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約束

小さなおじさんは、消えてしまう。
探し回るレッシュ
異世界をも見渡す眼力で、アストラル界を下へと降りていく龍を見付ける。
それを聞きつけて、魔法の指輪を使ってアストラル界へと入っていくトーエン。
トーエン「おーいまってくれ~。」
と必死に追い掛けて,アストラル界を降りていく。
トーエン「待て待て~ドラゴン。」
白銀龍「なんだ~人間。」
トーエン「この墓所を元に戻したいと考えている者です。」
白銀龍「ならば~悪魔を排除することだな。」
トーエン「むちゃくちゃ強いので~無理っぽいです。」
白銀龍「余は、そこまで手を出す義理はない。約定に拘束されない。」
トーエン「約定とは、ドワーフ族の英雄との約束ですか?」
白銀龍「英雄との墓を守るという約束だよ。」
トーエン「墓を守る為にはどうしたらよいのでしょうか?」
白銀龍「まずは~悪魔を排除することだな。」
トーエン「ドワーフ族が14人やってきたのですが~ハンマーがないと騒いでいるんですよー。」
白銀龍「そんな下賤な物欲だけの輩がいるからー高貴なる者は、怒ってしまってハンマーを隠してしまったとなぜわからぬ。」
トーエン「なんで~怒ってしまったのですか?」
白銀龍「それはー古い話なのだがー。宝物を取り合い、仲間での殺し合いに発展して収拾がつかなくなって高貴なる者は、怒ってしまったのだ。彼は不条理な戦いを好まなかったのだ。しかし、彼をよく思わない一族もいたのは事実だ。だから~彼は去ったのだ。」
トーエン「彼は、ハンマーをこの世にだすべきではないと考えていると。」
白銀龍「いかにも、その通り。」
トーエン「ハンマーがあれば、悪魔を倒すことができるのでは?その為に是非ともお貸しいただきたい。用がすめば、必ずお返ししますのでー。」
白銀龍「あのハンマーは、ドワーフ族の物だ。他の種族はふるうことはできぬ。」
トーエン「屈強な奴がいますからー。」
白銀龍「効果はあるかもしぬ。その結果は補償することはできない。仲違いを辞めて、謝罪をするならば、ハンマーは現れるであろう。」
トーエン「どこのドワーフが仲違いをしているのですか?」
白銀龍「今のことなどはしらぬ。墓守の民は、英雄につき従った一団であるし、山の下に引きこもった民もいる。山の上に住んだ一団もいれば、離山に籠もった一団もいる。それは確執の結果だ。」
トーエン「それを世に出してしまっては、まずいですよね。」
白銀龍「和睦と謝罪があるならば~ハンマーは現身するであろう。」
トーエン「承知。お元気で~。」
離れていく白銀龍。
戻ってきて、事情を説明する。
レッシュ「もっと助けもらえばーいいのにー。」
トーエン「そこまで拘束されないと言っているしー。」

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