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残念

レッシュ「今の話は秘密ですよね。」
ハロルド王「そうそう。しかし、言わないと教えろと言ってまた襲来するであろう。大勢の前でねた話をしろとか~。わがままいうだろう。真相を知ってしまえば、それをねたにして、ドロウがやってくる。」
レッシュ「いや~すでに目の仇にされてますけどー。」
ハロルド王「もっとしつこく相手からやってくる。それも手を変えて、品を変えて。居城を構えればわかるよ。」
レッシュ「今でも十分たいへんなんですけどー。」
ハロルド王「根無し草ならば、逃げればよいが~。場所に縛られるとそういうわけにはいかぬ。」
トーエン「どうせ、後手後手だしー。」
ハロルド王「違う一派は、時間稼ぎができたわけだしー。大勢の一団は山を越えていったよ。」
レッシュ「それはよかったのですか?」
ハロルド王「とりあえず王国の敵には、今回ならなかったわけだしー。」
レッシュ「難民を追い出したということ?」
ハロルド王「難民は、問題を起こすこともなく山を越えて向こうにいったということだ。」
レッシュ「難民が居座るだけで国としては問題をかかえると。」
ハロルド王「国としては、いろいろと費用の問題もおきる。それ以外にもいろいろと問題を抱えるのは事実である。食料の盗難とか~。」
トーエン「巨大な魔法石があるとか~。」
ハロルド王「そんなものはないぞ。」
トーエン「王は、偽りの町の所在地を把握していますか?」
ハロルド王「それは把握していない。」
トーエン「それを破壊するとか考えていないのですか?」
ハロルド王「今の状況では、それを行う為の費用が捻出できない。」
レッシュ「今でも偽りの町はあるのですか?」
ハロルド王「世界を滅ぼそうとしている輩の現状を把握しているわけではないぞ。」
トーエン「これ以上は、詮索するなってことですかね。」
ハロルド王 何も言わない。
突然 トーエンの影がのびて、ぶつぶつ話をはじめる。
影「つまらん。もう少し動くとおもったのにー。にやにや。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
レッシュ「ドロウの手先か~使い魔のたぐいだな。」
影「もうちょっと~聞き出してくれよ~。まったくー。」
ハロルド王 眉ひとつ動かさない。
トーエン 影を捕まえて組み伏せる。
影は、どうやらインプの仮の姿だったようです。
トーエン「王様、どうします?」
チェルシー「主のところに連れていけー。」
レッシュ「拷問しますか?」
ハロルド王 「それは綺麗ではない。」
レッシュ「除霊する?」
ハロルド王「それがよい。」
インプ キーキー何かわめいている。
トーエン 口撃する
インプ キーキー何かわめいている。つまらんギャグを連発する。
インプ「悪魔の復活とか、巨人たちはいろいろやっている。ベクナに反旗を翻した奴らがいる。一人なんだが~。ベクナより先にすすもうとしている奴なのだがー。」
トーエン「ほう神になりたいとか~。へー何がいるのだろう。」
レッシュ「主はどこにいるのだ~。」
インプ「雲の上かな。」
ハロルド王 眉ひとつ動かさない。
レッシュがぶつぶつと呪文を唱えるとはじけて、肉塊と血しぶきがあたりに飛び散る。
ハロルド王「あ~汚している。掃除しないとー。」
ぶつぶつ文句を言われる。
トーエン「王宮の警備がいまいとあまいー。」
ハロルド王「うぬぬぬ。」
トーエン「王国が困窮しているなら~どこかに金銀財宝を溜め込んでいる怪物とかいないですかね。」
ハロルド王「それは思いつかない。」
トーエン「残念だなー。」

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