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信用

トーエン 扉の小窓をあける
扉ののぞき窓をあいて トーエンの瞳が見える。
トーエン「しばらく止まっているのでー。漁民をたすけといてー。」
言われて、空飛ぶ魔法の絨毯に乗るチェルシー、レッシュは、自在に飛び、下に降りていく。
チェルシーは網に飛び移り、なんとか捕まっている漁民たちを助けようとこころみる。
止まっているので開口部からなんとか出てくる漁民たち。
ゴーレムの頭の中では、
トーエン「今までの漁民はなんとかなるとして、これからも歩いていくの?」
向こうのバッグベアー「ま~そうだが~。」
トーエン「この先に町があるでしょう。そこも同じ感じで進んでいくの?」
向こうのバッグベアー「上陸なんか~しないよ。」
トーエン「上陸しなくても~漁民はあっちこっちにいるじゃん。」
向こうのバッグベアー「勝手に入ってくるのまでー。面倒見れないよ。」
トーエン「え~~~。それって無理な話だ。」
向こうのバッグベアー「え~~。もう人間住んでないだろー。漁民なんか~。無理だろ。」
トーエン「この先に町が一つある。周辺には漁民はいる。」
向こうのバッグベアー「一個しかないだろー。」
トーエン「この先に町があるってーことは大勢の人がいるってことでー。」
*この発言はおかしい 万人単位の都会は時代設定としておかしい。ゆえに修正する。
向こうのバッグベアー「浅瀬を通過すれば、巻き込む要素は多分にある。我らは深みにはまって水没することは避けないといけない。」
トーエン「これもコスースの関係?」
向こうのバッグベアー「コスースの巨大ゴーレムの偽物だよ。かなりいい感じに出来上がっているがね。」
トーエン「ガンガルとか、ザイックとか~。そっち?だから~扉あけろー。」
向こうのバッグベアー「も~。与太話はいいから~。勝手にでていけー。我らは、網をあげて、北に向かうから~。」
トーエン「北に何しに行くの?」
向こうのバッグベアー「人間がいない海域で網を下ろして、漁するんだよ。」
トーエン「そんなにいっぱい獲ってどうするの?」
向こうのバッグベアー「そりゃ~売るに決まっているだろー。氷の島に。」
トーエン「そんなところに人が住んでいるの?氷の島なんて聞いたことがないなー。」
向こうのバッグベアー「ま~前金で契約金をとりあえずもらっているからなー。」
トーエン「こんなに頼んでいるのに扉を開けないんだな。」
向こうのバッグベアー「人間は信用できない。」

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面倒なやつ

向こうのバッグベアー「面倒な屁理屈ごねまくりな~。面倒な冒険者だ。」
トーエン「開けたら帰る~。」
向こうのバッグベアー「まったく信用できない。」
バッグベアー「開けたら、入ってくるでしょう。」
トーエン「ひとしきり、食事の準備をしているのでー。それを食べてからかえる。」
バッグベアー「バッグベアーに動じない人間もいかがなものかと思うよ。」
トーエン「アイミックスは相手にはったりかます人間がバッグベアー相手にびびってどうするんですか~。」
向こうのバッグベアー「そんなの~嘘八百のはったりだ~。炎の精霊王がほいほい出てくるわけがないー。」
トーエン「死の銀宝珠だ~。どうだ~。」宝玉を取り出す。
向こうのバッグベアー「そんなの~偽物だろー。さっきからそれなりの知ったかぶりの単語を並べているだけだろー。」
トーエン「それを言うと死の銀宝珠自体がコピーしたものだしー。」
*ジ・オーブ・オブ・オブリヴィオンの複製品として製造されたものの一つである。
バッグベアー「しかし~かなりの禍々しい感じがするのも事実だしー。言っていることは案外ほんとーかれもしれないぞー。」
*棒読みの台詞を言う。
向こうのバッグベアー「え~~~。でも禍々しいものはこっちにもあるしー。そんなに変わんないじゃ~ないのー。」
トーエン「禍々しいものといえば~。全身禍々しいですが~。」
向こうのバッグベアー「なんか~その服見たことあるぞー。」
バッグベアー「如何わしい甲冑とか籠手とか~。よく見ると人間らしくない。善から防御呪文も効果が皆無だった。」
トーエン「この装備で善であるわけがないだろー。」
向こうのバッグベアー「俺たち悪からの防御呪文なんてもっているわけがないだろー。」
納得するバッグベアーたち。
ごにょごにょ話し込んでいるバッグベアーたち。
バッグベアー「善人が邪悪な甲冑をきているだけかもしれないしー。」
バッグベアー「この魔方陣から出た瞬間奴に切られるぞ。」
バッグベアー「油断できない。」
混沌語を持ち出すトーエン。
トーエン「同じ混沌じゃ~ないか~。そんなに邪険にするなよー。」
バッグベアー「扉あけても~いいんでないかい。」
向こうのバッグベアー「え~~~。それは~やめろー。人間なんか~。信用するんじゃ~ない。」
トーエン「お前たちには何もしない。」
「お菓子くれるだけなんて~ありえない。」
トーエン「人間の魚を獲っている人たちが、ゴーレムの網に引っかかって死にそうになっている。それを助けに来たのだ。とりあえず止まってくれたら~助けるんでー。その話し合いにきたんだが~。なぜ乗っ取る話になっているのー。」
向こうのバッグベアー「ふむ。ならば一旦止めよう。我らは無能ではないのでな。」
ぐごごごという音ともにゴーレムの動きは止まる。
トーエン「では~扉をあけれくれないかな。」
向こうのバッグベアー「扉は話はわかった。止めたのだが、信用したわけではない。」
トーエン「食事が~あるんだけどー。」
向こうのバッグベアー「勝手に入ってきたのだがら~勝手に出て行ってくれ~。その間に人間を網からだすなら~出してくれ~。」

