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ゴーレム

70メートル×80メートルのすり鉢状のくぼみになっている。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
巨大なハンマーがぐるぐる回転して、かなり大きめの人間のようなものに直撃する。
がんがんとハンマーがたたきつけられるが、効果があったという感じがまったくしない。
人型のモノの口からげろげろと溶けた岩石のたぐいが吐き出されている。
レッシュ「消えろーハンマー。」
ハンマーがいきなり消えてしまう。
ジタバタしているガーゴイルの羽を痛めつけて、逃げられないようにしてしまう。
起き上がったガーゴイルの顔を見ると、片目の瞳は、くぼみになっており何もないことがわかる。
トーエン「見捨てた主人を守るのか?」
ガーゴイル「極悪人の冒険者なんだろー。関わった奴は、誰も帰ってこないという一切信用できないとかー。」
トーエン「いやいや~悪のエルフのゲルミアとか、ドロウの手下の方々とか~誰も死んでいない。彼らはここにいるしー。」
レッシュ「受付嬢もちゃんといるしー。みんないるー。」
チェルシー がんがん 弓を射かけている。
無口なるゴーレム ドスドスあたっている。
無口なるゴーレム 熔けた石を投げつけてくる
ガーゴイル いきなり巻き添えをくらって、のたうち回っている。
周囲から詠唱の声が聞こえてくる
レッシュ「危険だ~。」
紫水晶を担いだ無口なるゴーレム達のいるすり鉢の底がゆっくりと下へと沈み込んでいく。
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える。
紫水晶とゴーレムが音をたてずに下へと降りていく。 
周囲から詠唱の声は、まったくやまない。
トーエン「捕まってろ~。台地鳴動。」
と地面に拳骨で叩く。
轟音と共に台地が揺れる。
瓦礫の山が崩れていく。
詠唱は、止まる
トーエン「地面の上に立っている奴のようだ。」
冒険者達は、空飛ぶ魔法の絨毯に乗って上空に舞い上がる。
灰色のローブをまとった者が城壁の上にいることがわかる。
そのものの透けて見えるような感じがしないではない。
灰色のローブには、内側に漆黒の魔法かけてあるようで、見ることはできない。
顔の表情は見ることはできない。
レッシュ「生きては、いないようですね。周囲には眷属か何かが飛び交っているような感じですかね。」
チェルシー がんがん 弓を射かけている。
レッシュ「いけるいける。」
チェルシー がんがん 弓を射かけている。
灰色のローブ「時間は稼いだぞー。」
灰色のローブは、塵になってしまう。
冒険者がすり鉢の底はには何もいなくなっている。
死屍累々の斜面。生存者のうめき声かしている。
底の扉がぎりぎりと音をたててしまってしまう。

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