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魔法瓶

トーエン「どんな器だったのかな。さては~お前も魔法瓶の呪文を使っているなー。」
魔法使い「なんのことやら~。」
レッシュ「魔法瓶の呪文を常用しているなら~殺してみればわかるってー。」
絶句する魔法使い。
魔法使い「殺したら死んでしまうではないかー。」
トーエン「いやいや。魔法瓶の呪文を常用しているのであれば、殺したら霊魂が本来帰るべきところに戻っていくはず。だから~殺してみればわかるではないか~。」
レッシュ「だから~水瓶に沈めてみればわかるってー。沈めば魔法を使っていない。浮いてきたら~魔法を使っているってー。」
エリー「魔女狩りですか~。」
トーエン「違う。やり方が違う足を縛って~水瓶に沈めるのだ。神の加護があるまともな人間ならば生きている。そう神が生かしてくれるのだ。神の加護がない邪悪な奴は、神は生かしておくはずがない。」
魔法使い「おかしいのはお前らのほうだ。」
レッシュ「じゃ~とりえず実験をしてみよう。」
トーエン「神聖なる炎として、同じこと。神の加護があるまともな人間ならば生きている。焼けることはない。神の加護がない邪悪な奴は、神は生かしておくはずがない。そう焼け死ぬことになる。」
魔法使い「おかしいのはお前らのほうだ。」
チェルシー「嘘を見破る方法はないのですか?」
トーエン「簡単だ。まずは一旦殺して、すぐに死霊尋問の呪文で問い詰めれば、嘘をつくことはできない。」
魔法使い「そっちのほうか猟奇的だ。絶対におかしいの。命をもてあそんでいる。極悪人だ。」
トーエン「我らは、善の頂点である聖戦士を知っています。彼らをお手本にするならば、我らは十分に善であると言えます。そして、我らはまだ優しいほうです。なぜならば、聖戦士であれば、この時点でもうすでに貴方の命は、絶えているはずですから~。」
魔法使い「おかしい。絶対におかしい~。納得できない。」
トーエン「聖戦士であれば、正々堂々と名乗りを上げて、この時点で巨大な剣を振り落としていることでしょう。しかし、我らは違うのです。まだ、対話をしているではありませんか?」
魔法使い「うーむ。確かに。」
トーエン「ですから~我らは、公正明大な中立の立場にいるわけです。間違えてはいないですよね。」
頭を抱える魔法使い。
トーエン「火炎の中の魔人は何のために存在しているのですか?石英を変成する為に召還したのですか?」
魔法使い「一応そういうことで呼ばれたと聞いているが。」
トーエン「ってことはー夢見る石の製造には加担していないとー。」
魔法使い「いやいや。石英から変成したクリスタルを使って魔法の器。すなわち魂の器たる紫の石柱を製造しようと試みたのだ。」
トーエン「二度と出てくることができない魂の器である魔法瓶?それが夢見る石か?」
魔法使い「俺の憶測でしかすぎないがな。」
トーエン「夢見る石は、縛られし神に必要なもの。復活してすぐの贄とか~そういう類じゃないのかな。」
レッシュ「破壊すると中からいろいろ幽閉されていたものが出てくるのじゃ~ないのかな。」
トーエン「真なる夢見る石を破壊すると、過去何百年分かの歴代最強幹部の邪悪な霊魂ばかりが解き放たれてしまう。ってことだったはずだがー。」

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