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接触

トーエン「共通語話せる人よんできて~。」
住民「忙しいのに面倒だなー。」
わたわたしている住人
一人が呼ばれてどたどたやってくる。
住民「何ようかな。忙しいのだがー。」
トーエン「ドローエルフの不仲な住人がいるそうで。ゴーレムに魚を取りにいかせた雇用主にちょっと苦情をいいにきました。」
住民「ドロー?なんだそれ~。」
トーエン「見た目同じような感じで悪い奴ですよ。」
まったく理解できない住民は、怪訝な顔をしている。
トーエン「メンゾベランザンに住んでいる貴方たちのような人たちですよ。」
まったく理解できない住民は、怪訝な顔をしている。
トーエン「貴方はエルフの何?」
住民「エルフって何?」
トーエン「貴方たちは、自分たちのことをなんと呼んでいるのですか?」
住民「俺たちはフォイグンを呼んでいる。」
トーエン「知らんな~。」
住民「俺たちはお前たちを知らない。エルフなんて知らないしー。」
トーエン「それって種族名ですか?氏族の名ですか?部族名ですか?」
住民「それってなんだ?さっぱりわからん。我々を指す言葉でフォイグンという言葉がある。」
トーエン「村の長は?どこにいる。」
住民「ここは、魚を取引するための場所にすぎない。」
住民「それは、山の向こうにいる。」
とさらに北の方角を指さす。
住民「あの黒い峰々の向こう側だ~。」
トーエン「遠い~。何日かかるんだ~。」
住民「四日ぐらいだな。」
*移動方法について何も会話していないのであーる。
レッシュ「一日ちょいでつくねー。」
トーエン「ゲートとかないの?」
住民「何それ?」
レッシュ「この魚をそこにもっていくの?」
住民「そうだが~。」
トーエン「魔方陣があってだな~。それに入ると、向こうの町に行けるようなものだー。」
住民「そんな便利なものがあるならー。俺たちを連れて行ってくれよー。」
チェルシー「そうそう金龍のことを聞かないと~。」
住民「なんか~。たまに飛んでいるぞ。」
住民「そうそう。黒い山脈のほうに飛んで行ったぞ。」
レッシュ「場所が違うのか~。」
トーエン 必死に通訳している。
住民「手前だってー。」
レッシュ「どうせ同じ方角なんだしー。ちょっと脇道それても~いいんでないー。そうそう。この巨大なゴーレムは、ここで作ったんですか?」
住民「いや~。そんなのできないよー。」
レッシュ「じゃ~どうしたんですか?」
住民「高名な魔法使い様にお金を積んで、作ってもらったらしい。」
レッシュ「じゃ~それってフォイグンの人たちなんですか?」
住民「いや~我らではない。人間の魔法使いに用立ててもらったそうだ。」
トーエン「こんなすんごいものを作れる魔法使いいたか?」
住民「これでも~本物じゃ~なくて、レプリカって聞いたけど。本物はもっとすごいんじゃ~ないのー。」
トーエン「この大きさだし。それはそれでなかなかのものですよ。」
住民「オリジナルは、爆発四散したという噂だしー。」
冒険者たちは、びっくり仰天する。
住民「いや~何体かは、あったという話だしー。」
チェルシー「古の古代文明の遺物ってやつか~。」
住民「これはかなり酷使しているしー。すでにかなりボロボロだぞ。」
トーエン「じゃ~購入したのは、村長(むらおさ)?」
住民「いや~もっと偉いよ。一番偉いお方だ。王だ。」
トーエン「じゃ~そこまで行きますか~。ついでに金龍でも探して~。金龍はどこで見た。」
住民「あの黒い峰々の麓の渓谷だ」
トーエン「じゃ~へんな者とか出ないのか?」
住民「あのあたりは、神聖な土地。我らは立ち入らぬ。」
トーエン「立ち入るとなんかおきるとか~。」
住民「金龍もでるような場所にほいほい行かないよ。」
トーエン「そこでやっちゃ~いけない風習があるとか~。」
住民「だから~行かないんだってー。」
トーエン「入るとどうなるの?俺たちが今からいくと言うとどうなるの?」
住民「聞かなかったことにします。」
住民「引き留めても無視するでしょう。」
住民「もういい加減いいかな。仕事は山積みだしー。急いでしないとー。魚の価値が下がる。」
住民「バッグベアーに支払いもしないといけないしー。」
トーエン「じゃ~魔法の絨毯で出発するとしますかー。」
村人総出で魚を運び、血抜きをして内臓を取り、てきぱきと加工処理をしている。
あるものは、バッグベアーと報酬の対価について話し込んでいる。
荷馬車はいくつかあるようだ。大した道路はないが、轍はある。
空飛ぶ魔法の絨毯を取り出し、乗り込みふよふよと飛んでいく冒険者たち。

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