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偽りの町

幕間
「冒険者は、偽の町と気がつきましたぞ。」
「問題ない。」
「短絡的に虐殺をはじめてくれればー、それは悪評がとどろくだけのこと。」
「町を一つ滅ぼした極悪人という評判が広がることは、いいことだ。」
「嘘ではないんだしー。」
「町がほんとうか嘘かなんてどうでもいいことだしー。」
「我等にとって、いま必要なのは、時間がいるということだ。」
「心臓は回収した。」
「氷の状況は?」
「かなり融けておりますがーまだ時間がかかります。」
トーエン「そうだー宿屋にいこう。」
やっと見付けた宿屋に転がりこむ。
チェルシー「人間四人泊まれるかな。」
宿屋の主人むさい顔「なんだねー。その言い方は?」
チェルシー「四人泊まれるかな。大丈夫?」
宿屋の主人「大丈夫だがー。」
安い宿で立て付けは、いまいちな感じである。
レッシュ「一泊いくらかね。」
宿屋の主人「四人で金貨4枚だな。」
さっさっと支払いをすませる。
部屋を案内されるもちゃんとしたベットである。
ツインの部屋が二つというところである。
すきま風は、ひどい。
トーエン 主人をいきなり、楯の中の秘密の小部屋に背後からおしこむ。
宿屋の主人 いきなり失踪。
トーエン「騒がれると面倒なのでー。」
楯の中の秘密の小部屋には、拉致された人達がかなりの人数押し込まれている。
食事はでるものの、衛生状態はあんまりよくない。異臭して、ゴミもかなり溜まってきている。
水は、魔法で生成するけどー部屋の外へ垂れ流している。
チェルシー「いい加減になんとかしないとー。」
トーエン「次の町についたらー全員開放するからー。」
喜ぶ捕虜達。
宿屋の主人「なんじゃ~こりゃ~。」
チェルシー「ちゃんとした町に行かせてください。」
トーエン「それよりも草原のど真ん中に放置のほうがいいかー。」
捕虜達からブーイングである。
トーエン「町につくまでー大人しく待ちなさい。」
捕虜達「三食昼寝付きだしー。悪臭はひどいけどー。」
ごろごろしている。
捕虜「どんどん腹ででてるしー。」
捕虜「太らして、悪魔に贄として提供しようと思っているんじゃ~ないかー。」
トーエン「宿屋の主人さん。貴方がたは、なんで~こんなことをしているのか?」
チェルシー 台本をだして、宿屋の主人につきつけ、ぐりぐりする。
トーエン「誰を騙したいのか?」
宿屋の主人「いきなり連れてこれて~そんなことを言われても私は、知らない。」
チェルシー「誰に?」
宿屋の主人「いきなり、連れてこられても自分がいつたところとまったく同じなので~そんなことを言われてもよくわからない。」
トーエン「トロンヘムから誘拐されてきたとー。」
宿屋の主人「しかしー俺の店と違うところがない。」
*と思いこまされているのかもしれない。
トーエン「ここで働けーと言われて、手当てをもらっているのか?」
宿屋の主人「いや~ここで商売をしているのだー。」

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