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墓所

長いこと話し込んでいると生存者の数が減っていきます。
応急手当てもしないで放置ですので、仕方がありません。
レッシュ「あのロール雲はいったい何?」
人間「城を守る防壁だよ。」
トーエン「ロール雲の巻き添えくらって、使い捨て状態なんだけどーいいの?改宗したほうがいいんでないの?」
人間「我等は、ロルスに忠誠を誓ったのだ。殉教者になり、永遠にロルスの宮殿に仕えるのだ。」
トーエン「それは間違いだな。ロルスの宮殿に住む芋虫になる程度だよ。」
レッシュ「それは、言ってはいけないお約束だ。」
チェルシー「二階級特進ですね。」
トーエン「死後の世界なんか~あるわけないじゃん。それを言い出すと躊躇するよ。財宝がほしいんだがー。」
人間「しらねーよー。そんなのー。」
トーエン「どっかにー宝物庫ないかなー。」
人間「あるわけないじゃん。」
トーエン「あのー空に浮いている城とかさー。」
人間「あったってー。教えないよー。」
チェルシー「下っぱさんはしらんでしょう。」
トーエン「バインダンゲルの宝物庫を空にするぐらいの宝がほしいー。」
人間「略奪者にそんな話いうもんかー。」
トーエン「正規の方法でお金を集めていない奴に言われたくない。」
人間「我等は、まともな手段で信者から資金をあつめているだけだー。」
トーエン「野菜を売って集めたような取引をしているわけではないだろう。宗教法人扱いで税金すら払っていないだろう。」
人間「いや~上納金きっちりとられているけど。」
チェルシー「それは税金ではなくて~やくざだね。」
トーエン「その税金が集まっている場所はどこだと聞いているのだ。」
人間「我等の都、メンゾベランザンだな。」
トーエン「そこはとてもとても遠い。」
人間「一番の街道は、冒険者に塞がれてしまった。」
トーエン「もっと萌え系の女神にくらがえしたほうがいいんでない。」
ぐだぐた話をしているとわきからへんな魔法使いの爺が横やりを入れてきます。
老人「これこれ、弱いものいじめをしてるんじゃ~ない。止めなさい。」
従者には、白髪のドワーフの爺さんを従えておる。
チェルシー「見かけたようなー。確か~浮遊要塞という墓所にだったかー。にいたようなー。」
トーエン「復活したとかー。」
レッシュ「受肉したとかー。」
トーエン「神様でしょー。」
老人「君たちは何を言っておるのかねー。」
二人は、ちゃんと影があります。
トーエン「幻影で現れただけでー。本体はべつにいたんだー。」
レッシュ「誰ですかー。」
老人「さんざん面倒を見ているのに忘れたのかー。メンゾベランザンは遠いぞ。ましてや、人間が向かうのはかまわんが、かえってわこれないだろう。」
ドワーフ「わがままで引っかき回す冒険者だな。」
トーエン「行ったら、破壊してこないといけないじゃ~ないですかー。」
ドワーフ「それ~無理だな。」
トーエン「それでは~千年戦争を続けるのですか?彼らはあきらめることは毛頭ありませんぞ。」
老人「空に浮いている城に行きたいということではなかったかねー。」
トーエン「いえいえ、ドワーフの金塊山盛りでもいいんですけどねー。」
ドワーフ「なんだ~そりゃ~。」
老人「金がほしいだけなのかねー。」
トーエン「それは~トロンヘムが財政難でしてー。」
老人「それは、さる冒険者がいろいろ迷惑かけたとか~。いきなりあっちこっちから支払い債務の督促がきたとかーいろいろあったようだな。」
ドワーフ「難民がぎょうさんやってきて、助けをもとめたとか~。」
老人「国庫の資金が枯渇するもろもろの要因があったのは事実だ。」
ドワーフ「原因があれば、おのずと結果はでる。財政は困窮し破綻寸前。」
トーエン「そこでー税金を納らようかと思いましてー。所得の半分がトロンヘムにとられるという謎の法律がありまして。1000万ギルほど上納しようかと思っているのですよ。通貨下落を引き起こすなんてこともあるように思うのですがー。」
老人「あまり無茶をすると影響する範囲は大きいぞ。」
チェルシー「やはり~お金はほしいです。」
トーエン「お金で解決できることが多いのでー。」
老人「ならばー仕事がほしいのかー。」
トーエン「仕事となるとー急にやる気がなくなるのでー。」
レッシュ「働いたら~負け~。」
トーエン「ドワーフの墓所は、元にもどったのですか?」
ドワーフ「それは、あるべき場所に戻ったよ。」
トーエン「お姫様は復活しましたか?」
ドワーフ「姫じゃない。英雄の墓所だよ~。まったくー。」

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