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チェルシー 慰めつつ、ここまでの道のりを確認する。
受付嬢「馬車に揺られて、ここまできました。」
チェルシー「長旅だねー。」
受付嬢「いえいえ、そんなに時間はかかりませんでした。」
チェルシー「ってことはー魔法ですね。さらには、この町は架空の町です。」
受付嬢「ちゃんとーあるじゃ~ないですかー。」
トーエン「実際、見たでしょう。オーク鬼がたくさんいたり~。」
宿屋の個室で一人周囲を警戒しているレッシュ。
尋問は、魔法の盾の中の秘密の小部屋の中で行っている。
目の前の広場では、車輪のついた櫓の組み立てが始まっているのが見える。
丸太を紐でしばりつけて、板を渡したような簡単な構造である。
がらがらと音をたてて、宿屋に向かってくるのが見える。
危険な感じがする。
レッシュ 荷物をまとめて、盾を持って、宿屋の通路をひたひたと進もうとする。
レッシュの行く手を遮る屈強な冒険者たち。
難癖をつけてくる。
レッシュ「ちょっと買い物にいくのですが~。」
屈強な冒険者「そんなことを言わなぁいで俺ぇたちぃとぅ王宮にいこうぜぇー。」
屈強な冒険者の中身は、オーガ鬼のようです。
レッシュ「なんだってぇー。」
仲間に後ろから声をかけられた自作自演をする。
と部屋に戻って、いきなり扉をしめようとする。
屈強な冒険者は足踏み出し、扉に挟まり、のぶとい悲鳴をあげる。
レッシュ その足を蹴りだし、扉をしめる。
窓まで駆け寄る。
この部屋は三階なので、かなり高い。
がらがらと音をたてて、櫓が迫ってくるのが見える。
へらへらしたゴロツキも櫓に乗っている。
レッシュ おもむろに背嚢から、薬瓶を取り出し、ごくりと飲み干す。
いきなり、姿は消えてしまう。
部屋にあるのは、持ち出そうとしていた魔法の盾ぐらい。
魔法の盾はくるくると回転して、窓から飛び出していく。
茫然と見ている冒険者やゴロツキたち
レッシュは、魔法の盾は持って、風の精霊の姿になり空へと駆け上がっていく。
城壁の中の人気のない場所に降り立つ。
盾がくるくると回転しながら降りてくるぐらいに、しか見えない。
チェルシー「娘さんは、ここにいる限り安全です。」
受付嬢「この区画、換気が悪いうえにくさいんですけどー。」
チェルシー「そうですねー。」
縛られた捕虜。汚れた衣類に食器。コンビニ袋にゴミが散乱しています。
楯の中の秘密の小部屋の中から、チェルシーとトーエンが出てきます。
風の精霊の姿になり空へと駆け上がっていく。
王宮の様子を見に出かけていく。

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