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魔法

トーエン「そこに帰るということは、そこに住んでいるのですか?」
スペード「われ等は、そこに住んでいたのだ。下界ではわれらの教団の勢力が弱体化しているとか。」
スタンレー「幹部が無きものにされたとか。信者の虐殺が行われているとか。計画が頓挫したとか~。
われ等がわざわざ出てきたということなのだ。」
トーエン「その幹部とあなた達では、どちらが偉いのですかな。」
スペード「比較するものではない。」
トーエン「ってことは~まだ上がいるということですね。」
スタンレー「なんで~話をしてないといけないんだ。」
レッシュ「そりゃ~そうですねー。」
トーエン「何を言っている。四大精霊のチャンピオンになろうという人間にそういうことを言うのか?」
スタンレー「そのチャンピオンが仕事がしないから~われ等が仕事をしているのではないか。」
スペード「扉を開けなかったから、計画は頓挫しているのだ。」
トーエン「ちゃんと扉を開けましたよ。」
スペード「いやいや~まったく開いていない。」
トーエン「ブラックシスの扉でしょ。開けましたよ。」
スペード「忘却の宝珠が行方知れずになってしまったのだ。」
トーエン「破壊されてしまったのではないのですか?」
スペード「それは、破壊されてはいない。」
トーエン「失われたから、金と銀の宝珠を製作したのではないかの?」
スタンレー「いやいや金と銀の宝珠は、予備として製作されただけで破壊されたから製作されたわけではない。ましてや未だ破壊されてはおらぬ。」
トーエン「それはなぜに。」
スタンレー「すべてが破壊されたことを理由に製作しようとしたのだが~。神託でわれ等の所有にはなっていないだけで失われたわけでも破壊されたわけでもない。ということ詔があったのだ。」
トーエン「製作するのではなく、とっとと探せと。」
スペード「そういうことだ。」
トーエン「金と銀と忘却の各々の宝珠って似たようなものなんでしょう。」
スペード「いやいや。忘却の宝珠が群を抜いている。」
トーエン「金と銀の宝珠は、レプリカということですか?」
スタンレー「所詮は、偽物ということだな。」
トーエン「貴方達の上官はどこに?」
スタンレー「教える必要はない。」
スペード「何も目的地に近づいている感じがしないなー。どうなっておる。」
召使「そんなことを言われても~~。とほほほほ。」
部屋の奥からは、背の中の曲がった男がほてほてと出てきます。
トーエン「この兵器は、非人道的すぎますね。」
スタンレー「何を言う。われらは数千年にわたり虐げられし民だ。我等への迫害は言葉にすることはできない。」
スペード「一切の記録がないほどに虐待、抹殺、すべてを無かったことにされたことなんぞは理解することはできまい。」
トーエン「みんなそう言うんですよー。見たらわかりますよー。その虐げられる理由。
一目でわかりますよ。人の魂集めてうんうん言っていたら~そりゃ~抹殺しにきますよ。」
スタンレー「虐殺され、財産はすべて没収。」
レッシュ「いや~先に虐殺したんじゃ~あ~りませんか?」
スタンレー「お前らのほうが先に手を出したのではないか~。」
チェルシー「憎しみは、何も生み出さない~。」(かなり絶叫)
スペード「われ等の神のために祈るべきだ~。」
トーエン「祈ると何も進みませんよ。」
二人はぶつぶつと呪文を唱える。
レッシュ ぶつぶつと呪文を唱える。
何も変化がおきない。

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