« 印刷物の続編 | トップページ | 本日の金コミ 解説ほか »

伝承

トーエン「ドワーフ族の英雄が言ったのですよー。」
スヴォーオル「ほんまかいなー。」
トーエン「ならばー。その英雄が現れた場所までいきますかー。」
全員を引き連れて、ドワーフ族の墓所へと向かうことにする。
フラール「階段ばっかりじゃん。」
ドタドタと階段をあがって降りて、通路を進む。
フラール「節々がいたいー。膝にくるわい。」
トーエン「エリーおつかれ~。」
ひたすら雑巾で拭き掃除をしている。
トーエン「ここが、なんでも~ドワーフ族の英雄の墓所らしいのですがー、ほんとーですか?」
スヴォーオル「たしかにー失われたと伝えられる伝説の英雄の墓所であろう。」
トーエン「探していた古代遺産であることは、間違いないとー。」
ナーリ「しかし、英雄が持っていたと伝えられるハンマーがない。」
トーエン「ここにあるはずなのですか?」
ヘプティ「この場所のどこかにあるはずなのですよ。」
レッシュ「ではー探さないトー。」
トーエン「英雄ってたまにしか現れないので~ちょっとー聞いてみてくださいよ。」
フラール「それはー汚いからではないのか?」
ヘプティ「汚れているとか~。」
スヴォーオル「邪悪な感じがする。」
ヴィーリ「不浄なる気配がするする。」
チェルシー「ハンマーなんかー見てない。」
レッシュ「どんなものなのか?」
スヴォーオル「両手で扱う大きな槌だ。」
チェルシー「壁画に刻んでないかな?」
ヘプティ「大事なものだから~ちゃんと浮き彫りのタイルが埋め込まれている。」
レッシュ「なんだってー。呪文でなんとか~なんないかなー。どうだったかなー。」
フラール「現物を見たことがないのにー魔法なんかー使えない。抽象的なモノでは、色が分からなければ意味はないー。」
ヘプティ「バカは放置して、我等だけでも~洗浄作業を続けよう。」
エリーと同じように拭き掃除をはじめるドワーフ族が14人。
チェルシー「これは、効率がいいかもしれません。」
フラール「なんじゃ~そりゃー。」
トーエン「英雄でてこいー。」
自分達の背後の通路から、
カルシアス 「お困りのようですなー。」
ヴェラン  「うひょうひょ~。」
と顔面腕も足も包帯ぐるぐる巻きでお面をつけた魔法使いが二人現れる。
トーエン「どうして~そんなにぼろぼろなの?」
カルシアス 「前からだってーそうでしょ。」
ヴェラン「定命のものを驚かさぬように苦労しているってことです。」
トーエン「邪悪なのはー困るンですけどー。そうそう、ドワーフ族のハンマーはどこに?」
カルシアス 「それはー自分で探さないとーいけないものだ。」
トーエン「なんでー。なんでー。お困りですか?って聞くからー言ったのにー。」
ヴェラン「それは~自分で探さないとー。」
トーエン「うっそ~~~ん。」
カルシアス 「それは~この付近一帯を自分で探さないトー。それが試練というものだー。」
ヴェラン「悪魔がいろいろと小細工をしているようだからー注意くれたまえー。」
トーエン「倒していってくださいよ。」
カルシアス 「それは貴公らの仕事だろう。」
ヴェラン「我等の存在を危うくするモノに手を出すことはできない。」
トーエン「じゃ~いっしょにいきましょう。」
絶句する二人。
カルシアス 「我等の仲間になるのであればー喜んで手を貸そう。」
ヴェラン「とりあえず口だけならーいくらでも応援をしよう。」
トーエン「仲間になるのであればー何をしないといけないのかな?」
カルシアス 「まずは、永遠の命を手に入れてもらってだねー。」
ヴェラン「悠久の時間を手に入れてもらう。死なない分、それはひたすら働くってことだね。」
カルシアス 「呪印をつけて、聖職者がよってくるだけで、塵にならないようになってもらってだねー。」
ヴェラン「見た目は悪いがひたすら、死なない体。飲食をしなくとも動ける体は何かと便利だよ。効率がいいと思うがー。直射日光の下ではしんどいがね。」
トーエン「見た目がわるいのはーちょっとー。」
カルシアス 「そんな贅沢はいわない。」
ヴェラン「見た目なんぞは、魔法でどうとでも変えればよかろう。」
ぐずぐずしているトーエンに呆れる魔法使い。
カルシアス 「扉にいろいろと小細工をしている。扉を開けるまったく違う場所なんてのがあるからー気をつけてくれ。」
ヴェラン「残念だなー。」
カルシアス 「健闘を期待する。」
高笑いをしつつ、その二人は、去っていくのであった。
チェルシー「魔法のかかっている扉を探せばいいってことー。」
ナーリ「この場所で、どこもかしこも魔法が使われているのでー魔法検知の呪文の効果は意味がない。」
トーエン「ドワーフ族の伝説の槌を手に入れて、この場所をすべて浄化し、悪魔としては居心地が悪くなって勝手に出て行ってもらうのが一番いいのではないか?」
フラール「問題先送りってことすねー。」
チェルシー「探索ですねー。」
ハンナル「わくわく。」
トーエン「洗剤とか、水とか足りてる?」
エリー「雑巾がすぐにぼろぼろになってしまうのですよ。」

|

« 印刷物の続編 | トップページ | 本日の金コミ 解説ほか »

episode-3」カテゴリの記事