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燃料が足りない

レッシュ「白銀龍はここを守れているわけじゃ~ないでしょ。」
トーエン「悪魔は棺桶をあばいているわけじゃない。うまく使っているだけ。」
レッシュ「そうか~。」
チェルシー「居候しているだけだー。」
碑文が刻まれている石のある場所から、階下の石室まですたすたと下っていく冒険者達
ドワーフ族の作業している方々へ話をはじめるトーエン。
トーエン「英雄は怒っています。ドワーフ族同士で仲違いし、部族間の戦いを辞めないことを~。心から謝罪をしてください。
さすれば、力は現れるそうです。」
スヴィーオル「だから~必死に清掃をしているわけではないかー。」
トーエン「だから~英雄への心からの謝罪が必要だと言っているんです。部族の名誉をかけて、心から謝罪をしてみて
ください。」
レッシュ「ハンマーが欲しいなんて下賤な物欲だけだとー見透かされますよ。」
小さなおっさんが突如現れます。
驚き、へたり込むドワーフ族の兵士達。
ナーリ「英雄様じゃ~。」
ヘプティ「皆で協力して、ここまで綺麗にしました。」
天井をつきぬけて、金色に輝く大きなハンマーがゆっくりとおりてくる。
驚愕のドワーフ達。
ゆっくりと床に置かれるハンマー。輝きは少しづつ、光を失う。
チェルシー「皆さん戦ってくれますよね。」
フラール「我等14名は、そのつもりだ~。」
トーエン「一番強い奴は、わかるでしょう。」
スヴィーオル「俺か~。」
トーエン「さらに墓守をしていた年老いた白銀龍が言うには、早く悪魔を追い出してほしいと言っておりました。」
ハンナル「やらねばなーなるまい。」
トーエン「悪魔はいるのはー最初に出会った小屋のところなんですが~いきますか?そういや~どれだけー綺麗なったのかねー。どう?」
エリー「とりあえず、墓所のある場所は、ちゃんと綺麗になりました~。」
チェルシー「それ以外が問題ですかね。」
トーエン「夢見る石とか、トライオキシン245の容器の存在があるなー。」
レッシュ「後は悪魔かー。」
どうするかを議論していると
ゴーーーーーっと床の振動
地響きと轟音が部屋の入り口ほうから伝わってきます。
慌てて、走りだして、様子を伺う冒険者達。
中央部の縦穴に納まっていたトライオキシン245の巨大容器がゆっくりと下へと動いているようです。
チェルシー「ノームが誤って操作しちゃったとか~。」
ゴーーーー
言っている合間に巨大容器の姿は見えなくなってしまいます。
チェルシー「ノームはどこにいった?」
トーエン「あーあー。」
風切り音以外がいろいろとするので、縦穴から下を覗き込む。
小さく若い赤龍が何匹も飛んで行くのが見えます。
冒険者達は慌てて、屋外に出て、砦の周囲を見渡す。
6匹程度の小さな赤龍がトライオキシン245の巨大容器に連なる鎖を掴んで西方へ持ち去ろうとしている光景を見ることができます。
チェルシー「打ち落としますか?」
レッシュ「それは~やめてー。」
トーエン「ノームの母艦に連絡をー。」
エリー「だれが~。」
ごたごた揉めているとゆっくり近くまで寄ってくる空中航空母艦「フィセタ号」
船長「帰還する旨を冒険者達に発光信号で伝えておけ。」
通信士「作戦終了、我これより帰還する。これでいいすね。挨拶で帽子でも振りますかー。」
船長「そうだーそれぐらい礼儀だしー。」
通信士「帽ふれ~。」
スカイノーム族の有志 ドック、グランピー、スニージー、スリーピー、バッシュフル
の5人が空中航空母艦の甲板で帽子をふって挨拶をしている。
通信士「冒険者がなにか喚いているようです。」
機関士「燃料がかなり厳しいっす。もう少し先のことを考えてほしいですー。」
通信士「赤龍の迎撃要請って無茶~です。艦載機を全部だせと言っているようです。」
船長「そんなのー無茶だ。無視しろー。」
トーエン「戦って打ち落としくれ~。」
ドック「火炎吐かれたらーどうするんだよー。落ちたら死んじゃう。」
トーエン「羽をぶち抜けばーいいじゃん。」
トライオキシン245の説明を大声ではじめるトーエン
バッシュフルは「?」と書かれた大きなボードを出してくる。
チェルシー「わかんねーかー。」
ぎりぎりまで近寄ってくる空中航空母艦
グランピー「なんだってー。」
レッシュ「あれ追い掛けられないかなー。」
グランピー「追い掛けろってさー。」
トーエン「勝手にいくなよー。俺達を乗せていけーよー。」
と大声で言う。
レッシュ「放置して行っていいのか。」
チェルシー「そのうち戻ってくるから~ドワーフさんがんばって~」
ぎりぎりまで近寄ってくる空中航空母艦
グランピー「なんだってー。」
近づいてきたところで飛び移る冒険者達。
ドック「なんか~くれるの?」
トーエン「そうだなー。世界の平和を。」
スニージー「うれしくねー。」
スリーピー「平和じゃ~お腹はふくれない。」
レッシュ「何をおっしゃいますらや~それほどいいことはないと思いますよ。」
トーエン「大地のほとんどが動く死者で埋めつくされたらーいやでしょう。」
ドック「いやいや~動かすのだってー燃料に水とかいろいろかかるんだよー。お金もいるしー。」
スリーピー「水だってドラム缶単位でいるんだぜー。」
レッシュ「そんなのーなんぼでも作ります。」
スリーピー「燃料だってーいるよー。」
トーエン「何を使ってるのー。」
スリーピー「「燃料は薪とか石炭とか。」
トーエン「なんとかできないことはないが。」
スリーピー「じゃ~しょうがないなー。」

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