無理だ。」
と勢いよく扉を閉める。
レッシュ「火で燃やすとか~。」
トーエン「無理だ~。」
レッシュ「すべて、石棺で封じ込めるとか~。」
チェルシー「どうやって~。そんな巨大な石棺なんて~どうするのー。」

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取引

農家はあるのだが、交渉は、まったく同じ展開になってしまう。
小麦粉5袋と金貨1枚を交換することになる。
そのような農家が4軒あり、結果的に25袋の小麦を手に入れることになる。
250kgとなる。×1.7の量にパンはなるが。
振り出しの農家にもどる。
農家さん「一日では変化は、わかんないー。」
トーエン「そうじゃ~なくて~。ジャガイモはないの?」
農家さん「いやいやだから~運べるの?荷馬車もってないしー。」まったく同じことを質問される。
見えなくしているだけで、まったく信用されていない。
トーエン「僕たち冒険者だもん。」
農家さん「背嚢にいっぱいになるだけでー納得しろよー。この業突張り~。」
まったく相手にしてくれません。そりゃ~いきなりやってきた胡散臭い冒険者が金はある売ってくれ
と言われてもまったく信用がありません。
レッシュ「いやいや~。お金払うといってるじゃ~ないですか~。」
トーエン「いま対岸にゴルビービレッジというところがありましてねぇ~。ここにトロンヘム王国から
の難民が流れてこんできてましてね。食い物がないからとなんとかしてくれと懇願されてましてねぇ~。
今、畑を開墾している時間がないのでー。その分食つなぐ間の食糧を買いに来ただけなんです。
そのゴルビービレッジまで食料を売りに来てくれたら助かる。」
農家さん「街道は、治安が悪いし、追剝ぎとか盗賊がうろうろしているから~いやだ~。」
チェルシー「じゃ~買い付けにきた業者と取引をしてほしい。」
農家さん「いや~今イノシシが増えていてねぇ~。こまっているんだ。」
トーエン「ええ~。イノシシが増えているならば、捕まえて食べればいいじゃん。」
農家さん「荷馬車に突っ込んできたりと大変なんだ。さらに鹿もじゃんじゃか増えているんだ。」
トーエン「じゃ~狩猟していっても大丈夫ですか?」
農家さん「まったくかまいません。お好きにどうぞ。足をもってきたら~手当で銅貨1枚あげるよ。」
トーエン「じゃ~身のほうは、食べても問題ないと。」
農家さん「べつに~。ええよ。」
レッシュ「皮に土がついているから~重たい~気を付けないと。」
トーエン「裁くのは、外でやらないともめるなー。まーとりあえずー狩猟だな。四人で全員だ~。」
農家さん「はーー。」
夕方までの6時間を狩りに出かけることにする。
17頭のイノシシを収穫ふごふごを言っている。
魔法で眠らせて縛り上げて、魔法の盾の秘密の小部屋の倉庫に放り込む
さっくり抹殺して、ぶら下げてがんがんチヌキしています。

農家さんもびっくりだ~。
チェルシー「本職ですから~。」
農家さん「じゃ~手当の銅貨17枚だ。」
トーエン「金貨より、物納で小麦か芋のほうがいいんですが~。」
農家さん「じゃ~おまげ10kgの一袋もってけ~。」
ほてほてと歩いて農家から離れて、帰還の段取りをする。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。

ゴルビー村の庵地下の祭壇に出現する。
小芝居をうって、さもかえってきたかのにふるまう冒険者。
必死に汗を流す難民たち。
掘っ立て小屋をみんなで建設中です。
チェルシー「皆さんおつかれ~さま。」
広場に確保した食料を積み上げる。
血ぬきして、内臓を取り除いただけのイノシシが17頭は、まだ作業途中。
肉は340kgの生肉が確保できたとする。小麦粉260kg
手分けて、イノシシの解体精肉と保存食のための作業が続く。
トーエン「春までは、この村であなたたちは面倒を見てくれます。春以降この村に住む場合は、
改宗してここの神を崇めてもらうことになります。その時点で改宗しないで出ていくか決めるようにしてください。
そんなに悪いもんじゃない。あえて告げ口とかしないように。」

