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食器店

チェルシーは、先を急ぐ男を追いかけようとする。
しかし、姿は見えていない。
痩せた男「さっさとこい。」
甲冑「・・・・・」
痩せた男「余計な心配?用心にこしたことはない。」
入り組んだ小路をあえて、なんども曲がってぐるぐる回っている。
トーエン「追跡者がいないか? 用心しているのだろー。」
市場の外れにある食器店に入っていく二人。
合流する前に、ぶつぶつ呪文を唱えるレッシュ。
合流する前に目立つ甲冑は、ふつーの魔法のかかっていない甲冑にしか見えない。
トーエン「その甲冑は、茹でて食べることができるという甲冑なんじゃ~ないかー。」
レッシュ「へんな都市伝説とか間違った伝承の読み物の読みすぎです。」
トーエン「透明人間が中にいるとかー。」
二人は、どかどかと食器店に入っていく
トーエン「ちょっと~ごめんよー。」
ちょっと頭髪の寂しくなったおやじが出てくる。
店主「なんでしょー。」
トーエン「ちょっと旅で使う食器がくたびれてきたので、一式揃えたいのだがー。見栄えよりも頑丈なものがほしいのだがー。」
店主「先々のことを考えると食中毒とかもろもろのことを考えると銀製品で揃えたほうがよいのではないでしょうか?
トーエン「銀だと、盗賊が怖いじゃないかー。狙われたりー。」
店主「衛生面のことを考えると銀食器のほうがよろしいかと。」
うだうだしている間に食器棚の配置がどんどん変わっていく。
トーエン「銀が必要なのは、毒を盛られる奴だよ。そういうのは、王侯貴族にすすめなー。スズで充分だと思うのだがー。どうかな。」
*すず、毒性は迷信。浄化には、銀に次ぐ価値がある。
店主「それでしたら、ご用立てしましょうか?」
レッシュ「いや~すずには、鉛が混じるから危険だ。」
トーエン「やはり銀しかないのかー。」
店主「だから~それは先から言っていたではありませんかー。」
トーエン「俺は、スズを見るから、銀を見てきてよ。店員は一人だけかい?」
店主「え~なんでーですかな。。」
トーエン「別々にみているあいだに盗まれたなんて嫌疑かけられたらいやじゃん。」
店主「あ~はいはい。店の者をよびますねー。」
エプロンをした三人の店員がでてくる。
みなかなり額に汗をかいている。
トーエン「あれ?先ほど店先で見かけた人たちがいないのだがー。先に店に入っていったから店員さんかと思ったのだがー。そうそうずいぶん変わった店員さんをつかっているもんだなーと思ったのだ。印象に残っていたんだよ。不思議だったし。」
店主「さ~なんのことやら。さっぱりわかりませんなー。」
トーエン「あんなフルアーマーの兵士が出入りして、わかりませんなー。というむちゃをいうな。」
店主「ほーー。なんのことやら~さっぱりわかりませんなー。」
チェルシーは、追いかけて店舗の後ろから出ていく二人を追いかける。

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