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面倒

通りの真ん中をずんずん進んでいく冒険者達
三下の動く死体がコスプレしているような僧侶達は、レッシュが近づくだけで崩れ落ちていく。
周囲には塵が舞い上がったりする。
一部では、苦痛に歪むうめき声したりする。
僧侶は、回避するように避けていくので、勝手に道が出来ていく様な感じである。
対峙する冒険者達とカルシアスとヴァラン。
話を遮るように対峙する冒険者達。
周囲の民衆のことなどお構いなしである。
ヴァラン「これこれは、冒険者の諸君何用かな?」
カルシアス「邪神の道化、いいように煽動されているとも言える人達かな。」
ヴァラン「まずは、我の都合もあるので、香炉の数をふやして、もっと香を焚きなさい。」
カルシアス「それに気がついてもおらぬかもしれぬが~。」
トーエン「それは~辞めなさい。」
カルシアス「それをしないといけないこちらの事情があるのでなー。」
ヴァラン「手下をこれ以上減らされても困るという、切実な事情がある。」
チェルシー 周囲の香炉一つ叩き落とし、破壊する。香木は激しく燃えて、香りが急激に広がっていく。
チェルシーのやる気がちょっと落ちる。
カルシアス「我等は、住民の税が軽減できるように尽力しているわけだからー何が悪いのか?」
ヴァラン「住民には、いいことをしていると思うがね。」
トーエン「邪悪でなければね。」
チェルシー「貴方がたは、お金という税を軽減しているかもしれませんが、命という重税を課そうとしているではありませんかー。」
カルシアス「うぬぬぬぬ。」
トーエン「何故、この村を狙っているのですか?」
ヴァラン「狙ってなどはおらぬ。」
カルシアス「汝ら、邪神の眷属にいいように操られているのではないか?それにも気がついておらぬようだが。」
トーエン「治める気でしょ。」
ヴァラン「ふふ。」
カルシアス「小事に目が行っているだけ、大局を見ているわけではないようだな。」
トーエン「どうして、ここまで来たのですか?」
ヴァラン「困っている人達を助けに来たわけだよ。」
トーエン「嘘はよくないですね。」
レッシュ「嘘はわかるのですよ。」
ヴァラン「わははははははは。」
カルシアス「面倒な連中だな。」

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