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相談

トーエン、長老たちと相談する。
トーエン「彼らは、ほとんどが農民のようだ。農地としては、どうなんですかね。」
長老「開墾すれば、まーなんとかならんことはない。」
戦乱で荒れて、放置された土地は、固く耕さないといけないということになります。
トーエン「つぎの収穫まで、面倒みるまでの食料の備蓄はどうか?」
長老「とても厳しい。」
レッシュ「狩猟かー。」
トーエン「農業も漁業も狩猟もある程度はすでにしているようなー。」
長老「あるものと言えば、耕作放棄の荒れ地ぐらいか。森はある。水が厳しいか。」
半島部分の問題は事あるごとに水である。
レッシュ「開墾すれば、農地は切り開くことはできると。」
チェルシー「晩秋なわけでー、今から開墾して備える?」
トーエン「それだと、一冬越さないといけない。」
レッシュ「ジャガイモを植えれば、初夏までにはなんとかなるが。」
トーエン「畑がないし、そもそも種芋がないぞ。どうすんだー。」
レッシュ「簡単に畑を開墾できるんじゃないかな。」
トーエン「結界の呪文で荒れ地を開墾すればって、考えているでしょう。そんなに簡単にいかないって回転できないじゃん。
いやいや俺たちの体力で頑張れば~ま~そこそこ行けんじゃねーかな。種芋とかどう。」
長老「種芋はあるにはあるが~。」
寒冷地では、春に植えて秋収穫ぐらいです。
トーエン「今から開墾すれば、まだ間に合うによな。」
レッシュ「9月に植えた奴は、春に収穫できたようーな。」
長老「それは、場所によるってー。」
トーエン「ってことはー。開墾すれば、農業できるんじゃ~ないかな。」
レッシュ「一番の問題は、食料問題ということか~。自給自足してもらうのが一番なんだがー。短期的になんとかしないと。」
長老「周辺は、草地ではあるが~。」
トーエン「農業の水って飲料水の井戸で足りるものなのか~。」
長老「無理だってー。」
トーエン「河川がないとー無理だ。」
レッシュ「川はないよなー。小川じゃ~足りないってー。今いるのは時間と人か~。」
チェルシー「この冬を乗り越せるだけの食料が必要だ。」
トーエン「こいつらの面倒をみるのか?見捨てるのか?の二択だ。」
レッシュ「買い出しにいくという手もある。」
長老「なんとかしないと~いけないのは40人分だからねぇー。20人分はなんとか~できるとして~。追加20人は厳しい。」
レッシュ「半年は持つんですか?」
長老「切れ詰めれば、春先まではもつかな~。」
レッシュ「それまでに食料がくれば何とかなると。」
長老「商人が行き来も、今はなくなってしまったから~なんともわからんのだよ。」
トーエン「ってことは、穀倉地帯のところに在庫がたんまりあるはずだ。そうだ。買いに行こう。」
長老「対岸は、疎遠になってしまったからよくわからない。」
チェルシー「その先には魔法使いの塔があったところだ。彼は、いい友人だ。」
トーエン「そう。珍しくね。しかし、その周辺には食料がたんまりある場所ではない。そこいらで農場を探してみるというのも手かもしれない。」
レッシュ「対岸には、町はないが、集落とか農家さんがいるかもしれない。」
トーエン「東の漁師町は、いろいろと壊滅しているしー。」
残された難民たちには家をたてろ、荒地を畑に開墾しろと。さもないと食料はないぞ。
と無茶ぶりする冒険者。
トーエン「ちょっと食料を買ってきますわー。」
長老「・・・・土壁?」
レッシュ「木を組んで、隙間を土でうめて壁をつくるしかない。」

