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アル中

トーエン「貴方がたの宗派は違いますが、マイドゥ神の司祭がおりますのでー治癒ぐらいはできますがー。司祭にお会いできますかな?」
係官「しばし待たれよ。」
と席を外す係官。
しばらくすると係官はもどってきて、しぶしぶ中へと案内をしてくれる。
田舎の城砦ゆえに、城壁の中の建物も、細工がいいとかそういう感じもなくそれなりである。
その中の一つへと通される冒険者達。
中には、小さなホールになっており、小さな祭壇と司祭と召使の居室がある程度の質素な建物であることがわかる。
当然、トイレ水回りは、この建物にはない。共同の井戸を使っているにすぎない。小高い丘の上という立地条件から、水は貴重品である。
居室に入っていくと薄暗い部屋の中にげほげほいいながら、臥せっている老人が一人。
レッシュ「マイドゥ神の司祭のレッシュと申します。」
司祭「こんな老人に何かようかの?げほげほ~。」
トーエン「あんた~司祭ですよねー。(とっても~そうは見えないのだがー。)」
司祭「もう寄る年波にあがうなうことはできないのだー。もう死んじゃうかも~。」
トーエン「概ね『もう死んじゃうかも~』と言っている奴に限って死なない。」
司祭「最近、何を食べてもおいしくなくてのー。」
トーエン「それは、腹が減っていないからだ。腹が減っていればー大概おいしいもんだー。」
レッシュ「そういうもんか?」
司祭「最近不安ごとがおおくてのー。」
といいつつ、瓶を取り出し、一杯ごくりと飲んでプファ~とひと息ついている。
チェルシー「アル中では~。(;^_^A」
エリー「就寝時無呼吸症候群とか~。」
司祭「手のひらが真っ赤になっるー。うーーーー。」
レッシュ「手掌紅斑ってやつですかねー。どれどれ 手のひらの周りが、鮮やかに真っ赤に、指のつけ根、指の先などで、とくに親指のつけ根、その反対側の小指のつけ根の下のふくらんだところなどが赤くなっているではないですかー。顔色も黄土色だしー。これは肝臓が病んでますな。」
司祭「最近不安で不安でー。げほげほげほ~。」
といいつつ、瓶を取り出し、一杯ごくりと飲んでプファ~とひと息ついている。
レッシュ「それは~酒の飲み過ぎですー。」
酒の入った瓶を取り上げるチェルシー。
レッシュ「貴方に聞きたいことがあって来たのです。」

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