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廃墟にて

王宮、広場や魔術師組合会館の場所はかろうじてわかる程度である。
魔術師組合会館は、外壁の壁はあるものの、かなり深い大きな穴がある。
周囲には、書物が散乱し、濡れてぐずぐずになって散乱している。
書物としての価値は皆無のようだ。
チェルシー「もったいないなー。」
王宮は壁はあっても、がれきの山となっている。
あたりをまわってみるも、人影もなく、風が吹き抜けていくのみ。
いい感じもすることはなく、いやな~雰囲気だけがしている。
悪臭はひどいというぐらい。
足跡はいろいろとあるが、死体はいまとなっては見当たらない。
人間あれば、半魚人、カエルのようなものまである。
チェルシー「とりあえず、金目の物をさがしますか~。」
レッシュ「今それ~。」
チェルシー「金貨二枚をみつけたー。ラッキー。」
と金貨を拾い上げる。
魔術師組合会館の跡地の大きな穴は、地下室があった区画を無理やり穴を開けたような感じで周囲には取り除いた土砂が散乱している。
途中から下は水がたまり、その奥がどうなっているかは暗く光がないため、まったく知ることができない。
レッシュぶつぶつ呪文を唱える。
近くにあった石ころがいきなり光を発する。
トーエン「これでいいなー。」
トーエン 一人がそれを持って、暗い穴の奥 海水が溜まっている場所の下へとおりていく。
暗い水の中へ光が差し込む。
いくつもの瞳がこちらを凝視していることがわかる。
レッシュ、チェルシーは穴の上で待っている。
トーエン「へい兄弟。またせたなー。半魚人から聞いてきた。雨のトラロクトにわたしがきたと伝えてくれ~。」
穴の下から
「ここにはいないよー。」
という返事がある。
トーエン「え~~~いないのー。」
「脳味噌たりないから~わかんないや~。」
ぶつぶついいながら、トーエンは周囲を探し回る。
周囲には水ぶくれの水死体ばかりがただよっている。
「脳味噌たりないから~わかんないや~。」
とぶつぶつつぶやいている。
トーエン「おまえ~つぶやいているのか~。」
「こき使われているだけ~。なんだ~よくわからん~。」
動く水死体がつぶやいていたようだ。
場所をかえるトーエン。
トーエン「よ~蛙~。」
蛙 ゲロゲロ言っている。
トーエン「雨のトラロクトはどこにいる。わたしがきたと伝えてくれ~。」
蛙「ここにはいないよー。海に行ってくれ~。我等は作業中だ~。」
トーエン「ここから海には繋がっていないのか~。」
蛙「つながっていないよー。」
トーエン「作業中ってここで何をしているんだー。」
蛙「ここで魔法の品物をさがしているんだ~。」
トーエン「山ほどあるだろー。」
蛙「我等が使えないものばかりだー。そうそう棒切ればかりで~使えない。宝石があれば~もってこいとかね。ここは、地下書庫に水がたまってちょうどいいのだ。」
うなづくトーエン。
トーエン「しかしーえらいざっくりとした指示だな。じゃ~いってみるぜー。そうそう下の動く死体はだれが~動かしているんだ~。」
蛙「おれおれ~。」棒切れをもった大型の蛙人間が一人いる。
いきなりばっさり切り捨てる。
蛙人間が一人は真っ二つになる。
蛙人間たちは、慌てふためき逃げまどう30匹。
トーエン「所詮いきどまり~。」
逃げまどう30匹を次から次へと切り捨てるトーエン。
虐殺してからその場を離れるトーエン。
トーエン 死体を使役する笏杖を手に入れたが、使い方はわからない。