決まるとさっさと空飛ぶ魔法の絨毯で飛び出していく。
飛び出して10日 海上をすっ飛ばしていく。
草地に散在する農家を発見する。
突入するレッシュ。
レッシュ「ちょっとーいいですか~。食料を買いたいのです。金貨があります。」
農家さんは、買う人があまりこないので困っているようだ。
トーエン「では買おう。」
レッシュ「余っていくるものは買い取ろう。」
チェルシー「今 町を作っているんだー。」
レッシュ「人が集まっているところがあって、そこまで運んでもらうことはできないだろうか?」
農家さん「売るから、自分で持っていてくれよ。」
トーエン「今まで買い付けにきていた人は、まったくこなくなったということか。」
チェルシー「ってことは、荷馬車でここまで買い付けに来いという指示をするのがいい。」
レッシュ「ここまで金をもって荷馬車で買い付けにくれば、売ってくれますかね。」
農家さん「ええけど。」
レッシュ「あるだけ~ください。」
農家さん「ええけど。どうやって運ぶの?」
トーエン「僕たちは冒険者。魔法があります。なんとでもなります。」
農家さん「じゃ~麦10キロの袋よっつでいいかい。」
トーエン「売ろうと思っている分全部もらおう。」
絶句する農家さん。
トーエン「納屋にしまってある分もらえる分はどうかね。」
チェルシー「金ならある。」チャリンチャリン
農家さん「本物だろーなー。土塊を金塊する魔法が絡んだ詐欺もあったからね。」
トーエン「ふむ。ならば1/4を売ってくれ。その代金が本物か?不安ならば、それでまずは~様子をみたいということなんじゃ~ないのか?」
農家さん「だから~君らが運べるだけ準備しよう。10キロの袋五つでいいかな。」
レッシュ「運ぶ方法はあるのでー。」
魔法なんかまったく信用していないという感じで、まったく聞いていない。
トーエン 出された袋をぬをかぶせて、ぽいぽい魔法の盾に放り込む。
トーエン「じゃ~じゃ~ん。まだ運べます。」
農家さん「(@_@) 代金は、金貨1枚かな。」
レッシュ「金貨が本物であるのか?まずは確認をしてください。」
農家さん「君たちが帰った後、土塊にならないか?観察したいのだ。」
トーエン「じゃ~わかりました。他あたります。」
近隣をぷらぷらして、ほかの農家を探すことにする冒険者たち。

