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質問

トーエン「この町から、北へと旅立った者達がいましたよねー。」
老人「そうそうおったおった。」
トーエン「神の神託を受けて、向かったんですよね。それは誰が伝えたのですかね。」
老人「それは領主様じゃ~。」
トーエン「うーむ。法の神の神託がかり~信憑性が怪しくなってきたぞー。」
老人「なななんですとー。」
トーエン「これって単なる人集めの一環だったんじゃ~ないのか?」
老人(絶句)(;^_^A
老人「あんたら~ここに何をしにやってきたのかねー。」
トーエン「法の神の神託を受けて旅立った若者達が命を無駄にしようとしているのでー理由を尋ねにきたのです。」
老人「なんてーこったー。聖戦の詔があって、皆は出て言ったのだ。」
トーエン「領主は?」
老人「彼らに食料を送らないといけないってことでー。」
チェルシー「だから~増税するとー。」
老人「そういうことだ。食料を供出せよと言われるし、税金もあがるしー。みんな困っておる。」
チェルシー「そりゃ~大変だ。」
トーエン「領主の言動はどう?」
老人「神託があってから~聖戦といいだして~それは、大変だー。」
トーエン「領主に角が生えたとかー牙が生えたとかーそういう話はありませんか?」
老人「そういうのはーないねー。あるわけなかろう。」
トーエン「首筋に鱗があるとか~。」
老人「ないて~。」
チェルシー「領主は、信心深かったのですか?」
老人「そんな話はひとつも聞いたことがない。おらっちの生活は慈善団体ちゅー人が食料を配ってくれているのでーまーなんとかなっとるわー。」
トーエン「それって『人類繁栄の幸福教団』ですか?」
老人「奴らは宗教とか、信仰とか一つも言ってはいなかったぞー。事前団体って言ってたなー。あの方達は、儲かっている店がついているのでー気にしないでくれとーとは言っていたな。」
レッシュ「どこにいますかねー。」
老人「町中だよ。」
トーエン「妖しいなー。」
チェルシー「宿も探したい~。」
エリー「体も髪も洗いたい~。」
老人「民宿ぐらいしかないよー。」
チェルシー「温泉がいいなー。」
老人「飲むのかなー。」
老人と分かれてそそくさと町の中へと進んでいく冒険者達。
集落の中心部には「困っている時はお助けします。」となぐり書きの上りがいくつもあがっている。
慈善団体の人や住民が入り乱れている。
トーエン「こんにちわ~。エライ人いるかなー。」
慈善団体の人達を細かく見回すが、見知った顔はない。
トーエン「ちょっと質問がある。もし、俺がドワーフだったら~食料をくれるのかい?」
団体職員「いいや~。」
トーエン「もし、俺がエルフだったら~食料をくれるかい?」
団体職員「水をあげるだけだねー。それでなんとかなるだろー。」
トーエン「貴方達は、『人類繁栄の幸福教団』の人ですか?」
団体職員「いいや~なんのことだかーさっぱりー。」

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