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むさぼり食らう者

周囲からぶつぶつと何かを唱える声がする。
チェルシー「かなり向こうからつぶやく声がする。きもち~わるー。」
漆黒の中をぞろぞろと並んで建物に向かう一団を確認することができる。
その者たちは白目で、口から何かを吐いている。
トーエン「まともな奴はいないのかー。」
チェルシー「トカゲ人間まで混じってますねー。ユニコーンも」
トーエン「え~~そんなものまでー。」
チェルシー「あの六角形の建物の屋根から一筋の光の天に向かってのびている。なんだか~。」
夜はふけいくー。
行動しないので、朝になる。
朝食をとりながら、夜の間の話をする。
レッシュは、いつものと違う呪文を使えるようにひたすら、瞑想している。
トーエン 捕虜をいきなり尋問する。
トーエン「貴方は依頼人ですか?」
エルフ捕虜「は~なんのことでしょう。」
トーエン「妖精の村が大変なことになっているので救済にいくと儲かると言われてきた冒険者ですが~。貴方は依頼人ですか?」
首をかしげるエルフ捕虜。
トーエン「それとも~貴方は、いまここで依頼をしますか?」
エルフ捕虜「助けて~お願い~。」
トーエン「かなり高いですよ。」
絶句するエルフ捕虜
トーエン「無料ではないですよ。」
エルフ捕虜「出世払いで~。」
トーエン「貴方個人ではなくて、集落単位ではどうですかね。」
エルフ捕虜「皆はいるのだろうか?よくわからない。」と頭を抱える。
トーエン「では~貴方の住んでいた村へいきましょうか?道はわかりますか?」
エルフ捕虜の案内で低空飛行で魔法の絨毯で飛んで行く一行。
チェルシーの捕虜への尋問は続く。
住民の言動や目つきや行動におかしくなった後は、記憶がないことに気がつく捕虜。
捕虜の記憶がかなり欠落している事実が露顕する。
レッシュ「その前にあの庭園はいったいなんなんだ。」
エルフ捕虜「あそこは、一族の先祖代々の墓地と言われている。神聖な場所だ。」
レッシュ「あの墓地にある数多くの建物はあれはなんですか?」
エルフ捕虜「そんなものは、元はなかった。庭園だったわけでー。」
レッシュ「では、あの建物はいつからあったのですか?」
エルフ捕虜「それはわからない。」
レッシュ「では~以前ここに来たのはいつぐらいですか?」
エルフ捕虜「百年ほどまえかなー。」
レッシュ「単位が違う~。」
トーエン「これだから~長生種は~考え方がちがうしー。も~~~。」
トーエンは、警戒して低空飛行を無理して行うので、かなりめんどい。
1時間ほど、飛んで森の中の集落に到着す。
木々と一体化したツリーハウスが並んでいる。
家は20戸程度である。
話し込んでいると合間に到着してしまう。
調べてみるも、この集落は無人であることに気がつく。
トーエン「誰もいない無人の集落だ。」
途方にくれるエルフ捕虜。
住まいである家の扉を見て、唖然とするエルフ捕虜。
またもや~絶句する。
大口をあけてある悪魔の顔を描いてある張り紙が張り付けてある。
さらにルーン文字による記述があることに気がつく。
トーエン「これってなんて書いてあるのか?」
エルフ捕虜「暴食と飢餓の象徴たるむさぼり食らう者と『我に従え』という文言が記述されている。」
チェルシー「どの家にもその張り紙があるし、家には人がいないようだ。」
絶句するエルフ捕虜。

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