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惨状

ゲレオール「水はほとんど引いたが建物のほとんどは倒壊してしまった。さらに旧市街地は、倒壊した建物の間に穴ぼこがおおくて、ほとんど落とし穴みたいな状態だし、気を付けてほしい。」
レッシュ「それはなんとかなりそー。」
ゲレオール「大きなカエルもうろうろしているしー。」
レッシュ「それはうまそーだな。」
ゲレオール「え~~~。人間丸のみしそうな二足歩行しているでっかいやつだよ。」
レッシュ「食いでがありそうですな。」
チェルシー「化け物だってー。」
ゲレオール「半魚人がうろうろしているしー。」
レッシュ「それは、ここまでは来ないのか?」
ゲレオール「それは、城壁のこっちまではこないよ。われらがいるからねー。抑えているわけさー。」
*堀もあるし、バリケードもあるし。
ゲレオール「昼間は活動しない。問題は夜だな。夜襲してきたこともある。こっちもしんどい。」
チェルシー「何日前の出来事だったのかな。」
ゲレオール「地震があったのは5月23日のことだったな。何度も津波が押し寄せてきた。翌日には半魚人が大勢押し寄せてきた。」
レッシュ「それは海からやってきたと。」
ゲレオール「そうそう。半魚人とカエルもどきもやってきた。旧市街地の少ない生存者、死体ももっていかれた。その後どうなったはわからない。海へと引きずり込まれていった。」
レッシュ「それは~生きてはいないなー。」
ゲレオールのバラックで話をしているトーエンたち。
トーエン「ここには、聖職者はいないか。そっちの仲間に聖職者いないかな。」
ゲレオール「いるけどー。被災民の応急手当でてんてこ舞いでそれどころじゃない。邪魔しに来たのか?」と呆れる。
チェルシー「手伝うのはやぶさかじゃ~ないけどー。何もできなくなっちゃうぜ。」
ゲレオール「手伝ってよー。食料も足りないしー。」
無視して、城壁の中へと行くことにするトーエンたち。
ゲレオール「なんて奴だ人でなしだな。」
みんなでぞろぞろと進んでいく。
跳ね橋は完全に破壊されている。
どうやら、あの冒険者たちが意図的に破壊したようだ。
お構いなしで突破していく冒険者。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
城壁の内側にはいると通りの区物なく、いたるところががれきの山でなんだわからない状態がえんえん続いている。
屈強な建物や高い建物はあったはずだが、その面影は少ない。

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帰還

半魚人「雨のトラロクトという神官によばれた。人間の本がいっぱいあるところらしいが、そこにこいとね。海の上はよくわからん。本はインク臭くて食べるもんじゃ〜ないし。」
トーエン「ま〜魚のほうがうまいしな。」
レッシュ「そりゃそうだ。」
トーエン身振り手振りでコミュニケーションをとろうとする。
トーエン「どうやら彼らが目指すのはトロンヘムのようだな。」
レッシュ「トロンヘムになにかあったか?沈んだか?」
トーエン「本を取りに行くのか。」
半魚人「蛙の連中に応援を頼まれたってことなんですよね。」
トーエン「辞めておいた方がいいのでは〜。」
半魚人「いや〜とりあえずよばれているからね。報酬は一人 マグロ一匹ってことなんだが。」
レッシュ「やすい〜。」
トーエン「ものによる〜。」
半魚人「おおっきいんだから〜。」
半魚人を不愉快にさせた冒険者は、その場分かれて、レッシュに帰還呪文を唱えさせて、神殿跡地の庵に地下に瞬間移動する。
トーエンの魔法の指輪と
空飛ぶ魔法の絨毯を使って秘密裏に庵の地下にから、這い出して旧ゲルスの廃墟周辺にあるスラム街から出て行くトーエンが一人。29日午後にこと。
最短で向かうことにする。
魔法の道具を使うだけ使って早く行けるように悪あがきをする。
6月3日
空飛ぶ魔法の絨毯で空の高みから様子を伺う冒険者。
トロンヘムまで戻ってくると見えるものは城壁のみ
後は廃墟 瓦礫の山
人影は皆無
王宮や魔術師組合ホールの建物の姿はなく、あるのは瓦礫の山。
城壁の外側 堀の向こう側には、バラックがありその中に木を縛っただけの簡単なやぐらが一つ立っています。
その櫓の傍らに降り立つ冒険者。
櫓の周囲には、廃材から掘っ建て小屋を組み立てる作業をしている冒険者という雰囲気の若者が何人かいる。
彼は必死に汗カキカキ作業をしている。
レッシュ「いったいどうしたんだ?」
ゲレオール「地震と度重なる津波でこのありさまさ~。そうそう城壁の向こう側にはいかないほうがいいよ。」
レッシュ「どうして?」
ゲレオール「蛙や半魚人やら人間ではない者たちがうろうろしている。」
レッシュ「城壁の中の住人たち?」
ゲレオール「そんなのーわかんないよー。」
話しかけるなという感じを周囲にかもしだしている。
レッシュ「探索にいくしかないよーだ。」

