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ちゃらい奴

トーエン「だれだっけー。」
ちゃらい奴「そんなこと言ってると助けてやんないぞー。」
レッシュ「目が三つあぞー。」
トーエン「え~と、ベクナの知り合いとか部下とか~。」
ちゃらい奴「違うって~。記憶できないのか~。この猿ども~。」
トーエン「紫水晶を冥界にたたき落とした時に、『にいちゃ~ん 最高!』と声をかけてきた人?」
ちゃらい奴「そうそう。それそれ~。やっと思い出したか~。」
トーエン「荷物届きましたか?」
ちゃらい奴「風の王は、大変な喜びである。何度も献上。褒美を与えてもいいのではとも仰せだ。」
トーエン「では~この籠手を直してください。」
ちゃらい奴「そんなのーすぐには無理だってー。」
トーエン「じゃ~持ってかえって直してください。」
ちゃらい奴「むちゃ~いわない。」
トーエン「では~この船にドロウはいますか?」
ちゃらい奴「いないよー。」
レッシュ「では~この船は何の船なのですか?」
ちゃらい奴「荷物を運んでいる船だよ。」
レッシュ「どこに運んでいるのでしょう。」
ちゃらい奴「それは~空の上だよ。」
トーエン「あの鋼鉄の城は、貴方にとって敵ですか?」
ちゃらい奴「敵ではない。」
ランタンを片手に持ったローブ姿は、暇そうにしている。
完全に冒険者達を包囲する兵士たち。
トーエン「では、味方ですか?」
ちゃらい奴「微妙~。」
やきもきしている兵士たち。
レッシュ「派閥違いってやつですか~。」
ちゃらい奴「うーむ。」
トーエン「では~助けに来ると立場が悪くなるんじゃ~ないですか?」
レッシュ「そんなに危険なんですか~。」
ちゃらい奴「こいつ強いよ。かなりーやばいよー。」
レッシュ「え~~~。そうなんですか?」
ちゃらい奴「そいつに殺されると復活することは、無理なのだよ。だから~かなり危険なのだ。冥府の川・アケローンの渡し守カローンって有名なんだけどー。知らないのか?」
レッシュ「知りません。」
ちゃらい奴「え~~~。死神よりも危険なのー。やばいだってー。」
レッシュ「ここには、ドロウエルフがいないならば~われらは、この船にはようがない。ということが分かった。では~ここをお暇するしかないねー。」
トーエン「ふつーに、死亡すると復活するすべがないんですが~。」
ちゃらい奴「それは信心が足りないから~とか、高名な友人とか助けてくれる人がいないというだけでしょう。」
頷くカロンとその取り巻き達。
ちゃらい奴「そうそう、君たちの大活躍によって、復活の奇跡とか死体蘇生法を知っている僧侶とか、町ごと消滅しているという事実があるのだ。。われらは、その君たちの行動とても評価しているよ。」
トーエン「あ~バインダンゲルのことか~。あそこの僧侶達は、堕落しきっていたから~別に~。」
ちゃらい奴「堕落していたとはいえ~。法外な金さえ積めば、復活の儀式をしてくれた神殿であったことには、間違いはないのだよ。」
カロン「あの都市は、壊滅してしまった。屍が山と積まれ、不浄なる土地となってしまった。」
ちゃらい奴「我らとして、拠点候補地の一つだが~。」
チェルシー「あの成り行きでは、仕方がないことだった。」
ちゃらい奴「ぎりぎりまで、突っ張っていたに~最後に突き落としたのは君たち冒険者ではないか~。」
カロン「救われたのは、たった一握りの民だけー。」
ちゃらい奴「我らとしては、大変喜ばしい行いだ。神々も大変喜んでおる。」
カロン「いかにも~いかにも~。」
取り巻き達も頷いている。

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