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金龍がいないー

そのころ、オーク達は荷物をたたんで、全部のテントやら野営する材料をもって、ゆっくりゆっくり山道を進んでいくのであった。
オークは、まったくわかっていない。
6日後には、崖の上に立つ城を発見する冒険者達。
斧や槌のマークをあしらった旗が尖塔の傍らにはためいている。
上空からいきなり城の中へと降り立つ冒険者たち。
ドワーフ「お~人間だ。めずらしい。」
なんだなんだとドワーフ達が集まってくる。
ドワーフ「なんか~こうてくれら~。鍋とか金属製品ならいろいろあるぞ。剣は高いぞ。」
トーエン よく切れる魔法の剣を取り出し。
トーエン「間に合っている。」
と見栄をきる。
ドワーフ ひそひそと邪悪じゃないかと小声で話をはじめる。
薄着だし,黒い変な邪悪な服をきているし~みたいな会話がある。
チェルシー「交渉は交代だ。部が悪い。」
トーエンとレッシュが交代する。
レッシュ オリハルコンのバンデッドメールを着用しているわけだが
ドワーフ「なんかエルフっぽい雰囲気がするなー。」
ドワーフ「変な油の匂いもする。」
ドワーフ「これは人間でもないぞ。」
レッシュの甲冑だけで盛り上がるドワーフ達。
ドワーフ「上等な銀の食器セットこうてくれー。銀のスプーン安くしとくぞー。」と営業アプローチ。
ちょっと考えてい るトーエン。
まかないのおばちゃんを連れ出してくる。
トーエン「どうです。この食器。」
おばちゃん「熱がよく伝わる銅の鍋で充分。」
トーエン「食器どうですー。」
興味津々のドワーフ。
おばちゃん「あったらいいけどー。お高いんでしょう。」
がっかりするドワーフ。
トーエン「足りないものがありますか?」
おばちゃん「そうねー。おおきな丸い鉄鍋があったらいいかな。寸胴鍋もあったらいいかもね。」
トーエン「丸い鉄鍋と大きな寸胴鍋あるか?」
ドワーフ「そうそう支払い方法は?」
トーエン「金貨だな。」
ドワーフは不満そうです。
仕方なく食器や鍋を出してきます。
トーエン「他に何があるとい言うのだ。」
ドワーフ「食料との交換だよ。あと、オートミールはなしだよ。あきるほど食っている。肉 ならば、価値は高いよ。」
トーエン「なんでー。金貨のほうがいいだろー。腐らないし。」
ドワーフ「こんな僻地まで行商くるのはなかなかいなし。運ぶ費用を法外に請求するぼったくりばかりなのだ。金貨では腹はふくれぬ。」
トーエン 「えー食料のほうがよかった?金貨のほうがてっとり早いだろー。」
ドワーフ「牛や豚のほうが嬉しいほうがうれしい。」
レッシュ「オークとか。」
ドワーフ「それは、この前叩き出したばかりだ。いらない。」
チェルシー「ねーねー。この当たりに金龍のおっさんいないかねー。」
ドワーフ「いないよ。」と即答。
チェルシー「怪しい。」
レッシュ「金龍みないのかな。」
ドワーフ「見ないよ。」
レッシュ「オークは?」
ドワーフ「みんなでオークを叩き出したんだよ。」
レッシュ「オークがいたの?」
ドワーフ「違う。最初にいたのは、我らだ。オークにここを乗っ取られたのを取り返しただけだ。」
レッシュ「そのころは、金龍はいなかったの?」
ドワーフ「しらない。見たこともない。」
トーエン「ここを追い出されたオークたちがどうなったかは?」
ドワーフ「知らない。」
レッシュ「オークがここを占領したのは?」
ドワーフ「何年か前の話だがー。」
レッシュ「追い出したのは。」
ドワーフ「半年前かな。」
レッシュ「ってことはーかなりの時間、オーク達がここを占領していたことになる。」
トーエン「オーク達は、金龍に追い出されたと言っているのだがー。」
ぶつぶつと呪文を唱えるレッシュ。
ドワーフは、観察している。礼儀知らずな、ところ構わずなんでもする人間だなという感じである。
レッシュ ドワーフたちは、本物で偽物ではない。嘘をついている感じもしないが辻褄が微妙に合わないと感じている。
トーエン「騙したな。オークどもめ、殲滅してやる〜。」
トーエン とりあえず、鉄鍋と寸胴鍋の買い物をすませることにする。支払いは金貨ですませることにする。
ドワーフからは、牛や豚よりも、生きているならば鶏、加工品の肉の塩漬けの方がまだいいと言われる。
一度撤退することを伝える。
空飛ぶ魔法の絨毯で飛び去る冒険者たち。
トーエン「金龍がいないー。」

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