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火災

燃え上がるカーペット。
どんどん延焼していく。
領主と司祭を担いでスラコラササッと逃げ出すトーエン。
レッシュ「これは~俺達の獲物だ~。」
チェルシー「余計なことは言わないのー。」どさくさ紛れて、銀の食器を料理ごと持っていく。
逃げ出す衛兵、民衆。
どさくさに銀の食器を持ち出すエリー。
仕方なくゲルミアの首根っこを掴んで逃げるレッシュ。
館から出て、城壁の中の屋外へと逃げ出す。
呆然と見ている衛兵達。動転して、消火まで頭がまわらない。
ほんの少しの衛兵達は、必死に井戸から水を組み上げて消火を始める。
暴徒達は、チェルシーをみならって、皿や調度品を持ち出そうとあくせくしている。
執事「家具を持ち出さないとー。」
暴徒達「承知した~。」そのまま持ち出して、担いで逃げてしまう。
エリー「それは、火事場泥棒。」
暴徒達「いいもん食ってるわー。」
とかもう大変です。
縛られた領主、司祭とゲルミアが放置されている。
だれも領主のことを気にしていない。
必死に消火にあたる衛兵達。
家具や食料はどんどん城壁の外へと持ち出されていく。
エリー「これはすべて、領主の人徳ですなー。」ソーセージをぽりぽり食べている。
レッシュ「どういう人徳だよ。」
しまいには、何もしていないのに
暴徒「領主を縛り上げたのは~俺だー。」と勝手な奴まで現れる始末。
トーエン「これではー双方には正義はないな。来年から領主の邸宅殴り込み祭りがあるんじゃ~ないかな。」
と消火作業には目もくれず、冒険者達は、捕虜三人を縛り上げて、城門から出てくる。
周囲では暴徒達は勝手に取り囲み盛り上がっている。
トーエン「領主の酒も抜けたかな。」
暴徒「やった~~~。これで領主は縛り首だー。」
トーエン  「あのー見方ではないんですがー。」
暴徒      「え~~~なんでー。違うのー。」
暴徒達    「同士~。」
トーエン  「違う。違う。見方じゃ~ないからー。」
領主      「うーー。頭がいたいー。」
トーエン  「この二人は、酒に酔ってるんでー。」
司祭      「酒はどこだー。」
トーエン  「酔いがさめないと無理~。ささー早く帰る~。話は明日~。」
と暴徒をはぐらかす。
と出てくると、村のあちらこちらでも火の手があがっている。
トーエン  「家にも火をつけちゃったの?」
暴徒      「商人とか金持ちの家とかー。」
市内からは怒号と歓声が聞こえてきます。
トーエン  「富が再分配されてよかったんじゃ~ない?」
チェルシー「私たちが言うこうは何もない。」
トーエン  「悪いことをしている者達は、必ずいるものだー。」
と話をしていると生ハム原木を担いで逃げていく奴がいる。
暴徒      「食料倉庫には、まだあるよー。」
レッシュ  「大盤振る舞いじゃ~。解散じゃ~。」
チェルシー「とりあえずー酒をぬかないとー。砂浜に埋めて、酒をぬかないとー。」
トーエン  「だからーそれは米糠につけて、毒を抜くであってー違うってー。」
そのころ、市内や領主の館の小火は鎮火した。
冒険者達は、ゲルミアを縛り上げて、木に吊るす。
そして、司祭、領主を背中合わせにして、ぐるぐる巻きに縛り上げて逃げないように固定する。
暴徒は、遠巻きにして様子を伺っている。
エリー ゲルミアを棒でつんつんしている。
トーエン「起きろ!ゲルミア!」

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