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見慣れぬ顔

レッシュ「みたことない顔だな。」
長老「最近、流れこんできている南からの民です。我らも困っているのです。勝手に住み着いてしまってー。」
レッシュ「トロンヘム王国あたりからやってきたのかな。」
長老「あんまり会話もなくてー。雨露をしのげる程度の掘っ立て小屋をつくって周辺に住んでいるのです。」
助けてとは言わないまでも、困っているで、トーエンとレッシュを見ている。
長老「金も価値あるモノをもっているわけでもないしー。」
チェルシー「話をしないとーらちが明かない。」
レッシュ「それって、村長や長老がやるべき事のはずだがー。」
渋い顔をする長老。
長老「我らは、今はそこまで余裕はないのですよ。主よ。我はどうしたらよいのですか。」
トーエン「いやいや。まず間違いがある。貴方たちの主は、『原始の炎にして、はじまりの火』であることは忘れていけない。
われらは、広い意味での友人。ちょっとした代弁者にすぎない。過去、謁見したことがあるぐらいだ。部下ではないし、下部でもない。
導かれし者たち程度ってことだな。ある程度利害が一致した者たちってところか。」
長老「もう少し、ご支援をいただけないものでしょうか?これだけの人口増加には食料がまったく足りないのです。」
レッシュ「くれくれだけでは~。自分で努力することはないんかー。」
難民の子供が器をもってまぎれてやってくる。
エリーやら配給を配っているのに忙しい。
レッシュ「さーおたべー。」
とどんどん魔法の窯からオートミールを柄杓ですくって、どんどん配る。
オートミールは、まったく減るわけではない。
レッシュ「食べるんだったら、話をしようかー。どこからきたのかな。」
子供の親たちが話をする。
「以前、トロンヘム王国ってところがあったんですがー。そのあたりなんです。今はなくなちゃってー。」
チェルシー「ここまできた経緯とか経路とか聞いてみようかー。」
「トロンヘム王国から一月かけて歩いてきたのだ。津波のあと、旧市街は壊滅した。その周辺で漁業と農業をしていたが、
土地もだめになり海はどす黒くなり、半魚人やカエルばかりが増えてなにも漁ができなくなってしまった。
地元ではない異教の僧侶がやってきた。改宗すれば、食事には困らない。安定した生活を保障しようと言ってきたのだ。」
トーエン「そういや~。食料配っている怪しい宗教の一団がいたよなー。かかわらなかったがー。」
「入信すると食事と生活の安定を保障すると言われたんだがー。そう幸せになるとも言われた。
かかわった奴らが、ぶつぶつ言い出して怖くなったのだ。
雰囲気がいやというかー。喜怒哀楽がないというか~表情がなくなった。そうそう不死身の体を信仰の力で得ることができるとも言っていたな。
それはなんだかよくわからんので逃げてきた。」
「いやーそれって結局的に動く死体になったらいやだしー。死なないけどね。」
チェルシー「それって、すでに死んでいるから死なないだけでー。もう最悪~。」
トーエン「結構えらいことになってるなー。」
レッシュ「いこう。」
トーエン「約束はまもらないとー。働く意欲はあるかー。」
「栄養が足りてないんでー。結構しんどいんですけどー。」
レッシュ「はーい。たーんとおたべー。」
「これって今だけなんでしょう。」
トーエン「働くならば、保障しよう。だから働く意欲はあるのか?」
「食事が保障されて、体力が続けば。」
トーエン「名前と元の職業を明らかにするように。登録されたものは面倒をみよう。」
偽りなく登録する難民たち。
たぶん、嘘偽りなくという感じである。
ほとんどが農民であることも判明する。

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必死

火「扉をあけて、こっちにこないか~。
トーエン「世界を存続させるために無理やり生かされるとか~いやなのでー。
なにもできない状態で生きてると言われてもいやなのでー。」
レッシュ「じゃ~人魚の肉でも食うか~。」
火「勝手な妄想だな。こちらは何も言っていないのにー。」
トーエン「36レベルになると出る杭は打ちに何者かがやってくるとか~。」
チェルシー「諸悪の方々は、ほんとに勤勉でいろいろとやっくるしー。レアスとか マラクラとか~。」
トーエン「なんか~頑張りすぎー。困ったなー。ベクナは300年は動かないし。死せる王はどっかいったしー。」
チェルシー「前回トロンヘム王国のピンチを無視して、大変なことになってしまったのでー。現在進行形の今の状況では行っておかないとね。」
トーエン「とりあえずー様子を見に行くことはしよう。」
チェルシー「確認しないとね。見極めは必要かと。」
料理を必死につくっているおばちゃん。
給仕係はエリー。必死に運ぶ。
そりゃ~素材がいいから。運ぶしりからなくなっていく。
日頃の貧相な食事からすれば、まったくの別世界の料理ですから
当然といえば、当然です。
フォイグンの民を20人、この集落に押し付けていくための取引材料ですから、
まー当然といえば、当然のことでしょうか。
長老「家は、建てていただけるんですよね。」
トーエン「あ!いったかも。」
レッシュ「すぐ。できる。できる。」
トーエン「みんなでがんばろー。」
大勢で楽しく食事をしていると、近隣の避難民まで
混じろうとしている。
エリーからは有象無象の民衆に難民が混じってきても区別することはできない。
次から次へと料理をくばるのでいっぱいいっぱいである。
さらに20~30人がそれとなく混じろうと入ってくる。
やせ細っており、栄養はまったく足りていない感じだ。
その行動はかなり必至だ。