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半魚人

29日
対岸の波止場のある一番近い漁師村にまで戻ってくる冒険者。
津波の被害もなくふつーの生活をしているようである。
地元民「あちらこちらで半魚人が騒いで漁の邪魔をするとか~。魚網を切られたりとか。魚を取られてかわりに石ころになっていたとか。」
地元民「もういやがらせだよー。まったく。」
と漁師たちは怒っています。
地元民「そうそう魚の顔だったよー。」
漁師たちの話による今まではそれなりにあったが、頻繁におきるのは最近になったからだとか。
漁師「最近のいたずらはひどい。網も切られるしー。釣糸も切られたわい。」
トーエン「その深きものどもに会いに行ってみよう。」
とお気楽に言うので半信半疑な漁師たち。
トーエン「何も問題がない。それようの装備はある。魔法の指輪がある。」
浮かないための石ころを重しにもって、じゃぶじゃぶと海に歩いていく冒険者。
波止場のちょっと先の海底をうろうろしている半魚人を発見。
半魚人「ぎょぎょ。」
トーエン 声をかけるがガン無視される。
トーエン「ふかきものども~。」
半魚人は西に向かって泳いでいく。
周囲から半魚人が集まってくる。彼らも西へと向かっていくので、その後ろから距離をおいてついていく冒険者。
どんどん集まって16匹のあつまりになる。
半魚人たちは途中遭遇した大型のマグロを寄ってたかって食い散らかしながら進んでいく。
トーエン「ふかきものども~」と声をかける。ガン無視される。
言語をかえて
トーエン「へ~い。調子はどうだい兄弟。」
半魚人「ぎょぎょ。調子はいい。兄弟。」
トーエン「こんな陸のそばいくなんてー。めずらしいじゃないかー。」
半魚人「ぎょぎょ。なんで~泳がないんだー。兄弟。」
トーエン「俺は歩いているほうが早いんだ。」
半魚人「ぎょぎょ。もう少しいくとなー。迎えのシャチやらに乗せてもらおうと思っているんだがな。」
トーエン「冥界からのお迎えってやつですね。」
半魚人「ぎょぎょ。しかし~対価にでかい魚を食わせろとか言われるのが~。めんどーなんだよなー。」
トーエン「あいつら~大食いだからなー。がはははは。あざらしでもくわせておけよー。」
半魚人「ぎょぎょ。アザラシ?」
トーエン「ここは南方だから~なー。北方にはいるんだよー。そうそう巨大なクリオネみたいなやつだ。」
半魚人「ぎょぎょ。くりおね?」
レッシュ」クリオネも北だってー。」
チェルシー「シャチをもっと丸くしたような奴だ。」
トーエン「海にいる猫みたいなもんだー。」
えんえん引き留めることに不愉快になる半魚人
半魚人「ぎょぎょ。もういい加減にしてくれないか~。先をいそぐんだが~。」
トーエン「なんで~急ぐの?誰かからの招集かい?」

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立ち去る

27日 
洞窟はほぼ貫通し、金床を掘り起こし、炉を再現するところまではなんとか出来上がる。
ドワーフは15人ぐらいまで増えている。
トーエン「細かい壁面の装飾細工は自分たちでがんばってください。」
ドーワフ「なんか~。頭いたいしー。調子がわるいですー。」
大僧正「気おつけないといまだと酸欠するぞー。」
トーエン「元はどうだったんだよー。」
大僧正「空気穴が埋まっているから~そこをなんとかしないとー。」
トーエン「それぐらい精霊にたのめよー。」
大僧正「わすれてた~。」
トーエン「そんなのー。ためのよー。まったくー。」
大僧正「ええ~。まだいいんだー。」
トーエン「じゃ~それは明日の作業。」
28日
仕様が足りなかった部分の作業が終わる。
トーエン「これでとりあえずの儀式は行えるのかな。?」
大僧正「神像が壊れてしまったのは、これからだな。」
トーエン「それは自分たちで彫ってくれ。」
再び山頂を目指す冒険者たち。
空飛ぶ魔法の絨毯でひょいといく。
トーエン「ドワーフの神様なんとなく~形にしてきました。」
小さな火柱 ドワーフの小さな銀髭のおっさんが出現します。
銀髭「んじゃ~そっちにいこうか~。」
ほてほてほてと歩いてくる。
トーエン「ドワーフたちの前にでてきていいんですかい?」
銀髭「ひざまづけ~。モータルよー。」
伴走してきたドワーフたちは、ひざまずく。
銀髭「気に入ったぞ。がんばれ~。汝らにはわれの加護がある。」
というと消えてしまいます。
がっくり肩を落とすトーエン。
トーエン「やられた~。神がよく使うやつだ。報酬を何もおいていかなかった。」
大僧正「報酬?俗物的だな。ここで鍛えればいいではないか。」
トーエン「すんごい矢とか槍がほしい。」
大僧正「すでに矢も槍もあるではないか?贅沢だな。」
トーエン「じゃ~帰るか。」
チェルシー「壊れた傷物の宝珠を修繕できないかなー。」
大僧正「金床しかないので、それは無理かと。信者も増えたしありがとー。」
挨拶をしてその場をさることにする冒険者たち
レッシュ「困ったことがあったらここにくればいいー。」
トーエン「処分に困ったものがあったら~ここにきてコスースに燃やしてもらうとか。」
チェルシー「邪悪を焼き尽くしてもらうための。」
レッシュ「ここはドワーフたちに守ってもらわないと。」
空飛ぶ魔法の絨毯で立ち去る冒険者。
海上をそのまま突き進んでいく。

