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絶叫

突然、扉の外に現れるトーエン。
今迄の経緯を説明する。
トーエン「レッシュ。ハンマー貸して〜」
ハンマーとクサビをレッシュとチェルシーから借用して、いきなり消えると。
再び、巨大ゴーレムの中に出現するトーエン。
バッグベアーが槍を持って突っ込んでくる。
トーエン ひらりひらりと受け流しをする。
バッグベアーは槍を持ったまま、壁面に激突しているのが三人
突っ込んでくるのを諦めて、魔法陣の中に逃げ込むバッグベアー。
この魔法陣は、幽体金縛りの魔法陣と人間侵入不可という二重の防御壁を形成している。
バッグベアー「もう急ごう。我らは急がないといけない。こんなところにうじうじしているわけにはいかぬ。」
トーエン「いやいや。もうちょっとマットけー。」
バッグベアー「こんなに譲歩しているのに。まだまてと。」
いきなり消えるトーエン。
エリーを空飛ぶ魔法の絨毯に残して、チェルシーとレッシュを魔法の盾の秘密の場所に放り込み
再び、巨大ゴーレムの中に出現するトーエン。
さらにチェルシーとレッシュも出てくる。
チェルシー「紅茶冷えてしまいましたよ。」
トーエン 「あ〜しんどかった。」
レッシュ ぶつぶつと呪文を唱える。
効果は現れない。
困惑するバッグベアーたち。
チェルシー「漁場を荒らした罪と大きいぞ。」
バッグベアー「我らは、人を助けるから待てと言われてちゃんとしたではないか。」
レッシュ「そんな話、全く知らないし、聞いてもいない。」
絶句するバッグベアーたち。
バッグベアー「やはり〜人間は卑怯だ。信用でできない。」
トーエン「扉が開いていない。よって冒険者の名にかけて言ったことは、全て履行されない。」
絶句するバッグベアーたち。
バッグベアー「やはり〜人間は卑怯だ。理不尽だ。納得いかない。単なる強盗だ。」
チェルシー「何か、約束していたの?」
トーエン「扉が開いたらねってことでいろいろとね。しかし、扉が開いていない。ゆえに約束は反故だ。」
バッグベアー「勝手に入って来といて、無理難題言いまくる。酷い奴だ。」
バッグベアー「単なる略奪者だ。」
レッシュ「正義の名にかけて、人間に不利益を及ぼすことを無視することは我らにはできない。」
トーエン「あなた達がここで漁をしている地域が悪いのだ。ここがあなた方の漁場なわけがないでしょう。」
バッグベアー「それは人間のおごりだ。既得権益を主張することは意味不明。」
トーエン「ここで住んでいる人間が、魚をとっているわけだから〜。あなた達は、もっと向うの北方で漁をすべきなのだ。」
バッグベアー「その指図する根拠が意味不明だ。傲慢だな。」
トーエン 「北方の島あたりだと十分浅いだろー。」
バッグベアーは、もう会話にうんざりという感じ。
バッグベアー「じゃ〜行くから〜出て言ってくれよ〜。」
トーエン「いや。行く途中が問題なんだよー。」
盗人に追い銭状態で、すでにくたびれているバッグベアー達。
バッグベアー「じゃ〜網を引き上げるから〜文句はないだろー。」
チェルシー「魚をここでとっても、鮮度が落ちちゃう。」
トーエン 「腐っちゃうのに、一体何日かかると思ってるのー。」
*バッグベアーは、俺たちの食事が〜と思っていますが、話がこじれるので何も言いません。
バッグベアーは自分たちの言葉で散々愚痴ったり、悪態をついていますが、人間にはわかりません。
チェルシー「クレームは雇い主にいうものです。」ときっぱりと言い切る。
何か絶叫しているバッグベアー達。

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