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口論

空飛ぶ魔法の絨毯に搭乗して、空から向かう冒険者達。
その死体に群がる甲虫を確認する。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
いきなり地面が鳴動して、大きく地割れが発生して、ぱっくり開いて死体まるごと飲み込んで地割れはしまる。
メキメキ潰れる鈍い音がする。
そそくさと隠れ砦 に帰還する冒険者たち。
トーエン「この外輪山は、今はどうなっているのか?ご存じか?」
ドワーフ「失われた祭殿とダイヤモンド鉱山を邪悪なやつらが占拠している。それを排除しないといけない。」
トーエン「消滅教団が占拠している。」
チェルシー「説明しよう。」
トーエン「消滅教団とは、世界を滅ぼそうとしている一派なのですー。そして、外輪山の中心にいるのがベクナ教団の本拠地の城だ。ベクナさんは、人類至上主義なのでー。ドワーフ達はすべて排除されるでしょう。」
絶句するドワーフ達。
ドワーフ「ほんとーにベクナって実在するのですか~。」
ポムっと煙が立ち上がる。
カルシアス「なんですかなー。」
レッシュ「我等は召還してはおらぬー。そっちーそっちー。」
チェルシー「説明していたとこなんだが~。」
トーエン「どう読んだらいいのか? 骸骨の王?どうしたら~いいのかなー。」
カルシアス「あまり抽象的なものはねー。こまるねー。我等が準備したものことごとく破壊するとはー。」
トーエン「ちょうどよかった。ダイヤモンド鉱山をかえしてほしいんだってー。」
カルシアス「いやだ。」
トーエン「つまり~ダイヤモンド鉱山はあると。」
レッシュ「そこまで使えるようにしてくれればーいいんだがー。」
カルシアス「資金があるにこしたことはないからね。それよりも防衛戦の為にいろいろ段取りをして魔方陣とかそれは手間隙かけてやったものをことごとく破壊するとはー。」
トーエン「それは~露骨に俺たち対策ではないかー。」
カルシアス「ここまでやっておけばー。ドローとて近づくことはなかろうというもの。それをいとも簡単に叩き壊すとはー。一番困った奴がやってきた~。」
チェルシー「そういうことをするから~。」
トーエン「カルシアスさんたちとは、仲良くやっていきたいと考えているのですか~。」
カルシアス「だったら~ここまでくるなよー。」
トーエン「ドワーフ達がどうしても攻めるというから~。」
ドワーフ僧侶「それって責任転嫁だ~。」
カルシアス「くるなよー。まったくー。」
トーエン「ダイヤモンドを掘って折半したら~。半分あげちゃえばー。」
カルシアス「その穴から、変な奴が入ってくるとか~。」
レッシュ「それを貴方たちが守るとか~。」
ドワーフ僧侶「俺たちは農奴や奴隷ではない。」
トーエン「ダイヤモンドを二陣営で共同作業で掘って折半すればーいいんない?」
ドワーフ僧侶「いやだ~。おれたちのもんだ~。こんな腐った奴とは仕事できない。」
カルシアス「ドワーフ達を追い出したやつらを駆逐したのは、我々だ。」
トーエン「いやいや~。穴があったからスポッと嵌まっただけでしょう。まず、あの教団を駆逐したのは我々だしー。あいた穴を埋めてもらったのは感謝しているがー。」
カルシアス「門の修理がばかにならないなー。二重三重に守りをかためないとー。また、冒険者がくるやもしれぬ。」
レッシュ「私たちがいくかも~。そのときは、話し合って交渉したいもんですなー。」
カルシアス「交渉の余地はないと思う。ノックするわけではなくすべて力で突破しようとするのだから~。」
トーエン「そうそう。まったくその通りだ~。こっちの陣営のほうが話があうんだよなー。」
ドワーフ僧侶「え~~~~。」

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