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発注

黒のエルフ「君にはいろいろと工芸品を製作したでは~ないか~。」
トーエン「とりあえず、周囲を汚すな。まったくー。魚が食べられなくなるとー困る。」
黒のエルフ「そうそう。この前、緑の葉がエンブレムの一団にぼこぼこにされて、逃げ出したわい。そりゃ~もう大変だった。」
トーエン「そりゃ~日頃の行いですって。因果応報ですもん。」
黒のエルフ「緑の服の連中とか、頭に鉢植えのせた奴とか~。黒服の連中とか~。」
チェルシー「カサカサだ。」
トーエン「弟子いりませんか?」
黒のエルフ「いらない。」
チェルシー「使用人はどうですか?」
黒のエルフ「使用人は、文句をいうし仕事しないしー。待遇カイゼンとか権利を主張するので面倒だな。奴隷とかのほうがいいな。食事を作ってくれて、掃除して、ゴミだしをしてくれるのがいい。」
トーエン「奴隷ですか~。ゲルミア 仕事ができたぞ。よろこべー。」
黒のエルフ「腹が出ていて、仕事もしないでごろごろしている奴はいらないぞ。」
トーエン「それを躾けるのは、親方の仕事ではありませんか?」
黒のエルフ「そんなのーいらない。いらない。その程度だったら機械のほうがマシだ。ルンバのほうが文句いわないし。一人にしてほしいんだがー。」
チェルシー「そんなこと言わないで~。この付近で神殿を見なかった?」
黒のエルフ「この付近から先には、まだ行っていない。向こう岸には、最近がんがん建物が建てているようだがー。」
チェルシー「お~それだ。」
黒のエルフ「いやいや南方。」
チェルシー「え~~。それってー。難民キャンプでは?」
レッシュ「そうか~。村から町になったんだー。」
トーエン「我等はいろいろと支援しているところに毒を垂れ流すなー。」
黒のエルフ「わかった~他にくよー。」
チェルシー「汚水タンクと汚れを除去する装置をちゃんと整備すれば、何も問題がないじゃ~ないですか~。」
トーエン「垂れ流しにするぐらないなら~ここに居てくれ。そのほうが我等は楽だ。折檻しやすいから。」
黒のエルフ「面倒だな。」
いやな顔をする。
チェルシー「重油を回収して、再利用する設備を早く開発してください。」
黒のエルフ「面倒だな、他に移住するかー。」
馬車の周囲に浮き袋をつないで、膨らまそうごそごそと作業をはじめる。
黒のエルフ「とりあえず、北に向かうとしよう。面倒くさいなー。」
トーエン「そっちは、生まれ故郷にちかいんだけどー。」
黒のエルフ「面倒くせなー。」
トーエン「そうだ~いいところがあります。ベクナ教団の本拠地とかどうですー。」
黒のエルフ「あんな人間辞めたような人外の者共なんか~。相手にしたくないー。」
トーエン「そもそも、貴方は人間ではないじゃ~ないですか~。空の高見なんか~。どうですか。城とかあるし。」
黒のエルフ「空は、落ちるからいやだ。」
トーエン「ほしいものがあります。空飛ぶ魔法の絨毯がおそいのです。」
黒のエルフ「なんなら~ノーム達に紹介状をかいてあげようか?」
トーエン「空のノーム達のは、燃料がいるのでーいやです。」
黒のエルフ「それはいるってー。」
レッシュ「どこでもいける魔法の扉がほしい。」
黒のエルフ「それは、魔法使いにおねだりしてくれ~。私じゃ~ない。」
トーエン「そうだ。錆の化け物によってなまくらになったこの魔剣をなんとか~もとに戻してほしいのですよ。」
黒のエルフ「それは仕事だな。金をもらえれば直してやろう。」
レッシュ「いくらで?」
黒のエルフ「金貨15万かな。」
トーエン「高い!」
黒のエルフ「間違えておった1万5千ギルだ。」
レッシュ「お願いします。」
黒のエルフ「時間は一週間はかかるな。気が散るから、この周囲にくるなよ。」
膨らましていた浮きをすぼめて、しまい込む作業をしぶしぶやっています。
馬車がユニバーサルソルジャーのトラックのように、両脇に大きくスライドして、サイズが三倍に膨らみます。
固定用の足が出てきて、馬車を固定します。
煙突から大きな黒い煙をもくもく出してきます。
蒸気ハンマーの慣らし運転の打ちつける大きな音が響きわたります。
剣を渡した冒険者達は、いそいそとこの場を離れる。
トーエン「ダッシュ島だと思っていたら、意外と大きい。」

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