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博打

マリリス「いやいやパーティに行かないといけないのだ。」
トーエン「パーティ?」
マリリス「巨人がご馳走してくれるというので~そっちに行かないといけないのだ。」
トーエン「行ってもいいかな。」
マリリス「人間はあかんやろー。」
トーエン「人間といっても~すでにかなりギリギリだしー。」
マリリス「いやいやまだ、真っ黒になっていない。そこに善人がいること事態おかしいと思うね。」
トーエン「そもそも鎖に縛られし神は、混沌ではあるが、邪悪である必要はないのではないか?」
マリリス「それは、貴行の屁理屈であって、周囲にいる仲間を指摘しているだけだー。貴行が仲間になるのはー一向に構わんがー。精神構造や行動理念を多少はこねくり回す必要があるがね。一番の問題は、その善なる奴がいることかな。我らとは相容れぬ。危険な道具もちらほら見えるようだし。やはり~それは一番よろしくない。槍とかハンマーとか~。」
レッシュ「それはみなかったことにしてくれー。」
トーエン「貴方の本体はどこに?」
マリリス「教えてあげないよ。」
トーエン「倒しに行くのはないへんだな。」
マリリス「風がつよくてー寒いのだがー。早くいかないとー。」
レッシュ「寒がりなのか」
マリリス「高度千メートルで11月末だぞ。考えてくれよ。それとも感じることすら~できんのか?」
レッシュ「なかなか涼しい風ですなー。」
マリリス「追い風 風力10メートルだぞ。」
チェルシー「風は凪になりましたよ。」
マリリス「不愉快だな。」
レッシュ「雲が広がってきましたな。次にくるのはー雨ですかね。」
マリリス「不愉快だな。」
そんなことなんぞはお構いなしで先を急ぐ赤竜たちは、高度を落としつつ西へと急ぐ。
トーエン 容器は、木と金属で補強されていく巨大な樽であることをまじまじと見ている。
トーエン「貴行は、バロールの部下?」
マリリス「部下になった覚えはないのだがー。」
バロールは、面白くない顔をしている。
背むし男は、うろうろしている。手をすりすりしている。
レッシュは、ぶつぶつ呪文を唱えて、まじまじと見る。
かなり強いとか、魔法効きませんとかざっくりわかる。
トーエン「バロールさんよー。ひとつ俺と賭けをしないか?」

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