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家政婦

トーエン「だから~どんな奴だ。」
運行主任「鋼鉄の鞭と稲妻の剣を持つ奴だがー。これ以上はいえない。」
エリー「そんな奴ほんとーにいるんですかー。」
トーエン「あんな災悪をどこに連れて行こうとしている。」
運行主任「バインダンゲルまでは請われて来たまでのこと。撤退するというのでお連れしてほしいという話があって~。」
レッシュ「それはどこへ?」
運行主任「高貴なる巨人の国へ。」
レッシュ「それってどこにあるの?」
運行主任「地の底へ向かうルートは、さる冒険者に破壊されたのでー。違うところへ向かっているのだ。雲の巨人の城へ向かうところなのだ。城は、ジャックとかいう冒険者に略奪された後、今は再建中なんだがねー。おっとこれは喋りすぎだったな。」
トーエン「こんな悪魔を巨人の国につれていって、一体全体どうするつもりなんだ。滅ぶぞ。」
運行主任「ちょっと扉を開けれてもらえば、わが主は、喜んでくれるであろう。」
レッシュ「何を企んでいるのだ?」
運行主任「なーに、ちょっと宝珠をひとつ作ってもらう。それだけだよ。三つすべてが失われたのでーとりあえず探すよりも作ったほうが手っとり早いかなという話が出ていたのでね。」
トーエン「ブラックシストへいく方法は永遠に失われたはずだがー。」
運行主任「それは~長命の種族たる雲の上に住むという神々をヘッドロックしたことがある巨人であれば、何か方法を知っているんではないかとね。一つの方法ではだめでも、裏口を勝手に作る術はあるんじゃ~ないかと考えているわけだ。」
運行主任「あらかたのものは失われてしまった。夢見る石もことごとく失われてしまった。」
トーエン「いやいや~この墓の下にぶら下がっているでしょう。」
運行主任「ちゃんと格納して、落とさないとに仕舞いました。」
トーエン「へーそうなんだー。あの石は、後いくつ残っているの?」
運行主任「さーねー。」
トーエン「知らないのか?教えたくないのか?」
運行主任「ここには一つはあるが、他は知らない。」
トーエン「消滅教団ってほとんど亡んだじゃ~ないの?ナンバー1、ナンバー2も戻ってこなかっただろう。」
運行主任「ナンバー3もナンバー4も冒険者に抹殺されたという話だしー。」
トーエン「じゃ~今だれがー仕切っているの?」
運行主任「さー。」
トーエン「貴方の上司はだれ?」
運行主任「それより~貴公ら一体何?情け容赦ない略奪者か。」
レッシュ「それは秘密。」
運行主任「なんで~そこまで知っているのか?」
レッシュ「関係者だからー。」
運行主任「関係者だったらーこの縄ほどいてよー。ふつー襲ってこないだろう。」
トーエン「消滅教団の関係者とは思っていなかったのでね。こんな話は聞いていなかった。」
信用することなく、うさん臭い目で見ている捕縛され放置されている運行主任。
話に熱中している冒険者。
食器を落とす音が背後でする。
どんがらがっしゃ~ん。
チェルシー「家政婦が見ていたようです。」
ジャジャジャーーン

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