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帰還

レッシュ「主義とかそういうことは、大丈夫なんですかねー。」
ドワーフ「教義を越えての妥協ということですね。ここの復旧作業がまもなく始まります。速やかな退出をお願いします。」
レッシュ「え~~~。目的は果たしたのかな。」
ドワーフ「完了しております。」
チェルシー「お金が入ってこないー。」
レッシュ「そうそう。目的を達成していないー。」
トーエン「どこぞの神殿の宝物庫から~宝物ががっぱり盗んできたから~かなり楽だったのだがー。」
老人「その反動で王国が一つ消滅したりー。財政破綻したとか~。甚大な影響がでているのにー。責任を感じてないのかねー。」
トーエン「あの時は、大変楽ができたなー。だから~金貨の山に寝そべっているような楽している金竜から宝の山を頂戴したもんだー。」
老人「ほーーーーー。」
トーエン「あんたのような資産のない奴じゃ~なくてー。金貨のカーペットとか山のうえにグーグー寝ている奴ですよ。」
チェルシー「それってー赤竜でしょ。」
トーエン「金竜ってそんな趣味はない?」
老人「そんな趣味はないね。赤竜はあっちにいるだろー。」
レッシュ「あれは~無理ですー。」
トーエン「雇い主なし、単独で金貨の山の上でグースカ寝ているような赤竜がいるようなところを教えてほしいのですよ。」
老人「そんな奴は、いないよ。まず、その手の馬鹿な魔物は、冒険者の諸君が寄ってたかって討ち滅ぼしてしまった。その前に勘違いしている。山ほどの金貨を集めるには、手下が山ほどいないとまずー無理だ。」
トーエン「え~~~まじー。」
レッシュ「そんなんじゃ~夢も希望もないじゃ~ないですかー。」
トーエン「暗黒の女王は、財政難でピーピーいっているとか~。」
老人「暗黒の女王は、それはそれは、大勢の下っぱがいるのでー。そんなことはない。貢ぎ物をもってくる下々の上に君臨しているからねー。」
レッシュ「ならばー。それなりの領土をもっている奴を小突き回すしかでは~ないと。」
トーエン「ならばー。トロンヘムの財政難はとりあえずは去ったと?」
老人「まー一時的なその場しのぎはできたようだがー。」
トーエン「金をばらまいてー。物価があがったとか言い出さないですよね。」
老人「それは王の執政の中身だよ。」
ドワーフ「補助金ばらまきでそれに依存するようなったらー。市民は働かないし、金くれくれしか言わないよ。」
トーエン「それは、ちゃんと助言とか指図してくださいよー。」
老人「遠くから生温かい目で見ているよ。」
レッシュ「えーーー。」
老人「それでは~帰ろうか~。」
レッシュ「連れてかえってくれるわけですねー。」
老人「いやいや帰還呪文をこめた護符をあげたではないかー。」
レッシュ「え~~どこに帰るんですか~。」
チェルシー「それってー。荒野のど真ん中じゃ~ないですか~。」
レッシュ「それは勘弁してくださいよ。」
老人「荒野のど真ん中じゃ~ないよ。ちょっとは変わってるってー。」
チェルシー「そんなところじゃ~宝石が売れないー。」
老人「テント村じゃないからー。ちゃんと建物があるからー。集落もあるしー。」
レッシュ「え~~。どんだけ時が流れているんですか~。」
老人「妖精の国にいたからねー。ふふーん。」
チェルシー「ふふーんじゃなくってー。」
老人「1年しか~たってないよー。」
レッシュ「1年か~。」
チェルシー「なんですってー。」
トーエン「すいませんが~。トロンヘムにしてくれませんかー。」
老人「いや~1年ぶりにあんなところにいくともめるからー。」
トーエン「もめた事はありません。嫌がられたことはありますけどー。」
老人「まったくーしょうがないなー。」
ポンという音
沸き立つ白い煙
場面は、いきなりトロンヘムの入り口の城門の前あたりである。
きっかり1年がすぎている。
  *この時点で帰還の護符を使っていない。
商店街に出向いて、魔法の道具を全部売却してなんとか換金する。

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