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燃え上がった炎

レッシュ「代理人とはーそもそもどういうことでー。」
少年「我等の手下のように働いてほしいのだ。」
老人「当然、不眠不休、心のない機械のようにー。」
レッシュ「仕える神が違うのでー無理かとー。」
少年「我等の裁きの神の僕として、働いてほしいのだ。」
トーエン「ほんとーに裁き神ですか?目隠して天秤をもつ、平等にすべてを裁くという。」
少年「いや。悪を断罪する裁く神だ。断罪者である。悪を認めない。妥協をしない者。我等には心は必要ない。」
チェルシー「だから~か~。」
少年「計画は速やかにすすめるべきもの。計画に間違いはない。」
チェルシー「それは~無理だー。」
レッシュ「それはー訓練された軍隊をそっくりそのまま契約したほうがいいですよ。」
トーエン「世界をてきとーに救って去っていくのが我等のなのでー。」
チェルシー「我等にはむいてないですー。」
レッシュ「改宗は無理です。」
少年「そこでー。我等の神に改宗してほしいのです。」
レッシュ「いやいや~我等に改宗したほうがいいです。仕事は報酬次第で受けないことはないですー。」
少年「残念だな。」
チェルシー「やりたいことはわかるのですが~。手下にはならないということですね。」
トーエン「その失われた民は、いずこに?」
少年「この世界のどこかにはいる。今はそれしかわからない。」
チェルシー「我等は、冒険者ですしね。」
トーエン「ならばー。魔法やら奇跡とかでー探してくれ~。」
少年「そんなことを言われてもナー。物品検知の呪文で自分で調べてくれよー。」
レッシュ「みた事ないんだもーん。」
トーエン「じゃ~幻影を見せてくれ~。今の状況だ。」
少年「しかし~この冒険者。すんごい横柄というか~。言葉使いをしらんというか~。」
老人「そうそう。わしも~そう思っておったんだー。」
少年「なんでもかんでも、無理に要求をねじ込んできますね。」
老人「これでは~人の世の救済は難しいとしか言えませんなー。」
少年「救済は無理なんじゃ~ないかな。」
トーエン「だれか救うといった?」
少年「この混沌の塊のような輩は?アビスに放り込んだほうがよいのではないか?」
老人「風の王の寵愛をうけて、さらには始源の火のお気に入りらしいですよ。」
トーエン「みんながみんなアーサー王のようにはいかないですよ。」
老人「こいつらは、とても人使いがあらいのじゃ~。他力本願だしー。自らすすんでやる奴ではない。」
老人「そうそう。われ等が結局、鍵をしめたしー。」
老人「問題解決能力が、どんどん落ちておる。人間とは~こうも横着で短絡的だったかのー。」
老人「人選を間違えたのかもしれぬ。」
レッシュ「使えるものは、神でも使えと~。」
老人「ずぼらでやる気が皆無と~。」
チェルシー「やる気はあります。」
トーエン「探索範囲が広すぎますってー。」
少年「信心があればー君たちの神が助けてくれるだろう。」
トーエン「また~やりますか~。祈りを捧げるとか~。ベントラーベントラー。いでよー。スペースブラザー。」
老人「毎回これなんですよ。」
老人「すがるばかりで、口だけで何もしない。これでは隠居もままなりませぬ。」
老人「常春の北風の向こうの国に隠居もままなりませぬて。」
レッシュ「苦労は分かち合うものです。」
テーブルを囲んでどよーんとしている老人達。
脂身の溶けた脂が落下して、いきなり火が燃え上がり、悲鳴。
老人「あ~~~肉が燃えてしまう。」
とまったく違うことでアタフタしている。
燃え上がった炎は、人の形あるいは、憤怒の顔にも見える。
焼き肉テーブルを囲む老人達と少年は驚愕。
老人「こいつら~邪教の手先だ~。」
トーエン「手先はではないですけどー。久しぶりー。」
驚く老人。

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