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判断

トーエン「この魔法道具扱い知っていますか?」
老人「浮かす魔法の装置とは別に操縦する為の別の魔法の装置があるはずじゃが~。」
残骸の中を必死に探している冒険者達。
老人「たぶん~安楽椅子型の魔法の道具だと思うのだがー。」
横倒しになっている塔の最上部の一つ階下のフロアに大きな安楽椅子当然横倒しになっている。
豪華な玉座みたいなー石でできたきわめて座りにくそうなものを見つけます。
肘掛けにはレバーやボタンがいろいろとついています。
その椅子をなんとか引っ張りだして、座ってみるけど、何も変化はない。
トーエン「爺さん、何か足りない。何も動かない~。」
老人「そりゃ~動かすには、鍵とか呪文とかー。なんかいるじゃろう。」
いきなり、床には大きなヒビが入り、砕けていく。
ラェルシー「生存者は、いたんじゃ~なのか~。」
ドワーフ「応急手当てもせずに放置していたのでー。息してませーん。」
レッシュ「邪悪だったしー。そのまま放置ですー。」
ドワーフ「生臭坊主だー。」
トーエン「呼び出せる?」
レッシュ「今日は、残念ながら~準備してますー。」
ドワーフ「死体だからと、好き放題。死者への配慮とかないのかねー。」
浮遊城砦の生存者だった者たちの亡骸を運んでくる。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
レッシュ「浮遊城砦を動かす、呪文を教えろ。」
死体「ヘイカース・ヘイカース・エスピー・ビー・ベロイ イザティ・アバ・メヒナム・エト・カフェ・ナン」
ドワーフ「風を起こし、空を飛べということかー。」
レッシュ「ロルスの宮殿に行けましたか?」
死体「行ってません。」
チェルシー「まだ、出発もしていないしー。たどり着いてもいないんじゃないか?」
トーエン いきなり、紫水晶を杖を取り出し話をしてくれる霊魂に杖を突きたてる。
吸い込まれるように消えてしまう。
トーエン「気に食わないので、成仏できないようにしてやった。」
ドワーフ(・_・)
老人「用済みならば、さっさと始末したか。」
ドワーフ「ひどい奴だ。」
トーエン「最近、最後に取引できるものは、命だけだと気がついたのでー。極悪人の霊魂の魂は、ためておこうかと。」
レッシュ「どこで使うんだよー。」
チェルシー「悪徳魔法使いよりひどいー。」
いきなり、安楽椅子に座り
トーエン「ヘイカース・ヘイカース・エスピー・ビー・ベロイ イザティ・アバ・メヒナム・エト・カフェ・ナン」
と叫ぶと浮遊城砦は、ゆっくりと起き上がり、水平を保持しようとする。
土台となる岩がぼろぼろと崩れ落ちていく。
レッシュ「デパートの屋上の乗り物なみの速度だなー。」
老人、ドワーフは外で様子を見ている。
チェルシー「最初の使命をやります。」
老人「では、往路の護符と復路の護符ねー。」
トーエン「三人手をつないで使わないと取り残されるんですよね。」
老人「そういうことじゃ~。」
レッシュ「復路の護符は、使うとどこに戻ってくるのですか?」
老人「当然この場所に決まっておる。」
ドワーフ 魔方陣を書いている。
トーエン「そんな魔方陣なんか~すぐに消えてしまう。大丈夫なの?」
老人「そんなの、君たちに分かりやすいに書いているだけでー大丈夫だってー。」
チェルシー「じゃ~出発しますかー。」
三人手をつなぎ、護符を掲げる。
老人「慈愛に満ちる大地よ、我の足を束縛せし鎖を解放せ。」
いきなりその場から、消え去る冒険者達
ドワーフ「優柔不断な冒険者だ。」
老人「モータルとはそういう者だ。迷う者たちというからね。熟考するには、時間が足りない者たちとも言える。」

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