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帰らない人

パッグベアー「早く帰ったら~。」
トーエン「帰るのは簡単だが~。これで~歩かれるとだなー。いろいろ引っかかって、捕獲した人間をぽいぽい投げていただろー。」
バッグベアー「網にかってに入ってきたゴミはださないと~網の用をなさない。」
トーエン「ゴミじゃないよー。人だよ。」
向こうのバッグベアー「我等をゴミのように扱っておいて~その言動はなんだかな~。万物の霊長は我等だという一方的な主張だよなー。」
バッグベアー「網からちゃんと出しているだけだ。」
トーエン「投げたらだめだってー。そうっとおきなさい。」
向こうのバッグベアー「見解の相違ってやつだな。」
バッグベアー「そんな繊細な作業なんか、こいつにできるわけがない。」
トーエン「じゃ~人間ひっかけちゃ~だめじゃん。なにやってるのー。」
バッグベアー「魚をとっているんだよ。」
トーエン「魚を獲るのにこんなのいらない。もっと効率的にとれよ~。」
バッグベアー「これじゃ~ないといけないからしょうがない。」
トーエン「どこに?」
バッグベアー「北だよ~。」
トーエン「その北の村とやら~でお前らの悪事をばらすぞ。魚の取引をめちゃくちゃにしてやる。」
向こうのバッグベアー「いやいや手付金をもらっての仕事。我等はそこに魚と報酬をもらいにいくのだ。浅はかな人間とは違うのだ。」
トーエン「人間をぽいぽい投げていたといえば、何も買わないぞ。ただでさえバッグベアーなんだしー。」
向こうのバッグベアー「威力業務妨害と人権侵害だ~。法は弱者たる我等に味方するぞ。」
バッグベアー「我等は雇い主に商品を届けるという役務を全うするだけの話だ。何も問題はない。」
トーエン「その仕事は誰からもらったものなのか?答えろ~。レアスか?」
向こうのバッグベアー「そんな人も伝承によるといたようだが~。」
トーエン「知っているのか?」
向こうのバッグベアー「話のわかる人間だったようだ。エライ人らしいが。少なくとも差別主義者ではなかったとか。」
トーエン「麗しの~(笑)がつくという奴だったな。」
バッグベアー「なんとか教団のエライ人という話だったな。」
トーエン「消滅教団に頼まれてこんなをやっているのか?」
向こうのバッグベアー「そんないかがわしい教団とは取引はしていない。」
トーエン「そんなところと取引していたら、殲滅しないといけなかったよー。よかったね。」
向こうのバッグベアー「だから~人間は信用できないんだ。」
バッグベアー「ほんとのことは一切言わないし、平気で嘘をつくしー。」
トーエン「冒険者の名にかけて、扉を開けたら、殺さないと言ったが、その行為は履行されていないので。我等は虐殺することを保留しているだけだ。嘘ではない。開ける前であれば殺してもいい。」
バッグベアー「早く帰ってくれないかな~。」

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