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帰還

トーエン「あまり頼りすぎるってのはよくないと思うですよね。」
チェルシー「これはー善意なんだからーと必ず言わないとー。」
トーエン「ここまでこれたのもーダーザの窯のおかげというかー。」
難民「僧侶さま~。お腹すいたー。」
難民「お金なんか~誰ももってないー。」
エリー「まだ、馬車で十日から二週間はオースまでかかりますよ。」
難民「まじかよー。」
トーエン「ならばー空飛ぶ魔法の絨毯で一週間ぐらいかー。往復しては身も蓋もないか~。」
エリー「いやいやちゃんと歩いてくれれば~そうはならないはずですけどー。」
レッシュ「ここいらでバイトしたらー。」
トーエン「全員がバイトしたらー客より多くなっちゃうよ。」
レッシュ「転送の絨毯をつかえばー。ちょっと早くなるぞー。」
トーエン「帰還したら~一人当たり金貨一枚ぐらい金はらえよー。」
仕方なくほてとほてと歩いていく。
9月28日
オースに戻ってくる。廃墟になっている。
ドワーフの城砦まで行ってみる。
城門から先へは、何を言っても通してはくれない。
冒険者の背後には、飢えたる難民が230名ほど従えている。
折角収穫したものをすべてを食い散らかすほどの勢いがある。
番兵「オースの町に帰った帰った。ここは人間のくるところにあらず。信用ならぬ。」
チェルシー「オースに戻るしかないかー。しかし、絨毯を回収しないとー。」
トーエン「絨毯をかえしてくれ~。」
番兵「いやいや~あれは、神殿の奪回作戦に使わせていただく。返すつもりはない。」
番兵「お前はだれだー。」
チェルシー「お前ではだめだー。話のわかる奴をつれてこいー。」
番兵「しらぬなー。」
トーエン「じゃ~。トロレスをだしてくれ~。」
トロレス「なんだいなんだい。」
トーエン「絨毯をかえしてほしいのだがー。」
トロレス「返してもいいけどーここにしか戻ってこれないぞ。」
トーエン「そうそう。帰ってくる場所のマークをすべて集約しただけでー。」
トロレス「そうそう。その通り。」
トーエン「そのかわり、難民の食事を当面面倒みるってどうかな。」
トロレス「所有権を主張しないということになるのかな。」
チェルシー「そのかわり、難民を労働力として使ってもよい。」
トーエン「当然、その分の対価である賃金報酬は払っていただきたい。なんなら~一筆したためますけどー。」
トロレス「ならばー承知しよう。」
トーエン「なんとードワーフ達が君たちの面倒を見てくれると申し出てくれたぞ。」
歓喜の難民達。
トロレス(;^_^A
トーエン「ついでに馬車を買い取ってくれ~。」
トロレス「そんなのいらないよー。」
トーエン「じゃ~馬車と馬をおいていくから~使ってくれ~。」
喜ぶ難民
その場をすたすたと出て行く冒険者達。
しばらく離れてから~空飛ぶ絨毯で飛び去るのであった。

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