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地震

チェルシーがごそごそやってみるが、大して大きな精霊は出現しない。
精霊「洞窟ほるぐらいしかできないよ。長い洞窟はすぐにはできないよ。」
トーエン いろいろと注文アつける。
精霊困る。
召還された分の作業をするが終わると消えてしまう。
トーエン「大変だな。あの精霊 毎日呼びつけされるんだぜー。」
困惑するチェルシー。
トーエン「ドワーフ10人よりいい仕事するしー。ドワーフの集落に戻って一息いれよう。」
と集落に戻ることにする。
22日の昼間
ドワーフの大僧正がもみ手で人間たちのキャンプ地に姿を現す。
トーエン にやにやしている。
大僧正「神殿の修復を手伝ってほしいのだが~。神託があってだな~。なんとかならんかな~。」
トーエン「材料費と工賃とか~報酬とか~。」
大僧正「所持金が少ないのはしっておろうー。所持金なんか金貨10ギルしかないよー。」
トーエン「金貨10ギルで神殿を建ててくれって無理なことはわかってますよね。」
大僧正「じゃ~一人を復活させてほしい。」
トーエン「その人 神殿を建てることができるの?」
大僧正「いや人足がとても足りないと思ってね。」
トーエン「いきなり教義をまげやがった~。」
大僧正「われらの神が神殿の復興を求めている。ならば~今はその時なのだ。10人でやる作業を11人で行えば早くできるではないか。」
トーエン「どうしたい?」
大僧正「5人はいる。」
レッシュ「五日はかかるか~。」
精霊を召還して、ひたすら復元作業が続く。
23日昼間 いきなり大きな横揺れが突然おきる。
ドワーフ「やばいって~。地震だ~。高台にのぼれ~。」
慌てて、生きている人間やドワーフたちは、山の斜面を必死に駆け上がる。
トーエン「みんな、盾の中にはいれ~。」
空飛ぶ魔法の絨毯でひらりと山頂にまであがる。
しばらく様子をみることにするが、津波はやってこない。
山頂からみなで様子を観察してみるが、いちぶ斜面が崩落している箇所はいくつかある程度である。
大僧正「神託があったぞー。ここには津波はこないようじゃ~。安心せい。」
と尊大に言い放つ。
ドワーフたちは、神にいのり、感謝のささげる。
トーエン「津波はこないから~働くぞ。」
そのころ、トロンヘムは、津波の直撃によりいきなり廃墟となる。
強固な城壁もそれを越えて襲来する津波に破壊されてしまう。
一瞬にして、栄華をほこった都市は、廃墟となってしまう。
城壁の中 旧市街は、ほぼ壊滅 国王トロンヘム二世王は行方不明
魔術師組合ホール 壊滅
新トロンヘム 旧市街地の外にゲレオール卿の掘っ建て小屋がある
城壁の中は、蛙と半魚人に占拠されてしまう。