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布教

トーエン「助けはいりますか?」
火「いる。こっちにきて扉をあけてくれるだけでいいんだー。」
トーエン「開けたら、地上を焼け野原にするって言っていたじゃ~ないですか~。それはだめですよ。」
火「いいじゃ~ん。それぐらい。」
トーエン「どうせ~後30年ぐらいで私は死ぬんだし。その後にしてくれ~。」
火「しょうがないな~。そうそうトロンヘム蛙でいっぱいになっているらしいぞ。」
トーエン「正直そんな~ことは、困らないし、どうでもいい。」
火「悪よのー。ひどい奴だ。」
魔神 爆笑
トーエン「神はそのうち消えてしまうのでか?」
火「しばらくは消えぬ。」
トーエン「ならば、解放とトロンヘム救済どちらが優先事項ですか?」
火「いつも助けてやっている。我を助けよ。」
トーエン「でも~解放したら地上を焼け野原にするんでしょう。それはやめてほしい。」
火「しょうがないのー。50年ずらすよ。お前が死んでからだ。」
トーエン「いや~百年にしてくれ~。いまここにいる人間がその自分には全員死んでいるから~後腐れがない。」
火「ほんとかな~。」
トーエン「百歳生きるってまずいないしー。」
火「いやいや生きている限りは手を出さない。」
トーエン「いや~変な生き方をしているとこっちも困るんでー。」
火「ほんとにーそれでいいのか?管をいっぱいつけられて、痴呆になっても無理やり生かされている状況になってもー。」
トーエン「いいです。生きている限りはのばしてください。死んだら履行ってことでー。アンデッドになったら~。」
火「それはお前じゃないし。」
トーエン「バンパイアになったら~。」
火「それはもう手下になってもらうしかないだろー。」
トーエン「手下と眷属になったら~。」
火「我が命令をきっちり履行してもらう。約束は無意味になるだろー。」
トーエン「元気になるには,どうしたらよいのか?信仰心の熱い信者は増えている。元気のない火は士気にかかわる。」
火「それは信仰の祈りの数だな。もっと大勢いないとな。」
トーエン「増えましたよ。20人ぐらいは。」
火「もう二桁たりない。万以上は増えないと意味はない。」
トーエン「布教にがんばります。」

村長「最近では、南からの移住者が急増しているのです。」
レッシュ「みんなトロンヘムから離れているんですね。」
チェルシー「求心力がなくなったわけですな。」
トーエン 「じゃ〜カエルを抹殺に行くか〜。そもそも金竜も探していないし。ハイエルフの偉い人の話だと、
我らを全く相手にしてくれなさそうなのでー。もういいんじゃないかな〜。ってね。だから、寝ている金竜
を探した方がまだいいんじゃないかな。その時の場所は、ここであって、トロンヘムじゃないな。」
納得する冒険者たち。
トーエン 「トロンヘムは、勝手に消滅してしまった。ある意味自滅してしまったと言っても過言ではない。」
チェルシー「我らがいないうちに消滅してしまった。我らは、トロンヘムの守護者でもなんでもないので〜。いない間に亡くなる方が悪い。」
トーエン 「トロンヘムにはアズゥくんが、守護者としていたはずだしー。」
レッシュ「そうそう。彼は、一体何をしていたんだろ〜ねー。」
レッシュ「とりあえずー。カエル退治か?」
トーエン「とりあえずー町ぐらいは復活させないと。金竜がいないとなー。」

 

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ゴルビー村の庵地下の祭壇に出現する
秘密の手段を使って地上に現れて、楯の中の秘密の小部屋から労働者をだすことにする
ぞろぞろ出てくる
日の出である。
労働者「なんだか~暖かいぞ。」
トーエン「寒いと生活しにくいじゃ~ないかなー。」

