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優男のエルフ

日付はかわる。
やさぐれたエルフの男がひとりやってきます。
トーエン「そういえばー。どこかの王女に追いかけられている優男のエルフがいたよなー。」
エルフ いきなり吹き出す。
トーエン「おまえか~。懐かしい~。」
エルフ「なんで~ここは廃墟になってるの?」
チェルシー「混沌の輩がこの町を襲ったのです。」
トーエン「そこにいるアホが、この町の守護龍を倒したのでー。ここぞばかりに混沌の輩が攻め込み、さらに津波でざっぷりやられたのでー。このありさまです。始原の水の精霊一派だと思われます。」
レッシュ「そうそう邪悪な蛙もいろいろいます。」
トーエン「貴方は、我等にかかわるとーろくなことがないのですが~いいんですか?」
エルフ「うーん。そういや~さんざんこき使われて、トロンヘムの戦乱の時に難民キャンプで焚き出しとかさんざん仕事てんこもりにされた記憶がある。」
トーエン「え~~。そんなことしてないよー。」
チェルシー「貴方が難民のために身を粉にして、がんばっただけでー。私は何もしてないよー。」
トーエン「貴方~なんだかんだー。王族じゃ~ないですか~。」
エルフ「ちがうよー。流浪の旅人だしー。」
トーエン「嫁はどちらにー。もう寿命ですか?」
エルフ「どこかにーいるんじゃ~ないかなー。」と目が泳いでいる。
チェルシー「そうそうアズゥだ~。思い出した。」
エルフ「そうそう。かわいそうなエルフです。」
トーエン「残念な性格だしなー。」
いやな顔をするエルフ。
レッシュ「なんか~してましたよねー。」
エルフ「一応顧問を一瞬してましたけどー。」
レッシュ「一瞬かよー。」
トーエン「嫁がどうとか~。ここじゃ~ありませんでしったけー。」
エルフ「知らない。知らないよ。じゃ~。」
トーエン「待てまて~い。」
エルフ「ここは、ガルブレイスくんがいるから~。」
トーエン「ちょうど都合よく王様代理が来てくれたから~。政治をしてください。」
エルフ「それは~人間がやるべき話であってー。我がやるべきことではない。」
トーエン「もうここまでどっぷり漬かっているんだから~。エルフの故郷には戻れないでしょう。あきらめた方がいいですよ。俺みたいにトレントにポイっとやられてしまいますよ。俺は、トレントに通してもらったことない。」
エルフ「それは、貴公が、邪悪だからだよ。あははははは。」
トーエン「邪悪じゃ~ないですよー。邪悪のもので身を固めていますがー。中身は、普通ですよ。」
エルフ「その服装見るからに邪悪ではないかー。人は外見で判断されるのだよ。かえた方がよいと思うがー。」
トーエン「容姿を変える魔法で悪くすればーなんとかなりますよ。」
エルフ「その発想は、とてもおかしい。」
トーエン「ここに来たのは、何かあってのことではないのか?」
エルフ「それは、気のせいだ。たまたま通り掛かっただけのこと。じゃ~。」
トーエン「通り掛かっただけでー元のところにもどるのっておかしいじゃ~ないですか~。」
エルフ「通り掛かったけど、通りすぎるだけだー。おかしいことはあるまい。」
トーエン「今から蛙と戦わないといけないのに、こんな大事な戦力がやってきたのにー。はいそうですか~とリリースするわけないじゃ~ないですかー。」
レッシュ「協力を要請する。」
トーエン「異世界からやってきた蛙がやってきて、卵うみまくって大変なんですよ。」
エルフ「何か報酬は?」
レッシュ「燕麦の粥1年分食べ放題の権利はどうかー。」
エルフ「いらない。」
トーエン「じゃ~賄いおばちゃんの美味しい食事三食。さらにことこと煮込んだシチュー。」
賄いおばちゃんに煮込んだシチューを鍋をもってこさせる。かぐわしい匂いがただよう。
おばちゃん「牛肉、根菜、赤ワインやトマトをベースに香味野菜をことこと煮込んでいます。
味は深くて重厚です。牛肉は、トロトロで、芋もとろとろです。」

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