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わがまま

山を降りていく冒険者。
空飛ぶ魔法の絨毯でびゅーーっと降りていく。
河口の集落にもどると途中救出した捕虜、奴隷たちをあわせて10人を超えるドワーフたちが集まってくる。
冒険者 挨拶をかわす。
元奴隷「海賊たちはどうしたんだっけー。」
トーエン「行方不明。」
元奴隷「ぎったんぎったんにするぞー。みたいなこと言ってなかったけー。」
トーエン「追いかけるのであれば、扉を開きますけどー。」
大僧正 「追いかけるのは大変そうなんだが~。」
トーエン「帰ってくる方法はないんですけどねー。」
大僧正 絶句する。
元奴隷「なんだか~よくわからん。」
トーエン「わかってもらおうともおもってない。」
大僧正「生きているから~なんでもできる。死んでしまう何もできないというじゃ~ないかー。」
トーエン「奈落に落としてしまったんですよー。」トツブヤク。
固まる大僧正。
大僧正はお祈りをした後に魔法で大なべにオート麦のおかゆをぐつぐつと煮込んでいる。
トーエン「それは~無理~。」
大僧正「魚とか他にもいろいろあるのにー。それはいらないよー。」
レッシュ「そうだねー。」
何も思いつかないので、火口に戻ることにする。
トーエン「コスースの神託をもらいに火口にもどろー。」
その話をきいて呆然とするドワーフたち。
空飛ぶ魔法の絨毯を取り出し、一気に山を駆け上がることにする。
山頂にぶつぶつ叫ぶトーエン。
小さな火柱 ドワーフの小さな銀髭のおっさんが出現します。
トーエン「コスースをよんでよー。」
銀髭グラングディン「もうコスース様はここにはいない。横柄だよなー。まったくー。」
トーエン「ええ~。どこに?」
銀髭「そんなことを俺に言われてもこまるー。」
トーエン「それら~ちっさいおっさんでもいいやー。」
銀髭はいやな顔をする。
トーエン「偽モノの炎の槍を本物の炎の槍にしてほしいのだがー。」
銀髭「鋼を鍛える場所がもうないではないか~。神殿は失われてしまった。祭壇はすべて破壊されてしまった。ここではもう無理だ。」
トーエン あれもこれもくれとわがまま言い放題。
あきれる銀髭
トーエン「対価として仕事をこなしますから~なんか仕事をくれ~。」
あきれる銀髭
トーエン「ならば~神殿をたててれば、いいのですか。」
銀髭「壊れてしまった神殿の復旧をするとか~。ここではもうドワーフたちがいなくなってしまったら、ただ朽ち果てるのみ。さすれば、神の加護もそれなりのものになるだろー。信者もへる一方ゆえに。」
トーエン「ドワーフたちは、意外と欲深だしー。ダイヤモンド鉱山もとは俺たちのもんだしー。かえせ~とか。それで戦争を開始するようなやつですよ。」
銀髭「それはかまわんだろー。元から住んでいた土地なわけだから~。」
トーエン「そんなさ迷えるユダヤ人のようなことを言われても~。」
銀髭「だから~戦っているわけだー。余は、そんなに暇ではないのだ。」
トーエン「何か要望はないのですか~。」
銀髭「信者をもっと増やしてほしい。布教が必要だ。信者の数はそれは神々の力にも影響を与えるからな。」
トーエン「ドワーフ限定ではないのですか~。」
銀髭「そんなせこいことはいわぬ。火の眷属はほかにもおる。神殿の再建ができれば、巡礼者もそれなりに増えるであろう。そうなれば、余は、うれしい。そうなればその見返りは考えてもよい。今となってしまっては、金床すらない。なげかわしい。」
トーエン「大司教の枕元にたつといいでしょう。神託ってことでー。」
銀髭「ふむ。」
トーエン 挨拶をしてこの場を去ろうとする。
火柱は、瞬く間に小さくなっていく。
消えてしまう。
トーエン「神殿だけでも~復旧させていくかー。それはチェルシーにやってもらおう。地の精霊を召還してもとの神殿ぽくしてくれ~ってね。」

