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次へと

ヴィスター「無料で薬をくばって、ふらりと現れて、そのまま去っていくということらしいが~。」
チェルシー「素性はわからないの?」
ヴィスター「おばさんぐらいにしか思っていないが~。」
レッシュ「ふしぎに思わないのか?」
ヴィスター「そんなの気にしていたら~身が持たない。善意の行動をしている人達はいろいろといるからね。」
チェルシー「なんらかの利益を得る為に行動しているようです。町外れの向こうにテントをかまえて、その中に魔方陣やら動く死体を護衛に配置しているなんて話はご存知ですか?」
ヴィスター「そんなのー初耳だし。よくわからん有象無象が多すぎる。布教団体の事前活動が多すぎる。とほほほほ。」
と困り顔。
チェルシー「どうやら~ヴィスターくんは、食料問題で頭がいっぱいのようだ。」
トーエン  「地位や位を放り投げて、どうして、あの環状寺院跡にこだわるのか?」
ヴィスター「気がついたら、能力が無くなっていたまでのこと。」
トーエン  「信心が薄れたのでは?」
ヴィスター「正面正攻法では、被害が甚大すぎる。あれでは心が折れるよ。空に向かって悪態もつくさー。奇麗事では、護ることができないこともある。そう悟ったまでのこと。」
チェルシー「ふつーの戦士ですね。」
トーエン  「それでは、能力なくなりますね。それは、ほどほどにしておいたほうがよいかとー。」
チェルシー「志は高くもっていくつもりだ~。」
トーエン「入り口の門を護るのは、巨人は一体だけ?」
ヴィスター「それから先はわからない。行ってないわけだしー。」
トーエン「遠征するのは、もう辞めておいたほうが~いいんじゃないの?」
ヴィスター「ドワーフ族達は、がんばると言っているしー。しかし、彼らは内輪もめをしているのでー話がいっこうに進展しないー。」
トーエン「それを言い出したら~エルフだってよくやっているではないかー。あの森は違うとか~。」
ヴィスター「それはふつーにあるねー。」
トーエン「似たようなものでは~ないかー。」
レッシュ「先に解決すべきは、マラクラの案件だが。」
トーエン「しかし、マラクラ再見にまでは~まだ時間がある。ならば、次の「人類繁栄の幸福教団」にでも行ってみるとしよう。見知った顔があるはずだー。」
テントを退去して、周囲を見渡して、いろいろと探し回る。
焚き出しをして、食料を配っているところにどかどかと入っていく。
「人類繁栄の幸福教団」とタスキをかけて活動をしているようだ。
人が集まっていることに乗じて、布教活動をしている。
この人ごみの中で、
「人間が今がんばるときなのです。人を助けるのは人です。がんばりましょう。仲間になりませんか?」
パンやワインをひたすら配っている。
トーエン「お久。この前は、どうも~助かりました~。」とフレンドリーに声をかける。
初見なので、固まってしまう活動員。
トーエン「あの~エライ二人いる?」
(・_・)になった活動員。
お香が焚かれているテントの奥へとしなしなと入っていく。

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