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浪費

雪の子豚亭にほてほて向かう冒険者達。
朝も早くから分厚いステーキをパクパク食べている老人が二人。
トーエン「爺さん。爺さん。ガルブレイスの魂を見つけてきたぞ。」
老人「食事中だ~。」
トーエン「ガルブレイスの肉体のほうはどこにある。」
老人「食事中だというのにー。めんどくさいのー。」
老人「向こうの山の中走り回っているんじゃ~ないのー。」
トーエン「山の中ってもう少し詳しく教えてくれよー。」
老人「食事中だ~。」
トーエン「人間よりもえらいんでしょー。なんとか~してよー。」
老人「そんなことをいわれてものー。」
トーエン「わかった。牛一頭。」
老人「しょうがないのー。」
レッシュ「献金だな。」
老人「生臭坊主にそんなことは、言われたくはないな。」
老人「たかだか、500kg程度か。腹の足しにもならぬ。」
固まってしまう宿屋の給仕係。
トーエン「牛一頭を仕入れてきて、このご老人たちに出してくれ~。」
驚く店主。
店主「金貨100枚ぐらいはかかりますが~。」
トーエン「即金で~。」 
チェルシー「肉のおいしいやつを。」
店主「肉牛って聞いてないよー。」
トーエン「肉牛だしー。じゃ~追加で金貨100枚。」
店主「わかりました~よろこんでー。」
*金払いのよい客というフラグがたった。
**肉牛一頭なので、解体精肉と調理する人件費は支払われたということになる。
トーエン「宿屋代金踏み倒したとか金貨数枚のはした金なんか~するわけがないじゃんねー。。なんでだっけーその噂だったのはー。」
老人「明日の食事まで用意するというんだから~。ちょっとは~手伝いにいくかのー。」
老人「まったく~セッカチでいかん。もっとーゆっくり動かんもんかのー。」
老人「老骨に鞭打っていきますかー。まったくー。」
文句たらたらである。
トーエン「よろしく~。」
老人「人使いが荒い冒険者じゃのー。」
トーエン「爺さん。のりな~。」
空飛ぶ魔法の絨毯を広げる冒険者達。
固辞する老人。
いきなり曲がった棒切れを二つ取り出し。両手にもって棒が指し示す方角を歩いていく。
老人「こっちじゃ~こっちじゃ~。」
レッシュ「ダウジングかよー。」
すたすた歩いていく老人たち。
魔法の絨毯の上でいきなり食事を始める冒険者。
サンドイッチとお茶で一息つく。
老人たちはスタスタ歩いていく。
魔法の絨毯は低空飛行で追いかけていく。
老人たちは、小川を見つけると水を汲み。火を起こして、お茶をいれていきなり一服することにする。
休憩が多く、あんまり進まない。
時間だけが過ぎていく。
トーエン「水源探しているわけじゃ~ないんですから~。」
老人「これまた~しまったなー。老人は休息が必要なんじゃ~。」と言い訳をしつつ、いそいそと道具片づけて、先へと進む老人達。
トーエン「こいつら~監視していないとすぐに怠ける。動かない。まったくー。チェルシーに任せる。」
ぐだぐだな展開でいたずらに時間ばかりが過ぎていく。

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