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雑魚

あちらこちらに話を聞いてみるが
ハムリン「半年ぐらい前から失踪している。」
ぐらいである。
広場では、負傷者の介抱と祭壇の撤去作業が続いている。
チンピラ「まったく~邪魔ばかりしやがってー。」
周囲にはドレッドヘアの大男たちが三人集まってきます。
トーエン「なんだってー。」
チンピラ「あそこで呪文をかけなければ、祭壇に突入したのにー。」
レッシュ「何をしようとしていたのかな。」
チンピラ「死体を粉みじんしておけばよかったのにー。」
トーエン「カルシアスの仲間だろー。」
チンピラ「世界は、そんな単純ではないのだよ。我らは西に向かわないといけないのだ。お団子でも買って帰ろう。」
トーエン「組合長はどこに向かったかしっているねー。」
チンピラ「あっちだよ。」
トーエン「死体にして、質問してもいいんだよ。」
チンピラ「あ~こわ!さっさと帰ろう。」
と逃げていく。
街中で負傷者が通りに大勢うずくまっている。
トーエン「死体にするしかないか~。」
チンピラを捕まえて、組み伏せてしようとする。
チンピラは、短剣しかもっていないようです。
なめてかかるトーエン、優男のはずなのに、ぴくりとも動かない。
トーエン「人じゃないな。」
チンピラ(にやり)
レッシュ「かっこいいじゃないか~。」
チンピラ「帰ったほうがいいと思うよ。」
トーエン「カルシアスよりお前を倒す。」
チンピラ「なんだってー。」
トーエン「手の内がわかっている奴が暗躍するほうがまだいい。ドロウの手のものだったら~意地でも戦う。」
チンピラ「我らはドロウじゃないよー。」
トーエン「え~なんだってーじゃ~そんなにいきり立たなくても。」
レッシュ「我らの目的は、ドロウのみ。」
チンピラ「ドロウには、気を付けたほうがいいとおもうぞい。」
トーエン「割といい人じゃないですか~。」
チンピラ「いや~どうですかねー。」
トーエン「かなりいい人じゃ~ないですかね。」
チンピラ「ならば~場所をかえて、ブラック亭の食堂でどうですかね。」
トーエン「人間は食糧ではないですよ。」
チンピラ「いやいや~立ち話をなんだから~場所を変えようということなのだが~。素揚げにしてばりばり食べないよ。」
トーエン「メバルのフライでもたべながら~。」
周囲には負傷した市民が大勢いるけど、お構いなしである。
宿屋ブラック亭の食堂に移動する。
冒険者、チンピラ、屈強な大男三名
トーエン「ここは貴方たちの拠点だったのですか?」
チンピラ「そうだが~。」
トーエン「ドッペルゲンガーのおっちゃんビール頂戴。」
店主「一言よけいだ。」
トーエン「おっさんじゃ~なくて、どうせなら~美人にしとけよー。」
店主「ここは、店舗ごとそっくり入れ替えたの。繁盛しても困る。」
トーエン「ガルブレイスのことをご存じないかな。」
チンピラ「ちょっとは知ってるよ。ドロウが拉致監禁して連れてっていったんじゃ~ないのか。」
レッシュ「なんてこったい。」
トーエン「どこへ?」
チンピラ「偽物の町へと連れ去ったはずだが~。」
トーエン「虱潰しに探したけど~なにもなかった。」
チンピラ「そこまでは知らないよ。」
トーエン「あの町の場所が正直わからない。」
チンピラ「この町の周囲にあった転移門が破壊されたので、あの場所に簡単にいくことはできない。」
レッシュ「探しようがないですね。西には何があるのですか?」
チンピラ「西にあるのは、髑髏の城だよ。」
トーエン「たぶんそうだろう。」
チンピラ「我らが向かうのは別の場所だよ。」
レッシュ「あなた達は、ここに何をすまつもりだったのですか~。」
チンピラ「我らは、ここの組合長の不穏な動きを阻止するつもりだったのだ。」
レッシュ「向こうの勢力拡大を阻止しようとしたのだ。」
チンピラ「かなり段取りがくずれていたようだが~。」
トーエン「原因が我らかー。」
チンピラ「高位の魔法使いが一人増強になったというところか~。」
チェルシー「私たちにはクライアントがいるわけではないしー。根無し草だしー。」
トーエン「我らは、見過ごせないお人よし集団。」
世間話をだらだらするも大したみのりはなく、懇親会はお開きとなる。
翌日 ブラック亭を見に行くと更地になり跡形もなくなっている。
周囲に住んでいた難民キャンプの人たちも皆無になっている。
トーエン「ってことは、消滅教団だったってことか~。」

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