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押し問答

そのころ、アストラル界での押し問答は続いている。
トーエン「ヌバランスさん?」
衛士「どなたですかな。」
トーエン「サザランスさん?」
衛士「依頼主ですが。」
トーエン「聞き覚えがないのですが、ベクナの幹部ですかな。」
衛士「知らないてすな。」
トーエン「鎖で縛られし者の代理人関係者とか。」
衛士「まったく存じませんが。」
トーエン「ササンクロスさんが、だれたかーしらんのだがー。とりあえす邪魔なので、脇にどいてもらっていいですかな。」
すんなり脇にどく衛士。
銀の死の宝珠の邪悪な力の効果にすぎない。
トーエン「なんでどいていれるの?」
衛士「あなたの邪悪さゆえに。」
今一つ納得できないトーエンであるき。
邪悪なオーラはダダもれしている。
追いかけている二人は、農園へ地帯を入っていく。
区画ごとに、鋳薔薇の垣根で囲っていたり、板塀で区切ってあったりとその一つ一つは、そんなに広くない。
入口にはちょっとした鋳薔薇のアーチがつくってある。
しかし、この時期、かなり枯れているツタも多い。
こまごまとした農園があつまる区画は、どうやら市街地の住民の農園のようだ。
持ち主の名前が書かれた看板や標識が区画ごとにある。
そのこまごました農園が集まる一帯の中にはいっていく。
ひとつのアーチをくぐったところで、二人の姿は忽然と消えてしまう。
追いかけるチェルシー。
しかし、後発のレッシュを待つことする。
鋳薔薇のアーチの今まで生えていた蔦は、みるみるうちに干からびていく。
ぼろぼろとなり、朽ちていく。
しまいには、ぼろぼろと落ちていき、外枠の木もがらがらと瓦解していく。
レッシュが合流する。ぶつぶつと呪文をとなえる。
さらには、トーエンも合流する。
ぼろぼろの細切れとなった破片が散乱にしているだけ、残留している魔法を少し感じるだけでもう残り香的な雰囲気だけで瞬く間消失していく。
いろいろとしてみるも、転移門の効果は、消滅しているので、農園に一歩踏みだすことしかできない。
レッシュ「手掛かりはなくなってしまったよー。」
チェルシー「まだ納屋がある。」一応確認するも、目ぼしいものはなかった。
トーエン「肥料ぐらいしかないねー。魚とか、搾りかすとか。」
来た道を引き返すことにする三人。
街外れ食器店まで一旦戻ることにする。
街はずれに敷物をひいて、のんびりお茶をしているレッシュとチェルシーとエリー。
まかないのおばちゃに紅茶をいれてもらい。焼き菓子を食べながら一息入れているが
まだかなり寒い。暖かいわけではない。

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