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場所

レッシュ「そうだっけかー。」
トーエン「消滅教団の大幹部が天寿を全うするような時、死後の復活を願って、夢見る石と同化することが、あの教団の秘密だったんじゃ~なかったかなとー。」
上の空の魔法使い。
トーエン「そんな歴代最強の邪悪な司祭が百人単位で復活されてしまって~こっちが迷惑ってもんです。」
レッシュ「でどうする?]
トーエン「大神殿跡地は、この数ヶ月で荒れ放題になっている理由って何?」
魔法使い「そんなことを聞かれても、こっちはわからんよ。」
トーエン「君はどんくらい前からここにいるの?」
魔法使い「二ヶ月前ぐらいかな。」
トーエン「その時は、今と比べてどうだったのかな。」
魔法使い「草が急に生い茂ってきてー。廃屋はかなりあったよ。それを綺麗にして,そこに住んでいたわけだから~。」
レッシュ「町の廃墟で廃屋が多々あったということですね。」
魔法使い「そういうこと。あっという間に蔦が生い茂って、広場をのぞいてすべてを隠してしまったのだよ。もういいかな。ここにいても食事くれないしー。」
レッシュ「もう帰りたいと?」
魔法使い「いや~ここから出たいだけなのだがー。」
ともがいている。縄でぐるぐる巻きの芋虫状態。
トーエン「いや~まだ話がある。火炎の中の魔人は、誰が召還したの?」
魔法使い「そこまで~知らない。警備の担当者からは、立入禁止と厳命されていたしねー。」
レッシュ「その警備の係って?」
魔法使い「規制線がひいてあって、近くによると突然現れますよ。完全装備の甲冑の戦士が~。」
トーエン「中身はちゃんと人なんですかねー。」
魔法使い「そんなのー知らない。知りたくもない。」
トーエン「たぶん。違うよね。しかしーこの場所にこだわる理由ってなんだ?神聖なる土地のはずなのにー。大司教を利用したのか?」
レッシュ「以前の事件で神聖な土地ではなくなっているはずなのにー。」
ごろごろと転がっていく魔法使い。
トーエン「ここにいたくない理由は?」
返事はありません。
ごろごろと転がっていく魔法使い。
レッシュ「有益な情報は、手に入ることはなかった。」
魔法使い「遠くへいきたいなー。」
逃げ切る魔法使い。
チェルシー「そう奥には、まだ石のオベリスクが一つたっているしー。」
トーエン  「一端休憩して明日に備えるということでー。そうそう、魔法使いよ。呪文の書を預かっていることは、かまわんのだよね。」
魔法使い  「なんてー身軽な自分に驚いたー。そうだったがー。だが~逃げる。」
ごろごろと転がっていく魔法使い。
トーエン  「なんで~そこまでして逃げたい。さてはー何かを知っているなー。」
魔法使い  「それなりにー。」
ごろごろと転がっていく魔法使い。
トーエン  「なんで~そこまでして逃げたい?」
魔法使い  「とんでもない奴がお前らふくめてー邪悪な奴がたくさんいるからだー。」
トーエン  「よく言われる!」
ごろごろと転がっていく魔法使い。
魔法使い  「禍々しいオーラがデマくりの奴がよくいう。」
トーエン  「それは装飾品の都合ですってー。」
魔法使い  「呪われてる~。呪われている奴は、自分で吐露することはまずないしなー。」
レッシュ  「このまま帰ることはないねー。」
チェルシー「とりあえずー休んでから、その甲冑に会いにいきましょう。」
トーエン  「『歩く火薬庫』の二つ名をほしいままにしている自分としては、行かねばなるまい。」
エリー    「なんだ~それ~。はじめて聞いたな。」
トーエン  「火炎の魔神ってぼこぼこにしてやっつけると剣になってくれー助けてくれるらしいぞ。」
エリー    「20年前にどこかの伝承であったと聞いたような話は聞いたけどー。それって違うんじゃ~ねー。」
チェルシー「炎の槍に宿らせるってのがいいよー。」
トーエン  「それは~やはり~不死鳥のほうがいいなー。それは見たことないからなー。」
レッシュ  「行くしかないのか?」
幕間
「あ~~死ぬかと思ったー。」
「邪悪に邪悪をぶつけるとはー善の神のやりそうなこったー。」
「やつら~は卑怯なりー。」
「大枚をはたいて製造した石がふたつとも消失。」
「人的損失もかなり大きい。」
「ある意味致命的なだな。」
「製法もことごとく失われてしまった。」
「伝承も失われてしまった。」
「報酬もない。手当ても出ない。」
「我は、もうこの作業から手を引く。」
「教団は弱体化の一途だな。」
「人が手を出すには、弱体化し過ぎたな。」
「かといって、雑兵の眷属だけでは、何も進みはすまいて~。」
「巨人やタイタン族の幹部に動いてもらわねば先にはすすまぬ。」
「山の巨人の城砦は破壊されたぞ。」
「巨人達のすむ谷は完膚亡きまでに叩き壊されましたぞ。」
「雷鳴の戦槌の集中攻撃であったな。」
「地滑りやら~近隣含めて大崩壊だったな。」
「隠し洞窟やら大落盤。」
「ひどかった~。もう大虐殺というべきものだった。」
「我等は、忘れはおらぬ。」

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