村長の家を早朝強襲する。
トーエン「生肉を大量にもってきたのでー。保管する場所がほしい。」
村長「朝飯。」
トーエン「いや。夕飯だ。夜の宴席の材料だ。ま~頼みごとついでのー。土産だ。」
村長「風通しの日陰が~。納屋のいい場所か~。」
トーエン「頼みごとがあってきました。」
睡眠不足のふらふらの賄いのおばちゃんは、すでにへっぽこです。
トーエン「この正体がよくわからない人たちを20人働かせてあげてくれないか~。」
村長「家はないぞ。」
トーエン「そんなもの建てればいいじゃないか。」
チェルシー「ないものは作ればいいじゃないか~。」
村長「仰せのままに。」
トーエン「ちゃんと手伝うから。」
レッシュ「どこかの平和維持部隊みたいにー。下請け丸投げで何もしないなんてーしないから~。」
チェルシー「率先して働きますから~。」
トーエン「この肉で宴を。お世話になりますから~らよろしくってことでー。このうまい酒もある。
普段食べることのないいいお肉もある。チーズもある。手土産ということでー。
家ができるまで、どこかに住まわせてもらって。親睦を深めてもらうということでー。
家は一所懸命建てるから~。仲良く暮らしてもらいたい。大丈夫。三代かわれば、なんとかなるから~。」
チェルシー「無限の可能性の一派だから~同じ~。言葉も通じるよ。」
長老「早々最近神の火が小さく元気がない。」
トーエン「なんでも神は、息子と喧嘩して破れたという話らしい。」
長老「巫女は神がいなくなったと騒いでいる奴もいる。」
トーエン「神を無にすることはできない。そんな存在がいれば誰も困らない。」
長老「急に花が枯れたといって騒いでいる奴もいる。家の中の鉢植えも枯れたと騒いでいる。」

大きな穴の底にある火は、小さな火になっている。
トーエン 魔神を呼びつける。
地の底の魔神も元気はないようだ。
腹が空いているようだ。
なにごとかを会話するもまったく解決には至らない。
息子は善なる火という話だが

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帰還

トーエン「風の王よ。久しぶりの貢ぎ物を送る。」
整列したフォイグンの民の背後に現れるトーエン。
地面を叩く
大地鳴動して、大きく地面がさけ、あつまった民衆を飲み込む。
驚愕している大佐
レッシュ「おまえもね。」
バルコニーから押されて、転落していく大佐。
大佐の悲鳴
当たりは静かになる。
トーエン「風の王の晩餐には、いいかもしれない。」
レッシュ「片づいたね。」

残っている捕虜が数名
トーエン「残っていると粛清されるね。」
捕虜「そうだね。」
トーエン「大佐に責任転嫁しないと粛清されるね。いいわけ考えておいてね。そうそうこの水晶玉は何?」
捕虜「将軍様が暇があると下々を観察するために使うためのものだ。」
トーエン 捕虜二人をならばせて、水晶玉を包んでいた布をとる。
真っ青になっているも
捕虜「そうだ~。筒抜けだ。」
トーエン 「君たちにこの水晶玉をあげるよ。考えて。がんばれー生まれた国が悪かったな。」
レッシュ「生まれた不幸を呪うがいい。お父上が悪いのだよ。」
捕虜を放置して、その場を去る。

