« 納品 | トップページ | 野蛮人 »

発見

8/24
大地に違う場所の土台からはぐったような構造物が斜めに突き刺さっている。
そこには、尖塔が3本建っていたようだ。尖塔は途中から折れているようである。
テントらしきものがちらほらあり、土台の石畳の破片が周囲にはちらばっている。
かなりの瓦礫が散乱している。異臭が立ち込めている。
釣りをしている人たちも何人かはいるようである。
レッシュ「つれますかな。」
信者「最近、海が汚れていてーさっぱりだー。」
レッシュ「それはー大変ですねー。」
トーエン「だれ~この人~。」
信者「なにかくれよー。」
チェルシー「ひょっとして~ゲルスの民ですか~。」
信者「そうだよー。」
ぼろをまとった民衆がわらわらと集まってくる。
その生存者の数は、260人
信者「もうかなり飢えで死んじゃったよー。」
信者「屍肉を食らって生き延びようとしたものがいた。気が触れてどこかに行ってしまった。」
突き刺さっている基礎部分の形状とゲルスの今現在存在している凹み部分の形状は、ほぼ同じである。
トーエン「むちゃ~するなー。一応助けにきたつもりなんだが~。無理だな。」
信者「助けてくれよ~。」と絶叫する。
民衆の雰囲気ががらりと変わる。
絶望、悲観、悲し、怒りが渦巻きはじめる。
かなりの生存者は、食事がままならず、かなりやせ細っている。
トーエン「まずは、焚き出しだ~。鍋だ~。」
レッシュ「こういう時にちゃんとした食事だと胃が受け付けないから、粥かオートミールだ。」
レッシュ 大鍋を取り出す。瓦礫をかき集めて、火を起こし、ぶつぶつ呪文を唱える。
トーエン「焚き出しと葬式だ。」
レッシュ「遺体を処置して、疫病の蔓延をとめるのだ。ちゃんと埋めるのだ。」
信者「そんなことをできる力がない。もう動けない。無理だ~。」
トーエン とりあえず穴を掘る。
お粥が出来上がるまで、信者の治療に専念するレッシュ。
トーエン「こんだけの民衆は無理だ~。」
620人の死体ぐらいにはなる。
トーエン「これでは埋葬は、無理だー。」
信者「最初はそれなりに生きていたのだがー足りない食料と抗争で弱っていたのだ。出て行って者については、まったくわからない。」
食事と手当て、遺体の埋葬がすべて終わるころには、二週間の時間がかかってしまう。
レッシュ「神の力で戻してもらうことはできないものだろうか?」
信者「もどるべき神殿はもうないという御告げがあったのだ。うまく生きろという御告げがあった。」
トーエン「貴方たちの神はなんでしたっけー。」
信者「太陽の神ですが~。なにか~。」
トーエン「暗黒とかついてません。バインダンゲルとか~。」
信者「違います。(ムカ)惨劇はあったようですが~。あそことは同じですが~。我等は堕落していない。」
トーエン「有名な神だが~。救いが大雑把とか。」
信者「神は多忙なのです。ここまでしかできぬという御告げであった。」
トーエン「かなり阿鼻叫喚の地獄図でしたよ。」

|

« 納品 | トップページ | 野蛮人 »

episode-4」カテゴリの記事