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遭遇

10月3日
向こうから、見たことがある荷馬車一団が迫ってくるのが見える。
トーエン「はて?見覚えがあるぞー。」
荷馬車には、「人類繁栄の幸福教団」というのぼり旗がはためいている。
行く手を遮るように街道に降り立つトーエン
トーエン「人類だぜ。」
荷馬車は止まる。
御者「先急いでいるもんでー。なんですかー。」
トーエン「幹部はいないのー。」
御者「そういう人は、いないんですがー。」
トーエン「ベクナの神託をうけているとかー。」
御者「私には、なんのことや~ら~さっぱりわかりません。」
トーエン「嘘つくな~。」
御者「貴殿のいっていることがーなんのことや~ら~さっぱりわかりません。」
トーエン「ひょっとして~末端の構成員?」
レッシュ「では、あなた方の代表者は?」
御者「私なんですがー。」
他にも農夫まるだしの雇われている人達が怪訝な顔をして集まってくる。
レッシュ「ではー貴方達は、どこから来て、どこに行くのですか?」
御者「この先のラスターの町から、街道の先にいる血気盛んな騎士達に食料や物資を運べと言われて、その仕事をしているだけなのだが~。」
レッシュ「誰からの指示でー。」
御者「ラスターの商人からの頼まれものだよ。」
チェルシー「剣やら槍が1本描かれた旗を掲げる人達かな。」
御者「そうそう。」
トーエン「貴方達は、『人類繁栄の幸福教団』を信用していますか?」
御者「いや~。仕事があって、日銭が稼げるからね。」
トーエン「そういうことならーいいんでしょう。」
御者「それなりの生活ができるからねー。しんどいけどーま~それなりに報酬があるからねー。」
レッシュ「富の神マイドウを知ってますかー。」
農夫「それは~ここいらーよりもっと裕福な人達の神だろー。土地の痩せたこの地には、加護なんかーきていないと皆は思っている。」
エリー「すさんでるー。」
農夫「信じている奴は、すくいねー。」
農夫「そうそう、もっと裕福な生活ができていたらねー。ここは、貧粗な生活だけどー。何もないからー他から狙われることが少ないということだけかなー。」
御者「そう土地はすさんでいるけど、心までは、あんまりすさんでいない。それだけだー。」
農夫「ほんとかねー。」
トーエン「がんばれ~~。そうそう、新鮮な野菜がほしいなー。」
農夫「酢漬けの野菜しかないぞー。」
チェルシー「果物はないのー。」
トーエン「そうそうハーブがほしいなー。」
農夫「そこいらーの雑草でもとってろー。」

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