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呪い

冒険者は、この地に立っているだけで萎えていく感じがする。
*外神殿の中をうろうろしている時と同じような嫌な感じと冷気を感じる。
トーエン「いったい暫くいない間に何があったのですかー。いきなり幽体ってそんな簡単にいかんでしょう。」
*アンデッドの効果をあまくみています。
呪われた兵士「速やかにこの場所から、立ち去れ~。」
トーエン「え~~そんなことをいわれても~。お前には、逃げろとちゃんと言ったではないかー。ここは危険で戻るべきではないとー。」
呪われた騎士「その通りだった。」
トーエン「なんで、ここで地縛霊になってるのー。」
呪われた兵士「戻ってみると大変なことになっていたのだ。」
トーエン「じゃ~そのことを話みなさい。」
呪われた騎士「我等はここに帰還した時、すでにここは廃墟になっていた。
『警告!汚染地域の為立ち入りを禁ずる。無視する者は、命の補償はできない。』
という看板を無視して、我等はもどってきたのだ。白髪の大僧正が取り残されて一人残っていた。」
呪われた兵士「最後にまだ残って、撤収しようとしていた民は、荷造りをしつつも大僧正を罵倒していたがな。」
呪われた騎士「何を聞いても知らぬ。存ぜぬでは、遠征に出向いた同胞の死に納得がいかない。」
呪われた兵士「大僧正は、何もしていないとまで言った。」
呪われた騎士「怒りにまかせて、刺し殺してしまったのだ。」
呪われた兵士「大僧正は、己への神への呪詛の言葉を呟いたのだ。そして、『破滅を望む。』とまで言ったのだ。」
呪われた騎士「『神を呪詛するならば、その報いを受けなければならぬ。』と声がして、漆黒の帳がおち、風なき風が吹きあれて、我等は立つ事はままならず、皆崩れおちてしまったのだ。」
呪われた兵士「『それでは儀式を始めよう。』という声が聞こえたまでは覚えているが、」
呪われた騎士「『すがりつく者には、愛想がつきる。』という声もした。」
呪われた兵士「我等の神にすがり、悪態をついた時、神は我等を見限ったということだ。」
呪われた騎士「そうそう駄々っ子を放置する親ように離れて行った。それよりも酷いか。」
呪われた兵士「『汚職、贈賄、強欲の代償』という声もした。その結果がこの惨状だ。」

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