いろいろ計画を算段する。
作戦タイムである。

略奪した肉をたき火であぶる冒険者たち
建物の外である。
チェルシー「下町の人たちを解放しいきますかー。しかし、まだ二時間ある。」
トーエン 持っていけない肉を焼いてたべることにする。
香りにつられて、夜勤の作業員が数人やってくる。
汚れて、それは汚い真っ黒な作業員である。
作業員「その肉どうした~。うまそうだな。」
トーエン「食べてもいいけど~食べると粛清されるよ。」
そぎ切りにして、きれっぱしから順番に供する。
ばくばく食っていく。
チェルシー「官僚は、こんなうまいものを独り占めにしていたのです。」
作業員「なんだってー。」と憤慨しつつもばくばく食べる。
レッシュ「みんなに知らせよう。反乱の輪。」
トーエン「食べてたのはみんな粛清されたよ。俺たちは逃げるよ。」
作業員「じゃ~一緒に逃げる。」
家族をつれてくる作業員たち。
あまっていた食料を運ぶように指示する。
トーエン「持てるだけ持って~。」
作業員はごっそり運び出す。
地の精霊を召還して、楯の中の秘密の小部屋を拡張工事するように20人収容する一部屋を増築するように頼む。
仕方なく増築する精霊。
合流するレジスタンスの方々の待ち合わせ場所に出向く冒険者と夜勤の作業員とその家族。
レジスタンスは縛られて、兵士に取り囲まれている。
目論見は露顕してしまったようだ。
手練の兵士7人
レッシュ「お話にもなりませんな。」
こっちは女子供に夜勤開けの労働者を含む14人
トーエン「貴方の家族はごついねー。どううしたんだい。」
と猿ぐつわを外す。
トーエン「奥さんの胸板すごく分厚いね。恐妻家なのー。」
縄を切って、びっくりしている兵士たち。
トーエン 7人の兵士を子供のように放り投げ、撲殺していく。
どげしドカバキ
阿鼻叫喚の惨劇が続きます。
トーエン 一人芝居である。
解放された工員とその家族が10名
チェルシー「帰れるときに帰りましょう。」
トーエン「みんなを秘密の小部屋に入って、レッシュの帰還呪文で帰るぞ。」
肉の塊を繋いで三節こんを持ち、持てるだけの肉を持って、帰還呪文を唱える。

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貢物

まかないのおばちゃんを呼び出す。
おばちゃん「保管できないよ。」
トーエン「明日には全部使うし。」
おばちゃん「肉二本なんてー。無理だよー。大きすぎる。いったいどこにおくんだよー。」
箱にやまもりのジャガイモを発見。
トーエン「肉とチーズ。」
上等な小麦粉を発見。
トーエン「小麦粉より肉だよなー。」
上等な酒を発見。
おばちゃん「酒はもうおくところはないよ。」
そーセージ、ベーコンを大量に発見する。
おばちゃん「無理だよー。」

略奪にあきたトーエン。
トーエン「そうだ。破壊工作をしよう。」
首のまわにりそーセージを巻き始めるレッシュ。
無駄にそーセージを食っている。

建物の外では必死に地元民が消火活動をしている。
地元民の阿鼻叫喚の声で当たりではしている。
そりゃ~肉片がちらばっているし、血の海になっている。

チェルシー周囲を物色して、略奪していけるものがないか探している。
白磁の壺を発見する。
トーエン 腹いせに破壊する。
パリン くだけちる。
魔法のかかっている水晶玉が発見する。
レッシュ「監視している水晶玉だ。防犯の道具かな。」
チェルシー「風呂敷に包んで持っていくか~。」
トーエン「命は惜しいですか~。」
大佐「惜しい~。」
トーエン「将軍様がもどってくるとただではすまないと思うのですが~。それでもおしいですか~。」
大佐「惜しい~。死ぬはいや~。」
トーエン「貴方の部下全員を集めてください。」
トーエン 側近の服をはぎとり着込む。
大佐「なんじゃ~。なんじゃ。どうするのだ。」
トーエン「集めて命令するんです。ここを撤退することなったと。将軍様がもどってくる前に事態を収拾する為に作業分担や役割を割り振るので集まれというんですよ。」
大佐(部下に仕事と責任を押しつけて逃げれるなと算段している。)
大佐は、棒読みの指示を拡声器で行うことにする。
トーエン「だらだらと集まるのではなく、そこは指揮官らしく。整列して行儀よく並んで集まるようにしてください。」
大佐「それは当然だな。」
ボイラーの火災が鎮火すると
バルコニーに出てくる大佐。
拡声器で「整列」と絶叫する。

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