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僧侶二人

レッシュ「その与えた食料は難民にわたっていると?」
捕虜「そうそう。」
トーエン「難民は、通りで物乞いしていたようだがー。」
捕虜「それは、困っているのだろー。」
トーエン「それってほんとにー行き渡っていないんじゃ~ないのか?」
捕虜「みんな潤うほどの物資を与えているのではないから~。やはり困っているのだろう。」
トーエン「ならばー。あの難民は、バクトリアからの民?」
捕虜「いや~南からきている虐げられし民という話らしいが~。」
チェルシー「あの難民は、バクトリアを滅ぼした元凶の一つ。災いをもたらす民なのだ。」
捕虜「え~~~~~。」
(マスターも初耳です。)
チェルシー「教えるけど、自己判断でお願いします。」
トーエン「王様がドロウ達に懐柔され、王国は乗っ取られていたのにーそのまま王に仕えていたのも民の責任だろう。しかも~王の半身は悪魔だったわけだしー。」
捕虜「え~~~~~。」
チェルシー「どんどん真実を教えるぞー。」
捕虜「もう何も信用することはできないー。一人にさしとくれ~。あ~でもこの閉鎖空間だけはーいやだ~。」
トーエン「ま~ゆっくりしていってくれ。話のあうゲルミアくんもいることだしー。ボードゲームをするにはいいだろー。まかない係のおばちゃんもいるぞ。」
叔母ちゃん「不潔な輩はいやです。」
異臭がする捕虜です。
宿屋の外に出て実体化するトーエン
楯の中から現れる冒険者が二人
宿屋を観察することにするチェルシー。
宿屋の周囲を散策してみることにするレッシュ。
面をつけた僧侶が二人と遭遇する冒険者達
二人はあわてて逃げ出す
トーエン「ヴェクナの十指の僧侶のふたり~またんか~。」
カルシアス「なんで~お前らこんなところにいるのだー。」
トーエン「光あるところに影がある。」
レッシュ「俺たちは、影?」
ヴァラン「おいおい。」
トーエン「我らは、世界を影から支えているだろう。あなた達が暗躍するからだ~。」
カルシアス「あっちとは、一緒にすることはないだろう。」
トーエン「こっちから見ると一緒だから~。興味ないしー。」
カルシアス「君たちに永遠の命をあげよう。」
トーエン「それって、永遠に死んでいる状態と同じなので、いらいです。」
ヴァラン「つまらん。実につまらん。」
トーエン「永遠にく生きているってしんどくないですか?」
カルシアス「べつに~。長く考えられるから~いいぞ。」
レッシュ「ここに何をしにきたのだー。」
カルシアス「ビジネス。」
ヴァラン「それ以上答える必要はない。まったくー。」
トーエン「そのビジネスは成立しないですね。その相手は、私たちが退治をしてしまうからです。」
チェルシー「てへぺろ(・ω<)」
カルシアス「なんなら~やるか~。」
チェルシー「あっちのほうが周辺住民とか気にしてるー。」
ヴァラン「まーまー。昼間っから~やりますか~。」
トーエン「アルベルトとイルパラッツオじゃなかったですよね。」
カルシアス「ちがうー。」
ヴァラン「助けてやったのにー。」
トーエン「骨の王様の城は、我らのがんばりによるところが大きいはずだがー。」
カルシアス「その謝礼はしたはずだがー。」
トーエン「いいかげん、かえってほしいわけだがー。綺麗に嵌るからと居座れてても~。」
ヴァラン「出て行っても、ほかの連中が来るだけだ。消滅教団とか負の球体とか腐肉教団とか~。事態は悪化するだけだが。」
カルシアス「ドワーフ達は何かとちょっかいをかけてくる。」
トーエン「そうだー。ガルブレイスをかえせ。」
カルシアス「そんなことはしていない。」
トーエン「あなた達がやっていることでしょう。」
ヴァラン「いらぬ揺れ衣だな。勘違いも甚だしい。」
トーエン「俺からするとーヴェクナとパズズもみんないっしょだ~。」
周囲が突然暗くなる。己の影がいきなり立ち上がる。
影「そんなに連呼されて、我が君はほいほい出てきませんよ。連呼されても、下々が大変なんですよ。」
トーエン「すいません。注意します。帰ってくれませんか?」
影「我が主は、助けが必要ならば、それなりの対価が必要です。もっと寄進をするようにとの仰せです。」
レッシュ「寄進とは、もっと町を落とせと。」
チェルシー「それって大変なんですよ。」
トーエン「落とすと死神が怒るのですよ。」
影「我が主には、対価が必要です。」
トーエン「それをしてしまうと魂の数が足りなくなるのです。」
影「そんなことは我らは、関係ないし。」
トーエン「死神と和解していただければ~いくらでも送りますよ。」
影「期待していると王は、お待ちです。」
周囲は、もとに戻っていく。
レッシュ「消えるなー。」
そそくさと二人も去っていく。

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