« 信用 | トップページ | 突破 »

洗濯

バッグベアー「え~~~~。」
バッグベアー「人間は信用できない。」
トーエン「結局、他の種族だと思っているだろー。バッグベアーじゃ~ない。と思っているだろー。」
バッグベアー「それを言うと、人間の虐殺ぷりのほうがひどいぞ。みんな虐殺するしー。国がちがうだけでよく殲滅したり、奴隷にしたり、それはひどいじゃ~ないか~。」
トーエン「否定はしない。」
バッグベアー「ほら~。だから~信用ができないんだよー。」
トーエン「ゴブリンはじゃんじゃん増えているし、駆け出しの冒険者は概ねゴブリン退治と相場がきまっている。ゴブリンの亜種なら~そさらしくしろー。」
バッグベアー「論点をずらしてくる戦略のようだ。」
トーエン「畑からぬすむしー。それはひどい。」
バッグベアー「それは神がそこにおいといてくれたものだ。土地を奪い、痩せた土地に追いやって、彼らにはそれしか生活できないように仕向けておいて、その言いぐさはひどいな。」
トーエン「よの理というものがあってだねー。畑からものを盗む。と畑が耕すものがいなくなる。そうなると食べるものがなくなる。」
バッグベアー「あれは、神が我等のためにそこにおいておいたものだ。」
トーエン「いやいや。あれは畑を作った人のものだ。」
言っていることをまったく理解できないバッグベアーである。
バッグベアー「人間は野菜をつくることなぞはてきないはずだ。野菜を生むなんてきいたことがないぞ。カサカサでもあるまいしー。」
トーエン「一生懸命人間が世話をしている。努力をしているのー。」
バッグベアー「ほら、人間が作ったなんて大嘘じゃないか~。意味がわからん。」
トーエン「人間が農作業をしているということだ。そうだちょうどいいものがある。これで農作業をしよう。」
バッグベアー「能書きはいいから、さささっとおりてくれ~。」
バッグベアー「やはり、これを略奪するつもりだ。」
トーエン「貴方たちがなにをするのか?わからないから、農作業をしようと言っているのです。」
バッグベアー「人間は信用できない。」
バッグベアー「我等は魚をとっているだけだ。」
トーエン「ここから、魚を根こそぎとっていったら人間が飢えて死ぬじゃないか~。」
バッグベアー「そんなことをするのは人間だけだよ。」
バッグベアー「底引き網じゃ~ないしー。根こそぎなんてしないよー。漁は人間のいないところまで行ってからやるから、いいじゃん。」
それでも納得しないトーエン。
ぐぢぐぢしている。
レッシュ「それなら~いい。」
バッグベアー「話のわかるバッグベアーなんだ。勝手にどかどか入ってくるし。」
トーエン「じゃ~見届けるため、そこまでついていく。乗っていく。」
絶句するバッグベアーたち。
トーエン「だって~獲らないって信用できないもーん。」
バッグベアー「16日もいるの!」
チェルシー「大丈夫おかいまなく。」
バッグベアー「息苦しいですけどー。」
トーエン「そりゃ~火たいてー換気ができてないから~だよ。」
バッグベアー「そうか~。納得。」
チェルシー「だから~扉をあけよう。」
まったく違うところの小窓があく。
新鮮な空気が入ってくる。
意地でもあけないようだ。
ぽりぽりビーフジャアキーを食らうバッグベアーたち。
レッシュ 洗濯物を干しだす。
椅子とテーブルをだし ティータイムをはじめるトーエンたち。
違う扉をあけて、釣りでもして時間つぶしをもくろむバッグベアー。
しかし、海面までの長さがありすぎてまったくうまくいかない。
すぐにもどってくる。

|

« 信用 | トップページ | 突破 »

episode-4」カテゴリの記事