« 同人誌即売会での反省について | トップページ | 約束 »

黄昏

レッシュ「閉めて閉めてー。」
トーエン「けっ覚えてやがれ~。」
必死に扉を閉めるチェルシー。
トーエン「撤収。撤収。」
しくじった悪党のように逃げ出す冒険者達。
扉の奥からは人間の言葉ではない言葉がぶつぶつと呟いていることがわかります。
レッシュ「作戦は失敗だったようです。」
トーエン「聖水に頼りきったことが敗因だったな。バンパイアのようには、いかないってことかー。」
レッシュ「作戦2はどうしますー。」
トーエン「結界の呪文で殴り続ける。」
レッシュ「え?」
チェルシー「我等が悪魔がいるという部屋には何があるの?」
トーエン「そういうことではなくてー。あそこに悪魔がいるが、直前の扉はあの部屋につながっていないのではないか?」
チェルシー「中に、はいらなきゃ~いい。」
悪魔がいるはずの部屋の扉の前までくる冒険者。
レッシュ「この扉は、本来のところにはまったくつながっていない。まったく違うところになっている。」
チェルシー「あけるよー。」
勢いよく開けると、暗く光のまったくない。
外光によって薄暗く中を知ることができる。
ぬらぬら輝いているが、肉壁は脈打ち、何がしかの粘液が壁面からたれている。
レッシュ「どこぞの生物の腹の中だねー。そのまま奥にすすむと溶かされてしまうねー。」
慌てて、扉を閉めるチェルシー。
隣の悪魔がいないはずの部屋の扉をあけるチェルシー
ガレキの山によしかかる怒りの形相の悪魔がこちらを見ている。
レッシュ「しかしーそれは幻影だ。本物がいるわけではないー。」
トーエン「やはり~幻影かー。」
レッシュ「この部屋は、実は何もない。幻影だけの区画だ。」
扉を閉めるチェルシー。
再び作戦会議である。
石像が林立する回廊を確認して回る冒険者。
石像のふりをしている何かなんてものはないことを確認することに留まる。
中央縦穴の巨大容器をまじまじと見るレッシュ
トライオキシン245の容器の中に微かだが、紫の水晶の気配を感じる。
レッシュ(;^_^A
トーエン「なんだってー。」
チェルシー「最上階のフロアで塔が三基あるけど、一つ行ってない四角い塔がある。」
トーエン「そこへいこう。」
わたわたと駆け上がっていく。
ヴィーリ「え~また戻るの?階段ばっかりは、いやだーなー。」
ハンナル「階段は、医者に止められているのだー。」
登って降りて、脱落しているドワーフ族は墓所へと向かう。
四角い塔の内部は、さび付き大きな歯車がいろいろと組み合わさっている。
中には大きな滑車や回転する台座部分、ワイヤーが幾重にも巻かれた機器
レッシュ「折り畳まれたクレーンみたいな装置だねーこりゃ~。」
トーエン「それも動きそうにないねー。」
かなり日も傾いてきた。
レッシュ 碑文が刻まれている石柱がを見付ける
まじまじと見ようとすると傍らに今まで亡霊のように振る舞っていた小さなドワーフのオジさんがひと息ついているのが見える。
そのオジさんの影は人形ではなく、大きな龍の形をしている。
逃げ出そうとする小さなおじさん。
レッシュ「逃げないでー。」

|

« 同人誌即売会での反省について | トップページ | 約束 »

episode-3」カテゴリの記事