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再び山頂

ドワーフ二人をつれて、さくさく登っていく一行。
山頂より河口の奥底を覗き込む冒険者たち。
はるか下にはマグマの赤い光がにぶく輝いている。
トーエン「コスース。コスース。コスース。」
何も変化はない。
チェルシーも叫んでみるが何も変化はない。
レッシュ「コスース おいでませ~。」
河口から大きな火柱があがる。
ドドーン
ほかにもいくつかの火柱が取り囲むようにあがる。
その炎おうねりは、人の形をしているようにも見える。
コスースの化身「何ようか? 定命のものどもよ。」
チェルシー「貴方はコスースてすか?」
コスースの化身「いかにも~。コスースだが~。」
トーエン「そうそう琥珀を処分したかったのだ~。」
レッシュ「貴方はすべてのものを燃やすことができると聞いていますがー。これ、て燃やせますか? 」
コスースの化身「人間が創造される前からおるからのー。」
レッシュ「こんな琥珀を燃やすことはできますか?」琥珀を取り出す。
コスース「それは琥珀だけではないなー。他にもいろいろと中にはあるではないかー。」
トーエン「それは魔神と精神が封印されているということらしいのです。これを焼却してほしいのです。」
コスースの化身「それは何も問題はない。かまわないぞ。」
トーエン「具体的にいうとですねー。その魔神の魂を完全に破壊してほしいわけなんですよ。」
コスースの化身「消し去ればよいのであろー。」
トーエン「どこかで復活したりしてませんかー。」
コスースの化身「それはないだろー。」
チェルシー「すごい。初めて神様を尊敬する気持ちになりました。」
あんまりいい顔をしていないコスースの化身。
チェルシー 隠し持っていった琥珀の塊をごろごろと取り出す。
火柱のまわりにごろごろと並べる。
トーエン 最後のひとつはふところに隠し持ったまま。
コスースの化身の手の中で豪火の中で消してしまう。
驚く冒険者。
レッシュ「壊れた宝珠を元に戻してください。」
コスースの化身「それはドワーフがつくり上げたもの。ドワーフが直すのがすじというものである。」
レッシュ「では~もうひとつの宝珠は?」
銀髭グラングディン「それは爆発四散したわ~。むりじゃ。」
火柱は順番に消えていく。
そして、何もあかったかのようにあたりは元に戻っていく。

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某所

そのころ、トロンヘムでは、守護していた龍は、この地を離れる。
冒険者特区が形成これ以後 トロンヘムの郊外に龍殺しの城砦という名の家が建築される。
ドラゴンスレイヤー勇者ゲレオールが、「龍神将」という称号をもらったと宣言する。
王と魔術師組合の威厳ががた落ちとなる。
民衆の冒険者の評判は鰻登りとなる。
神託をもらいに山登りを始めることにする冒険者。
傷物の宝玉は無傷だと5000枚相当だが2000枚程度の価値しかない
ドワーフの二人は同伴するが
駆け出しの冒険者は、すでにどちらけの状態
トーエンは、戦士に引退して、ここで民宿の事業を開始しないかと勧誘をするが一蹴されてしまう。
トーエン「相手は、ドワーフだし、酒はじゃんじゃん売れるぞ。」
ガラゴット「酒はつくるのが大変だし」
トーエン「そんなもの買ってこい.」
会話はまったくの平行線
トーエン「一日一回、死体蘇生できますよ。」
ドルクハルト「教義に反する行いはー。」
ドワーフたちの行く末をあんずるもまったく会話はかみ合わない。
トーエン「コスースに会いに行けば、信託を得ることはできるんですよね。」
ドルクハルト「汝らにその資格があれば、会えるであろう。」
トーエン「残念ながら、その資格は持ち合わせていない。」
ドルクハルト「いろいろ徳をつんでいるようだし、なんとかなるのではないかな。」
トーエン「裏切者ギルネリ 一歩前へー。」
ギルネリ「え~~~。またー。」
ぼでぃーぶろーをかまそうとするが、ひらりとかわす。
レッシュ「なかなかいいよみだな。」
トーエン「じゃー勝手に帰れ。」
ガラゴット「なんだそれー」
トーエン「なんならー金目のものを置いていくかー。」
ガラゴット「そんなものありませーん。金貨20枚ぐらいしかないし。」
そそくさとどこかにいってしまう。
トーエン「そいうやー壊れてる宝玉しか手に入れてないよね。壊れてない宝玉を神託で尋ねてよ。」
レッシュ「えー明日ね。準備してないんだもん。」
トーエン「最近、そんなんばっかだな。」
山頂の河口まで登ることにする。
傍らには神殿だった場所は、大きくえぐられた穴が開いている。
そのそこには、マグマが赤くにぶい光を発している。

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