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裸の王様

王 衣服はない。
レッシュ「王様お疲れ様ですー。」
王「余は、誰かに殺されたような感じがするがー、気のせいだったかのー。高熱でうなされたおったのは確かだがー。」
チェルシー「それは、気のせいでございます。大手術を行ったのです。」
王「なにやら、香ばしい匂いがするがー。」
チェルシー「それはどうでもいいことでございます。王様の体に寄生していたものを焼いている所なのでございます。」
周囲の見ていた一般人は、どんびきである。
従者は、慌てふためき、王にそまつな衣服をあてがう。
レッシュ「これが、神の奇跡なのです。」
納得する住民達
ウダウダしている 冒険者の頭の上に、杖とか魔術書がワラワラと降ってくる。
その巻物や書物には、文字はまったく書かれていない。
レッシュ「?」
呆然としている冒険者たち
旧市街地から飛んでくるように見える。
ばらばら飛んでくる巻物や書物は、まだまだつづいて飛来してくる。
レッシュ「魔法が何もない。紙魚か?」
*人家に生息するものが本を食害すると思われていたため「紙魚」と書かれる。英語では「silverfish」という。
レッシュ「話はもどって、カエルもどきは、卵をうみつけた後どうするんだ?卵は、なにかを召還するのか?」
ガルブレイス「いや。卵は宿主を操り、食い散らかして羽化する。それ以外には噛まれると変移してしまうものもいる。」
トーエン「じゃ~あそこにいる。カエルもどきは元住人?」
ガルブレイス「四匹が感染源なら~そういうことになる。」
レッシュ「早く返さないとー~。」
トーエン「それができるのはー君だけだ~。」
チェルシー「応援するよー。」
トーエン「従者は、発症していないから、とりあえず大丈夫だな。」
レッシュ「ガルブレイスにも手伝ってもらわないとー。」
ガルブレイス いい顔はしない。
レッシュ「除霊の呪文は30フィートしかとばないぞ。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
トーエン 空飛ぶ魔法の絨毯に仲間全員のせて、ふよふよと浮き上がる。
旧市街地を遮る城壁の高さまであがってくる。と見えるものが今までとは違う。
汚水だけをかき集めた水の塊が高速で回転している。
その大きさは30フィート程度。
回転しながら、巻物や書物をまき散らしている。
中心部分は鈍く輝いている。
その光はどんどん増している。
それに反比例して水の塊は小さくなっていく。
レッシュ「あれは~なんですかねー。」
ガルブレイス「わかんねーよー。魔力の塊なんじゃ~ないかな。」
レッシュ「あれを壊せば、霧散してしまいますよね。」
ガルブレイス「うむ。」
チェルシー「真下ではそれは、やらないようにしよう。」

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